箱根外輪山(桃源台〜丸岳〜金時山〜明神岳〜宮城野)
- GPS
- 07:30
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,441m
- 下り
- 1,717m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
小田原駅東口から7:30発桃源台行きに乗車。満員。この時間の往路は箱根湯本ではなく小田原で乗車するのが良さそうだ。一方箱根関所跡行きはガラガラ。 桃源台には8:25着。1200円。 ◆復路 宮城野16:56発の小田原行きに乗車。休日の箱根は渋滞する印象が強かったが、時刻表通りに運行されていて驚かされた。17:10 箱根湯本着。220円。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 特に危険箇所は無い。 ◆下山後の温泉 宮城野の勘太郎の湯に立ち寄った。(1000円) |
写真
感想
昨年12月に海ノ平から湖尻峠までを歩いたが、残る長尾峠から丸岳、乙女峠を経て金時山、そして明神ヶ岳へと続く稜線が箱根外輪山での僕の未踏の部分となる。ここを繋いで行くことが主目的の一つ。
ここのところ好天が続いているけど春霞が掛かったような日が多い。この日もそんな感じで期待はあんまりしてはいなかったが、バスの車中で仙石原からくっきりと富士山が見えた。
小田原では満員のバスだったが9割方は仙石バス停で下車し、桃源台まで乗車したのは1人。桃源台からは湖畔をキャンプ村を横断して湖尻の水門に至る。そこここにサクラやコブシが咲いている。風も無く快晴で穏やかな天候で外ですごすには絶好の日和だ。
早川を渡り箱根湖畔ゴルフコースの入口脇から登山道が始まる。ここでそれまで着ていたウィンドブレーカーと長袖シャツを脱ぎ、ハイキングポールを取り出し、登りに掛かる。急登が続くが、茅戸のトンネルような登山道で陽射しを防いでくれるので余り暑くはならない。標高で100mも登るとだんだんと眺望が良くなって来る。芦ノ湖が眼下に広がる。ここから先は芦ノ湖からは遠ざかる方向だし、芦ノ湖が一番近く、広がる感じで望めるのはこの登りからかもしれない。
20分ちょっとで外輪山周遊のハイキング道に出合う。ここから青空が見えるまた気持ちの好い茅戸ののんびりとした径が延びている。三国山辺りは樹林が濃くて展望が余り良くなかったが、左に愛鷹山から富士山が見えたり、右に芦ノ湖と箱根の山が見えたりと飽きが来ない。富士山は残念ながら頂上付近に雲が巻き付いていて期待した眺めにはならなかった。展望所の分岐から1050m位まで急に標高を上げるがそれからはゆったりとアップダウンを繰り返し、1044.9mのピーク、長尾峠を越えて無線中継所がある丸岳に至る。ここまでは出合った人数を数えていたが、ハイカーが4人とランナーが4人とランナー比率が高かった。確かに気持ち好く走れる径だ。乙女峠に向かうと段々と出合うハイカーが増えて来てもう数えるのは諦めた。走るなら乙女峠から海ノ平に向けて走る方がすれ違いが少なくて快適そうだ。
乙女峠で小休止と思っていたが着いてみるとすごい人ごみでそんなスペースは無く、長尾山まで行くことにした。ちょうどバスの到着に合ってしまったみたいだ。長尾山で軽食休憩をして金時山に向かうとその山頂はまた一層すごい混み具合。都会の駅と同じような人口密度になっている。まあ僕もその構成要素の一員になっている訳だけど。仙石から登る人が多いようで仙石原分岐になる矢倉沢峠まで渋滞が続く。矢倉沢峠を過ぎるとめっきりとハイカーが減り、外輪山の西側と同じような雰囲気になる。
仙石原から見ると金時山と明神の間のギャップがきつく見えるものだが、矢倉沢峠から3つのピークを越えて明神ヶ岳に至るそのルートは実に気持ちの好い勾配に終始した笹原の一本道。振り返ると金時山が険しく聳えているが前景の茅戸の原と対照的な景色を作っている。ピークを2つ越して下って行くと樹林の密度が濃くなって植生が変わった雰囲気になる。火打石岳は三角点を巻いて行くがここまで来ると明神は指呼の間合いで見える。遠目には判然としなかったが頂上稜線の直下が激しく崩壊している。
明神ヶ岳には14:37に到着。ここから明星ヶ岳経由で塔ノ峰から下ると4時間位掛かる。明星ヶ岳から宮城野に降りると2時間半。どうしようかと少し考えたがこの先は歩いたことがあるし、早く降りて一風呂浴びて明るいうちにビールを呑む方が有意義と結論を出し、宮城野に下ることとした。この下り径はずっと暗い径が続き、民家が見えるようになると一層に湿った径になる。余り暗くなってからは通りたく無いルートだなと思いながら細道を下って行くと舗装路に出合う。ここからはバス停を指し示す道標に従って細かくジグザグを繰り返しながら国道に降りて行く。振り返るとあちらにもこちらにもと言った感じで明神ヶ岳の標識がある。そのまま道標に従って早川の向こうの勘太郎の湯に直行し、温泉で汗を流し、筋肉をほぐし、ビールを味わって帰宅の径に着いた。
好天にも恵まれて未だ踏んでいなかった外輪山の縁を歩くことができ、富士山はバッチリ見えた訳では無いが満足できる春の一日を過ごすことができた。
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