聖〜赤石〜荒川三山
- GPS
- 77:44
- 距離
- 40.2km
- 登り
- 4,646m
- 下り
- 4,677m
コースタイム
7:00畑薙P-8:00聖沢登山口-9:30聖沢吊橋-11:50/12:30 2011-13:30滝見台-14:45聖平小屋
2009/8/11
5:05聖平小屋-6:30小聖-7:55聖岳-10:00兎岳避難小屋-10:15/10:40兎岳-11:20小兎-12:20/12:50中盛丸山-14:00百間洞山の家
2009/8/12
5:10百間洞山の家-6:15百間平-8:25/9:00赤石岳-10:25大聖寺平-11:00/12:00荒川小屋-14:20荒川中岳-14:30荒川中岳避難小屋
2009/8/13
4:45荒川中岳避難小屋-5:40荒川東岳-6:20丸山-7:05千枚岳-7:40千枚小屋-9:15蕨段-10:55/11:15小石下-12:05鉄塔-13:00千枚岳登山口-13:15椹島
天候 | 2009/8/10 小雨→くもり 2009/8/11 くもり→晴|くもり 2009/8/12 晴→くもり 2009/8/13 くもり |
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過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
◇入下山バス 井川〜畑薙から椹島方面へのバスは例年の東海フォレスト運行バスに加え、井川観光協会のバスが運行。 主に井川地区〜聖沢登山口間でバス停と時刻、乗車条件などは観光協会HPに情報あり。 ◇赤石温泉白樺荘 今夏より移設オープン。入浴料\500。露天、シャンプーリンスボディーソープ、ドライヤー有。泉質は以前同様のヌルヌル湯。 休憩室は大広間で横になれる。食堂も以前と同じでメニュー豊富。 |
写真
感想
去年の同時期に山の会の先輩達と歩いた聖〜赤石〜荒川三山。
今回は初めての単独縦走ということで、経験があり気に入ったこのコースを選んだ。
やはり自分はこの山域が好きだ。本当に楽しく充実した山行だった。
◇車中泊
入山前夜は畑薙第一ダムPにて車中泊。田代地区の時間帯通行止め規制で18:00までにPへ到着の必要があり、
5:30自宅-9:15清水IC-9:45/11:00静岡市内で物資調達-13:00赤石温泉白樺荘-15:30畑薙第一ダムP と移動。
ここの駐車場の蚊(ブヨ?)は凶悪で、約24時間後に猛烈な痒みとともに発症する。去年もそうだったが、
聖平小屋で就寝中に痒みで目が覚めてひどい目にあう。今年はなるべく窓を開けないよう気をつけていたが
やはり数箇所刺されていた。車中泊の方はどうやって防御しているのだろうか?
◇バス
今年はじめて井川観光協会のバスが運行された。井川中心部のえほんの郷を基点に、畑薙大吊橋、聖沢登山口、
のルート。観光協会(≒静岡市)運営山小屋を廻るルートを想定してのバス停設定と思われる。
観光協会山小屋(聖平)と東海フォレスト山小屋(百間洞、中岳避難小屋)両方を利用する自分は、どちらの
バスも無料で乗車する権利を有していた。
登山口:聖沢、下山口:千枚(椹島)の場合、往路は観光協会バスで聖沢登山口降車できるが、えほんの郷
に車をデポすると復路も観光協会バスで戻る必要がある。しかし下山は椹島なので、観光協会バスに
乗車するには椹島から聖沢登山口まで移動しなくてはならない。東海フォレストのバスで椹島から聖沢まで
移動はできるが、それなら東海フォレストのバスで乗り換えなしに駐車場まで行ったほうが楽だな・・・ということで
畑薙P基点に東海フォレストバスでの往復を選択。
畑薙Pの東海フォレストバス始発は定刻8:00。人が多ければ臨時の早発が出るらしいがその場にならないとわからない。
東海フォレストバスの7:00運行を期待して、6:40頃に発着所をウロウロしていると観光協会のバスが。しかも停車。
HPには記述がなかったが、観光協会バスも畑薙P経由するらしい。発車時刻7:00とのことで大急ぎで支度し乗車。
乗客は自分だけ。東海フォレストバスは8:00始発だったらしいので、1時間稼げた。
◇地震
8/11、静岡を地震が直撃し県内は大きな被害を受けた。ちょうど聖平小屋を出発しようと立ち上がったときに
揺れを感じた。その夜に百間洞山の家でニュース映像を見てはじめて大きな地震だったことを知る。
小屋で一緒になった方は、地震発生から30分ほど後に、沢から大きく崩れる轟音が響いたと言っていた。
地震のせいで、今年の盆休みは客足が遠のいたと地元の方が話していた。
◇下山後
井川の民宿に1泊した。縦走の余韻を一晩かけてゆっくり味わった。
◇山で出会った方々
百間洞山の家で同室(?)になった中年男性2+1名の方。靴底の心配していただいて、ありがとうございました。
ちょうど反対回りされていて、自分と同じ日に椹島に下りるとのことで、椹島で再会できるのを
期待していたのですが、下山が遅れてしまい、残念ながら12時のバスに間に合いませんでした。
百間洞から荒川千枚方面で同方向だった中年男性2人組の方。ご一緒できて楽しかった。避難小屋で酒の入った
お二人は漫才コンビのようで、連れの方を「相棒」と呼んでいた間柄をとても羨ましく思いました。
最後に椹島でバスに向かって手を振って下さった姿、本当に嬉しく思い出に残っています。
◇山で出会った動物
去年は何度も見かけたライチョウさん。今年は遭遇できず。
兎→小兎方向、兎山頂からザレっぽいジグ道を下る最中。生まれて初めて熊と遭遇した。
視界に突然飛び込む黒いかたまり。距離約50m、大きさは大型犬程度。おもわず「ぅおっ!」と変な声が出る。
声に反応したのか、熊はこっちを見る。えーっと、カメラカメラ、とモタモタしている隙に
熊は左手のハイマツの藪へ消えていった。
◇山小屋スタッフの方々
聖平山小屋の方々、スイカ死ぬほど美味しかったです。初日の登りでバテバテな中で、「聖平のスイカ」がモチベーションでした。
靴底修理をしてくださった百間洞山の家の方、本当にありがとうございました。助かりました。
椹島まで靴底はがっちり固定され無事下山できました。
中岳避難小屋の野獣系管理人さん、予備靴を貸していただいてありがとうございました。未使用で下山できました。
楽しい話題に終始し、和気藹々とした避難小屋の一夜を経験できました。
◇靴底剥がれトラブル
12年ほど前、ハイキング用に購入した軽登山靴。当時は山などまったく知らず、山の店で安価なものを
適当に選んで購入。ほとんど使用しない状態が続き、ここ2年ほど、年間10日位の使用日数。
今春あたりから、靴底ブロックが2箇所ほど取れているのを発見し、この夏の縦走で引退させようと
考えていた矢先のことであった。
用意周到なつもりだったが、まさか自分がこんなトラブルを起こすとは。思い上がっていた。
教訓は
・使用日数は少なくても年数が経っていることを甘く見ない
・靴底ブロックが取れた時点で寿命と思え
・トラブルを想定し布ガムテと針金は携行
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