記録ID: 4502569
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ハイキング
奥武蔵
秩父 🚈西武秩父駅〜羊山公園〜琴平丘陵〜巴川荘♨
2022年07月20日(水) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 06:33
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 434m
- 下り
- 405m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 7:26
距離 13.5km
登り 443m
下り 408m
距離も高さもなく、時間がたくさんあった。羊山公園の前に見晴しの丘に行くべきだった。大渕寺の後、橋立鍾乳洞まで足を延ばすべきだった。秩父ミューズパークにも行きたかった。全ては後の祭りだ。
天候 | 朝方曇っていたが段々晴れてきた。風なく、昼までは、蒸し風呂のようだつた。晴れてからは、ただ只管暑い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
05:19 所沢 西武池袋線・飯能行 06:01 飯能 西武池袋線・西武秩父行 06:50 西武秩父 帰り:15:26 巴川/西武バス・ミューズパーク線(左回り)・西武秩父駅行 15:52 西武秩父駅/西武バス 徒歩 16:06 西武秩父 西武秩父線・飯能行 17:08 飯能 西武池袋線急行・池袋行 17:40 所沢 西武新宿線・西武新宿行 17:48 小平 |
コース状況/ 危険箇所等 |
羊山公園へまず向かうが、牧水の滝から登ると車道を避けられ、早道になる。羊山公園からは、琴平ハイキングコースに沿って歩くので整備されていて楽、但し、旧武甲山裏登山口から山の神に向かうルートをヤマレコがあらぬ方向へ指すので戸惑うが、道は一本しかないので迷わず向かうこと。何故道なき道を指すのか疑問。また、大渕寺の道標に注意。間違えて墓場へ向かってしまった。危険個所はほぼないが、滑る木の根でコケて足を挫いてしまった。 |
その他周辺情報 | ○秩父錦酒づくりの森:利き酒、全て美味かった。 https://chichibunishiki.com/mori/ ○弁天茶屋:景色良し、サービス良し、料理美味し。 https://benntenncyaya.jimdofree.com/ ○巴川荘:風呂の趣良し http://www.chichibu.ne.jp/~tomoe-co/index.html |
写真
朝一番の電車で秩父へ向かう。西武秩父駅着6時50分が最短。琴平丘陵へは羊山公園が入口になる。久し振りの羊山公園、芝桜の丘を見に行った。前回は自転車で行ったので駅からの距離感がない。途中セブンイレブンでにぎり飯2個とジャスミン茶、民家の間を抜け牧水の滝へ向かう。駅からは近い、丘の上。
あちこちにポスターを見る。3年振りに夏祭り復活。昨日今日と夏祭りとは知らなかった。朝早く、まだお囃子は聞こえない。
牧水の滝には池があり、公園のようになっている。
あちこちにポスターを見る。3年振りに夏祭り復活。昨日今日と夏祭りとは知らなかった。朝早く、まだお囃子は聞こえない。
牧水の滝には池があり、公園のようになっている。
武甲山を背に、春は芝桜の丘に面して、ご近所の方々が話している。どうも秩父で新型コロナが蔓延しているらしい。子供たちを中心に増加し、学級封鎖が続いているとのこと。そういえば電車にいつも見かける高齢者グループの登山者が乗っていなかったのはその所為か?電車が空いていたのは確か。しかし、夏祭りは三年振りに開催された。心配のご様子。
この祭りは京の祇園祭に倣い始まったようだ。悪霊、疫病を祓う祭りであれば、今将に相応しい。これでコロナ蔓延が収まれば良いのだが。
一応ワクチンは3回打ったことを告げ、近寄らず、即別れを告げた。
この祭りは京の祇園祭に倣い始まったようだ。悪霊、疫病を祓う祭りであれば、今将に相応しい。これでコロナ蔓延が収まれば良いのだが。
一応ワクチンは3回打ったことを告げ、近寄らず、即別れを告げた。
いよいよハイキングコースへ。迷いそうなところには必ず道標。後で地元の方に聞いたが、歴史ある修験道で、金比羅権現詣でが元のようだ。昔は御講があり、村人が巡行したという。明治維新で権現が否定され琴平神社になったが、御講は続いていたという。
ここでこの看板の指示通り曲り、向かうことにする。しかし、ヤマレコがおかしい。あらぬ方向を指している。道がもう一本ある。それが正とすると...また行ったり来たりが始まった。どうしても無い。肝を据え、今ある道を行く。
振り返ると山ノ神お地蔵さん。更に気が着くだろうか?真ん中にヤシの木が。秩父で群生するノラジュロらしい。棕櫚は中国からやってきた南国の木。秩父の山には棕櫚の木が多く見られる。地元の方にお聞きしたところ、寺院仏閣の庭に植えられたもの。木皮繊維が束子や縄に使われたが、今はもはや使われなくなった。栽培種を鳥が山にばら蒔き、自生し、ノラジュロとなったとのこと。秩父に南国の風景を醸し出す。南国から来たこの木の逞しさに驚かされる。
道標には何も書いていないが、ここがどうも琴平丘陵の頂上、影森三角点のよう。後ろからお囃子の音が追いかけてくるようになる。祭りが始まったようだ。川瀬祭りの昨晩の大花火は小平の我が家まで聞こえていた。驚いた。
大きな石碑が山道に。110年前に建てられたもの。こんな山の上にどうやって持ち上げたのか?日露戦争の軍事演習が武甲山で行われ竹田宮恒久王が来られたことを記念したもの。影森村の名があり、歴史を感じる。
立派な休憩所、ここで握り飯にかぶりつく。景色ほぼなし。別の地元のハイカーにお聞きすると昔は景色が好かったとのこと。その通り、昔は何処も山は景色が好かった。戦後植木政策の賜物。山に昔の景色を取り戻してほしい。
何と立派な階段が待っている。撮影の場所決めにツルツルの木の根を踏む。滑って転んだ。横滑り。情けない。山で気を着けなければならないのはツルツルの岩と根と砂利そして泥。足を少々捻った。今も痛い。
下りて行くと岩井堂、こちらは円融寺の奥之院、円融寺へは昭和電工の敷地内を通らなければならないようで、面白い。300段の階段が待っている。私は抜けないで護国大観音像を見て大渕寺へ向かう。
延命子育地蔵尊から細い道に抜け、巴川橋へ。巴川荘は15時に予約。まだ4時間ある。酒が飲みたかった。近くの蕎麦屋いっぽんぎを訪ねると提供していないとのこと。巴川荘から近いと思われた弁天茶屋も酒は提供していない。コロナのためか厳しい。仕方なく、秩父錦酒づくりの森へ、利き酒のみと言われたが致し方ない。こんなことなら酒を持ってくればよかった。後の祭り。
弁天茶屋しか浮かばなかったので向かう。何と30分以上かかった。足が痛い。しかし、蕎麦も美味いが、わらじカツも。これで1000円なのは嬉しい。わらじカツは思うに前橋のソースかつからきたのではと思っている。秩父は昔、群馬に組み込まれていた。
巴川荘に着く。15時からとしていたが、丁度15時まで予約していたお客が出て行くところだった。運がいい。これで15時26分のバスに乗れる。感謝。
ここのオーナーは有名らしい。話がまず面白い、秩父の歴史を教えてくれる秩父の歴史が知りたい人、一度は訪ねてみたら如何でしょう。オーナーがお元気なうちに。ここで紹介できないのが残念、長すぎて。
ここのオーナーは有名らしい。話がまず面白い、秩父の歴史を教えてくれる秩父の歴史が知りたい人、一度は訪ねてみたら如何でしょう。オーナーがお元気なうちに。ここで紹介できないのが残念、長すぎて。
風呂は一つ、鉱泉。ぬるっとした感じがいい。古代桧風呂。700円貸し切りになる。予約制。何故貸し切りか?男女兼用の一つしか開けていないからのよう。予約していなければ秩父ミューズパークの手があったはず。後の祭り。
撮影機器:
装備
個人装備 |
コンプレッションインナー
短パン
スポーツシャツ
靴下
リストバンド
日よけ帽子
登山靴
ザック
スマホケース
おにぎり
茶
栄養ドリンクゼリー
携帯バッテリー
ケーブル
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
スマホ
タオル
着替え
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感想
今回は修験道の道を辿った。秩父の山岳信仰に触れられた。秩父が宗教の世界とみられるのは武蔵の国ながら奥深い山々に囲まれた神秘な世界がそこにあるからだろう。秩父は2000m級の山に囲まれている。その先に踏み込むのはある意味危険な道程だ。その入り口に立った旅。多摩から秩父に向かうにも正丸峠を抜ける。全長4811mのトンネル、関東の私鉄でこれだけの山を越えるのは西武線しかない。池袋をつなげている。私としては嘗て計画された多摩と秩父を直接結ぶ武州鉄道が生まれればより景色も変わったろうと思う。三鷹から小平、武蔵村山、青梅、名栗から横瀬に抜け、秩父に達する鉄道だ。第三のルートが秩父をより東京に神奈川に近づけたに相違ない。結果的に汚職事件として葬られたことが残念でならない。秩父は遠い、しかし、向かうだけの価値がある所だ。日本には嘗て仏教と神道を合体させた山岳信仰があった。明治維新で失われたこの信仰をあらためて辿る道。日本人の原点を辿る旅でもある。
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