伝付峠〜蝙蝠尾根ピストン!ワンデイ


- GPS
- 16:22
- 距離
- 44.7km
- 登り
- 4,545m
- 下り
- 4,533m
コースタイム
- 山行
- 15:33
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 16:19
天候 | 晴れ→曇り→雷ゴロゴロ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
#伝付峠下水場:利用可 #二軒小屋水道:利用可 #徳右衛門岳水場:未確認 |
その他周辺情報 | ヘルシー美里@550円 |
写真
感想
南アルプス大周回をした時から気になっていた蝙蝠尾根。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1963718.html
大井川を東西に分ける長大な尾根。縦走だとスルーしがちだし日帰りは厳しい。自宅から畑薙が遠いのだ。ワンデイロングの地力が着いてきたので今なら伝付峠経由で行けそうだと思いチャレンジ。
前日は仕事、夕方に1時間ほど仮眠。21時自宅発でで3時間ほどで早川町へ。夜の県道で必ず鹿に遭遇している…スピード注意。県道を離れ田代第二発電所へ登っていく。0時前だが絶賛工事中で明るい、リニアのトンネル工事らしい。道は荒れ気味だが、車体をこするような段差はない。発電所の1キロ手前で通行止めで道が封鎖されていた。手前の路肩スペースに駐車してスタート。奈良田に来た時にいつも思うが今日も星が綺麗。
川沿いを進んでいくルートで涼しいが虫がたくさん…こんな時に限ってハッカ油を忘れて不快。止まらずペースを上げて進み続けるしかない。崩壊地は難なくクリア、渡渉を何度かしながら進んでいく。渡渉は全て飛石で行ける。渡渉前後は道を見失いがち…マークはたくさんあるし踏み跡もしっかりある。出合から伝付峠までは歩きやすい道、途中の水場で少し補給。水場の状態がわからなかったので2リットル担いできたがここまで1リットルも消費せず。暗闇の伝付峠、南アルプス大周回の時テントを張った思い出の場所。あの時も誰とも会わなかったが今日も静かな伝付峠。ここからD-600m、ここも歩きやすい登山道。光量多めで駆け下りてサクッと二軒小屋着。工事関係者用建物?に明かりが着いている。自販機とかあれば…と思ったがぱっと見視界に入らなかったので探さず水道の水を補給してベンチでひと休み。林道を奥に進み蝙蝠尾根に取り付く。スタートからえげつない急坂、間もなく夜明け。日差しが厳しくなる前に距離を伸ばしておきたい。電力施設を過ぎたあたりから傾斜が落ち着き森歩きとなった。相変わらず虫が不快。徳右衛門岳はまだ森の中。標高2700mで森林限界、目の前に悪沢岳。虫からもようやく解放。ここからはアルプスの尾根歩きを堪能。山と高原地図2014に蝙蝠岳手前でハイマツ漕ぎ有りとあったので覚悟していたが、整備されたのか快適な登山道がピークまで続いていた。快調なので塩見岳まで足を延ばして赤線繋ぎ。すでにあちこちから雲が湧き始めている。予報通り午後雨があるかも知れない。仙塩尾根分岐にザックをデポして塩見岳へ。空身になったが足の軽さ&ペースは変わらず。東峰着いて、西峰も踏んでおいた。晴れているうちにピーク踏めて大満足。東峰のピークにいた先着の方と会話、鳥倉から4時間ほどで登ってきたとのこと、ホンモノランナーの速さに驚愕。分岐に戻ってカップラーメン休憩、塩分が胃に沁みた。荷が軽くなって後半戦スタート。すでに蝙蝠岳は雲がかかっている…しかし暑さが和らぎこれはこれで良し。だんだん足が重くなってきている。徳右衛門から電力施設までが長い…そこから林道まで急坂が足にくる。
林道出ると雲行きが怪しい。二軒小屋着いて水補給&おにぎり休憩。釣り師のおじさんも休憩していて、これは雨降り出すなと言ったりのちすぐにゴロゴロ雷音、近い。間もなくで雨が降り出す。発電所までの沢道が増水したらまずいので直ぐに出発、今急いでも意味ないかもだが…。伝付峠までの登りは森の中、雨降りだがあまり濡れないのでそのまま進む。相変わらず頭上でゴロゴロ鳴っている、早く稜線の向こうへ抜けたい。途中で強雨となり合羽着る。合羽の撥水性がなくなっている&中が蒸れてダブル不快。伝付峠に着くと雨は弱くなっていた。水場で最後の吸水。出合までは快調に下る。草が雨で濡れているので靴が完全浸水。出合いから先は道が悪く濡れているので慎重に進んだ。行きは暗闇でわからなかったが、ピンクテープの目印たくさん。確かに迷いやすい道だと思ったし、登りで登山道ではない場所を歩いていた箇所もあった。崩壊地の下りはかなり緊張感有り、ロープが張ってなかったらかなり際どい。間もなくで田代第二発電所。少しジョグって通行止め先の車デポ地に帰還した。
雨と汗で全身ぐっしょり、誰もいないので全身着替えてさっぱり。すぐ近くのヘルシー美里の温泉に入り汗を流した。お腹空いたので早川IC近くの最初のコンビニに行くと改装工事中で閉まっていた。そのすぐ隣にあったラーメン屋にIN。つけ麺と餃子で満腹。中央道は相変わらず渋滞発生…眠気も相まってPAで仮眠、暑くて寝苦しかったが起きたら21時過ぎ。渋滞が解消されていて快調に自宅まで。
池ノ沢池を絡めて南アルプス東西の稜線を繋げてみたくなった、流石にワンデイは無理か。
大井川から早川・富士川へのアルプス稜線越えの水力発電、それに絡んだ水利権問題。発電所があるけどダム湖が無くどこから水を引いているんだろうと思ったが知ってびっくり。昔の人はとても発想力が豊かだ。そして同じ場所で現在進行中のリニアトンネル工事と水流出問題。伝付峠は今も昔も南アルプス横断の弱点となる場所なんだろう。なんとも興味深い場所である。
コメント
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鳥倉まで行くの大変ですよ〜お金もかかりますし^^;
暗闇のうちに距離を稼いで9時に塩見登頂できたので、余裕ありかと思いきや長い長い尾根でした^^;やり切りましたので2度めは無いっす!
百高大詰めですね♪
流行りの新穂−赤牛ワンデイとかでしょうか。コラボりますかね。
どこでそんな罰ゲームが流行ってんですか?w
でもラストを赤牛ワンデイは面白いかもですね。もしくはお金のかかる鳥倉発の南アルプスでも👍
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