美渓を巡る沢旅!湯檜曽川本谷〜ナルミズ沢下降〜東黒沢下降



- GPS
- 34:53
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 1,715m
- 下り
- 1,724m
コースタイム
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 11:11
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪渓はうなぎのねどこ手前、十字峡手前、抱き返り滝の先…くらい。最後のは巻いたあとくぐった。 |
写真
感想
初日
どんよりとした空だがひとまず林道2時間歩き。
療養開け2週間だが体調は悪くない。
武能沢出合でガチャを着けてから入渓。
魚止滝とそれに続くゴルジュは右岸から高巻いて越える。
一昨年に来た白樺沢の出合を見送るとほどなく雪渓登場。
だがブリッジにはなってないので問題なし。
右に直角に折れたら登場のウナギの寝床はヘツリ泳ぎで突破。さ、さむい!
続いて正面にやせ細ったブリッジが現れたので左から巻く。
ここでAさんが荷物が重くなったというのでチェックしてみると…めっちゃ防水袋の中に浸水してるやん!というわけで少々物干しタイム。
先ほどの泳ぎでザックを横にして水に漬けた(ビート板代わり?)のがよくなかった模様。
懐かしの十字峡を通過してここからは未見エリア。
アナゴの寝床は途中から右岸の岩場を巻き気味に登る。
右に折れるところで2段20mの滝が出てくる。これが抱き返り滝かー。
一段目は易しそうなので左からフリーで登る。ここからロープを出して2段目を越える。
さすがに人気ルートなので残置支点が豊富だった。
この先にSB登場。
最初のやつは右岸のコンタクトラインを巻く。
続いて登場した奴は両岸が立っていたのとそこそこ頑丈そうなため1人ずつ走ってくぐる。
途中にナメ滝のようなものもあるが走るしかない。いつものことだがくぐるのは気持ち悪くて嫌だ。
七つ小屋滝出合を越えてツチノコポットホールのところで一休みしてさらに進む。
このへんから雲が晴れて青空が見え始める。
そしてやっぱ積雪エリアの沢は空が広くて気持ちいい!
水流くぐりの8m滝はくぐるのをやめて残置のある右壁を登る。Aさん必死のフォロー。
続く2段10滝は2段目がだめかと思って左岸から巻いてしまったが実は登れるらしい…。
今日のハイライトの2段40m滝は一段目は左からスタスタ歩いて登る。
2段目は左壁に残置もあるしフリーで行ってみたが思いのほか悪かった。反省反省。
そのあとのトラバースもよくなさそうなので藪に入って巻いた。
だいぶ時間がオシてきた。
10m弱の滝が続くも両岸の傾斜が落ちてきたおかげか容易に登れるものが増え、快適に進む。
二俣16:30、まだ進む余裕があるとのことであと少し進んで次の二俣の先の右岸にあった小さなテンバで幕とする。
(当日、翌日も周辺見たがここより上に好適地はなかった)
なぜか落ちてた薪の生木率が高く、やや火付けに苦戦するもぶじ大きな焚き火に育ってくれて快適な夕餉となった。
この日はオレがヘッドライトを忘れたのでいろいろ不便した。予備買おう…。
同行の二人は先週、虫だらけの沢だったらしくて虫が(殆ど)いなくて感動しておりました。
飯が終わって最後の酒を飲んでるところで雨がバラバラっと降りだしたのであきらめて寝る。
二日目
昨夜の雨はその後すぐ止んだらしく、焚火は苦労することなく復活した。
長丁場のため5時過ぎ発。
水量は少なく水に浸かることもなく順調に標高を上げ、一時間ほど歩いたらツメとなり沢形のまま藪突入。
まぁ笹なので大したことはない、しかし雨と夜露たっぷりの笹のためあっという間に皆、濡れネズミ。
沢形が消えたあたりからはシャクナゲとハイ松も加わってきたがすぐに草原となり登山道へ。
貸切の朝日岳の山頂を踏んでからナルミズ源頭へ、が!ジャンクションピークまで来て山頂に忘れ物をしたことに気が付いて戻る、30分ロス。
巻機方面への縦走路(ヤブ)を少し下るとナルミズ源頭。3人パーティーがちょうど上がってきたところ。
滑りやすい岩やら草付きを下っていくと雪渓登場。さっきのパーティ情報だと大したことないという話だったが、まぁまぁ立派な奴で100mほどツルツルしながら乗って下る。
そのあとはグラビア沢ちゅーのはこれのことや!とばかりにナメやら淵やら飽きさせない渓相。脱帽。
時折スライダーを滑ったりしながら行くとあっという間に大石沢出合。
ちなみにこの少し上流でさきほどナルミズ源頭で遭ったパーティがテンバを撤収していた。登山道を使って周回してきたのね。
ここからは登山道並走区間なのだが飽きない渓相は続き、あっという間にウツボギ沢出合へ。あ、手前最後のゴルジュは右岸の登山道へ逃げた。
出合で休憩、13時。間に合うかな。
ウツボギ沢に入り5分くらいでわかりにくい右岸支流(地形図をちゃんとチェックしたほうがいい)へ入って東黒沢への乗越へ(丸山乗越というらしい)。特筆なしの沢。目印など特になし。
コルはヤブで不快なのですぐに下降に入る。
す、滑る…歩きにくい。
狭くてごちゃごちゃして不快な渓相がしばらく続く。心の中で「カス沢決定!カス沢認定!」と罵りつつも下降すると小一時間。
だーいぶ時間が押してきてKさんがヘッデン下山になるのか心配しはじめた…がその後標高1000m付近から突如渓相が変わり、カス沢から一気にグラビア沢へ昇格した。きれいで広いナメの連続。不思議なことにあんなにぬめってたのにラバーもしっかりグリップするように。
歩きやすいためペースはどんどん上がってあっつー間に白毛門出合、ここからは通い慣れた道みたいなものでハナゲの滝は左から巻き下ってあとは特に難所らしい難所もなく明るいうちにぶじ駐車場までたどり着けました。
感想:沢歴3か月の人が頑張ってくれたので前から狙ってたこの周回ルート、無事達成。ちょっと時間はかかったが、よかったよかった。
いいシーズンなのに貸し切りでした。
※初日半日分くらいの写真、あとで足す予定。
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