膝痛と戦いながらお天気斜めの日光男体山


- GPS
- 08:42
- 距離
- 8.4km
- 登り
- 1,267m
- 下り
- 1,263m
コースタイム
08:40〜08:50 五合目−09:37〜09:48 七合目−(途中休憩10分程)−
11:16〜12:01 山頂−13:07〜13:23 七合目−14:19〜14:32 四合目−
15:35 二荒山神社−15:40 二荒山神社駐車場
天候 | 曇り時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
二荒山神社 登山者用駐車場利用(10台程駐車可能・無料・トイレあり) 午前6時45分頃の到着時は4台ほどがとまっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山道概況】 全体を通して整備された道です。 踏み跡・ペイントがあり全体的にほぼ1本道なので迷いませんでした。 危険箇所は特にありませんが、ガレ場の急登は勿論慎重さが必要です。 1)駐車場〜3合目 神社を抜けるとそのまま登山道になります。 歩きやすいですが森林の中を登るので、雨天時は泥道になるため滑りやすくなります。 2)3合目〜4合目 工事用道路のアスファルト舗装路を歩きます。 足休めになってちょうど良かったです。 なお、斜面をショートカットする道もあるので、短絡できます。 舗装路を進み、右手に社務所が見えてきたら4合目の登山道入口に着きます。 3)4合目〜7合目 森林の中の道で、ところどころ段差の大きいところがあります。 なお、5合目と7合目に避難小屋があり、休憩や雨宿りなどに利用できます。 7合目の小屋は天井が低いので、頭上注意! 頭ぶつける人が続出します。 4)7合目〜8合目 岩・石が重なるガレ場の急登です。 手を使って体を持ち上げるようなところもあります。 浮石に注意。 5)8合目〜山頂 ガレ場を過ぎると土嚢で水路が設けられた道を登っていきます。 スキー場のゲレンデの登りのような勾配で足を平に置けないため太ももに負担が来ます。 それを過ぎると砂地の多いザレ場に変わります。 ここでもうひと踏ん張りすれば山頂です。 【トイレ】 二荒山神社駐車場に公衆トイレあり 【水場】 神社境内には靴を洗うための水場がありますが、飲めるのかどうか・・・? 登山道に入ると水場はありません。 【入山料】 一人500円 神社の社務所で支払います。 御守りと登山の案内書きがもらえます。 【避難小屋】 5合目、7合目、8合目、山頂 【地形図】 25,000分の1 男体山 25,000分の1 中禅寺湖 【山行ルート記録】 スマホアプリ「山旅ロガー」 |
写真
50分歩いて約10分休憩を取るペースで登ります。
グループだと歩くペースはそれぞれなわけですから、休憩は大事ですよね(´・ω・`)
一人のときは写真でしょっちゅう止まるのでそんなにとりませんが(^^;
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1
折畳傘 1
1/25,000地形図 1
虫除けスプレー 1
シルバコンパス 1
熊鈴 1
筆記具 1
保険証 1
飲料水 3L
ティッシュ 1
医薬品類 1 解熱鎮痛剤・抗生物質入軟膏・消毒薬・包帯・絆創膏・サージカルテープ・ポイズンリムーバー・三角巾・薄めのゴム手袋
タオル 1
雨具 1
携帯電話 1
計画書 1
ウェットティッシュ 1
腕時計 1
食糧 2食分 アルファ米等
エマージェンシーシート 1
携帯用簡易トイレ 2
ツェルト 1 ファイントラック ピコシェルター
サバイバルシュラフ 1
調理用バーナー 1 プリムス P153
バーナー用ガス 2 中1・小1(予備)
行動食 ナッツ類・チョコ菓子等
コッヘル 1セット
トレッキングポール 1 Helinox リッジラインFL130
チタンカップ 1
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感想
翌週の富士山に向けた練習のため、山岳会で日光男体山を登りました。
これまでの約1年間に登ってきたどの山よりも高く、どの山よりも標高差のある日光男体山。
自分の力量ではまだ早いかと思い、ずっと敬遠してきた高さ&標高差の山です。
なにしろ、重大な懸念事項が一つ。
ここ1ヶ月の間に発症するようになった、左足の膝の痛みです。
部位的には膝の外側の痛みで、腸脛靭帯炎かと推測。
そこで、ネットで対処法を調べ、次の4つの対策で膝の痛みに対抗し、日光男体山に挑みました。
1)テーピング
2)日頃のストレッチ
3)鎮痛剤の服用
4)トレッキングポールの活用
テーピングとトレッキングポールは初めての活用です。
朝、自宅で見様見真似の慣れない手つきでテーピングをし、その上から愛用のサポートタイツを履いていつもの登山スタイル。
午前4時半にメンバーと集合・出発し、午前7時前に二荒山神社に着きました。
天気は曇りで晴れ間は全くなし。
途中で雷が鳴ったら撤退と決め、午前7時に登山開始。
膝が下山まで耐えてくれることを内心で精一杯祈りました。
入山料500円を払って山へ入ると、当初から結構な勾配の道。
雰囲気がどことなく筑波山の白雲橋コースの最初のほうに似ている印象を受けます。
「登山の歩くペースはご飯の炊き方と同じように始めチョロチョロ」のアドバイスに沿って、ゆっくりと、且つ着実に樹林帯の中を登って行きます。
体力と勢いのある最初で思うがままに飛ばしてしまうと、後半でツケが来るとの事。
なので、最初でいかにペースを抑えられるかが安全登山の第一なんだそうです。
まあ普段の自分だったら「始めチョロチョロ中チョロチョロ」かも(笑)
三合目からは歩きやすい舗装路。
いつもだったら舗装路は「なければいいのに」と考えてしまうところですが、急登を登り続けてきた後だと舗装路は丁度良い足安めになりました。
四合目からは再び登山道に入ります。
五合目付近で雨が降ってきたので、避難小屋でレインウェアを羽織り、ザックカバーを装着します。
小屋を出たら雨はなくなっていて、着る必要がなかったように感じられましたが、八合目へ向けて登り続けているとまた降ってきました。
ガレ場を乗り越えると、スキー場のゲレンデの登りを思わせる勾配。
ここでずっと担いできた新兵器、トレッキングポールを使うことにしました。
もちろんダブルストックです。
初めてトレッキングポールを使用して歩きましたが、やはり良いです。
ガレ場、岩場では邪魔になりそうですが、坂道では強力なサポートになります。
ドラえもんの道具に頼るみたいな感じがしてこれまでずっと敬遠してきたのですが、便利なものは便利ですね^^
トレッキングポールの補助を得て、ザレ場を進むとようやく山頂が見えてきました。
周囲はだんだんガスに覆われてきましたが、山頂はもう目と鼻の先。
みなぎる力が足を自然に前へと動かします。
そして鳥居を潜り・・・ようやく登頂!
まだ自分には早いかと思って遠慮してきた山の頂にやっと立つことができました。
周りはガスで展望はなくても喜びには変わりなく、2,486mの地を感慨を持って踏みしめます。
山頂の大太刀もちゃんとありました。
真っ白な視界の中でも輝いていて、その存在を示していました。
記念撮影と昼食を済ませ、早々に下山を開始。
天候が良くない中で長居は無用です。
膝はなんともありませんが、念のため鎮痛剤を昼食後に服用しました。
トレッキングポールの助けを借りながらザレ場を下り、ガレ場や樹林の中を降りていきます。
四合目からはまた雨。
登りのときは降っても小雨でしたが、今度はザーッと音のする降り方です。
そして三合目を過ぎた頃。
左足の膝が痛み出し始めました。
テーピングをして、トレッキングポールを使い、鎮痛剤を服用しているのに・・・。
テーピングの巻き方が適切でなかったのかもしれません。
ただ、登山口まであと少しというところで痛みが出始めたのはまだ不幸中の幸いなのかも。
痛みを無視して歩き、無事に下山。
同時に痛みもピークに近づき、膝の曲げ伸ばしが激痛で困難になり、神社から駐車場までは足をひきずりました。
とはいえ、無事に登って下山できたのは何よりの幸運です。
大半が曇りで涼しかったことも味方になったと思います。
自身で初となる2,000m級の山の登頂。
記念すべきステップアップの山行となりました。
追伸)
麓の日光市は日中、土砂降りの雨が降ったとか。
男体山ではなかったけれど・・・。
これも「不幸中の幸い」であったのかもしれません。
大気が不安定ながら雷も鳴らなかったし。
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