富士山(リベンジマッチ)
- GPS
- 08:24
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,508m
- 下り
- 1,507m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:22
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
よく整備されています |
その他周辺情報 | 五合目には売店がありますが、スバルライン五合目とは違って、かなりシンプルです |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
先週の富士登山では、剣ヶ峰登頂&お鉢巡りに失敗したので、リベンジマッチで富士山に登ってきました。
先週の富士登山は、神戸組の皆さんは浅間大社にお参りしてから富士登山というスケジュールだったのですが、私はスバルライン五合目集合だったため参拝できず。
そこで、もともと予定が空いていたこの日に、日帰りで浅間大社にお参りする予定を立てていたのですが、たまたま天気が良さそうだったのと、富士宮駅前の宿が空いていたので、お参りのあと富士山に登ることに急遽決定。
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もともとこの日は浅間大社にお参りする予定だったので、まずは宿を5時に出て、浅間大社にお参りし、先に奥宮にお参りしてしまったお詫びと、先週の富士山登山が無事に完了できたことをご報告。
朝5時の浅間大社は、なかなか新鮮な雰囲気でしたが、もともとの目的の1つであった御朱印は、さすがこの時間だと頂けないので、またの機会に。
お参りのあと、富士山の御神水があるとのことで、そちらへ。こちらの御神水ですが、生水ということで煮沸しないと飲めないそうなので、手だけを清めることに。
なお、富士山登山の前は、手を清めるだけでなく、横の湧玉池で禊をしないといけないとのことですが、さすがそれは難しいので、手だけ清め、途中のコンビニで食料調達しつつ、富士宮駅前のバス乗り場へ。
バスは6時半出発ですが、すでに6時の段階で人が並んでました。
6時に切符売り場が開いたので、まずは切符を購入。こちらの切符、富士山の4つある登山口のどこからでも最寄りの駅に行けるという、なかなか便利な切符のようです。
富士宮駅から富士宮口五合目までは、バスで約90分と、なかなかの距離。バスは混雑していましたが、早く行ったので無事に座れました。
それなりの時間、バスに揺られて富士宮口5合目に到着。富士宮口5合目はスバルライン五合目(吉田口)と違って、なかなか寂しい感じの場所でした。
とりあえず売店で富士山グッズと追加の食料を調達。五合目で買った食料を食べたり、写真を撮ったり、ストレッチをして、しばらく高度順応。
なおスバルライン五合目(吉田口)のペッボトルは200円でしたが、富士宮口5合目のペットボトルは300円。こちらも車で来れますし、スバルラインと違って道路は無料だし、他に違いといえば標高が高いくらい。
仮説。標高が高いから、値段が高い? 頂上の五百円自販機をはじめ、高度と価格の相関関係が気になります。
予定の高度順応時間が過ぎたので、登山開始。の前に、登山ルートの入口で、入山料のお支払い。
こちらのコースは吉田口とは違い、岩場が多めのコース。また登り降りが同じコースを使っているので、すれ違いが発生します。
もちろん火山への登山ということで、吉田口から登る場合と似ている部分もありますが、木が生えてなくて、頂上までよく見え、また岩場の区間も多いためか、なんとなく「とっても圧が強い伊吹山」に登っている感覚に。
登山口付近はなかなかの暑さ。私も寒くなったら上に着込む方針で、まずは夏山スタイルで登ることに。
3000メートル付近まではなかなかの暑さでしたが、その付近を越えると涼しさを感じました。ただ登るのに必死なためか、登っているときはかなり暑かったです。
けっこう固まった場所に数多くの山小屋が連なる吉田口と違い、富士宮口の山小屋はバランス良くバラバラに建っているようです。
吉田口で辛いのが、下山道に山小屋がない点。こちらも富士宮口だと登り降りの道が共用なので、下山時も山小屋が使えてなかなか便利でした。
既に登山口の時点でけっこう空気が薄いようですが、3300〜3500m付近から、明らかに空気が薄い感覚に。
この時間に登っている皆さんは、私も含めて日帰りチームですが、高山への登山に慣れない人は、やっぱり山小屋で高度順応するのが良いみたいです。
私も今日は日帰り登山で高度順応が不足しているためか、9.5合目にある山小屋を過ぎた付近から、頂上はすぐそこなのに、なかなか前に進むことができませんでした。
なんとか富士宮口山頂に到着。
こちらの富士宮口山頂には、浅間大社奥宮と、富士山頂郵便局が建っています。
記念撮影の後、まずは奥宮に参拝し、御朱印。御朱印は先週頂いたばかりなので、別の御朱印を頂いたのですが、日付が入っておらず。通常の御朱印も頂きました。また今日はミニ杖も持参したので、こちらにも印を頂きました。
続いて郵便局へ。なんか大量に普通郵便を差し出している人が居たのですが、私は郵便は出さず、登頂記念証のみ購入。
頂上での用事を済ませたあと、お鉢巡りへ。
まずは馬の背を超えて、日本最高峰の剣ヶ峰へ。
馬の背、なかなか凄い坂でした。登るのも大変なのに、ここを降るのは、かなり怖い。
先週、悪天候の中ここを登り降りしたメンバー、ほんと凄いです。
馬の背には鉄柵が付いていますが、かつては富士山測候所の通勤に使われていたとか。真冬でも、この鉄柵を頼りに、ここを通って通勤したそうですが、ほんと頭が下がります。
また、馬の背付近からは、富士山の火口がよく見えました。先週は悪天候で火口を覗くのも辛かったのですが、今日は良い天気で、火口の底までゆっくり観察できました。
馬の背を登りきると、富士山測候所跡地に到着。
なんか、やたら人が並んでいると思いきや、剣ヶ峰での撮影待ち。みんなここで写真を撮りたいんですね。だいたい20〜30分ほど並んで、やっと私の番に。
登っているときは比較的天気が良かったのですが、このあたりから雲が火口の中に入ってきたり、だんだん怪しい感じに。
続けて富士山の三角点も撮影。富士山の三角点、日本一の三角点にも関わらず、「2等三角点」なんですね。
剣ヶ峰のあとは、富士宮口山頂に戻らず、お鉢巡りを続け、火口の反対を通って吉田口山頂方面に。
このお鉢巡り、見た目は平坦そうですが、標高が高いのと、意外と距離があるのと、地味に高低差があるので、一周すると、なかなか時間もかかりますし、けっこう疲れます。
でもお鉢巡りをすると、富士山の火口をいろいろ方角から眺められ、また各登山口の山頂と剣ヶ峰を訪れることができるので、時間があればぜひ回りたいコースです。
火口の反対側を通って、吉田口山頂へ。
久須志神社に参拝し、御朱印と、ミニ杖への印を頂きました。
今日は剣ヶ峰に登頂できたので、祝してラーメンと思ったのですが、コンビニでたくさん買い込んできてしまったので、諦めることに。
最後、吉田口山頂から富士宮口山頂に戻る区間で、かなり天気が悪化、風が吹き出し、雨まで降ってきました。先週もこの区間で天気が崩れ、結果登頂できなかったのですが、何か私との相性が悪いのでしょうか。
それほど距離がなかったので、なんとか富士宮口山頂に戻り、奥宮でお守りを見たりしている間に、天気が回復しました。
そそくさと昼食を取り、天気が良いうちに下山することに。
下山も、登山と同じだけ下らないといけないので、なかなかの距離。
登るときは必死なのであまり気にならないのですが、下りだと「よくこんな距離登ってきたな」という距離。どこまで降りても下山道が終わりません。
ただ吉田口と比べて良いのは、下山道の途中に山小屋がある点。トイレに行きたくなったり、飲料が足りなくなっても、安心です。
3000m程度まで降りてくると、空気の薄さを感じなくなり、高山病っぽい症状(頭痛や息苦しさ)を感じなくなりました。
さらに登山口付近まで降りてくると、下界と比べると涼しいのですが、暑さを感じるようになりました。
予定よりちょっとだけ早く山を下りることができたのですが、バスの本数が少ないので、結局予定のバスが来るまで、ここで90分待ち。
バスに乗って、また90分で富士宮まで戻り、電車に乗って帰宅の途へ。
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2週続けて登ってみて思ったのですが、富士山って
・とても整備された山
・肉体的な負荷が非常に高い
・景色は単調で、基本ひたすら登るのみ
ので、天候さえ良ければ、「体力一本勝負の山」なんだな、と思いました。
また、そんな体力一本勝負な山なので、前回も「いちどは登るべき山だが、もう登りたくない」と書きましたか、改めて今日もそう思いました。
ただ、
・富士山から眺める雲海や御来光
・富士山頂の火口
・日本一高い場所に立ったという自己満足感
は大きな価値があると思いますので、是非とも一度は登っておきたい山だと思います。
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