空梅雨後のカラカラ至仏山。長靴は無用の長物でした(笑)

2022年07月10日(日) [日帰り]

• GPS: 09:03
• 距離: 13.6km
• 登り: 892m
• 下り: 882m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:57
• 休憩: 1:02
• 合計: 8:59

7:12 鳩待峠
7:14 7:14 鳩待山荘
8:04 8:11 至仏山荘
8:20 8:20 山ノ鼻
9:36 9:41 至仏山荘
9:42 9:42 山ノ鼻
12:35 12:41 高天ヶ原
12:59 13:41 至仏山
14:23 14:23 小至仏山
15:01 15:02 オヤマ沢田代
15:27 15:28 原見岩
16:10 16:10 鳩待峠
16:11 ゴール地点

歩数　26724歩

天候

曇り時々晴れ。

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

尾瀬戸倉駐車場　一日1000円

戸倉から鳩待峠
バス、タクシー共通　一人片道1000円

●乗合タクシー
・運行時間（乗合バスの運行時間に準じる）
　4月23日〜5月20日、10月17日〜11月3日
　　戸倉 → 鳩待峠　7:50 〜 15:55
　　鳩待峠 → 戸倉　8:40 〜 16:30
　
　5月21日〜8月15日
　　戸倉 → 鳩待峠　5:00 〜 16:35
　　鳩待峠 → 戸倉　8:40 〜 17:20

　8月16日〜10月16日
　　戸倉 → 鳩待峠　5:00 〜 15:55
　　鳩待峠 → 戸倉　8:40 〜 16:30

　※乗車定員になり次第出発

コース状況／危険箇所等

◆鳩待峠から山の鼻間
ほぼ木道か木製階段の続く緩下り。
滑らないよう注意。
登山者にはさすがにいないと思いますが、観光客で骨折するヒト時々いるようです。

◆尾瀬研究見本園
とくに尾瀬のお花が集められているという事はなく、尾瀬ケ原の一部を鹿柵で囲っているだけという場所らしいです。
お花の説明やネームプレートなどもありません。
木道が敷かれており、尾瀬の花はたくさん見つけられると思います。
山の鼻ビジターセンターで写真入りの開花情報見ることが出来ます。

◆尾瀬ヶ原から至仏山
登りのみの一方通行です。
（すれ違い混雑防止とかではなく単に下りは滑って危ないからだと思われます）
木製階段が沢山しつらえてありますが、かなり老朽化して抜け落ちたり斜めになっているところが多いです。
蛇紋岩帯なのでめちゃくちゃ滑りますのでご注意ください。
雨の後などはすごく滑ります。
雨が降らなくても、湧き水とか流れてますので下部は水浸しの事が多い。
今回は乾燥していました。
何度も登っていますがここまで乾燥してるのは珍しいかと思います。
梅雨が短かったからかな？

◆至仏山頂
まあまあ広いです。
晴れていたら展望良好です。

◆至仏山から鳩待峠
小至仏山への登り返しがありますが、基本的にはゆるゆる下っていく道です。
木道、木製階段も多くしかれています。
小至仏山までは蛇紋岩帯で滑りますので要注意。
緩やかで歩きやすい道ではありますが、鳩待峠まで思っているより時間がかかる印象があります。バスに間に合うよう時間に余裕を持って挑んでください。

その他周辺情報

この時期の至仏山はお花パラダイスです。
ミズバショウが終わると閑散としますが、お花好きにとって一番いいのはこの時期だと思います。
蛇紋岩依存植物や固有種も見られますので是非訪れてみてください。
（オゼソウ、クモイイカリソウ、シブツアサツキ等）

写真

7/10 7:09

久しぶりのテクちゃんとのコラボ！ワクワクです！
オゼソウは咲いているかな？(c)

7/10 7:12

登山者カウンター
ここは右側を歩かなきゃいけません(c)
もちろん、行ったり来たりしてはいけません（t）

7/10 7:14

登山届のポストはここです！
山の鼻側には無く、至仏山側にあった。

7/10 7:15

カラマツソウがたくさん咲いていました。

7/10 7:26

歩荷の兄さんがいた。膝悪くならないのかしら？(c)

7/10 7:42

ズダヤクシュ

7/10 7:43

クルマムグラ

7/10 7:19

ソフトフォーカス♪
（断固）ピンボケとは言わない（t）

7/10 7:55

オオレイジンソウ。この名前をつぶやくと、真澄様を連想するワタクシ（c）

7/10 8:00

ヤマオダマキ

7/10 8:16

初めての長靴山行(c)
いつもの長靴山行（t）

7/10 8:22

行者ニンニク、もう食べごろは過ぎてます（t）

7/10 8:22

やっぱり研究園は外せません。

7/10 8:23

檜扇菖蒲にトンボがとまってる（t）

7/10 8:24

尾瀬らしい景色。斜めっているけど(c)

7/10 8:25

クマは入らないでね(c)

7/10 8:26

小さい花火みたいな花がいっぱい付いてるんだね(c)

7/10 8:34

至仏山とワタスゲ。うほうほです（c）

7/10 8:35

ネコのブラッシング後を思い起こす(c)

7/10 8:35

ぐーっと寄ってます！

7/10 8:38

リンドウちゃん。

7/10 8:44

アザミはこれからだね。

7/10 8:46

ドリアン？(c)
いや、手りゅう弾じゃね？（t）

7/10 8:48

ツツジの生き残り(c)

7/10 8:48

ベンチに花を添えましょう（c）
ニッコウキスゲ色の乙女（t）

7/10 8:55

これは何の花？
タネかな？（t）

7/10 8:55

ヒメシャクナゲが首を伸ばしてます(c)

7/10 8:58

いや、くたびれたヒメシャクナゲに見えたけど、完全に形が違う。これ、ツルコケモモだ（t）
そうだね、ヒメシャクナゲはクチバシ出さないわ(笑)（c）

7/10 8:55

黄色いもけもけは・・・
ヤナギトラノオ（t）

7/10 9:06

何の花でしょうね？

7/10 9:11

トキソウ

7/10 9:11

キンコウカ咲き始めました（t）

7/10 9:12

可愛いのぉ。

7/10 9:15

たくさん咲いてたよ（t）

7/10 9:13

サワラン。ショッキングピンクが美しい。

7/10 9:19

ジンベイザメの口を思い出すのはワタクシだけ？(c)

7/10 9:16

さかさテク（t）

7/10 9:19

こんな格好で撮ってます。至仏山登山口手前の池塘辺りがわんさか咲いている。

7/10 9:20

サワランいっぱい。

7/10 9:21

トキソウまみれ

7/10 9:21

何枚も撮ったのに美人さんだらけでまた撮りたくなる（t）

7/10 9:25

モウセンゴケって、コチャルメソウに似てる感じ。

7/10 9:38

一旦山の鼻に戻ってトイレを済ませました。
至仏山荘のメニュー。生ビールもあったよ（t）

7/10 9:45

さあ、至仏山に向かいますか（t）

7/10 9:55

年々ひどくなってくる木製階段。
しかしいつもなら水であふれてるここ、カラカラ（t）
せっかく長靴履いてきたのに(笑)（c）

7/10 10:17

ダイモンジソウ

7/10 10:24

鈴なり〜！

7/10 10:32

これは白いウラジロヨウラク。

7/10 10:42

燧ぽっちんできた？あれ？隙間ある？（c）

7/10 10:42

こんなにベニサラサドウダンが咲いている時期に来たことなかったなぁ。この後も飽きるほど咲いていました（c）

7/10 10:45

ウラジロナナカマド。虫も一緒に撮ったのはわかっていたけれど、なんと交接してました(笑)（c）
いやん、えっち(/ω＼)（t）

7/10 10:47

尾瀬を背負って（t）
何度見てもいい景色だね！（c）

7/10 10:52

この色合いがカワイイ（t）

7/10 10:53

笑っているが、岩が滑るんじゃないかとビクビクしてる（c）

7/10 10:56

え〜〜っ！こんなところにモウセンゴケ？池塘にしか生えないと思ってた（c）
湧き水が流れるところだが、今年は流れてなかった（t）

7/10 11:02

ホシガラスだ（t）

7/10 11:08

蛇紋岩帯を行く（t）

7/10 11:11

チングルマの花穂が揺れる（t）

7/10 11:18

羽化したばかりなのか、動かなかった（c）

7/10 11:34

あっちは平が岳かね？（c）
まだ雪があるね（t）

7/10 11:46

鎖イワ、いきま〜〜す！（c）
鎖つかまなくて行けるレベルですのでヤラセです。ただし濡れてるときは滑りますので必ず鎖は掴んで登りましょう（t）

7/10 11:50

シブツアサツキ
ねぎねぎ♡

7/10 11:54

わ〜〜い！お目当てのオゼソウだ！（c）

7/10 11:55

ユキワリソウもいっぱい！

7/10 11:56

ワサワサ咲いてる〜〜！（c）

7/10 12:02

今度はホンマモンのヒメシャクナゲ！

7/10 12:04

人が全然いないから、通路を気にせず撮影できたね！（c）
腹痛起こして倒れ込んでいるのではありません（t）

7/10 12:05

クモイイカリソウ。生薬なんだってね（c）
蛇紋岩を好む希少種だよ（t）

7/10 12:06

オゼソウとユキワリソウ。

7/10 12:15

ハクサンチドリ

7/10 12:18

「なんだよ、この斜めった階段は！」と怖がりながら登るヒト（c）
スリップ恐怖症のここちん（t）

7/10 12:25

ナデシコとジョウシュウアズマギク

7/10 12:27

アズマギクいっぱい〜！

7/10 12:28

木製階段の隙間にタカネバラ。

7/10 12:36

ホソバヒナウスユキソウ

7/10 12:42

ホソバツメクサ

7/10 12:45

高天原は天空のお花畑（t）

7/10 12:57

シナノキンバイとハクサンイチゲ

7/10 13:01

まだまだフレッシュなチングルマ

7/10 13:01

フリルが可愛いイワイチョウ。
この花、おしべが黒いってトコが損してるよね。黄色かったらめっちゃキュートなのに（t）

7/10 13:05

汁がすごくて、こぼさないようにジュージュー音立てて食べたわ。お行儀わるいね（c）
暑い時はこういうのが美味しいね。凍らせてきたのがいい具合に溶けてた（t）

7/10 13:09

セルフタイマーで。長靴山行バンザイ！（c）
今回は登山靴で良かったけどな（笑）（t）

7/10 13:16

ランチはおさかなソーセージ（t）

7/10 13:27

歩いてるとムシムシで汗まみれになったけど、じっとしてると涼しかった（t）

7/10 13:52

小至仏山に向かって行動開始。
シャクナゲたくさん咲いていました（t）

7/10 13:52

ジョウシュウキバナコマノツメ。

7/10 14:03

イブキジャコウソウとシオガマの競演。

7/10 14:04

ホソバヒナウスユキソウが咲きまくってた。

7/10 14:05

左が小至仏山。右が笠ヶ岳。

7/10 14:10

コケモモさん発見。

7/10 14:23

到着。墓石みたいだな（t）

7/10 14:30

チングルマに混じってクモイイカリソウもたくさん咲いてました（t）

7/10 14:39

オゼソウが束になって咲いてる♪（t）

7/10 14:35

アップにしたら、飛んでる虫も写りこんでた(c)

7/10 14:40

お花まみれの道を降りて行く（t）

7/10 14:44

ウサギギク

7/10 14:45

本来背丈の違う花だからこの二種のコラボは珍しいんじゃないかな？（t）
興奮しまくり！(c)

7/10 14:51

残雪の近くではまだまだイワカガミがきれいに咲いていました（t）

7/10 14:52

一面のお花畑（t）
色んな色が混ざってる！(c)

7/10 14:53

原見岩から尾瀬ヶ原を見下ろす（t）

7/10 15:09

樹林帯に入るとミツバオウレンが沢山。

7/10 15:10

コミヤマカタバミ

7/10 15:13

可愛いマイヅルソウ

7/10 15:26

アカモノちゃんもフレッシュ

7/10 15:29

長靴が大きくて、ちょっと難儀しているところ（c）
実は長靴山行に不安を抱いていたココちゃんのザックの中には登山靴も入っているのだ（笑）（t）

7/10 16:12

ゴール

7/10 16:16

タクシーは人数が集まるごとに発車するので、すぐに乗れました（t）
二人とも車中で爆睡(c)

7/10 16:42

戸倉の駐車場。
ミズバショウが終わったこの時期はもう空いてますね（t）

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX100M6 SONY

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

tekutekugo

この時期、必ず訪れている「至仏山」
だって、お花の宝庫なんです。
お花の数、種類を見ても他にはなかなか無い場所だと思います。
尾瀬はミズバショウという印象が大きいから、この時期になると訪れる人も少なく、快適な尾瀬が楽しめます。近年はお花大好き山友のココちゃんと一緒に行くことにしている。
やっぱりお花はお花好きの人と見たいもんね。
今年もスケジュール合わせられたから至仏山コラボです。
ココちゃんの膝の具合がまだよろしくない事もあって、
今回の山行は「とにかくゆっくり歩くこと！！お花を見つけたら絶対立ち止まってじっくり写真撮ること」をお約束する山行としました。
お花だらけの山ですからね、お花を見つけたら絶対立ち止まるをまじめにやったら三日かけても回り切れないでしょう。それくらいお花まみれの山なんです。
しかもほかの山では見られないお花もたくさん。
ここと谷川と天塩岳でしか見られないオゼソウとかねえ・・・
オゼソウは時期を外すとほとんど見られないのでドキドキでしたが、今回はバッチリでモリモリ咲いていました。お目当てにしていた花はほとんど見つけられたと思う。写真にのせていないお花もたくさんありましたよ。
「もう、進むのムリ！！ここでテント張って一日中過ごしたい」と何回言ったか分からない（笑）
幸せな幸せな一日でした。
まだまだお花の季節。
ココちゃん、次のお花を目指してレッツゴー♪だぜ

cocoK

楽しみにしていた至仏山お花見コラボ。
長靴にするかどうか、鳩待峠行きのバスに乗る寸前まで迷いました。
「足首捻ってせっかくよくなりかけた膝が悪化したらどうしょう。でも登山靴で濡れた木道歩いて転ぶのは更に危険だし…。」
結局テクちゃんの「長靴で行くよ！」の言葉に背中を押されて初長靴登山を決行することができました。
ワタクシに合わせてゆっくり歩いてもらったので、足を滑らすこともほとんどなく、十分に至仏山のお花を楽しむことができました。
テクちゃん、ありがとね〜っ！
予想外にも土がカラカラで、長靴の必要性は全くなかったけれど（笑）
オゼソウは言うことなしのフレッシュな状態。
今回すごかったのは、ベニサラサドウダン。
どこへ行ってもワサワサ。
ウラジロヨウラクもワッサワサ！
チングルマもシナノキンバイもユキワリソウもワッサワサ。
山頂が真っ白だったのは残念だけれど、おかげで気温も抑えられて苦痛なく山行を終えることができました。
また、来年も至仏山は行きますよ！
でも、その前に例のあそこ…行けたらいいねぇ。

コメント

リカロJP🐶

おはようテクさん、尾瀬も行きたい！白山も行きたい(特にお花松原)！
遠い〜(泣)。

tekutekugo

ricalojpさん
うちから尾瀬は近いけど、白山ははるかすぎる〜〜〜〜
あの日お花松原に行かなかったのはリカロさん一生の不覚でしたな
あんなに素晴らしいと知っていたら、あの時絶対おススメしたのだけど、行ったのリカロさんと別れてからだったもんな〜〜
行きたい山がありすぎて、困っちゃいますね。

Pengin22

定番の尾瀬行きですね。
cocoさんとのコラボも久々では。
長靴？と思いましたが、蛇紋岩は長靴の方が滑らないかもですね。
水芭蕉が過ぎた尾瀬は最盛期より空いてるなら
穴場かもと思いました。

tekutekugo

Pengin22さん
そうそう、定番。
っていうかワタクシ尾瀬は年３回は行ってるような。
そうなんです。蛇紋岩は長靴のほうが滑らない。
特に、PVC素材はおススメ。
お花の平標なんかは、駐車場争奪戦になるけど、ここなら安心してゆっくり行けますぜ。
絶対おススメ・・・とはいえ花に興味ないんじゃダメかも（笑）
妻さんには燧のほうがいいかもね。