薫風の甲相武国境 上川乗〜笹尾根〜生藤山〜陣馬山


- GPS
- 07:30
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,221m
- 下り
- 1,422m
コースタイム
8:43 階段を含むジグザグ急登を終えたところの祠の前で休憩。
8:45 出発。これ以後、花と新緑を撮影するためあちこちで小休止。
9:20 浅間峠着。9:25 出発。
10:15 熊倉山山頂着。10:20 出発。
10:37 神社着。富士山見えず。10:40 出発。
10:53 三国山山頂着。10:58 出発。
11:05 生藤山山頂着。11:10 出発。
11:27 茅丸山頂着。11:30 出発。
11:45 連行山通過。
12:45 醍醐丸通過。
13:17 和田峠着。13:20 出発。
13:43 陣馬山山頂着。遅い昼食休憩。
14:15 出発。栃谷コースへ。
15:04 栃谷集落最上部の大室山を望む展望地着。
15:14 車道に出る。
15:40 陣馬登山口着。15:54、藤野行バス乗車。(終了)
天候 | 晴れときどき曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:神奈中バス陣馬登山口からJR中央線・藤野駅へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なところはとくにないのかも知れませんが、生藤山から醍醐丸へ続く稜線はところどころ、岩場っぽく非常に急な下り坂ならびにヤセ気味の尾根があり要注意。私はヘタレにつき結構恐かったです (汗)。巻き道もありますので、面倒になった場合や雨天時などは利用価値大。 |
写真
感想
今年のスギ・ヒノキ花粉は少なめ。ということで、花粉症人間としましては「普段楽しみたくても楽しめない桜と芽吹きの山を、こういう年だからこそ楽しまねば」と思い、他の趣味をさておいて、なるべく頻繁に山に行くようにしていたのですが、そんなシーズンの締めくくりとして、神奈川県の最北端である生藤山に狙いを定めてみました。
かつて20代の頃に山登りをした際には、「少なくとも1000数百mなきゃ山じゃないだろ」という偏見ゆえに丹沢と奥多摩を訪れてばかりで、その中間にある中央線周辺の山はまるで眼中に無かったのですが (嗚呼ワカゾーの偏見 ^^;)、昨年秋に初めて奥高尾から陣馬山に到達し、眺めの良さと穏やかな雰囲気に感動……。とくに、陣馬山の真西にある美しい稜線を眺めて、「なるべく早いうちにあそこを歩かなければならぬ。自分が育った相模国の最北端一帯をきわめなければならぬ」と誓ったのでありました (笑)。そしてこの春は三浦半島の大楠山、湯河原の幕山を歩き、相州の東南・西南の峰を制覇 (というほどでもないか) しましたので、この勢いで相州の北端も制覇し、季節柄まさに絶頂と思われる新緑にどっぷりと浸り、カメヲタとしてネイチャーフォトごっこを楽しもうと思ったのでした。
個人的な今回の山行の縁起はさておき、ではルートをどうするか? 生藤山に単に達するのであれば、和田界隈を拠点に周回または往復するのが一般的なのでしょう。しかしそれではイマイチ面白くない……(^^;)。やはり、「あちら側の別世界から、変化に富んだ世界をひたすら歩いてこちら側に抜ける」というロマンを加えたいものです。あ、これは昔、バックパッカーをやっていたからなのですが……(汗)。
そこで、今回は起点を檜原村の上川乗とし、林相の美しさと静けさが素晴らしいとされる笹尾根(三頭山から槙寄山までは20代の頃に歩いたことがあり、感激しました)の東端部から生藤山に達し、さらに陣馬山に達することができれば、新緑・稜線アップダウンによる脚力鍛錬・陣馬の大展望……といった変化を楽しみつつ、距離的にもかなりボリュームある山行になるだろうと目論んだのでした。実際、構想した通りに歩いてみますと、前日未明までの大雨のために稜線のミツバツツジやヤマザクラがほとんど終了していたのは残念でしたが、本当に心に沁み入る新緑のシャワーの中をのんびり歩くという、極上のプチ山旅となりました♪
それもそのはず、このルートは「関東ふれあいの道」となっているのですなぁ……(但し和田峠からは陣馬高原下へ)。もっとも、浅間峠から生藤山を経て醍醐丸に至るまで、ルート初体験の人間にとっては「マジかよ……」と思うほどのニセピークの連続で、「やれやれ、やっと登ったぞ」と思ったらさらに続きがあったり (滝汗)、折角登ったと思ったらすぐに下ってまた登り……ということで、意外な展開の連続に翻弄されもしましたが、まぁそこらへんはもう諦めて(笑)、無心にして新緑を愛でながら歩みを進めたのでした。この結果、決して焦ったりすることなく絶妙なペース配分で歩き続け、和田からのバスにもうまく間に合い、藤野駅までのイヤな車道歩きを省略できましたので、総じて個人的には文句のつけようのない山行となりました。黄金週間中ですが平日ということで、人出も非常に少なかったですし……。
陣馬山でうどんを食べた際、茶屋のお姉さんから「今日は富士山が見えなくて残念でした……」と言われましたが、個人的には陣馬山も含めて新緑三昧に浸れてとにかく満足ですので、富士山が見えないとしても全然OK! 丹沢や奥多摩、それに大菩薩方面はバッチリ眺めましたし……。まぁ、残雪たっぷりな富士山が終始見えればサイコーであることは言うまでもないでしょうが、まぁこれはまた登れば良いことでしょう (笑)。
以上、ご覧頂き誠にありがとうございました。
はじめまして bobandouさん
若芽いっぱいの笹尾根後半の富士見ロード。いいですね
いつ訪れても静かな山歩きの楽しめる大好きなコースです
よく訪れるのですが、新芽吹き出るこの季節もいいですね。
たくさんの若葉の香りいっぱいの写真をありがとうございました。
takaoku
素敵なお写真ばかりで、
マイナスイオン浴びたような幸せな気分になりました。
新緑の緑は格別ですね!
同じ道を歩いてみたいなあ 。
おはようございます、こちらこそはじめまして、ご覧頂き誠にありがとうございます!
笹尾根の生藤山寄りゾーンは今回初めて歩いたのですが、南面に植林があるのはさておき、本当に素晴らしい広葉樹の原生林が広がっており、しかも新芽〜新緑絶頂でしたので、歩みを進めて森の見え方が少しずつ変わるごとに「サイコー!」と叫んでしまうほどでした (笑)。実際、平日は全然人がいないからこそ叫んでもOK……。上川乗でバスを降りたのは私一人で、この後軍刀利神社の奥宮に着くまでの2時間半ほどのあいだ、森林管理の方1名とすれ違っただけで、一般の登山客は全く見かけませんでした。
そんな静かで素晴らしい森の新緑の雰囲気を楽しんで頂けたということで、本当に嬉しく存じます。来年は浅間峠から西に向かって歩こうと早くも思案し始めております (笑)。
こんにちは、こちらこそはじめまして、ご覧頂き誠にありがとうございます!
写真からマイナスイオンを感じた気分になって頂けるとは……少々照れくさい気分です (笑)。
写真を撮るときには、風景や木々・花の方から「撮って♪」とメッセージを送ってくれますので (カメヲタを長年やっているとそんな感じです ^^;)、それに促されるままに撮っているのですが、素晴らしい新緑に気分上々だったからこそ写真も良い感じに撮れたのだろう……と思っております。
このルートは、関東ふれあいの道にもなっていますし、自分で歩いて楽しかったことからして大いにオススメできますが、まぁ小刻みなアップダウンがツラいうえに距離もそれなりにありますので、巻き道・短縮(「山の神」から和田に下山し、醍醐丸と陣馬山はカット)などの選択も良いのかも知れません。私も、生藤山〜連行峰の思いのほか面倒臭い道を歩いたあと、陣馬山は省略しようかなぁ……と思ったのですが、結局余力がありましたので陣馬山も登ってしまいました。プチ山行のフィナーレを飾るという点では、陣馬山は最高の展望台ですし……。
はじめまして!
写真が上手なので、見入ってしまいました
何度か出会った花、みごとに弾けていた花は、イカリソウかな?と思います。
私も12月に同じコースの逆行したのですが、やっぱり花の季節はいいですね
こんばんは、こちらこそはじめまして、ご覧頂き誠にありがとうございます!
歩くペースがイマイチで、急坂やヤセ尾根で腰が引けてビビるというヘタレぶりの代わりに、写真には気合いをいれておりますので、お楽しみ頂けて嬉しいです!
花の名前につきまして、ご教示頂きましてありがとうございました! 早速ググッてみましたところ、たしかにイカリソウですね。本当に小さな花のくせに、余りにも特徴ある花のフォルムに加えて、結構強力な漢方薬でもあるとは、お主なかなかやるな……という感じです (笑)。
12月ですと、空気が澄んでいるうえに樹間越しの眺めもなかなか良さそうですね。個人的には、一度気に入ったコースは季節を変えてまた歩く派ですので (→余り新しいところを開拓しないという問題もありますが ^^;)、晩秋・冬……と再挑戦してみたいところです。
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