紅葉の涸沢へ
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- GPS
- 28:16
- 距離
- 32.7km
- 登り
- 1,287m
- 下り
- 1,280m
コースタイム
6:19上高地BT-7:02明神7:05-7:48徳沢-8:33横尾8:46-9:35本谷橋-10:45涸沢
[10/2]
6:30涸沢-7:30本谷橋-8:17横尾8:25-10:35上高地BT
天候 | [10/1] 晴天 [10/2] 雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山ポストは上高地バスターミナルにあります。(用紙あり) ・トイレは上高地バスターミナル、河童橋、小梨平、明神、徳沢、横尾、涸沢にあります。 ・水場は上高地バスターミナル、徳沢、横尾、涸沢にあります。 ・登山道は大変よく整備されています。 [コースの状況] (上高地BT〜横尾) ・特に問題ありません。徳沢〜横尾間で1箇所登山道わきの治山工事をしている関係で道が付け変わっています。 (横尾〜涸沢) ・本谷橋までは沢沿いのトラバース路で緩やかな坂です。本谷橋から先は少しきつくなります。 ・本谷橋から先はガレ沢などを横断しますので注意して通過しましょう。 |
写真
感想
今年のアルプス最後は涸沢の紅葉だな!と決めていたのですが連日雨。
いやー行くのやめようかなあ。と思っていたところ、木曜日は秋晴れとなるそうじゃないですか。大急ぎで仕度をします。
中央道を西に走ります。西に行くに従って天気は回復しているようです。八ヶ岳近辺では星が雲の間から輝いています。
そして、5:30沢渡駐車場に到着しました。周辺の山はガスに包まれています。沢渡中バス停の時刻表を確認すると5:42に最初のバスが来ます。
慌しく準備をしてほどなくしてバスが到着して乗り込みます。乗り込んでから車の鍵をかけた?とかライト消した?とか不安になりますが、もうどうしようもない。自分を信じましょう。
上高地はガスの中…ということもなくどんどんガスが消えていっています。ラッキー。
小梨平あたりからは陽が差しており気分も高まってきます。結構な人が涸沢(とは限らないけど…)に向かって歩いています。
明神では明神岳が鋭い山頂を見せています。ここでトイレ。。。実はバスの中でペーパーを確認したら残りが非常に僅かになっていて…申し訳なく少し分けていただきました…すみません。
横尾に到着します。結構人がいますね。でも、これが土日だったら…想像がつきません。
横尾大橋を渡って屏風岩を見ながら道を歩いていくと本谷橋。あれ?いつもの橋の下に別の橋があるぞ?
とりあえず、つり橋を渡って休憩しようかなと思いましたが、人が多いので涸沢まで頑張る事にします。
ここからはちょっと登りがきつくなりますが、しばらくすれば緩くなるのでガンガン登って行きます。カールが見え始めるころあたりは紅葉が広がっています。ああステキ。
進んでは写真を撮って、進んでは写真を撮っての繰り返し。昨年の夏に来たときは、まだかまだかという感じでしたが今日はあっという間にカールについてしまいました。
カールの紅葉は本当に今が最盛期でしょう。まずはテントを張ります。(テント受付は15:30から)。昨年はテントの下に敷くベニヤを貸してもらえたよなー。と思いながら受付の小屋に行くとありません。
仕方ないのでそのままテントを張ります。このゴツゴツ感がよい…良いことにします。ザック下に敷くから。
サブザックにペットボトルとパンを放り込んで、まわりを散策する事にしましょう。
カール下の雪渓あたりに行きます。結構雪は少なくなっていて(あたり前か)雪渓から写真を撮っている人がいます。
よし、自分も!とそっちに行こうとすると自分の足元をスルスルと胴体の長いネズミのようなものが岩の間を駆け抜けて行きます。
Σ(°Д°;
しかも、岩のすきまに潜り込みこっちの様子を伺っているようです。そーっと近づくと、岩のすきまから走り出して逃げていきました。
…オコジョ?
とにかくすばしっこく動き回ってよくわかりません。もうちょっと雷鳥くらいゆっくりと動いてください。
それから姿を見る事はありませんでした。写真も後姿をとれたのか撮れてないのかというレベルで全然ダメでした。
雪渓から涸沢小屋に行き、そこからザイデングラードに向かう道を少し登って行きます。ひらけた場所に出ると北穂方面の紅葉が素晴らしい。
それから涸沢ヒュッテ方面やテン場の下とかを回りました。写真家の人が多いですね。三脚を持って写真を撮っています。自分はヘタレなので三脚は持って来ませんでした。
午後から雲が流れてきてなかなか良いシャッターチャンスは難しくなってきましたので、涸沢ヒュッテに行って名物のおでん、そしてビールをテラスで頂きます。最高じゃあ。
夕方に雲はなくなり、すっきりと穂高の山々が見えています。心なしか紅葉も赤さを増して見えます。
賞味期限切れのレトルトを夕食にして、ボーっとして暮れゆく山々を見ていると寒くなってきました。テントに入りましょう。
風は時折吹くものの強くはありません。明日は天気は悪いでしょうから、早々に下山してしまいましょう。
朝4:30なんとなく目覚めてしまいます。周りは静かです。夏なんかだともうこの時間はみんな動き回っていますけど。
とりあえずシュラフとかしまうかなー。とヘッドライトを探りますがありません。必死に探して10分間も暗闇の中でゴソゴソしていました。静寂の中、一人うるさい人です。
外は濃いガスに包まれており下から上に流れているようです。ヒュッテの光が僅かに見えるくらいで、涸沢小屋の光は見えません。
意外と寒くありません。テントから出て食事を作ります。レトルトカレーうどんを食べて、残り汁に昨日のアルファ米の残りをぶち込んで食べます。
周りは明るくなってきました、ガスの隙間のところどころから山が姿を見せます。最後にコーヒーでも飲もうかなあ。と湯を沸かしているとポツポツ。。。雨だ!
あっという間にサーッと降ってきました。あわててテントに避難します。あと30分持ってくれれば…。
仕方なく合羽を着てザックカバーを装着してテントを撤収します。雨は弱く風もないので苦ではありません。
さて撤収完了。下山しましょう。
ガスの中、紅葉の葉が浮かび上がってとてもきれいです。天気の紅葉も良いけど、こういうのも幻想的でいいですね。
すでに下山開始している人は多く、本谷橋あたりでは登ってくる人も結構います。こんな天気でも賑やかです。
横尾あたりで雨が少し強くなってきました。うーんカメラは店じまい。ザックの中にしまいます。
このまま上高地まで直行します。やっぱりというか河童橋あたりは閑散としています。
上高地バスターミナルで雨具を脱いでザックカバーをしまって、バス乗り場でバスを待ちます…。
ソフトクリームが食べたくなりました。時間もあるのでソフトクリームを肌寒い中、一人バスを待ちながら食べます。
秋晴れに恵まれた涸沢の紅葉を見る事が出来たのでとてもラッキーな涸沢の山旅でした。
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