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Yamareco

記録ID: 457258
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

甲武信ヶ岳(シャクナゲは今が旬!残雪もあるよ)

2014年05月31日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 山梨県 長野県
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GPS
--:--
距離
17.6km
登り
1,809m
下り
1,803m

コースタイム

5:40 道の駅みとみ
6:08 徳ちゃん新道登山口
7:47 分岐点(徳ちゃん新道・近丸新道)
9:27 木賊山
9:46 甲武信小屋
10:10 甲武信ヶ岳頂上 (撮影)〜10:22
10:52 三宝山(昼食)〜11:20
11:50 甲武信ヶ岳(再)
12:20 木賊山
13:30 分岐点(徳ちゃん新道・近丸新道)
14:26 徳ちゃん新道登山口
14:50 道の駅みとみ
天候 晴れ。
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
中央道 勝沼ICから国道140号(雁坂みち)を通り、道の駅みとみに駐車。
コース状況/
危険箇所等
◆徳ちゃん新道 危険箇所
前半の急登ののち、ザリザリの砂っぽい尾根がやや注意が必要です。分岐点手前では細い尾根での岩場あり。シカの死骸が残っているのでギョッとするかも知れません。

◆戸渡新道
分岐直後、岩場のやせ尾根があります。バランス崩すと転落危険ありです。木の根でできた段差が大きいので上り下りとも足への負担あり。木賊山に近いエリアは残雪と残雪が溶けた泥道ですのでスリップ危険。

◆木賊山近辺
残雪のほか、甲武信ヶ岳側の傾斜が大きいので滑り台になるおそれあり。途中の開けた砂場もズルッと足をとられるかも。

◆甲武信ヶ岳近辺
頂上周辺の岩場のほかは特に危険なし

◆三宝山
甲武信からの道のりでもっとも残雪が多いです。踏み抜き注意。かなり太い倒木の乗り越えが多く、その際に乗せた足が滑る危険あり。
道の駅みとみから。ひんやりとした爽やかな高原の空気が心地いいです。
道の駅みとみから。ひんやりとした爽やかな高原の空気が心地いいです。
目指す方向に大きな山塊。あれは木賊山かな
目指す方向に大きな山塊。あれは木賊山かな
はじめは舗装路をテクテクと。西沢渓谷のハイキングコースらしいです。
はじめは舗装路をテクテクと。西沢渓谷のハイキングコースらしいです。
この看板にしたがって入山すると近丸新道ルート
この看板にしたがって入山すると近丸新道ルート
今回は徳ちゃん新道から。
今回は徳ちゃん新道から。
尾根に出るとヤマツツジが旬を迎えてました。
尾根に出るとヤマツツジが旬を迎えてました。
ミツバツツジとは結構ちがうのですね。
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ミツバツツジとは結構ちがうのですね。
地面は砂っぽいザリザリした坂ですが、傾斜はそれほどでもありません。
地面は砂っぽいザリザリした坂ですが、傾斜はそれほどでもありません。
チラホラとシャクナゲが現れてきますが
チラホラとシャクナゲが現れてきますが
尾根に出てからしばらくはミツバツツジが主役です。辺りに赤紫色が広がる華やかな登山道。
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尾根に出てからしばらくはミツバツツジが主役です。辺りに赤紫色が広がる華やかな登山道。
さらに登ると、いよいよメインのシャクナゲ群生が出てきます。
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さらに登ると、いよいよメインのシャクナゲ群生が出てきます。
色づき方もそれぞれの株で個性がありますね。
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色づき方もそれぞれの株で個性がありますね。
辺りがシャクナゲだらけになるので、歩く速度が落ちます。
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辺りがシャクナゲだらけになるので、歩く速度が落ちます。
一つだけ開いていない、変わった房もありましたよ。
一つだけ開いていない、変わった房もありましたよ。
蕾は花自体よりも赤が濃いですね。
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蕾は花自体よりも赤が濃いですね。
このあたりは満開になっているエリアのようで、麓に近いほど散り始めている感じ。
このあたりは満開になっているエリアのようで、麓に近いほど散り始めている感じ。
視界が開けてきたら後ろに富士山が。
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視界が開けてきたら後ろに富士山が。
今日はそこそこ明瞭に見えて嬉しい。
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今日はそこそこ明瞭に見えて嬉しい。
シャクナゲのトンネルはまだまだ続きます。
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シャクナゲのトンネルはまだまだ続きます。
ちょっと道がゴツゴツし始めました。
※このあたりでシカの死骸があるのでご注意。
ちょっと道がゴツゴツし始めました。
※このあたりでシカの死骸があるのでご注意。
分岐点に到達。比較的に広いので休憩している方が何人かいましたね。
分岐点に到達。比較的に広いので休憩している方が何人かいましたね。
ここから上もシャクナゲは咲きまくってます。
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ここから上もシャクナゲは咲きまくってます。
徳ちゃん新道のエリアに比べて赤みが強い気がするのですが、気のせいでしょうかね。
徳ちゃん新道のエリアに比べて赤みが強い気がするのですが、気のせいでしょうかね。
鮮やか!
上部の株はまだまだ蕾だらけだったので、もうしばらくはシャクナゲの花が見られるかも。
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上部の株はまだまだ蕾だらけだったので、もうしばらくはシャクナゲの花が見られるかも。
ちなみに、道はこんなですから花に気をとられすぎると危ないですよ。
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ちなみに、道はこんなですから花に気をとられすぎると危ないですよ。
土より石が多くなってきて、頂上が近い予感がします。
土より石が多くなってきて、頂上が近い予感がします。
途中の開けた尾根から南西を展望。乾徳山と国師ヶ岳が見えますね。
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途中の開けた尾根から南西を展望。乾徳山と国師ヶ岳が見えますね。
広瀬湖。なぜでしょうね、湖が眺めの中にあるとちょっと嬉しい。
広瀬湖。なぜでしょうね、湖が眺めの中にあるとちょっと嬉しい。
いよいよ残雪が登場。融けかかりのベチャベチャした雪なので辟易です。
いよいよ残雪が登場。融けかかりのベチャベチャした雪なので辟易です。
木賊山(とくさやま)頂上付近は完全な雪道でした。
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木賊山(とくさやま)頂上付近は完全な雪道でした。
木賊山からは、甲武信ヶ岳と三宝山が良い感じで眺められますね。
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木賊山からは、甲武信ヶ岳と三宝山が良い感じで眺められますね。
あの遠くに見えるのは五丈石・・・とするとあれが金峰山かあ。雪減ったなあ!
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あの遠くに見えるのは五丈石・・・とするとあれが金峰山かあ。雪減ったなあ!
甲武信小屋に到着!いつか雑誌で見たとおりの看板を目にして感激。
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甲武信小屋に到着!いつか雑誌で見たとおりの看板を目にして感激。
頂上に向かいます。
途中のこのケルン、なんだか積み方が危なっかしい・・・崩れないのかな
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頂上に向かいます。
途中のこのケルン、なんだか積み方が危なっかしい・・・崩れないのかな
いよいよ頂上が近づいてきました。岩がゴロゴロしてますね。
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いよいよ頂上が近づいてきました。岩がゴロゴロしてますね。
青空広がる中の登頂!
ありがたいことに何度も取り直していただきました。
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青空広がる中の登頂!
ありがたいことに何度も取り直していただきました。
さあ、三宝山に寄り道します。道標に黄色いテープで小ーさく「埼玉県最高峰」って書いてあります。控えめ過ぎるでしょー(笑)
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さあ、三宝山に寄り道します。道標に黄色いテープで小ーさく「埼玉県最高峰」って書いてあります。控えめ過ぎるでしょー(笑)
山頂からの眺め(1) 金峰山から国師ヶ岳方面。こうやってみると尾根で繋がってるんだなあって実感できますね。
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山頂からの眺め(1) 金峰山から国師ヶ岳方面。こうやってみると尾根で繋がってるんだなあって実感できますね。
山頂からの眺め(2)北西方面。小さいピークがチラホラありますがどれがどれやらは判別しかねますね
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山頂からの眺め(2)北西方面。小さいピークがチラホラありますがどれがどれやらは判別しかねますね
さて三宝山へ向かいます。ズボズボと残雪を踏み越えていきますよ。
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さて三宝山へ向かいます。ズボズボと残雪を踏み越えていきますよ。
道中はこんな倒木がありまして、進みにくいです。
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道中はこんな倒木がありまして、進みにくいです。
で、こちら埼玉県最高峰の三宝山です。うーん、すごく地味。
で、こちら埼玉県最高峰の三宝山です。うーん、すごく地味。
埼玉県さん、柱の字がほとんど消えかかってるので作り直してあげてください!
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埼玉県さん、柱の字がほとんど消えかかってるので作り直してあげてください!
三宝山からの甲武信ヶ岳。手前の岩は、三宝岩という好展望ポイントだったみたいです。登山道から外れていたので立寄り忘れました。
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三宝山からの甲武信ヶ岳。手前の岩は、三宝岩という好展望ポイントだったみたいです。登山道から外れていたので立寄り忘れました。
さあ下山です。下りでもシャクナゲを眺めながらなので割と楽しい。
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さあ下山です。下りでもシャクナゲを眺めながらなので割と楽しい。
徳ちゃん新道登山口まで戻りました。この時間だとハイキングや散歩の人々がたくさんいました。
徳ちゃん新道登山口まで戻りました。この時間だとハイキングや散歩の人々がたくさんいました。
駐車場まで帰着。日帰り往復9時間ちょっとでした。
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駐車場まで帰着。日帰り往復9時間ちょっとでした。

感想

シャクナゲの季節だと聞き、登ってきました甲武信ヶ岳。
日帰りピストンなので、例によって夜明け前から家を出立しての早朝から登りはじめです。
同じタイミングで登る方々も何人かはいましたが比較的少ないようでしたね。

道のりは前述のとおり、登山口までは舗装路、徳ちゃん新道経由の戸渡尾根を行きました。麓に近いところからヤマツツジ、ミツバツツジ、シャクナゲと満開の花の種類が変化していくので飽きずに登れましたね。

特筆すべきはやはり主役であるシャクナゲです。徳ちゃん新道の途中から現れるシャクナゲのトンネルでは右も左も満開の花ですから、どの花をカメラに収めようか迷ってしまうほど。天気も良かったので木漏れ日に照らされた花が実に鮮やかでした。
上に登るほどに満開から半開、蕾と巻き戻っていく様もなかなか楽しい印象。白状するとシャクナゲが現れた地点ではすでに散り始めていたので「ん、ちょっと遅かったのかな?」と心配になっていたのです。

ただ花を眺めながらの途中にあったシカの死骸にはちょっとゲンナリ。幸い、既に乾ききっていましたので腐臭も少なくハエなどもおらず、言わばミイラ状態だったのですが見ていて気持ちのいいものではありませんね。さすがに写真に撮る気は起きませんでした。まあ興味本位で観察はしたところ、ツノは切り取られて持ち去られているようでした。シカのツノって何かに使えるんでしょうかね?

シャクナゲのエリアを抜けると、残雪と融けてドロドロになった山道が続きます。アイゼンは必要ない程度ですがベチャベチャなので靴とズボンのスソが泥だらけになります。面倒くさがらずにスパッツ装備すればよかった。斜面ではズルっと滑って転びそうになりましたしね。ちなみに雪が多いのは、木賊山頂上周辺と甲武信小屋側の斜面、甲武信ヶ岳北面から三宝山にかけてで、そのほかはだいたい乾いていました。

甲武信ヶ岳頂上は若干狭いながらも数グループは休憩可能な広さです。山頂の柱は台の上に立っているので記念撮影の際は下から見上げる形になり、今回のように晴れていると青空をバックにいい写真になりますね。山頂でシャッターをお願いしたお二方には本当に感謝です。逆光になるからと何度も試行錯誤して撮影してくださったんですよ。

ついでだからと寄り道した三宝山は、広い山頂で腰掛けにちょうどいい石もあり人もまばらと休憩にはもってこいです。甲武信ヶ岳からのアップダウンと残雪の難儀さを考えると気軽に寄り道するにはちょっとハードルが高い気がしますが、せっかくなら県の最高峰を押さえておくのも良いかと。それだけに、あまりに放って置かれた感のある山頂標は何とかしてあげて欲しい気がするのですけどね。

今回、荷物が軽かったこともあって8時間30分(休憩抜き)で日帰り往復できましたが、標準コースタイム総計は11時間20分です。山荘かテントで1泊の方が安心かもしれません。テント泊装備で登る人も多くすれ違いましたし。

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甲武信ヶ岳(徳ちゃん新道〜近丸新道)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
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体力レベル
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