兜岩山〜荒船山〜立岩周回🍁奇岩群と紅葉の道
群馬県
長野県
ぐろ
体力度について
- GPS
- 09:41
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,869m
- 下り
- 1,858m
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- 山行
- 8:15
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 9:47
| 天候 | 朝霧のち快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・荒船山周辺は標高1100〜1200m付近が紅葉最盛期。奇岩群と紅葉の美しい景観は西上州ならでは。頂上台地はカラマツの落葉が降り、紅葉は最盛期を少し過ぎた。 ・荒船山周辺以外は、道が荒れ人も少なく踏み跡が不明瞭。ピンクリボンも少なく道迷いしやすい。 ・星尾峠〜兜岩山：尾根や沢などに獣の踏み跡があり、道迷いしやすいので注意。周辺は紅葉最盛期。兜岩山西からは八ヶ岳、北アルプス、浅間山などの絶景。ローソク岩付近はヤセオネと断崖。朝露で濡れて滑りやすかった。 ・艫岩：断崖展望台からは北アルプスや上信越山稜の絶景。転落死亡事故が多いので注意。 ・経塚山〜イヌムギ不動降下点：経塚山からの急岩稜帯と稜線歩き。美しい紅葉が彩る沢沿いは道迷いしやすい。あまり人が入っておらず落葉で道が不明瞭。クマの糞が散見され出没注意。 ・ジャンダルム〜西立岩〜コル：鎖場多数。特にコル下の鎖場20mは靴幅程度の足場で下は断崖。西立岩山頂からは絶景。 ・左岸コース〜星尾峠：東屋ある荒船山分岐から道不明瞭。崩壊と土石流などで道の変更があり、獣道と登山道を間違えやすい。ピンクリボンも少ないが、小さなケルンが道端に複数あり目印に。GPSを使ってのルーファイ必須。 |
写真
makenさんは兜岩山へ行かれた。ちなみに荒船山と艫岩以外で、すれ違ったのは、makenさんと西立岩で会った一人だけだった。
3
台形の白メシの上に焼いた肉を乗せ、カレーで囲む。福神漬けは堆積した落ち葉、艫岩の下には牛すじ肉で奇岩群をイメージ。茹で卵は毛無岩。まさしく紅葉彩る荒船山を模したカレー。トマトスープ、イタリアンサラダを添える。
12
土石流と倒木などで、登山道が崩壊している所が多数ある。ピンクリボンも少ない。この倒木の下をくぐって西岸へ渡る。非常に分かりにくい。
1
朽ちた東屋と紅葉。ここからさらに崩壊が激しく、踏み跡不明瞭でピンクリボンもほとんどなくなる。随所に小さなケルンがあるので見逃さないように歩く。
1
感想
11月霜月。今年もあと約60日で終わりを迎える。7日は二十四節気の立冬。一年が早く感じるのは加齢や生活環境で、時間の経過を早く感じるから。また毎週山へ行っているので、次の季節への期待感もある。寒くなる気温とは裏腹に、雪山への気持ちは熱い。
31日は、東電歩道へ行く予定だったが、切明ゲートから立入禁止。土地所有者の「雪あかり」へ電話して聞いたら、登山者と釣り人のマナーが悪く仕方なく閉鎖。吊り橋までは私有地を通るからだ。
要因はゴミ捨て、大小便、幕営、最悪はたき火から森が火事になったそうだ。さらに吊橋が工事中なので、あきらめることに。対応は行政や警察に相談しているそうで、翌年以降の通行は判断待ちとなる。自分勝手な行いは、他人に迷惑を掛ける。
第二候補は日光社山から中禅寺湖一周。聞いたところによると、平日でも渋滞が激しく、さらに午後から曇り予想なので中止に。世捨て人なので人が多い所は苦手。基本的に独り歩きが好み。自由行動できる。
独自の天気予想から安定している西方面へ。西上州にしては縦走周回が楽しめる荒船山周辺を計画した。群馬側内山峠からは何度も行っているので、長野側の荒船不動から行くことにした。
前橋を4時に出発。高速も使え楽々の移動。朝焼けを撮影したりして荒船不動駐車場には5時40分に到着。日の出前で暗く誰もいない。ヘッドライトを付けて出発。気温8℃だが無風で寒くはない。
荒船不動で参拝し登山道へ。水場を過ぎ、未だ暗いカラマツの林を歩いて行く。尾根の遠くからシカの鳴き声が聞こえた。標高を上げると佐久市方面からガスが漂ってきた。内陸特有の朝霧が西風で流れてきたのだろう。
星尾峠に着く頃には、全てがガスに覆われ、紅葉もモノクロだった。御岳山はスルーして兜岩山へ。尾根や沢に踏み跡明瞭な獣道があり道迷いしやすい。ローソク岩付近は朝露に濡れて滑りやすかった。
三角点のある兜岩山山頂から、西へ1分歩くと視界が開ける。県境山稜や八ヶ岳、北アルプス、浅間山まで一望できた。来た道を戻る。いつの間にかガスは東へ抜けて快晴に。来た時と異なり紅葉の美しい景色。錦色のトンネルが続く。
星尾峠に戻る途中でmaken326さんとバッタリ！やはり私と同じ月曜の男で、会う確率が高い。午前中で戻るそうなので兜岩山へ行かれるとのこと。記念撮影してお別れした。クマよけのおもちゃピストルは音と匂いが効果的ですよ。
星尾峠へと向かうが、1時間前のモノクロの景色からは想像がつかないほどの色彩。素晴らしい紅葉。道を外れ沢をトラバースする。紅葉の色彩に包まれる。温暖色は人を温める。
星尾峠を経て頂上台地へ。艫岩へ向かう。こちらに来ると登山者が多い。10名くらいすれ違った。標高が高いので紅葉も最盛期を過ぎた辺り。カラマツの葉が雨のように降っていた。
快晴で見通しが良い艫岩で記念撮影。北アルプスは冠雪していたが、浅間山はすでに溶けていた。来た道を戻って荒船山山頂へ。樹林帯越しに八ヶ岳が見えた。荒船山南稜の急岩稜帯を下る。落葉で滑りやすい。
尾根の途中から紅葉地帯。素晴らしい紅葉のなかを歩んで行く。人があまり入らないので、道に落葉が堆積して不明瞭。少ないピンクリボンを目印に歩く。クマの糞が多数あったので、注意しなければならない。まだ活動はしている。
イヌムギ不動降下点先まで約3km、美しい紅葉の道が続いていた。急な鎖場7mを下ると断崖のヤセオネを歩く。東は毛無岩など、西はローソク岩など、西上州らしい奇岩群と紅葉の景色が美しい。
ジャンダルムを西に巻いて立岩へ。ここも紅葉のなかを歩いて行く。複数の鎖場を登攀すると西立岩山頂。ここでソロの男性とすれ違った。この先は誰とも会うことは無かった。荒船山を中心に兜岩山や毛無岩の景色。見晴らしが良い。
荒船山を模したカレーを作って食べた。見晴が良い所で食べる食事は最高に美味い。まったりと休憩して出発。急下りの後、本日の核心部鎖場20mの急下り。靴幅程度の足場は濡れて滑りやすかった。ここは登りをお勧めする。
ザレた急ルンゼを下ると、岩稜の沢沿いに紅葉が見られた。険しい岩稜帯には紅葉が映える。植林されたスギ林を淡々と歩く。星尾川沿いまで来ると分岐。左岸コースへと登り返す。
九十九折れの道を進んでいくと朽ちた建物。炭焼きか林業の休憩所だったのだろうか？枯れた水場を過ぎると、倒木や土石流などで道が崩壊している所が多く、少ないピンクリボンを頼りに歩んで行く。
荒船山分岐からは、人があまり入らず落葉でさらに踏み跡が不明瞭となった。ピンクリボンもほとんどない。斜面をトラバースし、枯れた沢を何度も渡る。小さなケルンが随所にあるので注意して歩く。
左岸コース分岐から星尾峠までは、多少リボンも増え、ケルンもあり分かりやすい。星尾峠周辺の紅葉を目に焼き付けて荒船不動へ下山。早朝見られなかったカラマツの紅葉が美しい。
駐車場に着くとmaken326さんの置手紙とお菓子。私はこういった物は記念に取っておく。車に落ちていた紅葉も手紙に挟んで持ち帰った。快晴の青空と素晴らしい紅葉の記念になった。いつかまたどこかで誰かと出逢う。そんな山旅は人にも自然にも優しくなれる。
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月曜日は楽しい一時ありがとうございました。
自分は兜岩山だけで下山しましたが荒船山の頂上台地や立岩の紅葉が素晴らしかったようですね。時間があれば荒船山だけでも行ってみたかったですが来年の楽しみに取っておきます。
ピストルは早速アマゾンでポチっとしました。次回の山旅では活躍してくれる事と思います。
自分もソロで山に入るので月曜日だと人に会う事は人気の山以外は殆どありません。良い事を教えて頂きありがとうございました。
またどこかでお会い出来る事を楽しみにしてます！
もしかしたらいらっしゃるかなと思っておりました。今冬の相沢氷瀑でもお会いしましたからね。荒船山は結構好きなんですよ。内山峠からですと少し時間がかかりますから、荒船不動からの方が短時間で回れます。この時期の早朝は、雲海や内山峠に滝雲が豪快に発生しますからね。もう少しすれば霧氷です。
おもちゃのピストルですが、東電歩道と日光行きの予定を立てた時に購入しました。直ぐに取り出せるようにホルスターも買いました。ザックのベルトに携行しています。クマ鈴は人間が来たと知らせる逆効果もありますが、ピストルは炸裂音と火薬の匂いでクマが逃げるそうです。カプサイシンスプレーももちろん持ってますよ。人にも使えますからね。
それにしても星尾峠付近や立岩周辺の紅葉は良かったですね。最盛期でした。岩稜と紅葉の絶景や紅葉の中を歩くので、足が全く進まず予定より30分遅い下山でした。置手紙を拝見してカエデを挟んで、山行想い出クリアファイルに入れておきました。またお会いできる日を楽しみに。
今年は残念ながら高田山に行けそうもありません。
こんばんは
昨年も荒船山の南のエリアの素晴らしい紅葉を見させていただきました。
今年もそれに勝るとも劣らいない素晴らしい紅葉ですね。
私もいつかこのエリアを訪れることを楽しみにしてます。
情報有難う御座います。
毎年この時期の荒船山は訪れております。冬の氷瀑は東側ですからね。頂上台地は終盤でしたが、星尾峠や立岩周辺は最盛期でした。昨年以上に紅葉が素晴らしかったです。快晴の青空と険しい岩稜帯に映えますね。妙義山も中間道が復旧してので楽しみです。
荒船不動から星尾峠経由での兜岩山や艫岩と山頂でしたら、ローソク岩付近の岩稜と不明瞭な道がありますが、それほど難所もなく散策程度で楽しめます。iiyuさんでしたら余裕かと思います。内山峠からは何気にハシゴがあったりしてアクセスも時間がかかりますからね。
いつかまたお会いすることが出来れば良いですね。一緒にバンザイして私もパワーを頂きたいです。昨年の谷川岳を思い出します。
私は、２９日の土曜でした。立岩からの下りは、南に下りるのは私には危険なので、いつも反時計回りになり、この後は北上し経塚山を目指します。どこも紅葉が素晴らしく、また来年も来られるといいなと思いました。
西立岩山頂のヒカゲツツジが、良い感じに紅葉してました。今年の春に花を見ておいたので、葉が自然と分かりました。
星尾川左岸のピンクテープは、上流から下ってくると見やすいように感じてます。私にとってかなり歩き慣れてきたコースなのですが、さすがに兜岩山までは足を延ばせることは時間的にできません。千ヶ滝の駐車地までは、午後３時まででないと、谷底なので日が陰ると暗くなってヘッドランプが必要になってしまいます。ｇｒｏｗさんのように速く歩けると心配ないですね。
兜岩への稜線歩きは、１０月１６日に行いました。ヒトツバカエデが落葉を始めたところで、登山道の至る所が黄色く染められていましたよ。ただ、一日中ガスの中歩くことになってしまいました。それが残念でした。ただ一つ、御岳山ではヤマボウシかな、という赤い葉の木を見て楽しめました。
毎年定番となった荒船山立岩周回。今回は兜岩山も行ってきました。紅葉の色付きは去年より良かったです。特に経塚山から立岩まで、星尾峠付近ですね。
左岸コースは初めて行きましたが、分かりにくかったです。経験上大きなロストはありませんでしたが、数十歩レベルは幾度かありました。確かにイヌムギ不動から下る方が分かりやすいかもしれませんね。
来週は恒例のアプトの道と新旧碓氷峠を予定しています。新聞にも掲載され、みなさん行かれているので様子がよく分かりました。
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