三ッ岩岳〜窓明山
- GPS
- 08:28
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,710m
- 下り
- 1,702m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 8:23
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
小豆温泉「窓明の湯」手前、右側の道路余地に駐車 そこを過ぎ、スノーシェッド脇にも広い駐車スペースがあります 2014年はここに駐車し、スノーシェッドの屋根上から登山開始 現在この登山道は廃道になっている様子です |
コース状況/ 危険箇所等 |
・三ッ岩岳登山口〜避難小屋〜三岩岳 取り付きからいきなり急坂が連続しますが、よく踏まれた登山道 沿道で、ミツバオウレン、マイヅルソウの群生が見られます 尾根に近づくと次第に緩やかになるのは会津駒とよく似た地形 避難小屋を過ぎると木の根と岩の絡まる針葉樹林帯 岩の間を川が流れ、泥濘個所もあります 森林限界を超えると笹原を緩やかに登り、尾根を辿ると山頂 山頂から北に延びる尾根笹藪に覆われ、 尾根伝いに歩けるのはやはり残雪期と実感 ・避難小屋〜窓明山 山頂から戻り、避難小屋手前に窓明山分岐があり 針葉樹林帯から、川の流れる岩伝いに下ります 尾根に出ると、右側は雪崩の落ちる急斜面、左は小灌木と笹藪 所々ザレた斜面が露出しており、滑落注意 鞍部を抜けると緩い笹原の登りになり、 振り返ると三岩岳が一望できる、大展望の尾根歩き 窓明山は何故こんな名がついたのかずっと気になっていましたが 南の展望の素晴らしさからなのかと勝手に想像しながら眺めました ・窓明山〜巽沢(たつみさわ)山 窓明山からしばらくは急な笹原の下り、見晴らしもありますが 以降はブナの樹林帯、殆ど眺望は得られませんでした 急坂を下り、鞍部でやれやれと一息つくと 家向山分岐に到る、これまた急な登り返しがあり、 この辺りで健脚コースの名をしみじみ実感 ・巽沢山〜窓明山登山口 ロープの付いた激下り箇所の連続が疲れた足に応えました 狭まった尾根もあるので、滑落注意 逆回りで周回すると、いきなりロープ付きの登りとなり 初っ端からきつい登りは、猶更きつい周回になるかも |
その他周辺情報 | 窓明の湯 https://madoake-aizu.com/ 絞れば汗の滴り落ちるほど服がびしょ濡れになり 下山後すぐに入れる温泉があるのは本当に有り難いです。 しかも殆ど貸し切り状態でした♪ |
写真
感想
2014年6月に三岩岳に登った日はスノーシェッドが登山口でした。
今回も広い駐車場に駐車したところ、あの日の登山口標識がなく、
先行車が一台あった辺りに車を移動させると
単独らしい男性登山者を見かけ、現在の登山口が分かりました。
旧道分岐には現在ロープが張ってあり、通行止めになっていて、
以前の登山道は、崩落か何かの原因で付け替えられたのでしょうか?
時間の経過と共に変わらない物はないとしみじみ思います。
避難小屋の姿は、鮮明に記憶に残っているのに
急坂の記憶がなく、疲れ方で、体力の衰えも思い知らされます。
小屋まで戻るので、少しザックの中身を小屋の隅にデポ、
こんな軽量化を考える自分にも年齢を感じ、ちょっと憂鬱。
以前、一気呵成に登った山に再び登るべきではないかもしれません。
ハクサンコザクラ、シャクナゲ、イワカガミ、イワウチワなど
予想もしなかった春の花、夏の花に沢山出会えたのは嬉しい驚きです。
中でも、とうに見られる筈のないシラネアオイに出会え、
自分の憂鬱を忘れさせるには十分すぎる贈り物を頂きました。
まだまだ労を厭わず、美しい花や景色を求め、出かけたくなります。
三ッ岩岳山頂は雲の中、二回目は晴れてほしかったのですけれど、
予想外に沢山の花々に出会えた幸運を良しとしなければ…
「窓を開ければ港が見える メリケン波止場の灯が見える」
という歌詞を知っている人は今や少ないでしょう。
三ッ岩岳に登った日以来、窓明山の名を忘れられずに来ました。
南側の急峻な尾根の地形は豪雪地帯を物語る険しさで、
大展望の尾根歩きではあるものの慎重に通過しました。
積雪期に、雪庇状になる箇所は、危険を伴うのではと思います。
窓明山の山頂標識は無残にも壊れていました。
標識を守る木々もない笹原故、雪に押し潰されたのかもしれません。
足下の雪田から吹き上げる涼しい風と南側の大展望に癒されながら、
ゆったり休憩しましたが、下りは想像以上に長く過酷でした。
傾斜が緩み、快適な散歩道になると、樹林帯に入り、
尾根からの眺望はなくなり、ひたすら歩き続けました。
家向山分岐迄の登り返しが殊の外苦しかったのは疲労のせいで、
巽沢山からの下りは、今度は左膝の痛みが酷くなり、
ロープの助けを借りながら、できるだけゆっくり降下。
健脚コースの名の通り、殊に巽沢山の激下りが大変な周回でした。
車に戻ると、明日の山開きの登り旗が勢いよく風にはためき、
山の賑わいを想像すると、静かな山歩きを楽しめ、感慨一入。
大量に汗をかきましたから、帰路の距離も考えると、
下山してすぐ、入浴できるのは本当に有り難く、のんびり休憩。
それにしても、道路の通行止めで、会津の山々は遠くなりました。
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