夜叉神峠ー南御室小屋(テント泊)−鳳凰三山ー御座石温泉


- GPS
- 14:02
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 2,177m
- 下り
- 2,409m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 8:10
0605夜叉神入口
0710夜叉神峠0730
0910一休0925
1050南御室小屋
2日目
南御室小屋0520
0555一休0600
0630薬師岳0640
0710観音岳0725
0830アカヌケ沢の頭0855
0900地蔵岳0945
1010鳳凰小屋1025
1135一休1150
1255一休1305
1325御座石温泉
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳳凰小屋から御座石鉱泉までは、鳳凰三山のほかの登山道に比べて驚くほど登山者が少ないです。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
シュラフ
ザックカバー
クマよけ鈴
食器
水筒
時計
日焼け止め
非常食
|
---|---|
共同装備 |
テント
テントマット
ランタン・マントル
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
ローソク
ファーストエイドキット
カメラ
ポリタンク
|
感想
前日の夜甲府に入り駅前のホテルに一泊し、早朝のバスで夜叉神峠へ向かう。当初は逆コースを考えたのですが、高低差の少ない夜叉神から御座石へのルートを選択しました。例年だと、広河原へ客で満員となるこのルートも、7月初めの林道土砂崩れのため、夜叉神止まり。そのため、乗客もバス1台だけで間に合い、夜叉神入り口付近の駐車場mのがらがらの状況でした。来月も通行止めのようで、広河原・北沢峠へは奈良田経由の遠回りとなるとのことでした。
下界は今日、明日と猛暑との事ですが、さすがにここまで来るとほとんど暑さも気にならない気持ちの良い青空が広がってます。夜叉神からは、九十九折れの上りやすい道を進むとやがて夜叉神峠に到着し、眼前に白根三山の雄姿が現れます。早速、スマホで写真送信をしたのですが、どうもこの山域はどこも電波状態が悪く、なかなかメール送信ができまん。
ここからはゆっくりと標高をあげながら、樹林帯の中を南御室小屋へと向かいます。38年前にこのコースを逆から辿った時(母、兄と)の焼山跡の光景は何故かおぼえており、そのころに比べると大分植生も回復し隔世の感でした。苺平を過ぎると下り坂となり、やがて本日のテント場南御室には11:00に到着しましたが、この時間でもすでに50%程度の込み様で、日影はすでにいっぱいで太陽が燦燦と輝く場所への設営となりました。標高2500m近くとは言え、さすがに真夏の日差しは強く、テントの中はかなりの暑さでした。
日影のベンチでビールを飲みながらランチ後に、テントで昼寝をし1時過ぎに目が覚め、時間も有り余っていたので、薬師、観音まで午後の散歩へと向かいました。
森林限界を超えると、眼前に白根三山が現れ南アルプスへ来たことをこどで実感、爽快感に浸ります。さらに驚いたことに、薬師小屋手前の登りで、大学1年先輩の高岡氏に遭遇しました。高校山岳部の引率としてこられているとのことでした。本日は南御室にテント泊で鳳凰三山往復の帰りとの事で、あとで宴会をしましょうと言う事で一旦別れました。
午後3時となるとさすがに天気が良いといっても雲が至るところに出没しており、雲間に白根三山が時々姿を見せるといった感じです。登山客もこの時間となるとさすがに少なく、のんびりと薬師からさらに観音まで足を伸ばして来ました。岩陰には至るところにタカネビランジが咲いており、図鑑によればこの山域は赤色が多いのが特徴とのことでした。
南御室小屋へは16:00過ぎの戻りとなり、ちょうど3時間ほどの気持ちの良い森林限界を超えた散歩を楽しめました。
テントに戻り、早々高岡氏のもとへ伺うと、酒宴が始まり、1時間ほど思い出話に近況報告と話がはずみ自分のテントに戻るときには大分酔いも回っていたようで、夕食の白米をテント内に散乱させる失態を演じてしまいました。そして、酔いに乗じて直ぐに眠りにつけたものの、夜中に目が覚めてしまい、ここからなかなか眠りにつけづ困ったのですが、外にでると満点の星空にびっくりでした。
翌朝は、5:00過ぎに出発したのですが、すでに半数以上ほテントは撤収されており、さすがに皆さん早いのには感心です。
昨日と同様に本日も快晴の登山日和です。そして、まだ朝早いので雲もわずかしか発生していません。森林限界を超えると、白根三山他の南アルプス、富士山、秩父連山と素晴らしい展望でした。秩父側の朝日に輝く雲海もまた素晴らしい光景でした。
観音の頂上はかなりの登山客でごった返していましたが、登山道は行列になるほどでもなく、快適に地蔵岳へと向かいました。オベリスクへは基部まで往復しましたが、さすがにこの年になるとリスクが高すぎるので最後の岩場はパスしましたが、岩場にはステップが刻まれ、頂上からはロープが垂れ下がり、挑戦者はたまに居るのでしょう。ただ、本日は見当たりませんでした。
鳳凰小屋へのザレ場を下り、森林帯に入るとほどなく小屋に到着します。小屋の親父さんが、御座石コースのほうが、道のアップダウンが少なく歩き易いし、風呂は御座石のほうが空いているとの事だったので、御座石鉱泉ルートを辿ることとしました。燕頭までは、比較的緩やかな下りが続くのですが、ここから急激な下り坂となります。西ノ平をすぎると、巨大な法面崩壊箇所の工事場所の上部を通過して、ほどなく御座石鉱泉に到着しました。
バスの時刻まで、2時間近くあったので、風呂にはいりビールを一気に飲み干し、良い気持ちで畳間に横になると、うとうとと昼寝に陥りました。
短い2日間でしたが、さすが3000m近い登山は充実感が違います。
近々にまた、テント泊の3000m級登山をしたいものです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する