巻機山 夏が始まった合図がした〜♪主役は誰だ〜♪ニッコウキスゲからキンコウカの番だ〜♪(by Mrs. GREEN APPLE)
- GPS
- 09:54
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,454m
- 下り
- 1,454m
コースタイム
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 9:50
天候 | 曇り時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場前泊の登山者が増えています。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは桜坂駐車場トイレ前、桜坂駐車場登山口にあり。登山道に危険箇所はありません。昨晩の雨で、4合目手前のスリッピーな箇所と六合目前後の泥濘箇所は前日までの雨の影響で、危険な状態でした。下り4合目下で滑ってコケました。避難小屋前の水場は使えます。一部は、まだ雪渓の下です。 |
その他周辺情報 | 下山後の日帰り温泉は「金城の里」(350円)がお薦めです。月曜日が定休日です。久し振りに利用いたしました。やはり、肌がすべすべして気持ち良い・・・。美人の湯ですので、美人の方はもっと美人になりますし、それなりの方は美人になります・・・。 お土産には 高千代酒造株式会社「純米吟醸酒巻機」、八海醸造株式会社「清酒坂戸山」を是非・・・「飲みやすくスッキリした味わい」ですよ! そして お酒好きの方には❝雄々しくキリッと締まった原酒の味わい❞の八海醸造株式会社「清酒金城山」もお勧めです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
【山に感謝、自分に称賛を、この景色を見る為に生まれて来た・・・】
【山に登るたびに新たな発見や新しい学びがあり、山の魅力は尽きる事がありません】(by 今上天皇、元平成皇太子殿下)
クライムジャンキー(登山中毒者)でございます。
誰かが 言っていました、巻機山には大きな土手が二つ(ニセ巻と巻機山本峰)あると・・・改めて同感です。いや・・・牛ヶ岳まで入れると大きな土手が三つかな・・・?優しい女性的(長澤まさみの様な)な山容が北アルプスの薬師岳によく似ていると思います。ですから、仲間内では 巻機山の事を❝スモール薬師岳❞と呼んでいます。
本日は2,022年第4回目の巻機山にソロで登って参りました。当初は越後駒ヶ岳か、谷川岳〜一ノ倉岳〜茂倉岳プチ縦走を予定していましたが、午後から雨が降る天気予報だったので、長いルートは無理と考えて、サクっと登れるマッキーに決定しました。但し、先週から持病の腰椎椎間板ヘルニアが頭をもたげてきていて、腰の状態が今一つ…なのが、ちょっと心配の中でしたが…。
予定より約40分遅れのAM4:40過ぎに自宅を出発。桜坂駐車場にAM5:00過ぎに到着。身支度をし、登山届けを提出し、予定より44分遅れで登山口をスタート。この時点の天気は曇りで気温は24℃ですが、湿度は80%以上…蒸し暑い…。まだ薄暗い樹林帯の登山道…ジットリと汗が滴り落ちる。ヘルニアでの腰の状態は良くない…歩くペースが上りません。足元にはイチヤクソウ、オカトラノオ、エゾアジサイ、ツルアリドオシの白い花、ツクバネソウ、終盤戦を迎えているギンリョウソウetcが咲き乱れています。
それでも何とか五合目に到着。ガスで眺望はほぼゼロ…。目の前の米子沢の下部と東洋のマッターホルンの大源太山が僅かに見えるだけ…。その先のブナの美人林で癒やされながら、ゆっくりと進みます。程なく、六合目に到着。北には天狗岩、ヌクビ沢は見えますが、割引岳はガスの中…。少し歩いて、いつもの休憩ポイントで小休止。山崎製パンのコッペパンはちみつ&マーガリンを半分食べて、リスタート。依然として蒸し暑い…。しばらく歩くと、アクシデント…。足元にイモムシを発見したので、ちょっと戻って写真を撮ろうとすると、濡れた石で滑って古傷の右足首を捻ってしまいました。この後、激痛ではありませんが、右足首に軽い痛みがあり、ますます歩くペースが上がりません。
七合目に到着するも、ガスで眺望はゼロ…。この辺りからこの先ずーっとキンコウカが一面に咲き乱れています。八合目に到着するも、やはりガスで眺望はゼロ…。約2週間前に訪れた時は、この辺りからニッコウキスゲが狂喜乱舞する程、咲き乱れていました。しかし、今日は見る影もありません…。咲き残っているニッコウキスゲがチラリ…ホラリ…。ニセ巻稜線に出ても、ガスで眺望はゼロ…。ニセ巻に到着。やはり、ガスで眺望はゼロ…。避難小屋に向け、下ります。この斜面一面に広がるキンコウカとワタスゲは絵になります。避難小屋では、小屋裏のトイレをお借りし、御機屋へ登り返します。前回は織姫の池、竜王の池手前のニッコウキスゲの大群生地はやはり、今日は見る影もありません…。そして、織姫の池と竜王の池で逆さ御機屋を撮り、御機屋へ登りつめます。足元にはイワオトギリ、キンコウカ、コメツツジ、モウセンゴケ、キオン、ネバリノギラン、コシジシモツケソウ、ヒカゲノカズラ、タテヤマリンドウ、ジョウシュウオニアザミ、イタドリ、ワタスゲの白い綿毛、ツマトリソウ、タカネシュロソウ、タカネアオヤギソウ、イワイチョウ、コバイケイソウ、ヤマブキショウマ、ハクサンボウフウetcが咲き乱れています。
程なく御機屋に到着。やはり、ガスで眺望はゼロ…。この時点で予定より1時間以上遅れています。そして、ここで再び小休止。先程残した山崎製パンのコッペパンはちみつ&マーガリンの半分を食べて、ザックをデポしリスタート。顔に見える三ツ池〜巻機山本峰〜牛ヶ岳へ向かいます。まずは三ツ池にて、喪黒福造の顔を画像に収め、巻機山本峰のケルンへ…。やはり、ガスで眺望はゼロ…。先を急ぎます。朝日岳へ向かう縦走路分岐を過ぎると、前回は山一面が真っ黄色に覆われたニッコウキスゲの大群落があったんですが…今は無惨な姿に…。ほとんど終わっていて、咲き残っているニッコウキスゲがチラホラ…。足元にはハクサンフウロ、キオン、コバノトンボソウ、タカネシュロソウ、タカネアオヤギソウ、ハナニガナ、タテヤマリンドウetcが咲き乱れています。牛ヶ岳手前のニッコウキスゲの群生地も終盤戦を迎えていて、咲き残っているニッコウキスゲがチラホラ…。
そして、程なく牛ヶ岳山頂に到着。前回は牛ヶ岳山頂からその先のビュースポットまでの間には、びっしりとニッコウキスゲで埋まっていたんですが、今日は見事に何にもありません。沢山のニッコウキスゲの種が見えるだけ…。あまりの変わり様にビックリです。ビュースポット手前には終盤戦を迎えたクルマユリが数輪…。ビュースポットに到着するも、相変わらず眺望はほぼゼロ…。但し、北西の眼下にはマイホームマウンテンの坂戸山が良く見えました。時間が大分押しているので、戻ります。再び、御機屋に到着し、小休止。山崎製パンの薄皮クリームパンを2個食べ、下山開始。食後に痛み止めと攣り止めの薬を飲みました。※当初の予定ではこの後、割引岳をピストンし、米子沢源頭部まで歩く「井戸尾根コースのフルコース」のつもりでしたが、体調が万全ではないので、残念ですがこのまま下山し、避難小屋前のハクサンコザクラの群生地を確認してから帰ります。すると、例年通り沢山のハクサンコザクラが咲き乱れていました。米子沢源頭部は次回にお預けです。
再び、小屋裏のトイレをお借りし、ニセ巻へ登り返します。ここで嬉しい発見が…。何と、トキソウを発見。巻機山では以前、七合目と割引岳手前でしか、トキソウにはお目にかかっていませんでした。ここで、出会えたのは嬉しい大発見です。皆さんも目を凝らして探して見て下さい。この後、色鮮やかなヒメシジミを愛でながら下山…。右足首がちょっと痛くてペースが上がりません。安全第一でゆっくりと下ります。そして、いつもの様に六合目少し上の休憩ポイントで本日最後の小休止。山崎製パンの薄皮クリームパンを残りの3個食べ、下山開始。六合目下の泥濘地帯も何とかクリア。五合目に到着するも、相変わらず、ガスで眺望はゼロ…。四合目手前で、僕にとってはレアなカキランを発見。美味しい柿が食べたくなりました。これも、皆さん目を凝らして探して見て下さい。四合目を過ぎると粘土質のスリッピー地帯に突入。充分注意していたつもりでしたが、粘土質の僅かな緩斜面で滑って尻もちをついてしまいました。怪我は無し。ちょっと短パンが汚れただけでした。その後は細心の注意を払い…何とか無事に桜坂駐車場登山口に到着。
到着すると直ぐに(PM3:00過ぎ)雨が降って来ました。そのまま帰宅の途につきましたので、雨にあたらずに済みました。ちょっと時間がかかりましたが、本日も楽しい山歩きが出来ました。
因みに 井戸尾根コースのフルコース(個人的に名付けているだけです)とは 桜坂駐車場登山口から井戸尾根コースを御機屋、御機屋から山頂、牛ヶ岳先のVS までのピストン、御機屋から割引岳までのピストン、御機屋から避難小屋まで下り、避難小屋から水場、米子沢源頭付近の甌穴(おうけつ)までのピストン、ニセ巻経由井戸尾根コースを桜坂駐車場登山口までのルートです。
お花畑はニセ巻から避難小屋間、朝日岳分岐から牛ヶ岳間、御機屋から割引岳への鞍部、避難小屋から水場に向かう左側斜面、米子沢源頭付近の斜面です。
それぞれ 若干の植生の違いや 雪の残りかたによる季節感の違いが見られたり、眺望も場所によって少し違いが感じられます。
危険な所はありませんので 時間と体力のある方にはお勧めです。
出来れば 残雪(ソリ遊びも出来ます)と春の花が咲き始める5、6月と7月のニッコウキスゲがスゲーッ!と8月のコバイケイソウと錦秋に染まる紅葉の9、10月etc と季節を変えて登って見ると 巻機山の魅力が益々感じられると思います。
お花畑以外の見所は 五合目から見える米子沢越しのニセ巻、大源太山や谷川連峰の一部が見える眺望、六合目手前のブナの美人林、六合目から見えるヌクビ沢越しの天狗岩と割引岳、森林限界を越えた七合目からの北アルプスや谷川連峰の見える大展望、八合目から富士山も、八合目からの階段を登りきって稜線に出ると向かい右に熊の足形、向かいの“大きい土手”には巻機山本峰山頂、御機屋、割引岳が見え、眼下には水量豊富な米子沢や点在しているオオシラビソの林が広がります。避難小屋先の竜王の池に“逆さ巻機山”が映りますし、御機屋から山頂の中間にある三ツ池はよく見ると人の顔に見えます。御機屋や山頂からは西から南にかけての眺望が良く、牛ヶ岳先のVS と割引岳からは東から北にかけての眺望が良いです。
皆さんに早く日常が戻ります様に・・・。そして、世界が平和になります様に・・・。
巻機山にもカキランが咲くんですね。
しかも4合目? 樹林帯の中で?
トキソウもやはりあるんですね。
ヤマトキソウというのがあるそうですが、巻機山のは違うようです。
今年は残雪のおかげでハクサンコザクラはこれから見られるようになりそうですね。
梅雨みたいなお天気続きでなかなかチャレンジできそうにありませんけど。
ちょっと難儀だったみたいですね。
無理せずです。
お疲れさまでした。
カキランは個人的には初めてのお花でした。上りでは気付きませんでしたが、五合目と四合目の中間地点位の登山道の南側脇にひっそりと一輪だけ咲いていました。当然樹林帯の中です。半日陰を好む野生ランなんでしょうね。
トキソウは昨年nekosanpoさんから教えて頂いた所へ行く予定でしたが、体調不良の為行けませんでしたが、まさか避難小屋〜ニセ巻間の木道脇に咲いているとは・・・。10株位咲いていました。良く探せば、もっと沢山見つかると思います。まあ、ここは湿り気のある所ですからね・・・。
避難小屋前の雪渓はやっと消えたので、ハクサンコザクラの群生地は今が見頃です。米子沢の源頭部には、一部まだ雪渓がありますので、ここも消え次第に春の花々が咲いてくるでしょう。
今回は体調不良で無理はしませんでした。ガスで眺望も悪かったですが、ゆっくり歩いているとまだまだ、新しい発見があり、今回も楽しい山歩きが出来ました。
本日(7/28)も坂戸山に登ってきましたが、ヘルニアも右足首もどちらもほぼほぼ完治しています。強いて言えば・・・どちらもチョットした違和感が残っているだけです。
ではまた・・・。
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