北アルプス 笠ヶ岳 テン泊で周回(笠新道〜笠ヶ岳〜弓折岳〜鏡平〜新穂高温泉)

2022年09月30日(金) 〜 2022年10月02日(日)

• GPS: 20:27
• 距離: 29.2km
• 登り: 2,495m
• 下り: 2,440m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:46
• 休憩: 1:10
• 合計: 10:56

6:54 新穂高温泉バス停
7:07 7:12 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
7:32 7:32 お助け風穴
7:49 7:49 中崎橋
8:00 8:12 笠新道登山口
12:49 13:25 杓子平
15:10 15:10 笠新道分岐
15:13 15:13 分岐指導標（仮称）
15:17 15:17 笠新道分岐
16:02 16:03 抜戸岩
17:02 17:06 笠ヶ岳山荘
17:16 17:23 笠ヶ岳
17:37 17:42 笠ヶ岳山荘
17:50 宿泊地

2日目

• 山行: 7:26
• 休憩: 1:10
• 合計: 8:36

7:21 宿泊地
7:49 7:50 抜戸岩
8:37 8:38 笠新道分岐
8:38 8:38 分岐指導標（仮称）
8:45 8:46 抜戸岳分岐
10:13 10:13 秩父平
11:03 11:04 大ノマ岳
11:37 11:37 大ノマ乗越
12:03 12:06 弓折岳(分岐)
12:08 12:08 弓折岳（三角点）
12:09 12:09 弓折岳
12:14 12:46 弓折乗越
13:20 13:36 鏡平山荘
13:37 13:37 鏡池
14:07 14:21 シシウドヶ原
14:36 14:37 イタドリが原
14:49 14:49 チボ岩
15:01 15:01 秩父沢出合
15:37 15:37 小池新道入口
15:57 わさび平小屋

3日目

• 山行: 0:50
• 休憩: 0:06
• 合計: 0:56

8:08 わさび平小屋
8:17 8:17 笠新道登山口
8:24 8:25 中崎橋
8:36 8:36 お助け風穴
8:49 8:54 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
8:59 8:59 新穂高温泉駅
9:04 9:04 中崎山荘 奥飛騨の湯
9:04 ゴール地点

天候

9/3：晴れ
9/4：晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

バス

行き：まいたび新穂高温泉行き
帰り：新穂高温泉〜平湯温泉、平湯温泉〜新宿行きバス(ターミナル窓口で6,200円のところネット予約で5,700円)

コース状況／危険箇所等

笠新道は延々急登、笠ヶ岳〜弓折分岐まで5回位アップダウンありその間、基本的に好展望も、ザレ、ハイマツの藪こぎなどあり。

写真

9/30 6:53

毎度、新穂高センターから出発

9/30 7:07

林道ゲートを通過

9/30 8:00

そして笠新道入口へ。

9/30 8:26

いきなりの急登かと思っていたら、

9/30 9:24

そうでもなかったです、最初の方は。

9/30 10:02

こんなところもありましたが、割と歩きやすかったです。

9/30 10:07

景色が開けてきて、展望を楽しみながら歩けます。樹林帯の中をずっとではないのが助かります。槍から穂高への稜線ですね。

9/30 10:07

涸沢岳とジャンも見えてます。

9/30 10:07

ジャンから西穂への稜線。

9/30 10:49

秋だと言うのに、日が照ると暑い！

9/30 11:00

標高2100M

9/30 12:03

登れば登るほど傾斜が増していく感じ。

9/30 12:30

だいぶ上が見えてきました。

9/30 12:48

アカモノが美味しかったです。こうして少し割れているのが食べ頃です。リンゴのような味。

9/30 12:49

ようやく杓子平。

9/30 12:49

まだあの稜線にまで登ってから、

9/30 12:50

最奥のピークが笠ヶ岳。手前に小屋も見えてますが、杓子平から三時間の道のり。

9/30 13:31

クロマメノキもたくさん成っていて、美味しかったです。

9/30 13:33

杓子平からはなだらかに始めは登って行くのですが・・・

9/30 13:33

チングルマがまだ綿毛でたくさんありました。

9/30 13:36

これこれ、たまりません！

9/30 14:01

振り返ると、え、まだ全然登って来ていない！

9/30 14:04

じょじょに斜度が増していき、きつくなってきました。

9/30 14:29

上が見えてからが長かった〜！

9/30 14:40

上の方まで続く〇印

9/30 14:52

稜線まであと少し。

9/30 15:10

そしてようやく稜線に乗りました。杓子平を過ぎて暫くしてからの登りがきつかったです。

9/30 15:10

本丸はまだまだ先。聳え立って見える。

9/30 15:11

ゴツゴツした岩で歩き辛い。

9/30 15:14

双六との分岐

9/30 15:31

ザレた道になりました。

9/30 15:56

小屋が見えているんだけど、なかなか近付かない。

9/30 15:59

抜戸岩を過ぎて

9/30 16:14

一日の最後に登りで終わるのは辛い！

9/30 16:26

ようやくテント場に到着。小屋までが岩ゴロゴロのところを10分近く登らなければならず超不便なテント場でした。

9/30 17:06

小屋でトイレを済まして水を購入。
小屋の人によると、テント場下の水場は枯れてしまっているそうです。小屋で1L200円で買いました。
プラティパスの水筒を忘れてきてしまい、別にペットボトルの水2本購入。

9/30 17:06

小屋から15〜20分と言われたので、その日中に山頂へ行くことに。既に17：06。

9/30 17:17

急いで登り、9分で頂上に着きました。

9/30 17:18

9/30 17:18

かなり雲が湧いてきて大展望とはいかず・・

9/30 17:18

歩いてきた稜線。抜戸岳が綺麗。

9/30 17:19

山頂から見たテント場。

10/1 5:34

翌朝、槍ヶ岳からの、

10/1 5:35

稜線。大キレット。

10/1 5:35

涸沢岳、ジャン。

10/1 5:35

遠くに富士山も。

10/1 5:35

手前に焼岳。

10/1 5:35

乗鞍岳、奥に御岳山。

10/1 5:39

小屋へはこんなところを登っていかないといけません。

10/1 5:50

小屋からの頂上方面

10/1 6:00

小屋から下りて来て、テント場の端っこに張りました。

10/1 6:41

北アルプス用に、軽量化のためにプロモンテVB-12Zを購入したものの、もう寒い季節にシングルウォールは結露が酷くてダメですね。テント内に結露したのが凍ってました。

10/1 7:35

寒くてシュラフからなかなか出られずに、出発は7：30。

10/1 7:35

これから向かう稜線。

10/1 7:38

下ってきて、小屋、笠ヶ岳山頂を振り返って。

10/1 8:36

笠新道分岐まで戻ってきました。

10/1 8:38

さらば、孤高の山・笠ヶ岳。

10/1 8:38

なだらかに登って行きます。

10/1 8:48

この日は双六小屋まで行くつもりでした。

10/1 8:51

西鎌尾根、北鎌尾根、東鎌尾根が綺麗に見えてました。

10/1 8:52

そして大キレットへ。また行きたい。

10/1 8:58

黒部五郎と奥に薬師岳ですね。

10/1 9:17

いったん下って、

10/1 9:17

登り返し、ってのが続きます。

10/1 9:27

10/1 10:06

人が歩いているのが見えますが、あそこまで下って登り返した先が見えないので、また下っているってこと・・・

10/1 10:16

あそこから下りてきました。

10/1 10:18

ハイマツ帯の藪漕ぎも少しあり

10/1 10:25

基本的にはいい景色を見ながら楽しめますが。

10/1 10:26

槍から派生してきている手前の稜線のなだらかなピークは奥丸山。いい山でした。小池新道方面へは藪が凄いけど。

10/1 10:54

また下って登っています。

10/1 11:34

大ノマ乗越

10/1 11:42

あのてっぺんから下ってきました。

10/1 11:50

ワイルドな道もあり、

10/1 12:05

弓折岳はコースから少し外れています。
この指標とベンチが一つあるだけ。

10/1 12:14

弓折岳分岐まで来ました。
ここで、昼間なのに寒かったこと、やたらテン泊装備の登山者が多いこと、槍と双六共に雲に隠れて今日はもう出てこなそうなこと、足の調子が良くないこと、等々を考えて、双六小屋へ行くことを止めて、下山することにしました。

10/1 13:21

鏡平山荘まで下ってきました。
もう一つ、スマホが故障してしまって事も下山の要因の一つでもありました。

10/1 13:45

あとはかつて歩いたことのある道をひたすら下るのみ。

10/1 13:50

10/1 15:00

やっとこさ秩父沢。ここまで長かった。

10/1 15:00

10/1 15:07

そしてこの先も、林道に出るまで長かった・・・

10/2 8:06

翌朝、テント撤収してテント場を振り返って。
あと3張だけ。こんなところで最後の一人になりたくなかったので。

10/2 8:07

というのも、こんな看板がテント場入口に。

10/2 8:07

わさび平小屋を後にします。

10/2 8:43

林道には、等間隔置きにこのようなのが設置してありました。前回はここまでなかったと思います。増えたのかな？

10/2 8:52

そして林道ゲートまで戻ってきました。あとは新穂高温泉まで歩いて終了。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

kumao3193

七月三連休に絡めて予定していた飯豊山が、門内小屋改修のためテント場が使えないとのことで、白根三山を予定が雨で中止、九月始めに予定していた読売新道も雨で中止。七倉山荘までの夜行バスが九月に入ると平日がなくなり今年もボツ。
三連休は鳳凰山の予定が、二週スライドさせてもやはり雨（二週連続台風）で中止。

そして今回、ようやく晴れ。でもことごとく予定がなくなっていってた為、どこに行ったらいいかが咄嗟に出てこなくて、結局まだ未踏だった笠ヶ岳へ行くことに急遽決めた次第です。晴れ続きの予報なので、もしかしたら槍ヶ岳へも回れるか、とも思っていましたが、とんでもなく甘い考えだったことを笠ヶ岳に思い知らされました。
笠新道、覚悟していたものの、やはり甘くなかったです。軽装ならさほど辛くなかったと思いますが、南岳新道なみの急登続きで、初日からかなり消耗してしまいました。しかもテント場から小屋が遠いので無駄な体力も使わされたのは想定外でした。

でも、笠ヶ岳から弓折岳への稜線は素晴らしく良かった！　ここは期待通りでしたが、でもやはり決して甘くはなく、アップダウンの連続でかなりきつかったです。
おかげで、いろんな要因によってテンションは下がり気味で戦意喪失になり下山することとしました。

もともと今回、初日の穂高センターでトイレのウォシュレットが壊れて止まらなくなった事から始まり、出発して歩いていたらハイドレの吸い口から水漏れしてザックのウエストベルトとズボンが濡れたり、スマホが出発三時間で真っ白画面になったり、プラティパスの水筒忘れ、自炊時にクッカーに水を入れたままひっくり返してしまったり、テント内は結露しまくり、シュラフもシュラフカバー内で結露して湿っぽくなって、と、どうも不運と鈍臭いことの連続で、何かの虫の知らせなのかと思い切り上げることにしたのでした。

結局は何もなかったので良かったのですが、改めて気を引き締めろという暗示なのだろうと受け止めています。これでほぼ、今年のシーズンは終わりです・・・何とか北アルプスには行けたけど、どうもここ数年は計画しても天気で叶わず、というのが続いていてうまくいきません。いっそのこと夏ではなくてこの秋口に計画するのがいいような気がしてきました。とは言っても、日は短いし明け方の冷え込みは辛いし、やはり夏場に行けるのが一番いいのですが、果たして来年の夏はどうなりますやら・・

ところで、他の方のレコを見ると、笠ヶ岳山荘のテント場は1,500円と書かれていて、事前情報も確かそうだったはずだけど、実際現地で2,000円と言われて払った。聞けば良かったのだろうけど、何かイヤな気分・・・今回はいろんな事でついてませんでした。

コメント

いーぐる

kumaoさん、こんにちは！

　うはーっ、笠新道を２泊のテン泊装備で登りましたか！
流石に根性が違う。　私もそれを考えましたが、テン泊装備であえぐなら日帰りにしてしまえ！っという結論で。（でもシンドカッタです。）
杓子平からの笠ヶ岳、遠いですよね〜。私は帰ろうかと思いました。
　翌日は双六小屋までの予定でしたか！　いや〜、それは辛い！　
今回のコースで、もう十分凄いですよ。

　私もテン泊が好き（と言う以上に小屋泊が嫌い）なのですが、最近は担げなくて駄目です。
シングルウォールテント、考えていたのですが、やはり結露が酷いですか。
　先日の飯豊では、軽量化のためコンロ、クッカーは省略、アルファ米を水でふやかして、のり玉混ぜ込んで食べました。けっこういけましたよ。
　
細々と不運もあったようですが、久々の晴天下の北アルプス、良かったんじゃないですか。

kumao3193

f15eagleさん、こんばんは!

コメントありがとうございます。
あのコースを日帰りで行ってこれる方を尊敬いたします。eagleさんも、行けるところまで、と言いつつ日帰りで完遂されてましたよね。いやー、私には無理ですし、そもそも日帰りでやろうとは思わないです😅
今回久々の晴天続きの予報だったため、色気を出して3泊４日分の食料と、もしかしたら槍ヶ岳へも、と思いヘルメットも持って、朝晩は冷えそうだから防寒着も、ってことで夏場のテン泊より重くなってしまいました。やはり体力相応の計画にしないとダメだと反省してます😁
アルファ米を水だけ、って今度試してみようと思います😄 でも、おかずはクッカーとバーナーがないと、どんなものを食べられたんですか?
食事のことも毎回いまいちなので、お聞きしたいです😊

いーぐる

kumao3193さん

　私の食事は粗末でとても参考にはならないと思いますが・・・。
昼間は行動食（マカダミアナッツ、ようかん、あんぱん、アミノバイタル）です。
テン泊の夕食と朝食は以下のものです。（恥ずかしい）
　夕食：サタケマジックライス（白米）１袋　113g　388kcal 水で１時間放置
　　　　ふりかけ　１袋 6g、　松茸のお吸い物　１袋 5g（塩分補給）
　　　　チーズちくわ　１本 50g 61kcal、
　　　　ドライフルーツミックス　１袋 67g 205kcal
　朝食：菓子パン　１個　116g 320kcal
　　　　グリーンスムージー　１本　360g　142kcal（野菜と水分補給）

考えてみるに、ガスストーブとクッカーを省いても大した重量ではないのので、もっと食事を豊かにした方が良かったかも。

kumao3193

f15eagleさん、こんばんは!

わざわざカロリーまで記載いただき、ありがとうございます😄
チーズちくわと、ドライフルーツはこれまで持っていったことがないので、今度買ってみようと思います。
他の人がどんな食料計画されているか興味ありますので、教えていただき、ありがとうございました😊

いつも疲れてしまうと食欲が落ちてしまって食べれなくなるので、どうやってエネルギー補給をうまくできるかを、いつも行く度に模索してますが、まだ答えが出ないままです。だから無駄に持っていき過ぎて重くなってしまい、けっこう余らせてしまい帰ってくるまで重いという始末です😅
来年のテン泊の時には水でライスもありかなと思ってます😁

いーぐる

kumao3193さん

　追加です。
サタケマジックライスは、何種類かを事前に家で水で食べて見ました。パスタ類は水では芯が残って不味かったです。
五目ごはんはマズマズでしたが、白米にふりかけはオニギリを食べているみたいで、一番違和感がありませんでした。
塩分が濃いほうが夏山では食べられますね。

kumao3193

f15eagleさん

追加でありがとうございます😄
事前にいろいろ試されてたんですね。さすがです! なるほど白米にふりかけはおにぎりぽく食べれそうですね。濃いめにするのも夏だとちょうどいいですね。ありがとうございました😊