記録ID: 4528873
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
明神岳（南西尾根〜5峰〜前穂高）
2022年08月11日(木) [日帰り]
Tatsu0
体力度
4
1泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 07:29
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,895m
- 下り
- 1,896m
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日帰り
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 7:29
14:54
ゴール地点
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
帰り 上高地〜新島々〜松本駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
〇上高地〜5峰 ��風穴の看板までは一般登山道。以降はバリエーションルートとなるが明瞭な道で分かり易い。但し、急登＆多少の笹漕ぎ（前半）とハイマツ漕ぎ（後半）があるため、体力を奪われやすい。途中でFIXロープが張られた岩場があるが、登りパートは無くても問題なく登攀可能なレベル。途中で踏み代が増えたりするが、最終的には一つに合流する模様。5峰手前になると岩登りとなるため、読図能力よりルーファイ能力が重視される。 〇5峰〜4峰 5峰には古いピッケルが刺さっているため、これが目印となる。4峰へはコルを経由するため、迂回しながら岩場を下る必要がある。4峰への登りは明瞭な踏み代を注視して歩くと体力を温存しやすい。 〇4峰〜3峰 3峰は直登と左巻きを選択できる模様。今回は左に巻くことにしていたので、左から巻いたが、直登でも問題ないと思われる。巻く場合は紫色のロープを目印にすると良い踏み代上を歩くことができるので楽。ロープはズタボロなので、基本触らない方が良い。 〇3峰〜2峰（明神槍） 2峰までは特に問題なし。2峰からの下りは垂直なので、ロープを使っての懸垂下降が必要になる。支点は残置スリング＆カラビナが沢山かけられているので、すぐに見つけることができる。下降高さはおおよそ40〜45m程なので、50mロープ2本なら1回で下降可能。1本だと25m、15〜20mの2ピッチで下降。2ピッチ目もスリングが沢山かけられているので、すぐに見つけることができる。今回は残置のものを使って2ピッチで下降。 〇2峰〜主峰 主峰直下の登りは他の登りよりガレて崩れやすくなっていたため、他のパートよりもルート選択には注意が必要。主峰には特に目印等はなし。 〇主峰〜前穂高 コルへの下りで残置スリングの支点がいくつかあるが、クライムダウンで対応可能。 岩のサイズ等が大きくなったせいか踏み代が分かりにくくなっているため、これまでよりもルーファイ能力が必要となる模様。細かい砂利やガレを相手にするよりは比較的大きい岩の登攀の方が比較的安全だと感じた。 〇前穂高〜上高地 一般登山道。重太郎新道の下りはペース次第で足に結構な負荷がかかります。 |
写真
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登りパート一番の岩登り地帯。一応FIXロープありますが、敢えて使わずに登攀。
遥か下に見えるは河童橋。今回は見上げる立場ではなく、見下ろす立場。
こっちも踏んでる跡がありましたが、最初に確認した方から登りました。
少し心配していた巻きルートはFIXロープが張ってあったので、結果的に非常に分かり易かった。
直登ルートはおそらくここからですが、今回は巻道ルートで行きました。
ロープはボロボロなので、基本触りませんでした。目印として活用。
2峰の下り。途中でテラス（20〜25m下降地点）があり、残置支点もあるので、それを使って2ピッチで下降しました。
2ピッチ目の残置支点。ここにも沢山スリングがかけられていました。
1ピッチの懸垂下降後に岩壁を見上げながら、これを登攀するならどこから登るべきか少し観察していました。
2ピッチ目終了後から見上げた2峰。登るとするとちょっとしたマルチピッチになりそうです。
主峰から見た東陵。このルートもいずれは踏破しておきたいところ。
明神沢のコルへ下る途中でも残置支点が所々ありましたが、利用せずにクライムダウンで対応。
重太郎新道の下りは初だったので、下り一方通行も合わせて使いました。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
タイツ
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ライター
地図（地形図）
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
ロープ（50mダブルロープ）
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
|
|---|
感想
今年の山行チャレンジの一環で明神岳の日帰りソロで行ってみました。1泊しても良かったのですが、日帰りで行けるなら日帰りの方が色々と時間やお金のリソースを節約できるということで敢えて日帰りスケジュールで決行。5峰までの急登や所々でのルーファイ要素、懸垂下降等々、本当にここが初級バリエーションルート？と思えるような内容が盛り沢山でした。唯一初級と思えるところは踏み代が比較的分かり易いところでしょうか。日帰りをやってみた結果、結構しんどいな〜というのが正直な感想だったので、途中で野営すると無理ないスケジュールで行けるかと。
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