薬師岳
- GPS
- 24:40
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,679m
- 下り
- 1,678m
コースタイム
折立8:10-三角点9:00-五光岩9:55-太郎平10:25/10:30-薬師岳山荘11:55/12:00-薬師岳山頂12:40
8/23
薬師岳山荘4:10-薬師岳4:50/5:30-薬師岳山荘5:50/6:00-太郎平6:50/7:00-折立8:40
天候 | 8/22 晴れ 8/23 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
折立登山口に登山届ポスト、トイレ、水、自販機あり 樹林帯の中雨上がり後はかなりぬかるみあり 山頂まで危険箇所はありません 薬師岳山荘は今年の営業終了後、建て替えするようで次回営業は再来年とのこと (来年度は確認必要) |
写真
感想
今年の夏は天気が悪く今回も出発直前までどうなるかが分からず、前日の予報で
何とか好天になりそうだったので昨年未踏だった薬師岳に狙いを決めた。
急行「能登」はもう少し混むかと思っていたが4席で1〜2名程度(自由席)
だったのでゆっくり休むことができた。
当日富山から折立直行バス(6:10)は9名の乗車でこちらもガラガラ。
途中小屋で一緒になった人の話では5:10発のバスは急行「きたぐに」に合わせて
いるらしくこちらは満席だったようである。
5分乗換で電車、バスの乗り継ぎのほうが30分以上早く着くが間に合わないと思い
直行バスにしたのだが間に合わないこともなかった。
バスの運転手がガイド役もしてくれて到着まで寝たり聞いたりで楽しかった。
折立から太郎平までは昨夏裏銀座縦走しているので時間配分もわかっていたが
朝から急登は相変わらずきつい。
しかし今回は小屋泊まりで軽装なので前回よりはかなり楽。
天気もよく、後ろには有峰湖、左には立山連峰と剣岳、前方には薬師岳が見える。
それにしても薬師岳は大きく圧倒される。
予定より早く太郎平に到着。入口には生ビールの看板。飲みたい気分だが
ここはぐっと我慢。
前方には黒部五郎と雲の平。ここで少し小休止と水の補給。
ここからテント場までは気持ちの良い木道が続く。数張りのテントを横目に沢伝いに高度を稼ぐが
先程とは一転して「この道でいいのか」と思うような一雨降れば沢と化すような
ところを登っていく。
じきに前方が開け薬師岳が右手前に見えてくる。山頂らしきところに何か建物が
見えるのでもう少し、と思っていたが山頂ではなく「避難小屋」であることが判明。
その左手に山頂が見えていた。
「薬師岳山荘まで15分」の看板を過ぎるとほどなくして山荘が見える。
時間が早かったのと避難小屋付近で迷いやすいということがガイドブックに書いてあったので
ガスが涌いてこないうちに山頂まで往復することにして受付を済ませ出発。
山頂まではガレ場をジグザグに登っていくが避難小屋付近でも左方向に山頂が見えるので迷うことなく頂上に着いた。
頂上に至るまでや頂上からの展望は圧巻であった。
実は「薬師岳」という山は特別魅力を感じていた山ではなかった。
室堂から縦走するには長く、薬師単山としては遠い存在であった。
あまり特徴もないと思い込んでいたこともあったと思う。
しかし実際に登ってみると見事にその考えが覆された。
大きさ、カールの美しさ、途中の高山植物群、そして大展望。
言葉を失うといっても過言ではないすばらしい山であった。
2時間くらい長居して薬師岳山荘に戻り他の登山客とビール片手に談笑。
まだまだ夏休みなのか翌日以降黒部五郎、雲の平方面へ向かう人も多い。
私も休みであれば好天が続くようなので行きたい気持ちでいっぱいだが
何せサラリーマン。今回も会社の携帯持参での登山。
(ちなみに薬師岳山荘付近では一瞬アンテナが立つが使用不可であった。)
今日の宿泊者は布団2枚に3人と言う程度。定員の1.5倍。
食事は5交代ということであったが受付が早かったので1回目であった。
運がいいのか隣にいた方が、殆どの食事を提供してくれた。
断るのも申し訳ないのでここはいただくことにした。
そのお陰?でご飯3杯。山小屋でこんなに食べたことも忘れるまい。
部屋は基本屋根裏。雨漏り用のビニール袋がいたるところに吊り下げられている。
この小屋も今季限り。再来年新築オープンらしい。
食事を終えるが談話室などなく各自布団に戻っている。
翌日は12:30富山行きのバスを予約しているが山頂でご来光を見ても10:30に
間に合いそう。
早く帰ることはないが月曜仕事となると、など考えながら早めに就寝。
隣がこなかったので何とか布団1枚で寝られた。
翌朝は4時過ぎに小屋を出てご来光を見に再び山頂へ向かう。
途中風が強く冷たく、後頭部の血管が切れそう。
少し雲が出ていたためご来光はかなり上に上がってきてからであったが
この日山頂でご来光を見たのは数十人。
6時に小屋で弁当を受け取り(この日の朝弁当は私だけ?)あとは折立まで下りるだけ。
太郎平で弁当を食べ、補給し写真など撮って出発するが急いで歩いているわけでもなくこのまま行けば9:30(実は9:00)にも間に合うかも。
途中登ってくる方の渋滞に多少待つが8:40には折立到着。
しかしこの後ノンビリしすぎて大失態をする羽目に。!
バスには間に合い、初めて富鉄にも乗れると思い着替え、洗顔、トイレなど済ませ
まだ早いがバスのほうへ向かうと直通バスに隠れていたバスが1台出発。
こんな時間に団体客のバスが到着した形跡もなく、出発した形跡もない。
まさかと思って走っていったが9:30ではなく9:00のバスであった。
小屋の時刻表に9:30と書いてあったと思い込み、折立のベンチ横で着替えを
していたにも関わらず、横に大きく貼ってあった時刻表には目のくれなかった。
あと1,2分早くバスに向かっていれば…
仕方なく10:30まで待つ。
乗客は9名。うち5名は途中温泉宿前で下車。次の12:30に乗るとのこと。
単独者1名、太郎平小屋でバイトして下山する人2名、私の4名で下界の暑い富山駅に
到着。
今回は2日間共に好天に恵まれてよかった。1日間早ければ雨と低温で寒かったらしい。
今度訪れるときはゆっくり時間が取れる時、室堂から縦走し裏銀座を回ってみたい
などと考えながら富山駅を後にした。
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