針ノ木岳（日帰り・針ノ木雪渓ピストン）

2014年07月21日(月) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 11.1km
• 登り: 1,423m
• 下り: 1,406m

コースタイム

5:20扇沢ー6:15大沢小屋ー（針ノ木雪渓）-8:30針ノ木峠（針ノ木小屋）8:40ー9:20針ノ木岳山頂9:50-10:15針ノ木峠10:30-12:20大沢小屋ー13:15扇沢

天候

晴れ（午後から曇り）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

アルペンルート扇沢駅（無料駐車場）

コース状況／危険箇所等

針ノ木雪渓の登り降りについて。
なかなかの急坂ですし、白馬大雪渓にも劣らない規模の雪上歩行コースです。

朝、早めの時間は雪が締まっているので、登りに関してはノーアイゼン・ノーミスクリアでした。

午前中でも太陽の照りつける時間になると、雪が滑りやすくなります。
帰路はmont-bellの簡易アイゼン（コンパクトスノースパイク）を装着してみましたが、土踏まずにしか爪のないオモチャではほとんど効果がありませんでした。
結局、ダブルストックで静動つけつつプチグリセードしたり、気になる箇所ではキックステップぎみにする等、雪山テクニックを流用したら速く下りられました。

軽量化よりも安全志向で行きたい方は、前爪ありのアイゼンorピッケルのどちらかがあれば安心だと思います。

写真

7/21 5:28

早朝、扇沢駅から空を見上げる。
うん、まだ梅雨明け宣言でてないけど、午前中の天気は上々な気がする。

7/22 20:01

鯉のぼりに導かれて。
イワイワした道をダラダラ歩く。ネムネムです。寝不足...

7/21 6:12

ブナ林。この辺はもう日本海に近いんだものね。

7/21 6:30

大沢小屋。モダンでかっこいい。

7/22 20:02

ウトウトしてたら、いつの間にか日本三大雪渓の一つが目の前にっ。・・・目が覚めた！

7/21 7:05

登りはノーアイゼンでいいでしょ。ということでサクサク進みます。
冷たい風が吹いてくるけど、どうせ暑くなるだろうから薄着のまんまです。

7/21 7:27

なんかダイナマイト爆発みたいな音がするなー、と思ったら、遠くで落石があったようです。
でも音がするだけマシ。雪渓では音もなく転がってくるのは有名な話です。

7/21 7:48

鯉登りの青。空の蒼。
針ノ木雪渓もあともう少しです。がんばる。

7/21 8:27

針ノ木峠に到着。
雪渓を見下ろしてみるも、カーブしまくりなので全体像は捉えられません。
雲のからんでる山々は、鹿島槍とか五竜とか爺の方角？よくわかりません。

7/21 8:29

針ノ木小屋。こっちもモダンでかっこいい。
でも「エビスビールあります」の方が気になる。車で来てなかったら、確実に飲んでますよな。

7/21 8:33

わー、綺麗なものですねー。
（山座同定とか詳しくないので、背景については解説を避けたい）

7/21 8:32

あー、あの穂先は、槍ヶ岳ですよねー。・・・たぶん。

7/21 8:58

さて、手前にそびえる針ノ木岳山頂をめざします。
その向こうに位置するスバリ岳もかっこいいですね。

7/21 8:59

この時期の後立山連峰は、花の別天地です。

7/21 9:02

針ノ木岳山頂、近づいてきました。夏山〜♪

7/21 9:07

ライチョウ発見。
毛づくろい中ですが、なにか用？

7/21 9:08

雛ライチョウもいるんだよ！
（一瞬のシャッターチャンスだったので、ちいさい写真しか撮れなかった）

7/21 9:09

母ライチョウの美しさ。
北アルプスの山肌が映える。

7/21 9:14

スバリ岳のむこう側に見える山・・・あれって剱岳でいいんだよね!?

7/21 9:37

山頂着いた！
背景には、高瀬ダム。それから北アでも特に深部の、水晶岳とかの方面かな。あれらの向こう側に雲ノ平や高天ヶ原とかの楽園があるのか・・・

7/21 9:43

黒部ダムが視認できます。

7/21 9:43

立山連峰を背景に、黒部湖を見下ろします。
この絶景が見たかったのです！！

7/21 9:52

さあ、堪能したので帰ります。
振りかえると、稜線が雲を抱きとめてます。

7/21 9:34

夏の大気に包まれてゆく蓮華岳。
このコマクサの名所も遠くはないのだけど、あえて未来の楽しみとしてとっておきます。またね！

7/21 11:18

雪渓、帰り道。
雲が流れこんで来て、こんな視界です。

7/22 20:27

下山後。扇沢駅にて。
映画『黒部の太陽』にもでてきた、地下の破砕水でつくったサイダーでしゅわしゅわしました。
祝・日帰り登山成功！

撮影機器：

FinePix XP60 富士フイルム

感想

sprout

実は宣言に弱気になってただけで、ほんとうは梅雨明けしてたんでしょ！という感じの好天でした。
雲は多く沸いていましたが、風も弱くて穏やかな日でした。

北アの山のなかでも、針ノ木岳は日帰り可能かどうかのグレーゾーンのようですが、荷物を軽量化することで私のように基礎体力の乏しい者でも問題なくクリアできました。

針ノ木岳、とてもとても気に入ったので、また別の季節にも訪れたいです。
同じ季節に、こんどは蓮華岳をめざすのも、楽しみにしています。

コメント

noanob61

針ノ木山頂で
針ノ木山頂でシャッターをお願いした者です。
ありがとうございました。
下りの雪渓でアイゼンの話をされていましたが、やはり技術を駆使して速かったようですね。私もエビスありますには、心動かされました(^^;
また、どこかでお会いできましたらよろしく。

sprout

Re: 針ノ木山頂で
気づくのが遅れて、返信おそくなりましたー。＞＜
立派な一眼を守りつつの下山、おつかれさまでした。
雪渓下りでお話した後、なんとかスリップして誰かに迷惑かけることもなく、クリアできました。でも、エビスの誘惑に負けてたら、転んでいたかもです(^^)
やはりピッケル持ちこそが一番の安全策だと思います。
ヤマレコの登山記録をいろいろと参考にさせていただきます。よろしくお願いします！