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Yamareco

記録ID: 484927
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

夜叉神峠ー南御室小屋(テント泊)−鳳凰三山ー御座石温泉

2014年07月26日(土) 〜 2014年07月27日(日)
 - 拍手
GPS
14:02
距離
19.2km
登り
2,177m
下り
2,409m

コースタイム

1日目
山行
4:00
休憩
0:40
合計
4:40
7:10
7:30
100
9:10
9:30
80
2日目
山行
5:50
休憩
2:20
合計
8:10
5:20
40
6:00
30
6:30
6:40
30
7:10
7:30
60
8:30
8:50
10
9:00
9:40
30
10:10
10:30
70
11:40
12:00
50
12:50
13:00
30
西ノ平先
13:30
御座石鉱泉
1日目
0605夜叉神入口
0710夜叉神峠0730
0910一休0925
1050南御室小屋
2日目
南御室小屋0520
0555一休0600
0630薬師岳0640
0710観音岳0725
0830アカヌケ沢の頭0855
0900地蔵岳0945
1010鳳凰小屋1025
1135一休1150
1255一休1305
1325御座石温泉
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
夜叉神峠入り口から先が交通止めのため駐車場はがらがらです。
コース状況/
危険箇所等
鳳凰小屋から御座石鉱泉までは、鳳凰三山のほかの登山道に比べて驚くほど登山者が少ないです。
夜叉神峠入り口。
今月初めの土砂崩れによりこの先は通行止めとなっています。
2014年07月26日 05:59撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 5:59
夜叉神峠入り口。
今月初めの土砂崩れによりこの先は通行止めとなっています。
ここからいよいよ登山開始となります。
2014年07月26日 06:10撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 6:10
ここからいよいよ登山開始となります。
九十九折れの緩やかな登りが続きます。
2014年07月26日 06:37撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 6:37
九十九折れの緩やかな登りが続きます。
朝のまだ涼しい中を尾根に到達。
2014年07月26日 07:08撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 7:08
朝のまだ涼しい中を尾根に到達。
夜叉神峠より白根三山。
快晴です。
2014年07月26日 07:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/26 7:13
夜叉神峠より白根三山。
快晴です。
オトギリソウ。
2014年07月26日 09:40撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 9:40
オトギリソウ。
山火事の跡地もだいぶ植生が立派に成ってました。
2014年07月26日 09:42撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 9:42
山火事の跡地もだいぶ植生が立派に成ってました。
南御室小屋に早々と到着。(11:00前でした)
2014年07月26日 13:09撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 13:09
南御室小屋に早々と到着。(11:00前でした)
時間があったので、13:00過ぎに、薬師、観音岳に向けて散策。
2014年07月26日 13:40撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 13:40
時間があったので、13:00過ぎに、薬師、観音岳に向けて散策。
イチリンソウ?
2014年07月26日 14:11撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 14:11
イチリンソウ?
コツマトリソウだと思いますが?
2014年07月26日 14:13撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 14:13
コツマトリソウだと思いますが?
観音岳への稜線。
2014年07月27日 21:34撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/27 21:34
観音岳への稜線。
タカネビランジが其処彼処に咲いてました。
2014年07月26日 14:35撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 14:35
タカネビランジが其処彼処に咲いてました。
ミヤマコゴメグサ。
ちょっとだけ見かけました。
2014年07月26日 15:33撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/26 15:33
ミヤマコゴメグサ。
ちょっとだけ見かけました。
5:00過ぎにテント場を出るときは、既に半分は無くなってました。

2014年07月27日 05:19撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 5:19
5:00過ぎにテント場を出るときは、既に半分は無くなってました。

薬師から観音岳を目指します。
2014年07月27日 06:30撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/27 6:30
薬師から観音岳を目指します。
薬師だけより白根三山。
わずかに雲がかかってますがほぼ快晴。
2014年07月27日 06:31撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/27 6:31
薬師だけより白根三山。
わずかに雲がかかってますがほぼ快晴。
富士山も早朝はくっきり見えます。
2014年07月27日 06:32撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
7/27 6:32
富士山も早朝はくっきり見えます。
北岳頂上の雲はなかなか去りません。
2014年07月27日 06:39撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/27 6:39
北岳頂上の雲はなかなか去りません。
雲海に浮かぶ秩父の山並み。
2014年07月27日 06:45撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 6:45
雲海に浮かぶ秩父の山並み。
観音岳より、甲斐駒ケ岳。
2014年07月27日 07:14撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/27 7:14
観音岳より、甲斐駒ケ岳。
薬師岳越しの富士山。
すこしずつ雲があがってきます。
2014年07月27日 07:18撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/27 7:18
薬師岳越しの富士山。
すこしずつ雲があがってきます。
北岳、大樺沢、草滑りのルートが良く見えます。
2014年07月27日 07:20撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/27 7:20
北岳、大樺沢、草滑りのルートが良く見えます。
観音岳より、甲斐駒ケ岳、仙丈岳、北岳、間ノ岳。
2014年07月27日 07:22撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/27 7:22
観音岳より、甲斐駒ケ岳、仙丈岳、北岳、間ノ岳。
観音より地蔵岳へ。
2014年07月27日 07:45撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
7/27 7:45
観音より地蔵岳へ。
タイツリオウギだと思います。
2014年07月27日 08:06撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 8:06
タイツリオウギだと思います。
ハナニガナだと思います。
2014年07月27日 08:25撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 8:25
ハナニガナだと思います。
地蔵岳、オベリスク。
この日は、頂上にのぼっている人は居ませんでした。
2014年07月27日 08:57撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
7/27 8:57
地蔵岳、オベリスク。
この日は、頂上にのぼっている人は居ませんでした。
のぼるいは、この岩のステップを進みます。
2014年07月27日 21:35撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 21:35
のぼるいは、この岩のステップを進みます。
その上の岩の切れ目にロープが垂れ下がってます。
これを頼りに登るのでしょうが、さすがにやめました。
2014年07月27日 21:46撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 21:46
その上の岩の切れ目にロープが垂れ下がってます。
これを頼りに登るのでしょうが、さすがにやめました。
イチリンソウに似てますが、雌しべの形が少し違うような。
2014年07月27日 09:48撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 9:48
イチリンソウに似てますが、雌しべの形が少し違うような。
抜けるような青空の中、砂のザレ場を降りて、鳳凰小屋へ向かいます。
2014年07月27日 09:55撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 9:55
抜けるような青空の中、砂のザレ場を降りて、鳳凰小屋へ向かいます。
尾根途中よりオベリスク。
2014年07月27日 10:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 10:49
尾根途中よりオベリスク。
燕頭までは緩やかな下りですが、ここから急降下します。
2014年07月27日 11:49撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 11:49
燕頭までは緩やかな下りですが、ここから急降下します。
西の平を取りすぎたところで、千頭星山を望む。
2014年07月27日 12:58撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 12:58
西の平を取りすぎたところで、千頭星山を望む。
すごい法面復旧工事の現場でした。
2014年07月27日 13:07撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 13:07
すごい法面復旧工事の現場でした。
御座石鉱泉到着。
ここが登山入り口となります。
2014年07月27日 13:23撮影 by  TG-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/27 13:23
御座石鉱泉到着。
ここが登山入り口となります。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図 コンパス 筆記具 ライター ナイフ 保険証 飲料 ティッシュ 三角巾 バンドエイド タオル 携帯電話 計画書 雨具 防寒着 スパッツ 手袋 ストック ビニール袋 替え衣類 シュラフ ザックカバー クマよけ鈴 食器 水筒 時計 日焼け止め 非常食
共同装備
テント テントマット ランタン・マントル コンロ ガスカートリッジ コッヘル(鍋) ローソク ファーストエイドキット カメラ ポリタンク

感想

 前日の夜甲府に入り駅前のホテルに一泊し、早朝のバスで夜叉神峠へ向かう。当初は逆コースを考えたのですが、高低差の少ない夜叉神から御座石へのルートを選択しました。例年だと、広河原へ客で満員となるこのルートも、7月初めの林道土砂崩れのため、夜叉神止まり。そのため、乗客もバス1台だけで間に合い、夜叉神入り口付近の駐車場mのがらがらの状況でした。来月も通行止めのようで、広河原・北沢峠へは奈良田経由の遠回りとなるとのことでした。
 下界は今日、明日と猛暑との事ですが、さすがにここまで来るとほとんど暑さも気にならない気持ちの良い青空が広がってます。夜叉神からは、九十九折れの上りやすい道を進むとやがて夜叉神峠に到着し、眼前に白根三山の雄姿が現れます。早速、スマホで写真送信をしたのですが、どうもこの山域はどこも電波状態が悪く、なかなかメール送信ができまん。
 ここからはゆっくりと標高をあげながら、樹林帯の中を南御室小屋へと向かいます。38年前にこのコースを逆から辿った時(母、兄と)の焼山跡の光景は何故かおぼえており、そのころに比べると大分植生も回復し隔世の感でした。苺平を過ぎると下り坂となり、やがて本日のテント場南御室には11:00に到着しましたが、この時間でもすでに50%程度の込み様で、日影はすでにいっぱいで太陽が燦燦と輝く場所への設営となりました。標高2500m近くとは言え、さすがに真夏の日差しは強く、テントの中はかなりの暑さでした。
 日影のベンチでビールを飲みながらランチ後に、テントで昼寝をし1時過ぎに目が覚め、時間も有り余っていたので、薬師、観音まで午後の散歩へと向かいました。
 森林限界を超えると、眼前に白根三山が現れ南アルプスへ来たことをこどで実感、爽快感に浸ります。さらに驚いたことに、薬師小屋手前の登りで、大学1年先輩の高岡氏に遭遇しました。高校山岳部の引率としてこられているとのことでした。本日は南御室にテント泊で鳳凰三山往復の帰りとの事で、あとで宴会をしましょうと言う事で一旦別れました。
午後3時となるとさすがに天気が良いといっても雲が至るところに出没しており、雲間に白根三山が時々姿を見せるといった感じです。登山客もこの時間となるとさすがに少なく、のんびりと薬師からさらに観音まで足を伸ばして来ました。岩陰には至るところにタカネビランジが咲いており、図鑑によればこの山域は赤色が多いのが特徴とのことでした。
 南御室小屋へは16:00過ぎの戻りとなり、ちょうど3時間ほどの気持ちの良い森林限界を超えた散歩を楽しめました。
 テントに戻り、早々高岡氏のもとへ伺うと、酒宴が始まり、1時間ほど思い出話に近況報告と話がはずみ自分のテントに戻るときには大分酔いも回っていたようで、夕食の白米をテント内に散乱させる失態を演じてしまいました。そして、酔いに乗じて直ぐに眠りにつけたものの、夜中に目が覚めてしまい、ここからなかなか眠りにつけづ困ったのですが、外にでると満点の星空にびっくりでした。
 翌朝は、5:00過ぎに出発したのですが、すでに半数以上ほテントは撤収されており、さすがに皆さん早いのには感心です。
 昨日と同様に本日も快晴の登山日和です。そして、まだ朝早いので雲もわずかしか発生していません。森林限界を超えると、白根三山他の南アルプス、富士山、秩父連山と素晴らしい展望でした。秩父側の朝日に輝く雲海もまた素晴らしい光景でした。
 観音の頂上はかなりの登山客でごった返していましたが、登山道は行列になるほどでもなく、快適に地蔵岳へと向かいました。オベリスクへは基部まで往復しましたが、さすがにこの年になるとリスクが高すぎるので最後の岩場はパスしましたが、岩場にはステップが刻まれ、頂上からはロープが垂れ下がり、挑戦者はたまに居るのでしょう。ただ、本日は見当たりませんでした。
 鳳凰小屋へのザレ場を下り、森林帯に入るとほどなく小屋に到着します。小屋の親父さんが、御座石コースのほうが、道のアップダウンが少なく歩き易いし、風呂は御座石のほうが空いているとの事だったので、御座石鉱泉ルートを辿ることとしました。燕頭までは、比較的緩やかな下りが続くのですが、ここから急激な下り坂となります。西ノ平をすぎると、巨大な法面崩壊箇所の工事場所の上部を通過して、ほどなく御座石鉱泉に到着しました。
 バスの時刻まで、2時間近くあったので、風呂にはいりビールを一気に飲み干し、良い気持ちで畳間に横になると、うとうとと昼寝に陥りました。
 短い2日間でしたが、さすが3000m近い登山は充実感が違います。
 近々にまた、テント泊の3000m級登山をしたいものです。

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