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Yamareco

記録ID: 464250
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
四国剣山

三嶺から剣山縦走(名頃〜見ノ越)

2014年06月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
11:00
距離
19.6km
登り
2,017m
下り
1,516m

コースタイム

5:15名頃登山口-5:50林道旧登山口-6:50ダケモミの丘-8:00三嶺山頂-9:10カヤハゲ-9:20韮生越-10:00白髪山分岐-10:10白髪避難小屋-11:001732P(昼食)11:50中東山分岐-12:10高ノ瀬-12:50丸石避難小屋-13:15丸石-13:45スーパー林道分岐-14:25次郎笈トラバース分岐-14:30次郎笈水場-15:15剣山山頂-15:40大剣神社-16:00西島-16:15見ノ越
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2014年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
名頃登山口駐車場
見ノ越駐車場に自転車をデポして、下山後に見ノ越から名頃まで自転車で移動しました。
コース状況/
危険箇所等
名頃登山口から三嶺は案内板こそ多くありませんが、ピンクリボンが豊富にあるので迷うことはないと思います。

三嶺からの縦走路は、最初の急下りからアップダウンが予想以上にありました。
名頃からの登山道に比べるとリボン等の目印は極端に少なくなりますが、分岐には案内標識があり、分かり易い尾根道です。

トイレは名頃登山口駐車場、剣山頂上、西島、見ノ越にありました。
深夜に見ノ越に自転車をデポして名頃の駐車場で車中泊しました。トイレもある綺麗な駐車場です。
2014年06月14日 05:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 5:13
深夜に見ノ越に自転車をデポして名頃の駐車場で車中泊しました。トイレもある綺麗な駐車場です。
綺麗な案内地図でルート確認。
まずは三嶺頂上を目指します。
2014年06月14日 05:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 5:13
綺麗な案内地図でルート確認。
まずは三嶺頂上を目指します。
駐車場からすぐの登山口を5時15分にスタートしました。
2014年06月14日 05:15撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 5:15
駐車場からすぐの登山口を5時15分にスタートしました。
最初から急な勾配の道です。
2014年06月14日 05:25撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 5:25
最初から急な勾配の道です。
道にはピンクリボンが豊富で迷うことなく進めました。
2014年06月14日 05:42撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 5:42
道にはピンクリボンが豊富で迷うことなく進めました。
登山口と書かれた看板のある林道に出ました。昔の登山口だったそうです。
2014年06月14日 05:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 5:50
登山口と書かれた看板のある林道に出ました。昔の登山口だったそうです。
暫く林道を歩くのかなと思ったら…
2014年06月14日 05:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 5:50
暫く林道を歩くのかなと思ったら…
すぐに登山道の取り付きがありました。
2014年06月14日 05:51撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 5:51
すぐに登山道の取り付きがありました。
踏み跡の分かりにくい広い尾根もピンクリボンで安心です。
2014年06月14日 06:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 6:14
踏み跡の分かりにくい広い尾根もピンクリボンで安心です。
以前に遭難があった道を閉ざして、新しい登山道が整備されたようです。
2014年06月14日 06:42撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 6:42
以前に遭難があった道を閉ざして、新しい登山道が整備されたようです。
鹿除けネットがありました。
2014年06月14日 06:44撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 6:44
鹿除けネットがありました。
ダケモミの丘まで来ると山頂までは残り1/3です。
2014年06月14日 06:51撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 6:51
ダケモミの丘まで来ると山頂までは残り1/3です。
頂上が近付くと展望のいいザレ場になります。
2014年06月14日 07:35撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 7:35
頂上が近付くと展望のいいザレ場になります。
梅雨の中休みですが、いいお天気になって良かったです。
2014年06月14日 07:35撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 7:35
梅雨の中休みですが、いいお天気になって良かったです。
歩いてきた尾根が見えました。
2014年06月14日 07:47撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 7:47
歩いてきた尾根が見えました。
岩と笹のコントラストが素敵です。
2014年06月14日 07:48撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 7:48
岩と笹のコントラストが素敵です。
小さな丸太の木道は、鹿の侵入を防ぐそうです。
2014年06月14日 07:49撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 7:49
小さな丸太の木道は、鹿の侵入を防ぐそうです。
池のある分岐路を山頂に向かいます。
2014年06月14日 07:54撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 7:54
池のある分岐路を山頂に向かいます。
三嶺の頂上が見えてきました。
2014年06月14日 07:58撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 7:58
三嶺の頂上が見えてきました。
高知県最高峰の三嶺(1,893m)に到着しました。
2014年06月14日 08:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 8:04
高知県最高峰の三嶺(1,893m)に到着しました。
三嶺の避難小屋にも寄りたかったけど、縦走路とは逆方向だったので写真だけです。
2014年06月14日 08:06撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 8:06
三嶺の避難小屋にも寄りたかったけど、縦走路とは逆方向だったので写真だけです。
天狗塚への縦走路もいつか歩いてみたいです。
2014年06月14日 08:07撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 8:07
天狗塚への縦走路もいつか歩いてみたいです。
剣山への縦走スタートです。山頂から激下ります。
2014年06月14日 08:15撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 8:15
剣山への縦走スタートです。山頂から激下ります。
激下りの途中に咲いていたキンポウゲ。
2014年06月14日 08:19撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 8:19
激下りの途中に咲いていたキンポウゲ。
急坂をやっと下り終えて、振り返って見た三嶺です。
2014年06月14日 08:45撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 8:45
急坂をやっと下り終えて、振り返って見た三嶺です。
韮生越のピーク。ここまで既に3つのピークを越えて来ました。
2014年06月14日 09:20撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 9:20
韮生越のピーク。ここまで既に3つのピークを越えて来ました。
剣山まで15km。まだまだ遠い…
2014年06月14日 09:20撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 9:20
剣山まで15km。まだまだ遠い…
どこまでも笹原の道が続く快適な道です。
2014年06月14日 09:25撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 9:25
どこまでも笹原の道が続く快適な道です。
でも急な登りはつらいです。
2014年06月14日 09:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 9:38
でも急な登りはつらいです。
白髪山への分岐。相方が「ここから駐車場に戻ったほうが早いね」と言いました…
2014年06月14日 10:04撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 10:04
白髪山への分岐。相方が「ここから駐車場に戻ったほうが早いね」と言いました…
もしかしてあの遠くに霞んでる山が剣山と次郎笈なのでしょうか?
2014年06月14日 10:07撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 10:07
もしかしてあの遠くに霞んでる山が剣山と次郎笈なのでしょうか?
白髪避難小屋が見えてきました。
2014年06月14日 10:11撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 10:11
白髪避難小屋が見えてきました。
丸太で支えられた姿が可愛らしい小屋です。
2014年06月14日 10:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 10:12
丸太で支えられた姿が可愛らしい小屋です。
中も綺麗ですね。10人くらいは泊まれるのかな?水場も近くにあるそうですが分かりづらいそうです。
2014年06月14日 10:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 10:13
中も綺麗ですね。10人くらいは泊まれるのかな?水場も近くにあるそうですが分かりづらいそうです。
先に見えるアップダウンが辛くなってきました。
2014年06月14日 10:48撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 10:48
先に見えるアップダウンが辛くなってきました。
だけどこんな平坦な笹原は最高に気持ちがいいです。
2014年06月14日 11:13撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 11:13
だけどこんな平坦な笹原は最高に気持ちがいいです。
そろそろお腹が空いてきたので食事休憩できる場所を探しました。
2014年06月14日 11:16撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 11:16
そろそろお腹が空いてきたので食事休憩できる場所を探しました。
地図上で1732ピークとされている場所。
座れそうな岩があって、展望もいいのでここでお昼にしました。
2014年06月14日 11:42撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 11:42
地図上で1732ピークとされている場所。
座れそうな岩があって、展望もいいのでここでお昼にしました。
いつの間にか半分は過ぎていました。
2014年06月14日 11:59撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 11:59
いつの間にか半分は過ぎていました。
高ノ瀬に到着。看板以外は特に何もないピークでした。
2014年06月14日 12:20撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 12:20
高ノ瀬に到着。看板以外は特に何もないピークでした。
木々に囲まれた道にはピンクリボンが活躍してくれます。
2014年06月14日 12:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 12:32
木々に囲まれた道にはピンクリボンが活躍してくれます。
ブナの美しい縦走路。変化があって飽きません。
2014年06月14日 13:02撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 13:02
ブナの美しい縦走路。変化があって飽きません。
丸石分岐路。ここから奥祖谷かずら橋へも下山できます。
2014年06月14日 13:09撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 13:09
丸石分岐路。ここから奥祖谷かずら橋へも下山できます。
丸石避難小屋。この後ここを利用する方と沢山すれ違いました。
2014年06月14日 13:11撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 13:11
丸石避難小屋。この後ここを利用する方と沢山すれ違いました。
中は白髪避難小屋より少し広いでしょうか?ただ水場はないようです。
2014年06月14日 13:11撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 13:11
中は白髪避難小屋より少し広いでしょうか?ただ水場はないようです。
丸石に着きました。ここなら見ノ越から日帰りで往復できそうですね。
2014年06月14日 13:46撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 13:46
丸石に着きました。ここなら見ノ越から日帰りで往復できそうですね。
残すは次郎笈と剣山だけです。
2014年06月14日 13:46撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 13:46
残すは次郎笈と剣山だけです。
丸石と次郎笈の鞍部にあるスーパー林道への分岐路。ここからまた登り返しです。
2014年06月14日 14:07撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 14:07
丸石と次郎笈の鞍部にあるスーパー林道への分岐路。ここからまた登り返しです。
先には次郎笈。午後から雲が多くなってきました。
2014年06月14日 14:43撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 14:43
先には次郎笈。午後から雲が多くなってきました。
剣山も見えます。
2014年06月14日 14:44撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 14:44
剣山も見えます。
振り返ると三嶺は雲に霞んでました。
2014年06月14日 14:55撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 14:55
振り返ると三嶺は雲に霞んでました。
あと少し頑張ります!
2014年06月14日 14:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 14:57
あと少し頑張ります!
次郎笈の頂上はパスして水場のあるトラバース道を行きます。
2014年06月14日 14:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 14:57
次郎笈の頂上はパスして水場のあるトラバース道を行きます。
徳島の水50選に選ばれている次郎笈の水場です。空になったペットボトルに詰めました。
2014年06月14日 15:01撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 15:01
徳島の水50選に選ばれている次郎笈の水場です。空になったペットボトルに詰めました。
水場に集まるように咲いていた黄色い花。
調べたけど名前が分かりませんでした。
2014年06月14日 15:02撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 15:02
水場に集まるように咲いていた黄色い花。
調べたけど名前が分かりませんでした。
ものさしで引いたようなトラバース道。
2014年06月14日 15:05撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 15:05
ものさしで引いたようなトラバース道。
足場はこんな感じです。
2014年06月14日 15:07撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 15:07
足場はこんな感じです。
トラバース道を抜けて剣山に向かいます。
2014年06月14日 15:11撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 15:11
トラバース道を抜けて剣山に向かいます。
ここを歩くのは2度目ですが、やっぱり大好きな道です。
2014年06月14日 15:16撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 15:16
ここを歩くのは2度目ですが、やっぱり大好きな道です。
振り返って次郎笈。雲が多くて残念だけど綺麗な山です。
2014年06月14日 15:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 15:21
振り返って次郎笈。雲が多くて残念だけど綺麗な山です。
前に来た時は次郎笈からの帰りはトラバース道だったので、ここから剣山への登りはは初めてです。
2014年06月14日 15:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 15:21
前に来た時は次郎笈からの帰りはトラバース道だったので、ここから剣山への登りはは初めてです。
ヘロヘロで剣山山頂(1,955m)に着きました。もう登らなくていいんですね。
2013年04月27日 09:58撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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4/27 9:58
ヘロヘロで剣山山頂(1,955m)に着きました。もう登らなくていいんですね。
下山は前に通ってない大剣神社を経由して降りました。
2014年06月14日 15:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 15:50
下山は前に通ってない大剣神社を経由して降りました。
見覚えのある西島駅が見えてきました。
2014年06月14日 16:00撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 16:00
見覚えのある西島駅が見えてきました。
前は乗らなかったゴンドラリフトで下りることにします。
2014年06月14日 16:01撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 16:01
前は乗らなかったゴンドラリフトで下りることにします。
16時に乗ったリフトは誰も乗ってませんでした。楽チンです♪
2014年06月14日 16:05撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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6/14 16:05
16時に乗ったリフトは誰も乗ってませんでした。楽チンです♪
16時15分に見ノ越に到着。ここから相方が自転車で名頃に向かいました。
2014年06月14日 16:18撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
6/14 16:18
16時15分に見ノ越に到着。ここから相方が自転車で名頃に向かいました。

感想

梅雨に入り先週は山はお休みでしたが、今週は早速にも梅雨の中休
みだそうで、西日本はまずまずのお天気のようです。
そんな中、四国地方のお天気も上々のようで、かねてから計画して
いた高知県最高峰の三嶺から、徳島県最高峰の剣山への縦走を実行
することにしました。

去年GWに剣山に行った時に、遠くに見えた三嶺にいつか登ってみ
たいと思っていましたが、夏至を来週に迎える今の時期なら日も長
いので充分に日帰り可能です。
但し、見ノ越から三嶺の登山口までの移動が問題なので、ヤマレコ
の記録を参考にして自転車を利用することにします。

金曜日に大阪を出発して、明石大橋から大鳴門橋を渡り、徳島道で
美馬ICを下りてから国道438号線で見ノ越に向かいます。
去年の教訓から、ガソリンスタンドは香川道の板野ICから、徳島道
の藍住ICの乗り継ぎの間に給油を済ませ、コンビニは貞光のローソ
ンで買い物をしました。

見ノ越に予定通り自転車をデポして、国道439号線を20分ほど走っ
て夜12時半に名頃登山口駐車場に着きました。
名頃駐車場はトイレもあり、まだ新しいのか舗装も綺麗で外灯もあ
って車中泊には最高の場所でした。

翌朝は5時15分に駐車場からすぐの登山口を出発して、三嶺の頂上
を目指します。
名頃からの取り付きは最初から急な勾配の道が続き、寝起きの体に
は堪えますが、これから長い距離を歩くので、なるべく体力を温存
する為に意識的にゆっくりと登って行きました。

登山口から35分ほどで林道に出ると、登山口と書かれた看板があり
ました。
どうやら以前は林道でここまで車で上がってこれたらしく、昔はこ
こが登山口だったそうです。
暫く林道を歩くのかなと思ったのですが、すぐに山道へ入っていく
階段があり、林道は横断するだけでした。

名倉からの登山道は案内板や指示標識こそ少ないものの、常に目に
入る所にピンクリボンの目印があって安心できます。
以前に遭難があって、登山道が新しくなったそうなので、登山者が
安心して歩けるように多くの方の努力があるんですね。

やがてダケモミの丘で小休憩のあと、葛折りの樹林帯を抜けると、
視界が広がってザレた道になります。
梅雨の中休みの好天の中、振り返ると歩いてきた尾根がハッキリと
見えました。
上を見上げると大きな岩がいくつも連なり、笹が繁った山肌と白い
岩とのコントラストが絶妙で、まるで山雑誌の表紙を見ているよう
です。

鹿の侵入防止の木道を渡ると、すぐに三嶺避難小屋と山頂との分岐
路に出ました。
分岐路の前には天然池があり、真夏でも枯れることがないそうです。

分岐路を山頂方向へ進むとすぐに頂上が見えて、笹がはげた細い道
を登って8時ちょうどに三嶺頂上に着きました。
頂上は360°のパノラマが広がっていて、避難小屋から登ってきた道
もよく見えてました。

西方向には天狗塚への綺麗な縦走路が伸びていて、思わずそちらが
剣山へ向かう道だと思ってしまいました。
山頂で小休憩した後は、いよいよ剣山まで17kmの縦走のスタート
です。

山頂からは南方向へ一瞬、下り口が見つからない程の急坂を下りて
行きます。
鎖もあるので危険ということはないですが、見晴しがいい分だけ高
度感もあり慎重になってしまいます。
急坂の間にずっと咲いていた、小さくて可憐なキンポウゲが応援し
てくれているようでした。

勾配が落ち着くと、目の前には遥か先まで続く縦走路。
やっぱり来てよかった。

カヤハゲ(東熊山)から韮生越、白髪山分岐を過ぎると白髪避難小屋
が見えてきました。
剣山から三嶺への道は四国を代表する縦走路ですが、通常は途中に
ある白髪避難小屋か、丸石避難小屋で一泊する日程が一般的だそう
です。

避難小屋には泊まったことがないので、今後の参考の為にと、小屋
の中を拝見させて頂きましたが、想像よりもずっと綺麗でした。
次回は是非、避難小屋一泊で来てみたいと思いました。

白髪小屋を過ぎても、アップダウンはあるものの快適な稜線歩きが
続きます。
気温も上がってきたので小まめに水分補給を繰り返しますが、11時
近くになってお腹も空いてきました。
考えればもう6時間近く歩いてるんですよね。

最初は高ノ瀬でお昼にする予定だったのですが、地図上では1732m
のピークとされている場所が、ちょうどテーブルと椅子代りにでき
そうな岩があって、展望もよかったのでここでお昼にすることにし
ました。

お腹も満たされて元気一杯!再び縦走開始です。
すぐに石立山分岐路があり、剣山まで8kmの標示がありました。
いつの間にか半分を過ぎていたので少し安心しました。
高ノ瀬には12時過ぎに到着。山頂標示はありましたが、他には特に
何もなかったので1732Pでお昼にしてよかったと思いました。

高ノ瀬を過ぎると、しばらく展望のないブナ林を歩きますが、むし
ろ変化があって楽しかったです。
やがて奥祖谷かずら橋に下りれる丸石分岐路から、すぐに丸石避難
小屋に着きました。

白髪小屋同様、こちらも中を拝見してみると、少し白髪小屋よりも
広いような気がしました。
白髪小屋が10人位で丸石小屋は14〜15人は寝れそうな感じです。

丸石小屋から更に30分ほど進むと丸石に到着。
ここまで8時間以上歩いてかなり疲れていますが、残すは次郎笈と
剣山だけなので頑張ります。

丸石から一旦下って、スーパー林道分岐を過ぎると次郎笈への登り
返しです。
最初は霞んでいた次郎笈と剣山が目の前に大きく広がっていますが、
午後から雲が多くなってきているので展望は今一つです。

次郎笈のトラバース道分岐まで来ると、標識に巻き道には水場あり
と書かれています。
地図で確認すると、次郎笈の水は徳島の名水50選にも選ばれている
そうです。

残りの水も乏しくなっていたので迷わず巻き道へ進み、途中にあっ
た水場で喉を潤しました。
空になったペットボトルに水を入れて剣山に向かいます。

トラバース道を抜けると、去年も歩いた次郎笈と剣山の鞍部に下り
て、最後の登りです。
一歩一歩の足取りが重く、体が前へ進みません。
前を見ると山頂は遥か遠くに見えるので、足元を見ながら歩数を数
えては休憩、また数えては休憩を繰り返しました。

前を歩く相方から「着いたよ」の声がかかったので前を見ると、山
頂標示板がありました。
こんなに遠かった頂上は初めてで、思ったのはもう登らなくて済む
ということだけでした。
次郎笈で汲んだ水がとても美味しくて、少し元気も回復した気がし
ました。

ここからはもう見ノ越へ下山するだけです。
おそらく最短距離で下りれるのは、刀掛の松を経由する道だと思う
のですが、以前も通った道なので、今日は大剣神社経由の道で下り
ることにします。

大剣神社は想像していたよりもこじんまりした所でしたが、今日の
無事のお礼をしました。
下山は不思議なほど快調で、その後の道もなんなく下りてあっとい
う間に西島に着きました。

以前はリフトを使わず下りましたが、今日は迷うことなくリフトに
乗ります!
一人1,030円は少し痛いですが、丸石辺りから帰りはリフトと心に
決めていたので問題ありません(笑)

リフトはとても快適で、疲れた体が癒されていくようで気持ち良か
ったです。
リフトに乗ったのが16時と時間が遅いせいなのか、私たち以外には
誰も乗っていませんでした。

約15分で見ノ越に到着。
ちょうど11時間で憧れの縦走路を歩ききることができました。

ここからデポしていた自転車で、相方が名頃駐車場へ向けて出発し
ます。
私は相方が車で迎えに来るのを待っている間、売店の前で他の登山
者の方に三嶺や剣山の話を色々と教えて頂いて退屈しませんでした。

17時過ぎにお迎えが来て、自転車で名頃まで行った相方に大変だっ
たか聞いてみると、ずっと下り道で殆どペダルも漕がずに着いたの
で、車の運転よりも楽だったそうです。

思いがけずに梅雨の中休みがあって、四国への遠出となりましたが、
今日来てよかったです。
凄く疲れたけど、凄く楽しかった!
ただ日帰りでこのコースは二度と歩きません(笑)

次回に来る時は避難小屋泊まりの一泊か、三嶺から天狗塚に行って
みたいです。
四国の山はまだまだ奥が深いですね♪

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コメント

はじめまして!!
おはようございます、camiiさん。
三嶺〜剣山縦走、お疲れさまでした。
私も5月末、2泊3日のテン泊で同じコースを縦走してきました。
camiiさんの写真や感想/記録を懐かしく拝見させてもらいました。
あの距離を1日で縦走されるとは「凄い」と同時にちょっと
「モッタイナイ」ですね
あの広々した縦走路はくせになりそう。
お疲れさまでした。
2014/6/16 7:41
katatumuriさん♪はじめまして!
仰るとおり日帰りではモッタイナイ縦走路ですよね!
katatumuriさんのレコを見て、益々時間をかけてゆっくり歩きたくなりました。
ただ今まで避難小屋はおろか、山小屋にも泊まったことのない
人見知りなヘタレ夫婦なので敷居が高く感じてしまいます。
katatumuriさんのようにテント泊が出来たら最高ですね♪
少しずつでも憧れを叶えていきたいと思います。

katatumuriさん、これからもよろしくお願いします!
2014/6/16 20:22
遠く関西からお疲れ様でした!
初めまして!
勿体無いお化けが出そうな山行の確認してて見つけたのでコメ入れさせてもらいました!
梅雨の晴れ間に最高の縦走路を満喫されたようで、地元の山初心者としても嬉しく拝見しました!
四国には他にも中央の山には無い魅力に溢れた山々が沢山あります、来月から高速割引も減額になっちゃいますが(地方の年金生活者にとって減額は非常に痛い!激痛!(笑))是非脚をお運びください!!
2014/6/28 9:36
nekojigenさん♪はじめまして!
コメントありがとうございます。
実は主人の出身が高知市内なのですが、高知県最高峰の三嶺にはずっと登りたかったようです。
私も去年のGWに剣山と次郎笈から見た三嶺への縦走路に憧れて、今月に実現することが出来ました。
関西からは意外と遠い(橋を渡るのが…)四国ですが、魅力のある山が沢山あるので何度でも脚を運びたいと思っています。
nekojigenさん、これからもよろしくお願いします。
2014/6/28 22:36
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無雪期ピークハント/縦走 四国剣山 [2日]
技術レベル
4/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 四国剣山 [2日]
名頃から四国の名峰三嶺・剣山を縦走
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
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技術レベル
4/5
体力レベル
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無雪期ピークハント/縦走 四国剣山 [日帰り]
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4/5
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