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記録ID: 489302
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ハイキング
塩見・赤石・聖

登りはきつかった!ガスだらけの聖岳日帰り

2014年08月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
y-urano その他1人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
10:45
距離
18.7km
登り
2,444m
下り
2,479m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:42
休憩
0:58
合計
10:40
4:20
218
スタート地点
7:58
8:04
47
8:51
8:52
49
9:41
10:15
19
10:34
10:36
20
10:56
11:00
28
11:28
11:28
27
11:55
12:06
174
15:00
ゴール地点
登り5時間半(休憩3回含む)
下り4時間(休憩3回含む)
天候 曇り一時雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
便ヶ島までの赤石線 8月12日まで日曜日以外は工事中(8:30-17:00通行止め)
迂回路あり http://www.ii-s.org/v3info/2014/07/post-202.html

便ヶ島駐車場は車中泊は500円 トイレは水洗、水道完備、助かります。
食事中管理棟で飼っている犬が遊びに来ます、食事は与えないでとのこと。
コース状況/
危険箇所等
西沢渡は徒渉しました、スパッツをはいていましたので浅瀬の砂場を素早く渡れば靴の中は濡れませんでした。川の石は滑りやすく危ないので注意です。

廃屋から1800mまでは急登と滑落しやすいトラバース有り、体力注意力維持で!
中腹の登山道に多く見られる赤石は濡れると滑ります、下り時注意です。
その他周辺情報 下山後は南信濃の「かぐらの湯」640円 広くて快適です。中の食事もOK
土曜日に便ヶ島に移動する、通行止めにより下栗の里の一番上からしらびそ方面へ向かってから下へ降りる、長く狭い道にうんざり。
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土曜日に便ヶ島に移動する、通行止めにより下栗の里の一番上からしらびそ方面へ向かってから下へ降りる、長く狭い道にうんざり。
目指す聖岳は雲の中
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目指す聖岳は雲の中
川を渡ってから1800mまで800mの高低差を一気に登る急登が続きます。
川を渡ってから1800mまで800mの高低差を一気に登る急登が続きます。
便ヶ島方面が見えました。ここで標高1400ちょっと、何だか思ったほど登ってきていません。
便ヶ島方面が見えました。ここで標高1400ちょっと、何だか思ったほど登ってきていません。
緑がまぶしい、大きな大木の樹林帯を登ります。
緑がまぶしい、大きな大木の樹林帯を登ります。
1800mを越えてようやく急登が終わりました、苔むす山道を進みます。
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1800mを越えてようやく急登が終わりました、苔むす山道を進みます。
西沢をはさんで向こうに見える尾根は兎岳に続いています。
西沢をはさんで向こうに見える尾根は兎岳に続いています。
たくさんの倒木、苔むしています。
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たくさんの倒木、苔むしています。
7時に苔平です、出発から2時間半ちょっと、休憩も2回いれています。ここでやっと標高2000m、あと1000mも登るの?
なんだか今日は高度があがらない、テンションも下がったまま、体長不良かな?
7時に苔平です、出発から2時間半ちょっと、休憩も2回いれています。ここでやっと標高2000m、あと1000mも登るの?
なんだか今日は高度があがらない、テンションも下がったまま、体長不良かな?
N君もすでにバテバテです。
N君もすでにバテバテです。
苔平から1時間、薊畑分岐です。たくさんの花が咲いていました。しかしガスだらけ、さらにテンションダウン。
苔平から1時間、薊畑分岐です。たくさんの花が咲いていました。しかしガスだらけ、さらにテンションダウン。
薊畑から少し登るとマルバダケブキの草原です。
薊畑から少し登るとマルバダケブキの草原です。
森林限界を抜けたと思ったら直ぐに小聖、ガスで何も見えない。
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森林限界を抜けたと思ったら直ぐに小聖、ガスで何も見えない。
聖岳の南斜面の最後の急登を登っていき、2900m付近でやっとガスを抜けました。
わずかに
山々がみえました。
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聖岳の南斜面の最後の急登を登っていき、2900m付近でやっとガスを抜けました。
わずかに
山々がみえました。
雲海の向こう、見えそうで見えない。
雲海の向こう、見えそうで見えない。
この急登も思った以上にきつい、ようやく山頂が見えました。
この急登も思った以上にきつい、ようやく山頂が見えました。
ヘロヘロになって山頂到着、登山口から休憩ばかりして5時間半弱です。きつかった!
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ヘロヘロになって山頂到着、登山口から休憩ばかりして5時間半弱です。きつかった!
山頂から奥聖方面、ガスです。
山頂から奥聖方面、ガスです。
山頂から赤石岳との谷方面かな
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山頂から赤石岳との谷方面かな
登って生きた小聖からの尾根が見えました。
登って生きた小聖からの尾根が見えました。
聖沢に下る尾根かな
聖沢に下る尾根かな
それでも折角だから奥聖に向かいます。
それでも折角だから奥聖に向かいます。
ほとんど見えません。
ほとんど見えません。
途中のお花畑はチングルマが咲き誇っていて見事です。
他にもシャクナゲ、アオノツガザクラ、コイワカガミなど咲いていました。
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途中のお花畑はチングルマが咲き誇っていて見事です。
他にもシャクナゲ、アオノツガザクラ、コイワカガミなど咲いていました。
こんな感じのお花畑
こんな感じのお花畑
奥聖到着、直ぐに引き返します。
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奥聖到着、直ぐに引き返します。
聖岳山頂で記念写真を撮って下ります。
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聖岳山頂で記念写真を撮って下ります。
薊畑付近の花々 マルバダケブキ
薊畑付近の花々 マルバダケブキ
タカネコウリンカ
タカネコウリンカ
白いヨツバシオガマです、珍しい!
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白いヨツバシオガマです、珍しい!
ミヤマウツボグサ
ミヤマウツボグサ
タカネナデシコ
ハナニガナ
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
タカネグンナイフウロ
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タカネグンナイフウロ
シナノオトギリ
タカネヤハズハハコ
タカネヤハズハハコ
マルバダケブキの咲き始め
マルバダケブキの咲き始め
ハクサンチドリ
急登を下って西沢渡の休憩、冷たい水で体を拭いてのんびり過ごします。下山者が篭を引いています、大変そうです。
簡単でもいいので橋があれば、女性登山者大いに助かるのに
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急登を下って西沢渡の休憩、冷たい水で体を拭いてのんびり過ごします。下山者が篭を引いています、大変そうです。
簡単でもいいので橋があれば、女性登山者大いに助かるのに

感想

いつかは登ろうと思っていた聖岳に行って来ました。
地元の山ですが登山口までが遠く悪路です。
このためしょっちゅう通行止めになる道路がネックでした。
そこで夕方に便ヶ島に到着、前泊して翌朝登山口を出発する計画にしました。

便ヶ島のテン場(車中泊場)は草むらで車も少なく静かに過ごせました。
今回のツエルトロングの試し張りを兼ねてのテン泊でした。
トイレや洗い場も近く快適に過ごせました。
さながらオートキャンプの様で、リッチな夕食を楽しみました。

翌朝は車を日帰り用の駐車場に移動、テントを畳んだりしていて、
予定より遅れて4時半前にスタートしました。
雨が降ったのでヒル対策に、スパッツ、長袖、帽子です。

スパッツをはいていたことが、西沢渡の徒渉で役に立ちました。
石を飛び越えようとしたのですが、滑って川にドボン、でも足は無事でした。
それならと思って瀬の浅い砂場を利用して、さっと渡って大丈夫でした。
鉄篭を引かないで助かりました。

川を渡って廃屋から1800mまで、一気に急登が始まりました。
ステップがない分滑りやすい斜面の登山道を、ひたすら登っていきます。
尾根沿いを登っていくのですが、風景も変わらない感じです。
自分では登った気がしても、思ったほど高度が稼げません。
焦ってペースを上げれば、バテそうになるだけで進みません。
自分の体調が良くないのかと思い、1時間おきに休憩を入れていきました。

もがいて登って結構きたなと思っても、やっと2000mの苔平到着です。
ようやく半分、周りはガス、せめて少し傾斜も緩くなってきたのが幸いです。
そこから長ーく感じた1時間、やっと薊畑分岐です。
小屋から登る、軽装の登山者に混じって聖を目ざししますが、
ガスと小雨も降り出し益々テンションダウン。

小聖を過ぎてから、聖の南斜面に取り付く。
真っ白い世界のなか、滑りやすい急登を黙々と登る。
距離感がないので、この登りも堪えました。
登るにつれ風が出てきて、肌寒く汗で濡れた服装にはきびしい。
真っ白い山頂にわざわざ苦労して登ってもなあと・・・
時々くじけそうになりました。

なんとか山頂に着いたときにも、やっぱりガスでげんなりでした。
今年一番のきつい登りでした、6月の黒戸尾根よりきつかった。
変化もなく、景色も見えないなかの登りだったせいでしょうか。
山にいじめられた気分です。

それでも2900m程でガスが抜けて、一瞬ですがわずかながら視界が開いたのはせめてもの救いでした。
好天時に来ればテンションが上がってもっと楽に登れたかも知れません。
こんな日は、見る物は花だけでした。
奥聖への途中のお花畑は良かったです。

下りは2度休憩し、それから西沢渡着いて休憩、
沢の水で体を拭いて生き返りました。
登りがきつかったわりには、下りはそれほどでもありませんでした。
もっと沢でのんびりしていたかったのですが、大粒の雨が降ってきたので急いで帰りました。

雨の日の駐車場は蚊だらけでした。
駐車場で濡れた衣服を替えている最中や、短パンで車に乗り込んだ際に8ヶ所も蚊に刺されました。
車の中は蚊だらけだったみたいです。
蚊よけスプレーも効きません、ヒルより蚊対策が不十分でした。

ただただきつかった登り、ガスで何も見えなかった山頂。
10時間以上の長い行程のあと、残ったのは蚊に刺された跡、
体中かゆくてたまらない。
しばらく聖岳はいいかなと思いました。

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