東篭ノ登山・高峯山 一等三角点と花の百名山を繋いで

2022年07月17日(日) [日帰り]

• GPS: 05:16
• 距離: 11.0km
• 登り: 729m
• 下り: 722m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:35
• 休憩: 0:38
• 合計: 5:13

7:52 池の平駐車場
8:28 8:28 高峰温泉
8:50 8:50 粒ケ平
9:01 9:01 高峰山
9:02 9:02 高峯山
9:07 9:08 高峰神社
9:13 9:13 高峯山
9:24 9:24 粒ケ平
9:39 9:39 高峰温泉
10:35 10:52 水ノ塔山
11:28 11:34 東篭ノ登山
11:56 12:09 西篭ノ登山
12:36 12:37 東篭ノ登山
13:05 池の平駐車場

天候

晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

池の平駐車場に車を停めた。600円／1台。トイレ・登山届ポストあり。湯の丸林道は7時〜17時まで通行可能。

コース状況／危険箇所等

危険な場所は特にありません。

その他周辺情報

下山後、鹿沢温泉の紅葉館で入浴させてもらいました。500円。蕎麦セット1200円というのが有ったのですが残念ながら終わってました。秘湯感満点の浴場、源泉かけ流しの濃いお湯と温泉マニアにはたまらない温泉でした。ただしシャワーなどの設備は無いため人を選ぶかもしれません。https://kazawa.jpn.org/onsen.html

写真

今日も天気はいまイチだけど、ちゃってぃは山に登りに、ツートンはバードウォッチングに出発。

まずは林道を車坂峠方面へ歩いていく。

赤なぎ？とか呼ばれている大崩壊地が見えた。あの下通る林道とかヤバくね？

30分ほどで高峰温泉へ。せっかく朝早く出てきたのに、ここのゲートに阻まれたんだよなぁ…。

まずは高峯山を目指す。

びしょ濡れの笹薮。スパッツ着けてきて良かった。

車坂峠からの道と合流。

あらら、ガスの中に突入してしまったようだ。

突然現れる巨石群。

ここが山頂のようだ。まずは一座ゲット。

三角点？
見たこと無い形だなぁ。大きくて平べったい。

山頂の南側にお社がある。立派な宝剣が飾ってあった。

高峯山は花の百名山に選定されている。

いろいろな花が咲いていたが…

作中で選定されていた「コウリンカ」は咲いていない。

まぁ、花にはそれほどこだわりが無いので、いいんだけど。

残念ながら眺望の方は「虚無」の一言に尽きる。晴れていれば浅間山が見えたはず。

再び高峰温泉まで戻ってきた。

今度は東篭ノ登山へ向けて登山道に入る。

またしてもびしょ濡れの笹原…。

笹原を抜けると岩ガレ道に。

想像していたよりワイルドな道だった。

タイミングよく晴れてきて今から歩いていく稜線を見渡すことができた。

振り返るとさっき登った高峯山も見えていた。

意外と険しい。ペンキマークを参考に落石を発生させないように登っていく。

麓の街が見えた〜と思っていたら、なにやら怪しげな雲が湧いてきた。

あっという間にガッスガス。今日はこんな天気なんだろう。

お、クルマユリ！

岩場を登り切ると水の塔山山頂だ。

残念ながら、ここでもガッスガスで眺望はおあずけ。

水の塔山から先は岩場と灌木帯がミックスされたような場所が多くなる。

今年見たやつのなかで一番真っ白いゴゼンタチバナ。

道は小さなアップダウンを繰り返す。

下から見た崩壊地だろうか？
落ちたらただでは済まない。

一昨日から何度も降っている雨で全体的にウエッティだ。油断すると滑る。

何度かアップダウンを繰り返しているうちに東篭ノ登山と思われるピークが目の前に現れた。

山頂についたら劇的に晴れる…なんてことはないだろうか？

山頂！　いえーいガッスガス！　だよねー。

三角点タッチ！　ここは一等三角点。標柱も立派だ。
一等三角点百名山の一座を制した。

眺望が得られないとあらば長居は無用。今度は西篭ノ登山を目指す。

う…けっこう下るのね…。

最低鞍部。

大きな岩の間を縫って登っていく。なんとなく早池峰山に雰囲気が似ている。

西篭ノ登山山頂〜。
本日四座目のピークを踏むことができた。

って言ってもやっぱりガスガスなのね。かろうじて東篭ノ登山が見える。

それと駐車場のある池の平か。まぁ、天気予報は最悪だったし、雨が降らないだけでも儲けものだ。

再度東篭ノ登山に登り返す。

戻ってきた。

晴れ…ないよなぁ、やっぱり。未練がましく少し待って見たがガスはどんどん濃くなる一方だった。

諦めて下山する。池の平への道は最初石ガラの急下降。

途中からは樹林帯に入り濡れた石を慎重に踏みながら下る。

おや？　なんか変な生き物がこっちを見ている！
…と思ったらツートンだった。
ツ「変な生き物とはなんだ、失礼だな」

地形が平坦になれば池の平の駐車場はもうすぐそこだ。

下山、お疲れさまでした！
ツ「お疲れ様でしたー」

感想

ちゃってぃ

信州遠征三日目は東篭ノ登山と高峯山に登ってきた。それぞれ一等三角点百名山と花の百名山の一座で、浅間山のすぐ近くにある山だ。
前日に引き続き夜中にかなりの降雨があったが夜が明けるころには雨は上がってくれた。しかし天気予報では午後から再び雨の予報。なので早めのスタートを目指し夜明け前から車を走らせた。
ところがアクセス道路の湯の丸林道は午前7時から午後5時の間しか通行できないということを現地に行って知ることになる。情報収集が甘かったといえばそうなのだが、土地勘がない場所だと道路情報など遺漏なく収集するのはなかなか難しい。これで大幅に時間をロスすることになってしまった。
林道を徒歩で突破し最初に向かったのは高峯山。花の百名山に選定されている山だが近くの浅間山が全国区の知名度なのに対し地味な感じは拭えない。残念ながらコウリンカは咲いていなかったが、山頂付近の岩場を中心に数種類の高山植物が咲いていて訪れる人の目を楽しませていた。
高峯山の麓、高峯温泉からは東篭ノ登山を目指す。こちらは稜線の縦走路で晴れていれば最高に良い景色なのだろうが、残念ながらこの日はほとんどの時間帯でガスに包まれていて眺望は得られなかった。そして時々、思い出したように晴れるんだよねぇ…。で、カメラを出そうとモタモタしているうちに再びガスに包まれるというね。
東篭ノ登山には一等三角点が置かれている。一等三角点が置かれているということは見晴らしの良い山頂のはずなのだが、結局この日はその景色を堪能することは叶わなかった。残念。