大菩薩嶺〜小金沢山〜牛奥ノ雁ヶ腹摺山周回の最後で助けられた


- GPS
- 06:10
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,090m
- 下り
- 1,096m
コースタイム
8:30 福ちゃん荘 唐松尾根へ
9:30 雷岩
9:55 大菩薩嶺 再び雷岩へ
10:55 大菩薩峠
11:25 熊沢山
11:40 石丸峠
12:10 狼平
13:00 小金沢山(昼食) 13:30
14:10 牛奥ノ雁ケ腹摺山 14:30
15:30 県道バス停(すずらん昆虫館)
あと5キロ地点で車に乗せていただく
16:05 上日川峠駐車場
天候 | はれ 富士山、南アの眺望がすばらしかった |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
第1、第2は満車で第3に誘導された。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上日川峠の長兵衛ロッヂから、福ちゃん荘、唐松尾根、雷岩へは非常に整備された道。 道幅も広く見晴らしもグッド。稜線は岩が多いが、特に危険箇所はない。 百名山の中では登頂しやすいこともあってか、ハイカーかなり多い。 雷岩から大菩薩嶺へは雪が残ってドロドロなので、スパッツがあるといい。 滑るし、細い部分もあるので注意が必要です。 アイゼンを付けるような雪ではないが、ストックがあると安心。 雷岩から介山荘のある大菩薩峠までは多くの人で賑わっていたが、 小金沢山へ向かうとハイカー激減。 残雪の多い樹林帯の登りで、段差の大きい所があり、 時には踏み抜くこともある。滑りやすいので要注意。 登りはアイゼン無しでもなんとかなりますが、下りの人はかなり大変そうでした。 石丸峠や狼平付近の草原歩きは、風が気持ちがいい。 なお、小鹿の亡骸が登山道に転がっている。 小金沢山〜牛奥ノ雁ヶ腹摺山一帯は秀麗富嶽12景で、秀麗な富士の姿を拝める。 歩く人がさらに減るが、テープもあり、トレースは明瞭。 アスレチック的な雪上歩き。 雪が緩いところや、カッチカチに凍っているところもあるので、 足元には特に気を付けて進む。 牛奥ノ雁ヶ腹摺山から林道に降りる道は、所々に距離などのヒントのない標識があり、 最近つけられたと思しきピンクのリボンがしっかりついているので、 進む方向は心配なし。誰にも会わず。 林道から県道への途中は、治山工事の行われている林道を通行するので、 工事作業時には通行に気を付けたし。 上日川峠へのバスは、1日5本。要時間チェック。 |
写真
感想
先週、東京に行った際、5月4日に神奈川県秦野市に行く用事ができ、
GWの連休を生かして、3日にそちら方面の山行しようと候補をチョイス。
近くの丹沢は日帰りは厳しそう。
天城山は、樹林帯を歩くので眺望はないし、シャクナゲのシーズンには早い・・・
今年は2014年ということで、標高2014メートルで注目の小金沢山、
さらに日本一長い山名で、しかも昔の500円札に印刷されていた富士山を展望したのが、
牛奥ノ雁ヶ腹摺山と知り、百名山の大菩薩嶺から縦走するという、
豪華三本立てのこのルートに決めました。
山小屋やエスケープルートがいくつかあるので、いざというときは大変心強い。
大菩薩嶺。
百名山の中ではアプローチしやすいこともあってか、ハイカーで大賑わい。
雷岩は、さえぎるものがまったくない状態で、富士山、南アルプス、八ヶ岳までの景色を堪能。
南アルプスはオールスター揃い踏み!
噂以上に展望がよく、大満足!!
すっかり写真を撮るのに夢中になっていました。
雷岩から先は、ところどころ雪の残る歩きで、足元に気を付けながら進みます。
足元をよく見ると、苔の上に小さい白い花を見つけることができます。
バイカオウレンがかわいく咲いています。
周回だと歩行時間も長くなるので時間配分に注意する必要があります。
普通の山歩きなら、問題なかったのですが、今回は気温がぐんぐん上がり暑かったこと、
雪の残る個所で足元に神経を払ったこと、これからの夏山トレーニングのために
12キロ背負っていたこと、休憩時間を長めにとったことなどで、予想以上に時間がかかってしまいました。
最終バスに間に合わず、上日川峠まで7キロの道を余計に歩く羽目に・・・
200メートルおきに標識があるので、ペース配分がわかりやすいし、
日没までには着けるだろうと、テクテク歩いていました。
しかし、地獄に仏。
私の姿をみかねて、1台の車が止まって、声をかけていただきました。
「上まで乗せてあげる」
新潟から来られたご夫婦。
渋滞で到着が遅れ、この日は福ちゃん荘に宿泊して、明日大菩薩嶺を登頂するとのこと。
2時間の山道歩きを覚悟していた距離を、わずかに15分で運んでいただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
最後の最後に、登山者の優しさに触れることができ、
今日ほど山歩きをしててよかったと思ったことはありません。
私も逆の立場になったら、誰かのお役にたって、恩返ししたいと思います。
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