吾妻連峰ロングトレイル、U.L.(辛くて楽しい縦走)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 1,221m
- 下り
- 1,983m
コースタイム
- 山行
- 0:495
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 0:00
- 山行
- 0:165
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 2日:曇りのち雷雨、3日:晴れのち曇り、4日:曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
家形山の先〜東大巓分岐間は刈り払いされていないので、笹をかき分けて進むぬかるんだ道。 |
写真
感想
《一口に吾妻山と呼んでも、これほど茫漠としてつかみどころのない山もあるまい。》と深田久弥が書いている通り、自分にとっても吾妻山のイメージははっきりしていませんでした。
一切経山(東吾妻)と西吾妻を別々に登ったためにイメージがつながらないのです。
そこで今回は東吾妻の山と西吾妻の山をつなげて縦走することにしました。
全体の距離は短いですが、一切経山から西大巓まで歩くのは1日としては長いので、ロングトレイルという名前にしました。
U.L.(ウルトラライト)装備はザック、シュラフ、マット、ツエルト、コンロ、コッヘル、ヘッドランプ、救急用品に加え、泥道や濡れた笹藪対応としてロングスパッツとしっかりした雨具ズボンを用意しました。
それに食糧と水2Lを加えて10キロちょっとです。(1日目は避難小屋宿泊用の水2リットルを加えて12キロ)
当初は鳥子平でバスを降りて東吾妻山経由で酸ガ平避難小屋に行く予定でしたが、前日に福島で大雨が降り、大気の状態は当日も同じだったので要注意です。
そこで浄土平までバスで行き、直接避難小屋に行って、そこから東吾妻山を往復することに変更。
しかし歩きだして暫くすると遠くで雷の音が。
小屋に着くと小雨が降り出し,そして大雨と雷。
稲光と轟音と地響きが一緒だった時もあり、居合わせた人と顔を見つめ合ってしまいます。
小屋の中にいて本当に良かった、よかった良かったと思いました。
この小屋は浄土平に近いこともあってか休憩主体な設計なので、宿泊は少人数までです。きれいなトイレもあって、ポンプ式の水道で手も洗えます。(飲用不可)
夕方、雨もやみ、誰もいない鎌沼で大きな声で歌をうたいました。(津軽山唄)
早めに就寝しましが、夜中に起きてみると後から3人到着していました。
翌朝は後から来た人が2時半に目覚ましをセットしていたので、しかたなく自分も
起きて、予定より1時間早い3時にヘッドランプで出発です。
五色沼までは以前に行ったことがあるので、その辺りで明るくなれば問題ありません。
昨日行けなかった東吾妻山を往復してから、とも思いましたが、昨日のような雷雨のことも考えて、早く今夜の宿である西吾妻避難小屋に到着した方が賢明という判断です。
家形山あたりまでは刈り払いされており、ラッキーと思っていたのですが、いつしか笹に覆われた道に変わり、昨日の雨でしっとり濡れた笹をかき分けて進みます。
景色もなく、笹をかき分けた道はぬかるみ、辛いところですがここは我慢です。
烏帽子山では一瞬開けて、これから進む昭元山や東大巓が望めます。
しかしすぐに元の笹藪に突入、ぬかるみ、展望なしです。
長く辛かった笹藪も東大巓からは打って変わって木道になります。
湿原の中を花を眺めながら、展望も開けて、楽しい部分の始まりです。
人形石からは突然人が増えて、西吾妻山が百名山であることを実感します。
その西吾妻山は頂上からの展望はなく、
《 総称の吾妻山は非常に広範囲で、その最高峰は西吾妻山である。山群中唯一の二千米峰であるが、近隣の峰々がそれに近い高度をもっているので、飛び抜けて主峰という感じはしない。》 (再び深田久弥の引用)
その通りの印象を受けながら、西大巓まで足を延ばします。
こちらは展望良く、磐梯山や、裏磐梯の湖が眺められます。
これで吾妻山のイメージが繋がりました。
戻って西吾妻避難小屋へ。
ここは大勢宿泊可能ですが、カビ臭いのが難点です。
まだ昼前だからこのまま下山することも可能ですが、今回は青春18キップ利用なので、どこかで宿泊しなければいけません。
時間は持て余しますが、予定通りここに宿泊です。
IPODで音楽を聴きながら、ボーーーっとして過ごします。
翌日は若女平(ワカメ平)を通って白布温泉へ下山。
お疲れ様でした。
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