笊ヶ岳 二週連続体力勝負の山へ
- GPS
- 12:42
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 3,036m
- 下り
- 3,030m
コースタイム
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 12:41
天候 | 晴れ 後 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5台くらいしか停めるスペースがなく、午前3時半過ぎの到着で最後の1台分にギリギリ滑り込みセーフ |
コース状況/ 危険箇所等 |
・老平駐車場〜広河原 最初の30分は林道歩き、その後林道終点から広河原までは谷沿いに設けられた水平歩道にような登山道を1時間ほど歩く。基本的に谷側は切れ落ちているので滑落注意。 小さな谷を跨ぐ際の滑りやすい岩場(梯子あり)、崩壊地をトラバースするロープ場などいくつか特に危険な地点があるが、何よりも一番怖かったのは広河原に出る少し手前に登場する傾いた橋(壊れて落下寸前の橋を欄干に掴まりながら通過しなければならない)。 ・広河原〜布引山 広河原は靴を脱いで丸太に捕まりながら渡渉。水量は少なめで想像していたほど渡渉に苦労はしなかった。 広河原から布引山までは標高差1,600mを一気に登る体力勝負の区間。展望ポイントもほとんど無いので体力に加えて気力勝負とも言えるかもしれない。体力&気力勝負の区間ではあるが、登山道そのものは歩きやすく布引山手前のガレ場が滑りやすいこと以外はこれと言った危険個所は無し。 ・布引山〜笊ヶ岳 布引山から鞍部まで標高差約150mを下り、標高差200mを登り返してようやく笊ヶ岳に登頂する。布引山までの登りで既に体力を消耗しているところでこの登り返しは相当堪えるが、幸いにもここも特に危険個所は無く技術的に気を遣う場面が無い。 |
写真
感想
今回挑んだ笊ヶ岳は、先週登った鋸岳と並ぶ「山梨百名山の四天王」の一つ。日帰り最難関クラスの山などと噂され、二百名山完登を目指す上で「笊ヶ岳と鋸岳はどちらが体力的にエグいのか」だいぶ気になっていました。
そんなに気になるなら、鋸岳の記憶が鮮明なうちに勢いで笊ヶ岳にも登ってしまい自分の足でシロクロつけて結論を出そうではないか、ということになり、鋸岳登山から二週続けて今度は笊ヶ岳へと挑むことになりました😇
鋸岳でとにかく辛かったのは片道10kmの林道歩きと横岳峠までの急登のガレ場歩きで、アプローチの特性上、登り以上に下りが非常に長く感じられました。
一方で、今回の笊ヶ岳では広河原から布引山まで標高差1,600mを一気に上がっていく長い登りが辛さのほぼ全てです。それほど急登ではないので前半は淡々と良いペースで標高を稼いで行けたのですが、標高約2,000mの桧横手山を過ぎるあたりからは疲労の蓄積を感じるようになってペースが一気にダウン。この状態で迎える布引山から笊ヶ岳までラスト標高差200mのアップダウンは絶望的に辛く感じられました(笑)
ただ、笊ヶ岳の登山道は基本的に足場は良くて歩きやすくて(老平〜広河原までの橋の破損箇所&広河原の渡渉を除く)ラストの林道歩きも片道2kmで済むので、足場の悪さと10kmの林道を歩かされる鋸岳に比べると下山の行程は圧倒的に楽かもしれませんね…。
笊ヶ岳の山頂では富士山と南アルプスの展望が見事なんだそうですが、山頂に到着する少し前からガス広がってしまい、山頂で1時間以上粘ったものの展望は拝めず仕舞い。普段はガスが出る前の時間を狙ってペースを調整するのですが、登りに片道6〜7時間もかかる笊ヶ岳ではガスが出る前に登頂するのは自分の体力ではとてもじゃないけど無理でした(´・ω・`)
いつかは展望リベンジしたけど、やっぱりテン泊して早朝に山頂アタックするのが一番確実なんでしょうかねぇ、あの長い登りをテン泊装備で歩くかと思うと気が遠くなりそうだけど😓
長い行程を歩いた上に山頂の展望も間に合わなかったという話で終わると何だか残念な山行に聞こえてしまいそうですが、笊ヶ岳の樹林帯の美しさは見事でした。桧横手山の手前あたりから笊ヶ岳まで苔とシラビソの美林がずっと続くので、ガスが出ても目の保養成分はたっぷりです😊
最後に、鋸岳も笊ヶ岳も辛い辛い言っているだけで肝心の結論が出ていない気がするので、実際にかかった往復の山行時間でシロクロつけることにしましょう…
山行時間:鋸岳12時間38分 vs 笊ヶ岳12時間42分
はい、ほとんど引き分けという結論でOKだと思います🎉
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