針ノ木雪渓〜蓮華岳(針ノ木岳は台風で撤退)

2022年08月12日(金) 〜 2022年08月13日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 13.0km
• 登り: 1,518m
• 下り: 1,501m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:48
• 休憩: 0:32
• 合計: 8:20

8:18 扇沢駅
9:40 9:40 大沢小屋
13:41 14:06 針ノ木小屋
15:20 15:27 蓮華岳
16:38 針ノ木小屋

2日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:02
• 合計: 4:42

6:19 針ノ木小屋
9:50 9:52 大沢小屋
11:01 扇沢駅

天候

曇り(時々晴れ/雨/霧)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

臨時駐車場(扇沢駅から徒歩数分下った未舗装の駐車場)が空いており、そこに駐車。臨時駐車場といえど整備員の方は多数。駐車可能台数は臨時駐車場だけでも500台以上。午前7時半でまだ200-300台は駐車可能と見えた。

コース状況／危険箇所等

扇沢〜舗装道分岐(針ノ木隧道入口)：舗装道を何回か横切る。迷う箇所ではないが、熊鈴は鳴らしたい。
舗装道分岐〜大沢小屋：枯れ沢を横切るなどするが、危険箇所なし。小屋手前に「湧き水」という水場あり。
大沢小屋〜雪渓取付地点：はしごやロープのついた岩場がある。
雪渓：中央付近に踏み跡が多くなっている。踏み跡が多いところを辿れば比較的安全。6本爪だと安定する。
雪渓上部〜最終水場：雪渓を終えてすぐ沢を渡り、向かって左側の沢源頭部を登っていく。白馬大雪渓同様、お花畑。
最終水場〜針ノ木小屋：谷の左から右に移った後、つづら折の登りで終わり。

その他周辺情報

http://suzumushi.jp/suzumushiso/
すずむしの里　宿泊、食事も併設。各登山口からだと車で30分程度かかるためか、登山客は少なめ。ラドン温泉で、源泉風呂(20℃台)が火照った体に気持ち良かった。

写真

8/12 8:06

扇沢駐車場。この日は臨時駐車場が開放され、相当な台数が駐車可能。

8/12 8:14

扇沢。奥に見えるのが鳴沢岳辺りか。

8/12 8:16

針ノ木雪渓への登山口は、向かって左側。

8/12 8:18

扇沢の混雑と打って変わって、いきなり深山な雰囲気。

8/12 8:21

熊の目撃情報があるとのこと。たしかに出そう。

8/12 8:25

まずは舗装道と何度か交差する。

8/12 8:26

再び登山道へ。

8/12 8:28

まぁ特に迷う要素はなし。

8/12 8:30

不明1

8/12 8:34

少し枯れ沢に出る。

8/12 8:35

ノリウツギ

8/12 8:35

この日はかなり午前中はガスっていた。

8/12 8:37

またすれ違う。

8/12 8:43

とりあえずこんな感じ。

8/12 8:44

またまた舗装道。

8/12 8:45

いよいよ目指す針ノ木雪渓が見えてきた。

8/12 8:46

針ノ木隧道のトンネルが見えてきたら、いよいよ舗装道とお別れ。

8/12 8:54

少し水が流れている感じの登山道。

8/12 8:54

シシウドかな。

8/12 8:56

ミヤマアキノキリンソウ？

8/12 9:02

ノリウツギ

8/12 9:04

不明2

8/12 9:04

2-3回沢を横切る。枯れ沢が多いが。

8/12 9:05

大沢小屋までは比較的歩きやすい。

8/12 9:10

ヤマハハコかな。

8/12 9:12

不明3

8/12 9:16

ブナ林

8/12 9:17

毒キノコっぽい赤いキノコ

8/12 9:19

カメノキかな。

8/12 9:22

8/12 9:22

湧き水、これが大沢小屋前の水場。

8/12 9:22

8/12 9:33

赤沢かな。

8/12 9:38

要体力！　って珍しい看板。

8/12 9:39

大沢小屋が急に現れる。

8/12 9:40

休憩可能

8/12 9:40

蛾が随分綺麗にとまってた。

8/12 9:47

これなんだろう…

8/12 9:49

なんか特徴的な種。

8/12 10:02

小屋を過ぎると少し標高を上げていく。

8/12 10:05

針ノ木沢の左岸をトラバースしていく。

8/12 10:07

お花畑ゾーンなのだが、ロープがついた岩場が連続する。

8/12 10:07

これが針ノ木雪渓。盛夏ということで、もうだいぶ少なめ。

8/12 10:08

オオバギボウシ？

8/12 10:10

オオバギボウシの花かな。

8/12 10:14

不明4

8/12 10:16

不明5

8/12 10:17

不明6、ヤマブキショウマとか？

8/12 10:18

イワツメクサ？

8/12 10:18

不明7

8/12 10:18

ハナニガナ？

8/12 10:19

ニッコウキスゲの群落！8月なのに見られて嬉しい。

8/12 10:19

ゼンテイカ（ニッコウキスゲ）

8/12 10:21

厚い霧が立ち込めて、幸い涼しいくらいの登山道。

8/12 10:23

これが刺さって痛い。

8/12 10:27

大分ズームで撮影しているが、トリカブト？

8/12 10:28

この木橋を渡って右岸へ。ここからは右岸を15分程度歩く。

8/12 10:30

沢筋。

8/12 10:49

ここから雪渓に入ってよかった気がする。

8/12 11:02

ガンガン下山してくる方がいらっしゃった。11日夜は山小屋満室だったとか。

8/12 11:15

登りはここから雪渓に入る。

8/12 11:20

少し踏み跡が多い中央部まで横切るイメージ。

8/12 11:35

霧が下りてきて涼しい、というか寒いくらい。

8/12 11:38

踏み跡が多いところにテープがある。

8/12 11:43

のどを通り抜けて振り返る。

8/12 11:45

よくある話だが雪渓終端がザレザレ。

8/12 12:04

少し針ノ木峠は見えづらいが、もう左奥に見えている感じ。

8/12 12:06

ミヤマトウキ？オオバセンキュウ？この辺り全然分からん…。

8/12 12:13

葉が細いからミヤマキンポウゲですね！

8/12 12:14

なんとなくオオバセンキュウな気がする。

8/12 12:16

モミジカラマツ

8/12 12:16

ミヤマダイモンジソウ、というのではないだろうか。

8/12 12:17

ヨツバシオガマ？

8/12 12:20

たぶんミヤマキンポウゲ

8/12 12:20

一面の花畑を登っていく

8/12 12:25

ミヤマトウキかな？

8/12 12:34

8/12 12:34

オオレイジンソウっていうのらしい。

8/12 12:36

最終水場。峠から標高差200-300mある。まだまだ！

8/12 12:38

これが水場。幸いブヨとかアブとか少ない感じだった。

8/12 13:14

ガスっててよく分からないが、水場の後に谷の右側に一旦うつる。

8/12 13:20

で、そこから九十九折の道。

8/12 13:37

チシマギキョウ？イワギキョウ？

8/12 13:38

チングルマの咲き終わり

8/12 13:39

とうとう峠まで来た。

8/12 13:40

不明8

8/12 13:40

サンリンソウ？

8/12 13:41

針ノ木小屋

8/12 13:50

この日は結構空いてた。翌日の台風の影響？

8/12 13:56

結構綺麗な山小屋でした。

8/12 14:05

食堂。コロナ禍ということで、徹底的に会話が禁止されてました〜。

8/12 14:11

ハイマツ

8/12 14:11

これもカメノキ？

8/12 14:12

イワヒバリかな。

8/12 14:17

針ノ木峠の両サイドの稜線は結構急。

8/12 14:28

これはカラマツなのかな？

8/12 14:36

蓮華岳に至る登山道。

8/12 14:46

結構特徴的な馳走だが、なんでも爺ヶ岳火山の火山岩層とのこと。

8/12 14:52

真っ白。

8/12 14:55

コマクサ。8月でも見れました。

8/12 14:59

蓮華岳登山はお花と出会う登山。

8/12 15:18

蓮華岳は広い山頂だが、手前に社がある。

8/12 15:18

不明9

8/12 15:19

奥のここが山頂。

8/12 15:20

蓮華岳山頂到着！

8/12 15:21

三角点。

8/12 15:32

すこーし晴れた。

8/12 15:42

ライチョウ発見。今年2回目〜。

8/12 15:42

なんかずっと登山道を付き添って歩いてくれた。

8/12 15:43

見づらいけどいるよ。

8/12 15:44

目の上が赤いからオス！

8/12 15:47

チングルマの咲き終わりが綺麗。

8/12 15:49

不明10。綺麗なんだけどな。

8/12 15:51

こんな感じで一気に小屋に向かって下る。

8/12 16:01

コマクサ群落。

8/12 16:08

針ノ木雪渓側の谷。

8/12 16:15

晴れてきた。正面が烏帽子岳。

8/12 16:22

立派な針ノ木岳。登ってないので、代表写真悩んだが、今回はこれを選ばず。

8/12 17:10

ズバリ岳〜赤沢岳方面。

8/12 17:28

夕食。黙食。

8/13 3:53

夜中起きてしまった。満月と針ノ木岳の影。

8/13 4:06

よく分からないが、実はこの日はペルセウス座流星群の極大日。30分ほど粘って4つ程流れ星が見えた。霧がかかっていたので、上出来かな。

8/13 4:50

4:30から少し針ノ木岳方面にアタックしたが、この辺りで撤退。

8/13 4:52

山腹のライトが先行で登山されていた方。

8/13 5:08

8/13 5:15

こちら側も結構急。テン場がよく分かる。

8/13 5:16

すごい針ノ木雪渓側から霧が上がっているのがよく分かる。

8/13 6:09

イワヒバリ

8/13 6:18

山小屋から槍ヶ岳がしっかり。

8/13 6:18

代表写真にしました。槍はいつ見てもいいね。

8/13 6:19

鹿島槍〜五竜だと思われる。鹿島槍ってこんなに尖ってる？

8/13 6:21

ということで台風の影響出る前に下山。

8/13 6:37

火山岩が、凍結破砕作用でボロボロなのかな。

8/13 6:45

今日は晴れていてよく分かる。源頭部の右岸を下る。

8/13 6:47

崩れやすい登山道だからか、かなり整備はされていた。

8/13 7:09

結構急だったね。

8/13 7:11

夜に雨が降ったのか、水が出ていた。

8/13 7:12

オオレイジンソウ

8/13 7:24

不明11

8/13 7:26

今のところ相当晴れている。

8/13 7:35

なんとなく丸いのがミヤマトウキなのかな。

8/13 7:37

不明12

8/13 7:53

さぁ雪渓下り開始。

8/13 7:54

のどから傾斜が増しているのがよく分かる。

8/13 7:56

滑らないように滑らないように。

8/13 8:17

雪渓を下りきった。これも代表写真にちょっと悩んだ。

8/13 8:43

一気にガスが出てきた。

8/13 8:52

イワオトギリ？

8/13 8:54

不明13。もう調べるの疲れてきた(笑)

8/13 8:55

なんの実だっけな。不明14。

8/13 9:01

不明15

8/13 9:05

不明16。アップにしすぎてよく分からない。

8/13 9:06

不明17。疲れていて何も考えずアップにして(ry

8/13 9:10

オヤマリンドウかな。ピントずれてる。

8/13 9:11

不明18。

8/13 9:12

チョウ？蛾？

8/13 9:13

下山は疲れてるし、岩が雨でつるつるだし、かなりこの岩場は苦戦。

8/13 9:20

不明19

8/13 9:24

結構何回もこうした岩場が出てくる。

8/13 9:26

漸くはしご。

8/13 9:40

熊が出そうな登山道になってきたら、、、

8/13 9:50

小屋はもうすぐ！

8/13 10:01

もう危険ではないのだが、転ぶのは嫌な感じ…。

8/13 10:08

キノコ

8/13 10:35

登山道が川になってきたら、もうまもなく舗装道。

8/13 10:39

出たー！もう大丈夫。

8/13 11:01

無事扇沢まで来ました。

8/13 11:02

最後に綺麗な花が咲いていた。

8/13 13:44

松川村すずむし荘。源泉風呂が冷たくて気持ちよかった。

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

まふまふん

地味に久々の本格登山。台風の影響等見極めたくて、前日の山小屋予約になってしまったのだが、中央・南は天候でアウト、裏銀座方面の天候が良さそうなのだが白馬も冷池も全滅で、あー行く場所がない！と思った時に思いついたのが針ノ木・蓮華。針ノ木岳は台風の影響か、前日11日夜は満室だったそうだが、12日はかなり空いていてのんびりできた。結果我ながらナイスチョイス！

登山道は猿倉から白馬大雪渓と非常に似ている感じで、それに少し事前の山腹を巻く大沢小屋までのルートが増えた感じ。雪渓自体は白馬より短く標高差は半分程度。そのため雪渓終了から稜線までが結構長い。そこがちょっときつかった。何とか山小屋着いてから蓮華岳にピストンしたが、結構きつくギリギリだった。

そんな状態だったので、翌日悩みに悩んだが、台風の影響が出てしまっては危ないので早めの下山。結果針ノ木岳を前に撤退となった。まぁ蓮華岳でも十分楽しめたし、針ノ木岳行くならせっかくなら柏原新道まで抜けてみたいし、また今度。全体的には、初日曇っていて涼しく、しかも夕方からはそこそこ晴れて、台風の影響は一切受けず、ライチョウも見られて非常に満足のいく山行だった。