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Yamareco

記録ID: 442914
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無雪期ピークハント/縦走
甲信越

記憶に残る山・御座山(栗生口から)

2014年05月06日(火) [日帰り]
 - 拍手
84mo10 その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:13
距離
5.2km
登り
809m
下り
820m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8:35栗生登山口-9:20不動の滝-10:30祠のピーク-11:20山頂11:50-12:20祠のピーク-13:00不動の滝-13:45栗生登山口
天候 曇り後晴
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
上信越道佐久ICより国道141号〜県道2号〜県道472号で栗生登山口までアプローチしました。林道は砂利の石が大きく4駆向き、普通2駆セダンだと帰りが少々怖かったです。GW最終日にも関わらず午前8時過ぎで駐車場(10台分)には自分達の他地元の方の車が1台のみ。
コース状況/
危険箇所等
マークや赤テープは少なめでしたが、ほぼ直登なので登山道はわかりやすかったです。祠のピーク前に高低差のある鎖場あり。祠のピーク後にいくつか凍結箇所がありますが、避けて歩けば登山靴のみで登攀可能でした。
am8:30。かなり奥まった立地にある栗生登山口。各地の山は大盛況であろうGW最終日なのに、ここは他1台のみ。
am8:30。かなり奥まった立地にある栗生登山口。各地の山は大盛況であろうGW最終日なのに、ここは他1台のみ。
拒絶感がすごい。
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拒絶感がすごい。
ガスの合間から太陽がうっすらと顔を見せた一瞬。
ガスの合間から太陽がうっすらと顔を見せた一瞬。
不動の滝も完全に融けています。
不動の滝も完全に融けています。
ガスが瞬く間に晴れた不思議な光景。
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ガスが瞬く間に晴れた不思議な光景。
ここの番人のような枯れ木。
ここの番人のような枯れ木。
天然の砦のような佇まいの大岩。砦の向こうはそれは凄かった。
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天然の砦のような佇まいの大岩。砦の向こうはそれは凄かった。
高度感があり、ビビりました。
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高度感があり、ビビりました。
急に険しくなる登山道。痩せ尾根を進みます。
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急に険しくなる登山道。痩せ尾根を進みます。
急勾配のアップダウン、険しさが増します。わずかな残雪、ぬれた岩、砂、落ち葉のスリップ要因に最大の注意を払いながら。
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急勾配のアップダウン、険しさが増します。わずかな残雪、ぬれた岩、砂、落ち葉のスリップ要因に最大の注意を払いながら。
緊張感あふれる登攀にここで一息。あと20分で山頂らしい。
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緊張感あふれる登攀にここで一息。あと20分で山頂らしい。
振り向けば八ヶ岳。
振り向けば八ヶ岳。
ついに山頂。雲海。なんでこんないい山がマイナーなんだろう?
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ついに山頂。雲海。なんでこんないい山がマイナーなんだろう?
金峰山方面。
不安定な立地で「ヤマネチ」に磨きをかける。
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不安定な立地で「ヤマネチ」に磨きをかける。
会心の山選びをしてくれた相方もガッツポーズ!
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会心の山選びをしてくれた相方もガッツポーズ!
ずっとここにいたくなる絶景。
ずっとここにいたくなる絶景。
下山。ガスがなければ下の方はこんなに穏やかな山でした。
下山。ガスがなければ下の方はこんなに穏やかな山でした。

感想

 GWという事で、各地の有名な山は大賑わいだろうと、あえて無名の山に向かいました。相方の山リサーチの結果、西上州の名山らしい御座山へ。前夜は上信越道佐久PAへ車中泊をしましたが、その時点で大雨。
 当日は雨は上がったものの、登山口まで来るとかなりのガス。駐車場には車も他1台のみ。実に敷居の高そうな拒絶感たっぷりの状況ですが、なぜか気分は盛り上がっていきました。

 登山道は概ね明瞭、テープやマークは少ないものの、間違えそうなポイントで「登山道→」という標識があり、助けられました。不動の滝まではさほどの困難もなく、落ち葉と浮石に気をつけながら淡々と進みました。
 不動の滝を過ぎた辺りで空気が流れ、ガスがみるみる消えていく不思議な光景に遭遇。他の登山客もおらず、自然にいい意味で翻弄されている感覚がたまりません。

 ここからはジグザグに森の中を急登。かなり登った突き当りに大岩が砦のごとく立ちふさがっていました。簡単には上に行かせてくれないだろうという直観が後ほど的中しました。

 まずは鎖場。足場はあるものの、ツルッといくと結構な高さを落ちてしまう高低差があり、怖さを感じました。降りる時のことは降りる時に考えよう。鎖場を終えると凍結箇所も。なるべく避けながら慎重に進み、祠のあるピークに到着。
 そこから一度一気に降下し、狭い尾根道を進みました。まだまだ斜面には木々が生えていて何十メートルも滑落する事はないでしょうが、左側は木も少なめでスリルがありました。短いコースながらなんと険しい山な事か。そしていよいよ前方に御座山山頂が見えてきて、嫌でも気持ちは盛り上がりました。

 登山口近くとは別人のような様相のルートを進み、鞍部を経て山頂へ。まず避難小屋が見えてきますがそのすぐ左に山頂がありました。バーっと視界が開け、金峰山山域・八ヶ岳山域がきれいに見渡せました。浅間山方面・北アルプスはあいにくの雲に遮られたままでしたが、晴れている日や冬場の山頂からの展望はとんでもないものだろう事は想像できます。この日は快晴ではないものの、雲があるおかげで雲海が見られ、それがこの御座山の険しさ、厳しさを一段と演出していました。ずっとここにいたいと思わせる独占状態の山頂。こんなに名残惜しい山は久々でした。
 最後に、この人出の多いタイミングでの山行に向けて御座山を調査、選択してくれた相方の好判断に感謝!

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コメント

教えて下さい。
はじめまして。
5月17日に御座山行きを計画している者です。
粟生から登る予定なので、レコ大変参考になりました。
質問がいくつかありますので、お手数ですが、お暇なときにご回答いただければ幸いです。

1)地図上のコース距離(3キロ位?)から言って、コースタイム(登り)は2時間ちょいと踏んでいましたが、拝見すると2時間45分ほどかかっていらっしゃるようです。これは、割とゆっくり登られた結果ですか?それとも普通にこれぐらいかかりますか?

2)私を含め中高年の3人パーティなんですが、危険個所もあるようですが、大丈夫でしょうか?(登山経験は皆そこそこあります)

3)林道が大きな砂利のある道ということですが、1500ccの普通の車なんですが、大丈夫でしょうか?(実は新車なのでちょっと心配で・・笑)。

4)地図で見ると472号から登山口まで1kmぐらいのようですが、砂利の林道というのはその部分のことですか? 472号は通常の舗装道ですか?

5)質問4の答えにもよりますが、場合によっては林道に入らず、472号で車を降りて、林道〜登山口を足で・・とも考えています。そんなことは可能でしょうか?(駐車の件も含めてですが)。

色々お尋ねしてすみません。よろしくお願い致します。
2014/5/9 13:20
tsukadon様
レポお読み頂きありがとうございます。それぞれご質問にお答えします。

1.コースタイムは自分達は他の方に比べ遅い方だと思います。特に大きな休憩は取りませんでしたが、急登が多く意図的にスローペースにしたのと、怖がりなので鎖場の登り下りを特に慎重に進みました。

2.危険箇所は多少オーバーに書いたかも知れません(笑)。写真にあるように鎖場は足を置く場所がたくさんあり、鎖をしっかり持てば問題ないと思います。尾根道も木がたくさん生えており、全く危険な所はありません。ただ登山道は砂、岩、落ち葉、凍結などスリップ転倒につながる要素が多い山でした。注意して避ければ危険はありません。

3.4.5まとめて失礼します。472は普通の舗装路でした。472から分岐以降駐車場までが砂利の林道です。分岐を入ってすぐ右側に2台ほど車が駐車されていました。林道口付近に停められるスペースはそこぐらいしか記憶にありません。しかも登山客用か地元の人用か不明です。
林道登りの時に普通のスピードで走ると車が砂利で少し跳ねてしまいコントロールがし辛かったので、帰りの下りは時速10キロ以下で車が跳ねないように、砂利に乗ってブレーキロックしないようにゆっくり降りれば大丈夫でした。スピードさえ出さなければ普通車で問題なく行けると思います。ちなみに奥の駐車場の、先客の地元の方は軽自動車でした(笑)。

以上、ご参考になれば幸いです。御座山は短いコースながら素晴らしい山でした。くれぐれもお気をつけて楽しんでいらして下さい!
2014/5/10 16:41
ありがとうございます!
84mo10 さん

大変ご丁寧なご回答、ありがとうございました
お手数をおかけしました。
疑問が全て解決しました。感謝致します。
ますます楽しみになってきました。
おぐら山、行って参ります。
2014/5/10 18:15
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