また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 4605747
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

海抜0mから富士山に登る-村山古道-

2022年08月18日(木) 〜 2022年08月19日(金)
 - 拍手
Norizo nurari その他1人
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
19:56
距離
45.4km
登り
3,836m
下り
1,467m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
0:48
休憩
0:03
合計
0:51
23:07
9
23:16
23:18
25
23:43
23:44
14
23:58
宿泊地
2日目
山行
17:09
休憩
1:42
合計
18:51
0:11
0:11
7
0:18
0:18
7
0:25
0:25
7
0:35
0:35
3
0:38
0:38
11
0:49
0:49
44
1:33
1:34
26
2:15
2:15
8
2:32
2:32
7
3:23
3:23
1
3:24
3:24
7
3:31
3:36
1
3:37
3:47
4
3:51
3:51
8
3:59
3:59
6
4:05
4:05
4
4:09
4:10
17
4:27
4:35
18
5:19
5:20
13
5:33
5:34
33
6:39
6:39
16
6:55
6:55
20
7:15
7:16
11
7:27
7:27
2
7:29
7:29
37
8:06
8:06
14
8:26
8:27
15
8:42
8:47
0
8:47
8:47
20
9:07
9:08
2
9:10
9:14
6
9:20
9:20
13
9:33
9:33
17
9:50
9:50
1
9:51
9:51
20
10:11
10:11
1
10:12
10:12
3
10:15
10:17
13
10:30
10:30
5
10:35
10:45
0
10:45
10:46
43
11:29
11:35
57
12:32
12:32
46
13:18
13:19
44
14:03
14:07
31
14:38
14:45
24
15:09
15:09
4
15:13
15:25
3
15:28
15:28
0
15:28
15:28
0
15:28
15:28
3
15:31
15:31
24
15:55
15:55
15
16:10
16:10
2
16:12
16:12
0
16:12
16:12
0
16:12
16:12
1
16:13
16:13
20
16:33
16:34
21
16:55
16:57
29
17:26
17:32
22
17:54
17:56
22
18:18
18:20
24
18:44
18:45
15
19:00
19:00
2
19:02
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
吉原駅 北口駐車場 300円
帰りは富士宮5合目からタクシーで吉原駅まで 13,500円-6,075円(補助分45%※)=7,425円 ※国の補助金が適用されました(申請等の手続きは不要であった)。
コース状況/
危険箇所等
・序盤、約21kmは、走れなくもない傾斜の緩いロードを進みます。ここは夜間に通過しないと日中は大変そうです。1日で行こうとする場合、夜にスタートするのは理にかなっています。
・天照教社付近にはクマ出没注意や有害鳥獣捕獲実施中の注意喚起の看板があることから天照教社参道を迂回して進みました。
・村山古道全ルートに渡って数多くの赤テープ(白などもあり)が付けられています。赤テープが途切れたと思ったら、直ちに赤テープを見失った場所まで戻ってください。
その他周辺情報 下山後の温泉
湯らぎの里
〒416-0931 静岡県富士市蓼原227−1
営業時間: 9:00〜23:00
電話: 0545-63-2641

下山後の食事
大阪王将 富士店
〒417-0056 静岡県富士市日乃出町37
電話番号 0545-57-1504
営業時間 11:00〜24:00(LO.23:30)
定休日 なし
予約できる山小屋
八合目池田館
平家塚
源平合戦で有名な富士川の戦いの石碑が途中にあります。
2022年08月19日 00:16撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 0:16
平家塚
源平合戦で有名な富士川の戦いの石碑が途中にあります。
商店街を進みます。富士山のお膝元という感じです。
2022年08月19日 00:26撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 0:26
商店街を進みます。富士山のお膝元という感じです。
途中、東海道道標もありました。
途中、東海道道標もありました。
浅間神社 午前1時前にも関わらず、電灯が煌々とついていました。
浅間神社 午前1時前にも関わらず、電灯が煌々とついていました。
風鈴が幻想的でした。
2022年08月19日 00:46撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 0:46
風鈴が幻想的でした。
浅間神社の林の中に、ドラえもんのキャラクターがいました。
スネ夫くん?
2022年08月19日 00:48撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 0:48
浅間神社の林の中に、ドラえもんのキャラクターがいました。
スネ夫くん?
ジャイアン?
2022年08月19日 00:49撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 0:49
ジャイアン?
二番道標
郊外になると村山道の標識が出てきます。
2022年08月19日 02:21撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
1
8/19 2:21
二番道標
郊外になると村山道の標識が出てきます。
四番道標
緑色はライトの色です。
2022年08月19日 02:39撮影 by  iPhone XS, Apple
8/19 2:39
四番道標
緑色はライトの色です。
五番道標
2022年08月19日 02:49撮影 by  iPhone XS, Apple
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8/19 2:49
五番道標
村山古道道標(標高300m)
2022年08月19日 02:54撮影 by  iPhone XS, Apple
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8/19 2:54
村山古道道標(標高300m)
途中にあった石仏
2022年08月19日 03:02撮影 by  iPhone XS, Apple
8/19 3:02
途中にあった石仏
五辻付近(標高671m)
いよいよ本格的なトレイルに突入。
崩落している箇所があります。
2022年08月19日 04:20撮影 by  iPhone XS, Apple
8/19 4:20
五辻付近(標高671m)
いよいよ本格的なトレイルに突入。
崩落している箇所があります。
白リボンを頼りに進みます。
2022年08月19日 05:03撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 5:03
白リボンを頼りに進みます。
「リボンがありました。」と確認しながら3人で進みました。
2022年08月19日 05:03撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 5:03
「リボンがありました。」と確認しながら3人で進みました。
アジサイがまだ咲いていました。
2022年08月19日 05:14撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 5:14
アジサイがまだ咲いていました。
シングルトラックが出できて、道が明瞭になってきたかと思いきや、油断は禁物です。
2022年08月19日 05:15撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 5:15
シングルトラックが出できて、道が明瞭になってきたかと思いきや、油断は禁物です。
まだ、所々、案内表示をたどりながら進みます。
2022年08月19日 05:18撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 5:18
まだ、所々、案内表示をたどりながら進みます。
涸れ沢のような道を進みます。
2022年08月19日 05:21撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 5:21
涸れ沢のような道を進みます。
かなりの巨木がありますよ。なんだろう。
2022年08月19日 05:22撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 5:22
かなりの巨木がありますよ。なんだろう。
作業道や林道が交差しているので、このような道でも、リボンを探しながら進みます。
2022年08月19日 05:34撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 5:34
作業道や林道が交差しているので、このような道でも、リボンを探しながら進みます。
この登山道は迂回して進みました。
この登山道は迂回して進みました。
2022年6月20日にこの付近でクマの目撃情報があったそうです。
クマ鈴を鳴らしながら進みます。
2022年6月20日にこの付近でクマの目撃情報があったそうです。
クマ鈴を鳴らしながら進みます。
天照教社(標高1003m)
2022年08月19日 06:10撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 6:10
天照教社(標高1003m)
朽ち果てた馬頭観音の石碑。
人気のない樹林帯を歩いている中で唯一の心の癒しとなりました。道中の安全を願います。
2022年08月19日 06:38撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 6:38
朽ち果てた馬頭観音の石碑。
人気のない樹林帯を歩いている中で唯一の心の癒しとなりました。道中の安全を願います。
中宮八幡宮跡
2022年08月19日 07:02撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 7:02
中宮八幡宮跡
あまりにも風化していて、何の石像なのか判別つかない。
2022年08月19日 07:09撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 7:09
あまりにも風化していて、何の石像なのか判別つかない。
同じ涸れ沢。
2022年08月19日 07:18撮影 by  iPhone XS, Apple
8/19 7:18
同じ涸れ沢。
登山口(標高1346m)を超えたあたり。
苔むした森に朝日が差し込み幻想的でした。
2022年08月19日 07:32撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 7:32
登山口(標高1346m)を超えたあたり。
苔むした森に朝日が差し込み幻想的でした。
高度を上げると苔むしたトレイルに変わります。
2022年08月19日 07:33撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 7:33
高度を上げると苔むしたトレイルに変わります。
明治期の廃仏毀釈により石仏が破壊されたようです。一部は首のない石仏があります。
2022年08月19日 08:47撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 8:47
明治期の廃仏毀釈により石仏が破壊されたようです。一部は首のない石仏があります。
2022年08月19日 08:47撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 8:47
たまごだけ
明治期のヤカンらしい。昔、ここら辺に山小屋があったらしい。
2022年08月19日 09:34撮影 by  iPhone XS, Apple
8/19 9:34
明治期のヤカンらしい。昔、ここら辺に山小屋があったらしい。
2022年08月19日 09:35撮影 by  iPhone XS, Apple
8/19 9:35
2022年08月19日 09:42撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 9:42
2022年08月19日 09:42撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 9:42
6合目 宝永山荘
2022年08月19日 10:39撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
1
8/19 10:39
6合目 宝永山荘
6合目に到着。ここでやっと山頂が見えました。ここがスタート地点という気持ちで心を新たに登り始めます。
2022年08月19日 10:37撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 10:37
6合目に到着。ここでやっと山頂が見えました。ここがスタート地点という気持ちで心を新たに登り始めます。
麓の景色が見えます。好天なのは幸先が良い。
2022年08月19日 10:51撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 10:51
麓の景色が見えます。好天なのは幸先が良い。
雲海
2022年08月19日 11:24撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 11:24
雲海
標高3000mまで来ました。
あと陣馬山くらいの標高を登ることかな。
2022年08月19日 12:03撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 12:03
標高3000mまで来ました。
あと陣馬山くらいの標高を登ることかな。
元祖七合目 海抜3010m
元祖七合目 海抜3010m
雲海が素晴らしい。
2022年08月19日 12:20撮影 by  iPhone XS, Apple
8/19 12:20
雲海が素晴らしい。
2022年08月19日 12:20撮影 by  iPhone XS, Apple
8/19 12:20
2022年08月19日 12:53撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 12:53
2022年08月19日 13:25撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 13:25
2022年08月19日 13:26撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 13:26
仮眠風景。座ってまぶたを閉じるだけでも回復はします。
今回被った笠(チルバ)は日除けに最適でした。
仮眠風景。座ってまぶたを閉じるだけでも回復はします。
今回被った笠(チルバ)は日除けに最適でした。
8合目(標高3250m)に到着。
8合目(標高3250m)に到着。
9合目を目指します。
2022年08月19日 13:44撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 13:44
9合目を目指します。
9合目(標高3460m)に到着。なかなか進みませんが、終盤の終盤です。もう少し頑張ろう。
2022年08月19日 13:59撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 13:59
9合目(標高3460m)に到着。なかなか進みませんが、終盤の終盤です。もう少し頑張ろう。
9合目
2022年08月19日 13:59撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 13:59
9合目
2022年08月19日 14:38撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 14:38
2022年08月19日 14:43撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 14:43
修験道の格好をした人が降りてきました。
私も笠をかぶっているので、親近感をあります。
2022年08月19日 14:44撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 14:44
修験道の格好をした人が降りてきました。
私も笠をかぶっているので、親近感をあります。
2022年08月19日 14:51撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 14:51
残り200mだけど、感覚的には直ぐ山頂ではない。
ただ、心の助けにはなります。
2022年08月19日 14:56撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 14:56
残り200mだけど、感覚的には直ぐ山頂ではない。
ただ、心の助けにはなります。
頂上までもうすぐ、頑張れー。
2022年08月19日 14:59撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 14:59
頂上までもうすぐ、頑張れー。
頂上浅間大社奥宮
2022年08月19日 15:11撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 15:11
頂上浅間大社奥宮
剣ヶ峰に向かいますか。
2022年08月19日 15:23撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 15:23
剣ヶ峰に向かいますか。
剣ヶ峰を目指します。
剣ヶ峰を目指します。
富士山の火口
2022年08月19日 15:23撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 15:23
富士山の火口
富士山の火口
2022年08月19日 15:34撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 15:34
富士山の火口
富士山の火口
剣ヶ峰への登り
2022年08月19日 15:40撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 15:40
剣ヶ峰への登り
剣ヶ峰への登り
剣ヶ峰からの火口
2022年08月19日 15:42撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 15:42
剣ヶ峰からの火口
剣ヶ峰(標高3776m)初登頂
過去1回吉田口から登頂していますが、剣ヶ峰は今回初登頂です。
1
剣ヶ峰(標高3776m)初登頂
過去1回吉田口から登頂していますが、剣ヶ峰は今回初登頂です。
山頂の三角点での奉納作業。
山頂の三角点での奉納作業。
早速、山頂の三角点に田子の浦でとった海水と小石を奉納します。任務完了。
早速、山頂の三角点に田子の浦でとった海水と小石を奉納します。任務完了。
剣ヶ峰付近にある元測候所
2022年08月19日 15:43撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
8/19 15:43
剣ヶ峰付近にある元測候所
日本最高峰からの景色。
2022年08月19日 15:46撮影 by  DSC-RX100M7, SONY
1
8/19 15:46
日本最高峰からの景色。
下山時には影富士を見ました。
1
下山時には影富士を見ました。
雲海もまた多層になっていて不思議。いっとき目を奪われます。
1
雲海もまた多層になっていて不思議。いっとき目を奪われます。
下山後は大阪王将
下山後は大阪王将
富士山頂 浅間神社でお守りを買ってきました。
2022年08月20日 10:51撮影 by  iPhone XS, Apple
8/20 10:51
富士山頂 浅間神社でお守りを買ってきました。

装備

MYアイテム
Norizo
重量:-kg
備考 村山浅間神社から村山古道で富士宮口六合目
東海道から村山古道の拠点となる村山浅間神社(富士山興法寺)へは、大宮の富士山本宮浅間大社に参拝し、同所の湧玉池で水垢離を行った後で、村山浅間神社へ向かうのが一般的でした。現在、大宮と村山間のルートがどこにあったかはっきりとした事は分かっていません。

東海道から大宮に入る道は、岩本から高原、黒田を経由するルートと吉原から伝法、久沢、天間、小泉を経由する二つのルートがありました。 一方で、吉原から富士山本宮浅間大社を経由せず、直接村山浅間神社へ向かう道もあり、現在でも道路沿いに「村山道」と石に刻まれた道標が7基残っています。 今回紹介するのは、村山浅間神社から大宮口新道と合流する新六合目までの区間です。

富士山が世界遺産として登録された理由として、富士山信仰があります。まさにこの村山は富士山信仰の発祥の地とも言える場所で、平安時代末期に山岳修行をした末代上人の流れをくむ人々が富士山興法寺を建立し、村山修験の拠点となり、富士山における修験道が発展したと言う点において、富士山世界文化遺産としての核心部と言っていい場所です。

しかし、江戸時代になると富士講の発展と共に北側の登山口である吉田口に人々が集まるようになります。更に宝永噴火によって壊滅的な被害を受け、次第に衰退していきます。決定的となったのは明治元年の神仏分離令に伴う廃仏毀釈運動です。それにより富士山興法寺は廃寺となり、村山浅間神社となります。それ以降、村山古道を登る人はほとんどいなくなり、荒廃していきます。境内に村山修験の歴史をとどめる大日堂が残っているのは不幸中の幸いと言えるでしょう。

平成に入り、富士宮市によって村山口登山道の調査が行われ、村山浅間神社(富士山興法寺)を登山口とする村山古道は、地元の富士山村山口登山道保存会によって復活し、歩けるようになっています。とは言え、多くの登山者が行き交う一般道とは違い、整備が不十分な場所もところ所に見受けられます。特に、富士裾野林道から北井久保林道へ至る区間は、大きく崩壊した所を登山道が付け替えられています。それまで付いていた赤札が残っているため、それに導かれてルートを外す危険があります。特に、下山で使う場合には更にルート間違いの危険が高まります。

札打場を超えた辺りから植林の作業道が数多く交差するため、目印となるテープを注意深く確認しながら進む必要があります。この場所も、下山時では極めルート間違いが起こりやすいと感じました。

そして吉原林道を超え、富士山麓山の村の直前で分りにくい場所があります。その後、森林限界を超える五合目まで大変分りやすいルートになっています。

村山古道は、富士宮口六合目で雲海荘の左手に登り上げています。しかし、ここから下山に使う場合には、村山古道下山口を示す指導標がありません。登山道入口が分らない場合には雲海荘のスタッフに聞いてください。親切に教えてくれるはずです。

村山古道全ルートに渡って数多くの赤テープが付けられています。しかし、今までに述べた様に、よく整備された一般道とは違います。赤テープが途切れたと思ったら、直ちに赤テープを見失った場所まで戻ってください。

出典:日本アルプス登山ルートガイド > 富士山と周辺の山々 > 富士山 > 村山古道
http://www.japanesealps.net/fuji/fujisan/murayama_kodo.html

感想

初めての海抜0mから富士山(通称ゼロ富士)。古来の人が通った村山古道から登るという今回のコース。富士山のさまざまな景色を見れて、充実した約20時間の旅でした。
これで9月の信越五岳トレイルランニングレース(100mile)は完走できそうです。
今回くまさん企画のゼロ富士、同道していただいた方々には感謝しかありません。ありがとうございました。

---以下は備忘録----
序盤、約21kmは、走れなくもない傾斜の緩いロードを進みます。
くまさんが先導してくれたので、問題なく進めました。ここは夜間に通過しないと日中は大変そうです。夜スタートは理にかなっている。

村山道のトレイルに入ると、行先を示すリボンとたどりながら、3人みんなで協力して進みました。リボンが約50mなかったら、道に迷った証拠。何回か元の場所に戻りましたが、大事に至らず進むことができました。1人だと危険なエリアでした。

くまさんは、村山古道に初めて1人で行った時に、謎の3人と協力し突破したが、その3人は最後まで正体を明かさなかった。6合目で別れたらしいが、本当に人だったのか、不思議な話でした。

個人的には、朝方4時から5時くらいが、疲労と眠気のピークで歩きながら、一瞬目をつぶったりしながら、乗り切りました。

富士宮6合目 距離37km 標高2500m 10:30到着(11時間23分経過)
残り1276m、頂上(41km)まであと4km。ここからまだ金時山くらい登ります。
5合目手前で同時刻に富士山に登頂していたNさんが、下山して合流してくれました。とても心強かったです。そこから4人パックで進みました。
ここからは、高度を急激に上げるのでなかなか距離が進まず忍耐の時間。9合目を過ぎ、富士山の山頂が見えた時はテンションMAXでした。

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コメント

ご一緒ありがとうございました!
お陰様で3年ぶりの満行ができました!

こちらで非常に詳細に記録記載して頂いて本当に感謝です!

あっ!のりさん、満行おめでとうございます!
2022/8/21 20:06
nurariさん、こちらも貴重な経験をさせていただき、感無量です。
長時間に渡り、お疲れ様でした。
とにかく、天気も良く、無事下山できたことが何よりです。ありがとうございました。
2022/8/21 20:14
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