平標山
- GPS
- 09:03
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,077m
- 下り
- 1,062m
コースタイム
天候 | 曇。稜線では北西の風がやや強くガスの流れが速かった。 平標山から山の家へ下山途中、強雨、雹が降ったが30分ほどで止んだ。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
当日は湯沢からレンタカーで登山口まで。 下山後は駐車場から10分足らずの三国温泉に宿泊。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありませんが、登山口から松手山までは急登と段差の大きい階段が連続します。 松手山からは稜線歩きで、7合目くらいから再び急登になります。 その先は緩やかなアップダウンを繰り返して山頂に至ります。 |
その他周辺情報 | 湯沢町には多数の温泉宿やホテルがあります。 登山口近くにも三国温泉など温泉がたくさんあります。 日帰り入浴施設は道の駅みつまたに隣接して街道の湯がありました。 |
写真
感想
久しぶりに標高の高い山に登って来た。上越は雪が深く、標高の割に高山の雰囲気があり、スケールが大きく、どっしりした山容の山が多い。
中でも今回登った平標山は初夏、沢山の高山植物が咲く花の山として首都圏で人気の山だ。
関西から交通機関を使って行く場合、東海道と上越の新幹線を乗り継いで、4時間弱かかる。今回は越後湯沢に前泊して、早朝出発して駐車場に行き、7時前に登山を開始した。
松手山コースは良く整備されているが、段差の高い階段と急坂が連続するので登り始めは息が上がる。林内にはガスが立ち込めて幻想的ではあった。標高1410mにある鉄塔付近は緩やかだが、そこから松手山まではブナ林の中の急登が続く。松手山の手前から行く手に稜線とその先に平標山の山頂がガスの切れ間から見え始めるので、気分が軽くなる。
松手山からは稜線通しのコースを進む。登山道脇にはミネザクラなどが咲いていて疲れを忘れる。
7合目を過ぎ、9合目の上まで急坂だが小刻みにジグを切ってあり、木製の
階段もあって、比較的登り易かった。
8合目と9合目にハクサンイチゲの群落があり、丁度咲き始めた所で非常に綺麗だった。
山頂が近づくと、シャクナゲが連続して群生していて、花は終盤ながら見応えがあった。
山頂から仙ノ倉山に向かって下った場所のお花畑には、ハクサンコザクラやミネズオウが咲いていたが、ハクサンイチゲが咲き揃うのは少し先になりそうだった。
仙ノ倉山まで行く予定だったが、天候が怪しくなってきたのと、足に疲れが出たメンバーが居たので、お花畑から引き返して平標山乃家に向かって下山した。
下山し始めて間もなく雨が降り始め、徐々に雨脚がつよくなり、雹まで降る荒れた天気に急変したので、仙ノ倉山に行かなくて良かったと胸をなでおろした次第だ。30分余りで雨は止んだ。
残雪は2ヶ所あったが、アイゼンなどは不要で、踵を雪面に蹴り込んで下ったが、油断するとスリップの危険はある状況だった。
仙ノ倉山〜谷川岳の主脈はガスが抜けず、展望を得ることはできなかったが、山之家のベンチで仙ノ倉山の大展望を楽しみながら昼食は最高だった。
休憩後、平元新道を下山した。こちらも良く整備され、山腹には広大なブナ林が広がる素晴らしい環境だった。
標高が下がるとカラマツ林となり、そこではエゾハルゼミの大合唱だった。
山之家から1時間30分で林道に降り立ち、そこから約1時間で駐車場に帰り着いた。
林道周辺も素晴らしい林が広がって気持ちの良くクールダウンが出来た。
今回は足腰の故障上がりのメンバーが2人いたので、スローペースで歩いた。下山時、メンバーの一人が足の踏ん張りが利かなくなったので、更にペースを落とし、休憩を多く取った。
時間はかかったものの、他のメンバーの理解もあって、無事下山できたので、何よりだった。
反省として、多少でも不安要素がある場合、2000m級の山に登るのはリスクが大きいと感じた。
以下は平標山から平元新道を下山する際に林相がブナからカラマツに変わった所で聞いたエゾハルゼミの大合唱です。
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