北岳


- GPS
- 09:35
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,767m
- 下り
- 1,751m
コースタイム
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 8:04
- 山行
- 1:23
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 1:26
天候 | 一日目 曇り 稜線はガス&強風 二日目 早朝?雨 曇り→晴れ 上部は下山時はガスの中(その後晴れた?) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に通行に支障なし。 特別な注意が必要な箇所は無かったと思います。 |
その他周辺情報 | 白峰会館(温泉と食堂)利用しました。 |
写真
感想
北岳へ金曜日(24日)〜日曜日(26日)の2泊3日の予定で計画をしたものの、天候を考慮して行程を組み直し、最終的に現地での判断で1泊2日になりました。
色々と反省点の多い登山でした。
久しぶりの南アルプス登山を楽しいものにできなかった…
木曜日の15時30分で仕事を終えて出発。
最近は16時30分出発が基本になっていたので、1時間余分に時間を取った(いつも睡眠時間が確保できて居ないので)。
更に時短のために風呂と食事を高速のサービスエリア(パーキングエリア)で済ます事にした。
休憩無しで草津PAまで移動したが、トラックがたくさん走っていて思ったより時間がかかってしまった。
更にコインシャワーもトラックの運転手さんと思われる人達が沢山順番待ちしていて余計に時間がかかる。
地元で温泉に寄ってから高速に乗ってもそんなに変わらないか、寧ろ早いのでは…。
その後もトラックを追い抜きながら走って芦安到着が1時半頃。
夜中なので眠いのと何時もより追い抜きを頑張って結構疲れた。
タクシーの列に並ぶために4時前に起きて準備を始めたので、結局長時間運転と短時間睡眠でのスタートになってしまった。
これも今回の登山がうまく行かなかった原因の一つだと思う(毎度の事だけど…)。
一応行列には並んだが、タクシーは何社か撤退した?かなんかで3台くらいしか来なかった。
※数年前はもっと来てたと思う。
結局、僕の前の人までしか乗れなかった。
今年は混雑する日は最初からバスに行ったほうがゆっくり出来て良いだろう。
バスはスイカで支払いが出来たが協力金は現金払い。
乗車は椅子に座れる人数までにしているようだったので、前の方の一人座席に座ったほうが良さそう(荷物をすぐ横に置ける)。
広河原までだいたい1時間。
途中熊が居てかわいいとか声が上がっていたが、普通にこの林道を歩いていて出くわしたら絶望しか無いと思う。
それにしても、よくこんな林道作って維持しているなと思う。
広河原に到着し、準備を整えて出発。
なるべくゆっくり歩いたつもりが、同程度の装備の人を何人か追い抜いた。
ああ、ちょっと早いかなと思いながらもそのまま歩いて白根御池に到着。
荷物は重いがまだ元気だと思っていたが、やはり体には負担が大きかったと思う(スタート時点で体調万全では無いし)。
朝でもテン泊の受付をしてもらえたのでテントを設営。
南プスリザーブでの予約画面を見せなくても、氏名を伝えるだけで良かった。
テント場の札もコロナの関係で渡していないとのこと。
勝手に張っているテントの見分けとかどうするのだろう。
オススメの場所を聞いたら、皆さん丘の所から張られますよとのことだったのでそこに。
ちょっと木が近かったからか虫が多かった。
翌朝気がついたが毛虫みたいなのまでテントに入ってきていた…
トイレは冬期トイレを使用してどの事で男女共用のボットントイレが2つ。
きちんと掃除されているようだったしそんなに嫌な感じは無かった。
テント設営後、北岳山頂に向けて草すべりコースへ。
最初から急登で荷物を減らしたのに結構しんどい。
この辺から少しペースが落ちてきた。
長く続く上りをひたすら登っていき、ある程度登るとガスが出てきた(というかガスの中に突っ込んだのか)。
小太郎尾根分岐の辺りで風が出てきたのでソフトシェルジャケットを着た。
歩けない程ではないが、風が強かった。
辺りはガスで白くて展望も何も無かった。
足元の花等を見ながら歩く。
ハクサンイチゲを見るたびにこれは?と思うがこの辺には咲いてないよなと思い途中から気にしなくなった。
暫く歩いて北岳肩の小屋に到着。
工事中で木材の香りがしていた。
取り敢えず休憩と食事をしたいと思い受付のところへ。
ホームページだと宿泊者以外は軽食もテイクアウトのみと書いてあった気がしたけれど、中で食事をすることができて助かった。
うどんを注文、美味しかった。
本当はここで小屋泊したかったんだよなあぁと思いながらうどんを食べていたら、予約ないけど素泊まりできますかと二人組(だがそれぞれ単独らしい)が来て受付してもらっていたので、多少キャンセルもあったのかも。
ペットボトルの飲物を購入し、建築中の建物の横を通り過ぎて山頂へ。
ここからは所々風が非常に強く、たまに立ち止まってやり過ごした。
相変わらず景色は真っ白。
肩の小屋で休憩したもののあまり回復しておらず、足が重かった。
標高高い所も元々苦手でいつも初日は高山病になっており、それもあったのだろう。
山頂では風は余り強く無かった。
居合わせた方が写真撮影をしてくれたので記念撮影をした。
ここから少し下りて北岳草の群生地も行く予定だったが、体調を考えると登り返しが非常に辛いと思ったので(前に来たときに思ったよりキツいなと思った)ここで下山。
勿体ないけど仕方がない…
山頂〜肩の小屋までは相変わらず所々風が非常に強くてザックのベルトが風で目に当って痛かった。
眼球には当たってないと思うが、ちょっと視界がぼやけた気がした。
肩の小屋のベンチで座って少し休み、ストックを用意した。
個人的にストックを使っても余り楽に感じないが、転ばぬ先の杖ということで…
肩の小屋〜小太郎分岐までも登りと変わらずガスの中で強風。
特に見える景色もないので黙々と歩いて下った。
小太郎分岐で着込んでいた服を脱ぎ、草すべりコースを下る。
下りだから楽というわけでもなく、ここは同じような景色が長くてちょっと飽きる。
たまにガスが少し晴れて富士山が見えたりした。
どこの山からでも富士山が見えるとちょっと嬉しい。
あと少しで白根御池!という所まで来たが、自分的にはこういう所からが一番辛い。
物凄く気持が悪くなり、頭痛と吐き気がしてきた。
下り最後の斜面で10人位?の団体とすれ違う。
もう時間も14時を過ぎているのにまだこんな所?と思ったので、思わず「今から上に?」と声をかけてしまった。
白根御池に到着後は、取り敢えずトイレと給水を済ませてテントで寝転んでそのまま19時位まで動けず。
吐気は何とかなったが頭痛が酷く、食欲も無いし水すら飲みたいと思わなかった(流石にまずいと思って少しは飲んだ)。
仕事関係の電話もかかってきたが、出る気力も無く放置。
取り敢えずメッセージ等文字で後にしてと返事をするので精一杯だった。
メールを確認していると、明日予約している北岳山荘から(南ぷすリザーブ)天候悪化すると思われるのでキャンセル検討してね、という内容のメールが来ていた。
今日こんな状態だし明日で下山かもなと思っていたので、このメールを見て明日の下山を決定。
キャンセル手続きを行った(こういう場合はキャンセル料金かからなかった)。
19時頃何とか起き上がった後は簡単に食事を済ませてトイレと水の補給をして就寝。
まぁ寝られるわけもなく何となくウトウトしながら時間を潰したような感じだった。
暗いと落ち着かないので明かりを付けていたら虫が大量に来たので気が付いてから消した。
それでなくても虫が多かったので、こういうテン場に泊まるときは虫対策何か考えないといけないなと思った。
翌朝は早朝に雨音がした。
5時前に外に出ると少し日が差していた。
何となく今日は予報より天気がマシだろうなと思った。
取り敢えず朝食を食べて暫くしてからテントの撤収を始めた。
隣のテントの方は昨日北岳に登って今日も行ってみるとのことだった。
自分もせめて其れ位やっても良かったかなと思いつつも、昨日の調子の悪さを考えると普通に下山したほうが良いなと思って下山準備を進めた。
下山は途中登ってこられる方が多く、すれ違い待ちで何度が立ち止まった。
もう特に何も無いので黙々と下り、9時頃広河原に到着。
下山中は気温が高くて暑かった。
広河原では開山イベントの予行をやっていた。
今日はイベントのためにタクシーも使われているようで、一般が乗れるのは11時まで来ないらしかった。
10時発のバスで芦安に戻った。
芦安もクソ暑く、さっと片付けて白峰会館のお風呂に向った。
といった感じで、何かあまり楽しくなく達成感もない、ただ行ってきただけの登山になってしまった。
数年前に来た時が凄く良い思い出だったので、またそんな登山をしたいなと思って来ただけに、この失敗は結構辛い。
※冬の赤岳といい、最近自分一人の登山だとうまく行かないのが続いているな…
もう自分は登山駄目かなぁなんて思いもしましたが、帰り道に八ヶ岳や富士山を見たらゾクっとしたのでまだ頑張れると思います。
反省点はヤマレコの覚書(非公開)にでも書いておいて、また次に向けて対策を考えます。
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