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Yamareco

記録ID: 463095
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

こぴっと甲武信ヶ岳 - 戸渡尾根(徳ちゃん新道/近丸新道)@西沢渓谷

2014年06月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:23
距離
14.9km
登り
1,698m
下り
1,702m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

[6/14]
時 刻 累 計  場 所
06:40 00:00 西沢渓谷駐車場
07:10 00:30 徳ちゃん新道入口
08:50 02:10 徳ちゃん/近丸新道分岐(休止10分)
10:25 03:45 木賊山
10:35 03:55 甲武信小屋
10:55 04:15 甲武信ヶ岳(休止15分)
11:20 04:40 甲武信小屋(休止60分)
13:50 07:10 徳ちゃん/近丸新道分岐(休止10分)
14:50 08:10 ヌク沢出合(休止10分)
15:30 08:50 近丸新道入口
15:50 09:10 西沢渓谷駐車場

歩行距離:14.9km
累積標高差(登り):1677m
累積標高差(下り):1684m
天候 6/14:晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆自家用車
西沢渓谷駐車場(60台−無料)
道の駅みとみ(85台−無料)
コース状況/
危険箇所等
◆西沢渓谷から登山道入口
西沢渓谷入口まで舗装された林道を20分ほど歩く。
東屋とトイレのある山岳指導所を左に見送る。
甲武信ヶ岳登山道入口と大きく書かれた標識は近丸新道の入口。
徳ちゃん新道入口は、さらに奥へと進む。
西沢山荘を目印にすると良い。

◆徳ちゃん新道から木賊山
良く整備された登山道。コメツガ・シラビソ原生林の木漏れ日が心地良い。
登り5時間半の長丁場であり、きびしい急坂が続く。
ペースを守り、ゆっくりと高度を稼いで行きたい。
5〜6月はシャクナゲの群生が見頃で、
登山道がまるでシャクナゲのトンネルとなる。
再びコメツガやシラビソの原生林に入ると鶏冠尾根の分岐。
鶏冠山までは岩稜帯を含むバリエーションルートとなっている。
しばらく登ると木賊山の標柱が現れるが、眺望はない。
木賊山から甲武信ヶ岳側へ少し下ると、好展望なザレ地がある。
ここでようやく甲武信ヶ岳の山容を捉える事が出来る。

◆近丸新道
古い軌道が採石場跡まで残されている。
近年は荒廃が進み、斜面崩落、倒木、橋の流失などが著しい。
踏み跡が明瞭なため迷う事はないが、
雨天後は徳ちゃん新道を用いる方が好ましい。
ヌク沢渡渉点は橋が流失している。
飛び石伝いか靴を脱いでの渡渉となるが、増水時は渡れない。
ヌク沢出合から分岐までは標高差500mの急坂を一気に詰める。
バリエーションに富んだタフなルートである。

◆甲武信小屋から甲武信ヶ岳へ
山頂へのルートは2つある。
甲武信ヶ岳東面を巻くように進むと十文字峠への稜線と合流する。
そのまま左に折れて尾根を詰めていく。
もう1つは小屋裏の登山道を直登する。
どちらも時間に大差はないが、直登ルートは眺望が良い。
甲武信ヶ岳山頂から望む富士山の秀峰が素晴らしい。
南アルプスの峰々や八ヶ岳連峰が一望でき、飽きることがない。
山頂からは国師ヶ岳・金峰山へと稜線が続いている。

◆下山後の日帰り入浴施設
周辺は三富・塩山・石和温泉郷が点在しており、
日帰り入浴施設は非常に充実している。
ゆっくりと山の疲れを癒したい。
http://www.yamanashi-kankou.jp/hotspring/isawa.html
西沢渓谷駐車場
こちらのグループは
カヤックで入渓されていました
西沢渓谷駐車場
こちらのグループは
カヤックで入渓されていました
山梨市駅より
路線バスが運行されています
山梨市駅より
路線バスが運行されています
西沢渓谷入口
キツネの木人形が特徴的
西沢渓谷入口
キツネの木人形が特徴的
ナレイの滝
山ノ神さま
登行の安全祈願をします
山ノ神さま
登行の安全祈願をします
戸渡尾根登山道入口
徳ちゃん新道入口は
さらに奥へと林道を歩きます
戸渡尾根登山道入口
徳ちゃん新道入口は
さらに奥へと林道を歩きます
西沢山荘(休業中)
西沢山荘(休業中)
田部重治文学碑
登山家でもある田部氏
著書「笛吹川を遡る」
国語の教科書に採択されました
田部重治文学碑
登山家でもある田部氏
著書「笛吹川を遡る」
国語の教科書に採択されました
徳ちゃん新道入口
徳ちゃん新道入口
コメツガやシラビソの原生林
きびしい急坂が続きます
コメツガやシラビソの原生林
きびしい急坂が続きます
振り返ると富士の秀峰
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振り返ると富士の秀峰
近丸新道・徳ちゃん新道分岐
近丸新道・徳ちゃん新道分岐
シャクナゲのトンネル
シャクナゲのトンネル
木漏れ日が心地良い森林セラピー
木漏れ日が心地良い森林セラピー
好展望地から富士山を眺望
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好展望地から富士山を眺望
木賊山の残雪状況
もう無いに等しいです
木賊山の残雪状況
もう無いに等しいです
鶏冠山方面は通行止め
鶏冠尾根はバリエーションルートです
「とさかやま」
鶏冠山方面は通行止め
鶏冠尾根はバリエーションルートです
「とさかやま」
木賊山(標高:2468m)
「とくさやま」
木賊山(標高:2468m)
「とくさやま」
甲州側から見る甲武信ヶ岳
美しいピラミダルな山容をしています
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甲州側から見る甲武信ヶ岳
美しいピラミダルな山容をしています
甲武信小屋(標高:2360m)
趣深い山小屋です
甲武信小屋(標高:2360m)
趣深い山小屋です
荒川水源の碑
山小屋の奥にあります
荒川水源の碑
山小屋の奥にあります
十文字峠への稜線
三宝山は埼玉県最高峰の山
十文字峠への稜線
三宝山は埼玉県最高峰の山
甲武信ヶ岳(標高:2475m)
梅雨の中休み
山頂で憩う登山者たち
甲武信ヶ岳(標高:2475m)
梅雨の中休み
山頂で憩う登山者たち
甲州・武州・信州
3県にまたがる山
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甲州・武州・信州
3県にまたがる山
金峰山への稜線を望む
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金峰山への稜線を望む
五丈岩がはっきりと見えます
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五丈岩がはっきりと見えます
谷筋が千曲川源流遊歩道
甲武信ヶ岳の最短ルートです
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谷筋が千曲川源流遊歩道
甲武信ヶ岳の最短ルートです
小屋に戻ると
主人の徳さんが作業されていました
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小屋に戻ると
主人の徳さんが作業されていました
テント場は30張ほど
良く整地されています
トイレも近く立地好条件
3
テント場は30張ほど
良く整地されています
トイレも近く立地好条件
今日の昼食はクマ
今日の昼食はクマ
下山は木賊山を巻きます
行程15分短縮できます
下山は木賊山を巻きます
行程15分短縮できます
近丸新道を下ります
近丸新道を下ります
堰堤が見えてきました
荒れてくるのはここからです
堰堤が見えてきました
荒れてくるのはここからです
ヌク沢出合
橋が流失していますので
渡渉点は自分自身で探ります
ヌク沢出合
橋が流失していますので
渡渉点は自分自身で探ります
根こそぎ倒木
採石場跡
登山道にも白石が転がっています
採石場跡
登山道にも白石が転がっています
橋の流失と倒木
斜面の崩落
かなり踏み固められていますが
雨が降ると緩くなるでしょう
斜面の崩落
かなり踏み固められていますが
雨が降ると緩くなるでしょう
軌道
線路は続くよどこまでも
軌道
線路は続くよどこまでも
道の駅みとみ
歩いてきた木賊山を望む
戸渡尾根が長いです
道の駅みとみ
歩いてきた木賊山を望む
戸渡尾根が長いです
三富からクルマで15分ほど
牧丘隼・はやぶさ温泉
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三富からクルマで15分ほど
牧丘隼・はやぶさ温泉
源泉かけ流しというよりも
源泉放出です
シャワーの水も源泉です
飲用可
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源泉かけ流しというよりも
源泉放出です
シャワーの水も源泉です
飲用可
サラサドウダン
アズマシャクナゲ
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アズマシャクナゲ
アズマシャクナゲの群生
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アズマシャクナゲの群生
レンゲツツジ
キバナノコマノツメ
1
キバナノコマノツメ
バイカオオレン
クモイコザクラ
コイワカガミ
シロバナノヘビイチゴ
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シロバナノヘビイチゴ

感想

戸渡尾根はアズマシャクナゲとミツバツツジの群生が素晴らしいです。
しかしながら、1週間ほど遅かったようでした。
梅雨の中休みとなり太平洋側はとても良く晴れてくれました。
山頂に立つ頃、富士山が雲で隠れてしまっており残念でしたが、
登山に適した好条件の週末となりました。
日本百名山でもあり、関東からのアクセスが良いので登山者は多めです。

長野県側、毛木平起点のルート(千曲川源流〜十文字峠)は距離があり、
山梨県側、西沢渓谷起点のルートは長い急坂の戸渡尾根を登下降します。
どちらも日帰りは健脚向け、樹林帯ばかりなので夏は暑さとの勝負になりそうです。
5〜6月のシャクナゲ花期・10月の紅葉期が一番適しているように思えます。

徳ちゃん新道を登っていて標高1800mあたりで
急にムシが増えてきたなぁ…と思った矢先、
登山道に「シカの死骸」が転がっていました。。
どういう状況で死んでしまったのでしょう。
頭蓋骨が頭に飛び込んできたので、とても驚いてしまいました。
しばらくの間は転がっているかもしれません。

国道140号線(雁坂みち)は山岳路線でありながら運転しやすい高規格道路でした。
山梨市(旧三富村、旧牧丘町)は道の駅や入浴施設がとても充実していますので、
車中泊などで前泊する素晴らしい環境が整っています。
道の駅みとみは標高が高く、
かなり涼して快適に過ごす事が出来ました(早朝は10℃を下回っていました)。

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