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Yamareco

記録ID: 454907
全員に公開
山滑走
富士・御坂

富士山宝永火口上部雪渓(富士宮口、富士館3740m)

2014年05月17日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:01
距離
9.9km
登り
1,451m
下り
1,437m
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
予約できる山小屋
八合目池田館
御殿場口七合四勺・わらじ館
今朝の富士山
御殿場富士公園線より
2014年05月17日 05:52撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 5:52
今朝の富士山
御殿場富士公園線より
富士宮口
五合目スタート
2014年05月17日 20:25撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 20:25
富士宮口
五合目スタート
愛鷹山塊をバックに
新七合目より
2014年05月17日 20:27撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 20:27
愛鷹山塊をバックに
新七合目より
ガスが・・・
八合目手前より
2014年05月17日 10:26撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 10:26
ガスが・・・
八合目手前より
師匠と旧友
八合目の少し上より
2014年05月26日 21:49撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/26 21:49
師匠と旧友
八合目の少し上より
頂上を目指す
九合五勺の少し上
2014年05月17日 12:33撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 12:33
頂上を目指す
九合五勺の少し上
富士山頂
2014年05月17日 20:29撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 20:29
富士山頂
山頂火口
2014年05月17日 13:11撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 13:11
山頂火口
ドロップポイント
2014年05月17日 13:38撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 13:38
ドロップポイント
一枚バーンを滑る師匠
2014年05月17日 14:03撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 14:03
一枚バーンを滑る師匠
師匠の華麗なシュプール
2014年05月17日 14:37撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 14:37
師匠の華麗なシュプール
宝永馬の背へ
2014年05月17日 14:48撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 14:48
宝永馬の背へ
火口回廊を快適に
2014年05月17日 14:51撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 14:51
火口回廊を快適に
滑走ルートを仰ぎ見る
2014年05月17日 14:52撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 14:52
滑走ルートを仰ぎ見る
宝永山 馬の背より歩く
2014年05月17日 14:58撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 14:58
宝永山 馬の背より歩く
宝永山火口
底雪崩れか・・・
2014年05月17日 15:24撮影 by  PENTAX Optio WG-2 GPS, PENTAX
5/17 15:24
宝永山火口
底雪崩れか・・・

感想

雲ひとつない青空、美しい富士山を正面に眺めながら県23をドライブ。富士宮口五合目到着、先週は全面雪に覆われていた斜面、だいぶ岩が露出して雪解けの早さに驚く、今日も200人以上は登っているみたい。今回は新調した山スキーブーツを初めて実戦投入、これまで2回ゲレ調整に行ったけどそれでも少し不安・・・

師匠と7:00に待ち合わせ7:30アイゼンスタート、今日の目標は山頂から御殿場方向へ滑走し宝永山経由で五合目に歩いて戻るというもの。スタート直後、上から「らぁーく!」の掛け声、見上げると頭大の落石が猛スピードで転がってくる、やばい・・・右方向へ急いで逃げる、自分も「らぁーく!」と叫ぶけれど遥か下の登山者が気付いているのか不安、声量を増して3回叫ぶ、このまま駐車場まで転がったら車が大破するかも・・・と思ったがなんとか手前で止まった。音もなく転がってくる落石、常に上方に注意しなければ・・・

8:40新七合目で小休止後に9:40元祖七合目、師匠が昔の山スキー仲間と遭遇し名刺をいただく、連れの方は自分のご近所さんらしい。10:30八合目で小休止後、九合目辺りから高山病の初期症状と思われる膨頭感を覚える、より症状が悪化すれば頭痛がしてボーっとすることが分っている、八合五尺まで体調バッチリだったのに、たった五尺の差で体調に変化をきたすところが富士山の怖いところ。

九合五尺手前で雪の硬さが気になり師匠に尋ねると「これぐらいならまだ柔らかい」とのこと、今日の師匠は頂上を狙っているのかな・・・と思った。12:00九合五尺に到着したとき頂上付近は雲がちらほら現れ始めている、富士山は午後からガスに覆われることが多いので少し不安になり相談のつもりで「雲が現れ始めているので先に頂上に登ってから昼食にするというのはどうですか?」と意見してしまった、師匠は「まぁ時間だからお昼にしよう」との事だった。アスピリンを服用してから昼食をとる。休憩後、師匠が一人だけだったらここから滑るということを示唆されたので、自分も「今日がベストコンディションでなければここから滑りましょう、ここから御殿場方向へ行けるのですか?」と尋ねると、「御殿場方向へは行けない、今日はベストコンディションじゃないけどみんな登っているので行ってみよう」とのことだった。もしかして自分が「頂上に登ってから云々・・・」などと意見してしまったので自分が山頂に拘っているのではないかという誤解を生んでしまったのかもしれない・・・。さぁゴールまであと五尺、妙に足が重くなってきたのは酸素が薄くなったからだろう、これ以上調子が悪くならないよう肺圧縮呼吸法に切り替えた。最後の急登を終え鳥居をくぐる、13:00登頂、スキーを背負って頂上に立つのは始めて、自分にとって記念すべき日となった。

富士館で休憩をとり御殿場口登山道へシフト、高度に順応したのか呼吸法が正解だったのか調子がよくなってきた、上部は雪が硬すぎるので3650mまでアイゼンで下る。13:40ドロップスタート、急斜面なのでストックとピッケル併用で、フィルムクラストが引っかかり少し固めの雪質、安全重視で斜滑降しターンを少なめに、ストックの左ターンは良いがピッケルの右ターンがどうしてもつんのめる、その度に滑走停止するので激しく疲れる。少し斜度が緩くなったところで両方ストックに、ここから宝永火口の上部まで雪質最高!14:10七合目須走館付近で休憩をとる。御殿場登山道方向へ少し歩くとこちら側にも広大な1枚バーンが上から繋がっている、こっちの斜面も良さそうだねなんて話をしてから御殿場登山道付近を滑走、宝永馬の背方向へつづく雪渓に移動するため少し歩いて、そこから最後の滑走、回廊みたいな火口淵の緩斜面が意外と楽しい!

15:00宝永馬の背からは歩いて帰る、宝永火口内は落石が絶えず、雪下からは水流の音が聞こえる、底雪崩が起きたのだろうか火口底部には巨大な雪塊が横たわっている。宝永第二火口の上淵を歩く際、自分は怖くてアイゼン装着、だいぶ雪が少なくなった日沢を横目に六合目宝永館へ、そこから師匠にグリセードのやり方を教えてもらいながら五合目到着16:05解散。師匠、今日もありがとうございました。

初実戦投入の山スキーブーツは△、両足かかとに軽い靴擦れ、左内くるぶしに激しい靴擦れ。歩き、とりわけ下り歩行はゲレブーツの比較にならないくらい歩きやすいが反面滑りはゲレブーツの方が良い。

駐車場でチェコのお医者さんに話しかけられ三島駅新幹線口まで送ることに・・・、この方、横浜を基点に日光・広島・富士山を一週間かけて観光してきたとのこと、次はユーロを旅行するみたい。今回の旅は移動がメチャメチャ大変だったらしい、というのも外国人観光客向けにJRフリーパスというのがあるが、なんとのぞみ号だけには乗れないのでひかり号で広島まで行かなければならないとか・・・。

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