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Yamareco

記録ID: 490787
全員に公開
アルパインクライミング
ヨーロッパ

ヨーロッパ遠征3:マッターホルン・ヘルンリ陵偵察

2014年07月16日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
26:18
距離
12.9km
登り
990m
下り
1,936m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:18
休憩
5:03
合計
8:21
1:26
198
スタート地点
4:44
9:47
0
3:45
ゴール地点
天候 7月16日(水)快晴のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
7月10日:出国〜シャモニー
7月11日〜13日:シャモニー(モンブラン登山)
7月13日〜17日:ツェルマット(ブライトホルン登山)
*************この記録の日程*************
7月16日(水)ホテルシュワルツゼー〜ヘルンリヒュッテ〜クーロワール部分あたり〜ヘルンリヒュッテ〜ホテルシュワルツゼー(泊)
***************************************
17日〜22日:グリンデルワルト(メンヒ登山・ユングフラウ登山)
22日〜25日:サースフェー(アラリンホルン登山)
25日〜29日:ツェルマット(マッターホルン登山)
29日〜30日:チューリッヒ
31日:帰国
コース状況/
危険箇所等
マッターホルンのヘルンリ陵は、ヘルンリヒュッテまでは一般のハイキング道です。
そこから上部は一般道ではありません。
ヘルンリヒュッテの上の部分の最初の取り付きは太いロープが張ってあるために見た目よりも随分と簡単です。ロープが終わってすぐの茶色の四角の岩を超す部分が少し嫌な感じですが間違いなくクリアすればあとは平たんな明瞭な踏み跡が続いています。
その後は厳しいルートファインディングになります。岩に付けられた印やアイゼンの爪あとを頼りに登っていきますが、踏み跡を外すと浮石も多くホールドも脆いので注意が必要です。
その他周辺情報 http://map.revision.admin.ch/?lang=en
↑スイス地図
http://www.sbb.ch/en/home.html
↑スイス鉄道(SBB)
http://www.mountain-forecast.com/peaks/Matterhorn/forecasts/4478
↑マッターホルン山頂天気予報
当初計画だと16日はマッターホルンアタックの予定でしたが、雪が多いので断念。仕方がないので16日は偵察だけすることにしました。
2014年07月16日 13:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
13
7/16 13:33
当初計画だと16日はマッターホルンアタックの予定でしたが、雪が多いので断念。仕方がないので16日は偵察だけすることにしました。
ホテルでの朝食をゆっくりしてヘルンリ陵に向かう。
2014年07月16日 15:34撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 15:34
ホテルでの朝食をゆっくりしてヘルンリ陵に向かう。
しかし、羊というのはメエーメエーと鳴くだけで、草食って糞して寝るだけだね。
2014年07月16日 15:35撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 15:35
しかし、羊というのはメエーメエーと鳴くだけで、草食って糞して寝るだけだね。
マリア様とマッターホルン。
2014年07月16日 15:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 15:36
マリア様とマッターホルン。
マッターホルンアタックに向かうスペインの3人パーティ。
2014年07月16日 15:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/16 15:42
マッターホルンアタックに向かうスペインの3人パーティ。
シュワルツゼーの池は今日も元気そうだ。
2014年07月16日 15:42撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 15:42
シュワルツゼーの池は今日も元気そうだ。
スペインパーティーはマドリッドの南西あたりの海岸べた出身だそうだ。バルセロナにも近いとか。
2014年07月16日 15:52撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 15:52
スペインパーティーはマドリッドの南西あたりの海岸べた出身だそうだ。バルセロナにも近いとか。
ブライトホルンが美しい。
2014年07月16日 16:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 16:03
ブライトホルンが美しい。
このあたりはからのマッターホルンは美しい。
2014年07月16日 16:15撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 16:15
このあたりはからのマッターホルンは美しい。
やっぱり雪は多いように見えた。
2014年07月16日 16:41撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 16:41
やっぱり雪は多いように見えた。
先日の偵察では×印はなかった。親切な人が石でとおせんぼを作っていた。
2014年07月16日 16:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 16:51
先日の偵察では×印はなかった。親切な人が石でとおせんぼを作っていた。
「ベースキャンプ」に到着。
2014年07月16日 16:56撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 16:56
「ベースキャンプ」に到着。
屋根が太陽に反射していた。
2014年07月16日 16:58撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 16:58
屋根が太陽に反射していた。
内部を少し見てみた。食堂?
2014年07月16日 16:59撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 16:59
内部を少し見てみた。食堂?
ヘリが着陸していた。
2014年07月16日 17:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 17:06
ヘリが着陸していた。
ベースキャンプの女性スタッフ(たぶんアルパインセンターの人)が、マッターホルンの登頂について、スペインパーティとスペイン語で話していた。雪が多いのでソルベイヒュッテまで10時間もかかるとのこと。
2014年07月16日 17:06撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 17:06
ベースキャンプの女性スタッフ(たぶんアルパインセンターの人)が、マッターホルンの登頂について、スペインパーティとスペイン語で話していた。雪が多いのでソルベイヒュッテまで10時間もかかるとのこと。
雪は多く見える。
2014年07月16日 17:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 17:17
雪は多く見える。
道標。
2014年07月16日 17:19撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 17:19
道標。
どう見ても雪が多い。
2014年07月16日 18:32撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 18:32
どう見ても雪が多い。
ヘリがホバリングしていた。
2014年07月16日 18:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 18:39
ヘリがホバリングしていた。
元気なお姉ちゃんたちが登っていった。若いというのはそれだけで素晴らしいですね。道端のお花が綺麗。
2014年07月16日 18:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 18:39
元気なお姉ちゃんたちが登っていった。若いというのはそれだけで素晴らしいですね。道端のお花が綺麗。
ヘリのホバリング。
2014年07月16日 18:41撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 18:41
ヘリのホバリング。
工事中のヘルンリヒュッテに到着。
2014年07月16日 18:47撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 18:47
工事中のヘルンリヒュッテに到着。
スイスらしい風景。ヘルンリヒュッテにて。
2014年07月16日 18:52撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 18:52
スイスらしい風景。ヘルンリヒュッテにて。
いよいよ取り付き。
2014年07月16日 19:32撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 19:32
いよいよ取り付き。
中国語が日本語の代わりなんだろうか?
2014年07月16日 19:34撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 19:34
中国語が日本語の代わりなんだろうか?
よく見るとスペインの偵察チームの一人が一番上の岩頭に立っている。
2014年07月16日 19:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 19:37
よく見るとスペインの偵察チームの一人が一番上の岩頭に立っている。
慰霊碑なんだろうか?
2014年07月16日 19:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 19:39
慰霊碑なんだろうか?
太いロープに導かれて壁を登っていく。ぜんぜん難しくはない。
2014年07月16日 19:43撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 19:43
太いロープに導かれて壁を登っていく。ぜんぜん難しくはない。
振り返ると若干数のギャラリーが見ていた。その一人のフランス人のオジサンは、夏のオートルートでやってくる恋人とツェルマットで待ち合わせだとか。うーん、ロマンチック。
2014年07月16日 19:43撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 19:43
振り返ると若干数のギャラリーが見ていた。その一人のフランス人のオジサンは、夏のオートルートでやってくる恋人とツェルマットで待ち合わせだとか。うーん、ロマンチック。
太いロープは握りやすい。
2014年07月16日 19:47撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 19:47
太いロープは握りやすい。
この壁があるので大抵の一般の人は登ってこない。
2014年07月16日 19:47撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 19:47
この壁があるので大抵の一般の人は登ってこない。
こういう印がルートの印。
2014年07月16日 19:54撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 19:54
こういう印がルートの印。
このシュリンゲはあやしい。
2014年07月16日 19:55撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 19:55
このシュリンゲはあやしい。
東壁側の下部の雪はむちゃくちゃに多い。
2014年07月16日 19:55撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 19:55
東壁側の下部の雪はむちゃくちゃに多い。
このあたりからのルートファインディングは非常に難しい。
2014年07月16日 20:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:01
このあたりからのルートファインディングは非常に難しい。
岩に付いているアイゼンの爪あとが有力な印となっている。
2014年07月16日 20:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:02
岩に付いているアイゼンの爪あとが有力な印となっている。
下降点が正しいルートとは限らない。
2014年07月16日 20:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:02
下降点が正しいルートとは限らない。
このあたりはどこを歩いていいのかよく分からなかった。
2014年07月16日 20:03撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:03
このあたりはどこを歩いていいのかよく分からなかった。
踏み跡らしき場所をたどった。
2014年07月16日 20:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:08
踏み跡らしき場所をたどった。
この緑色は印なんだろうか?
2014年07月16日 20:18撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:18
この緑色は印なんだろうか?
踏み跡があるようなないような?
2014年07月16日 20:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:20
踏み跡があるようなないような?
このあたり、アタックをかけた後日の下山では悲惨な夜間行動でした。そのときに中央のフィックスロープをつかったような記憶。
2014年07月16日 20:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:28
このあたり、アタックをかけた後日の下山では悲惨な夜間行動でした。そのときに中央のフィックスロープをつかったような記憶。
いまこの写真を見ても正規ルートがよく分かりません。
2014年07月16日 20:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:28
いまこの写真を見ても正規ルートがよく分かりません。
いわゆるクーロワールあたり。
2014年07月16日 20:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:28
いわゆるクーロワールあたり。
こういうハッキリした部分もある。つまりここだけに限れば正しいルートでしょうか。
2014年07月16日 20:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:29
こういうハッキリした部分もある。つまりここだけに限れば正しいルートでしょうか。
見にくいけれどボルトリングがありました。
2014年07月16日 20:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:29
見にくいけれどボルトリングがありました。
このあたりは壮絶なガレ場。
後日このあたりで深夜の行動だったと思われます。
2014年07月16日 20:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:33
このあたりは壮絶なガレ場。
後日このあたりで深夜の行動だったと思われます。
道としては正規なんだろうか?
2014年07月16日 20:36撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 20:36
道としては正規なんだろうか?
ここは正規ルートと思われる。
2014年07月16日 20:54撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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ここは正規ルートと思われる。
可憐な花。
2014年07月16日 20:58撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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可憐な花。
ここも正規ルートとして正しいと思われる。
2014年07月16日 21:01撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 21:01
ここも正規ルートとして正しいと思われる。
ガレ場には雪渓が多く残っていました。
2014年07月16日 21:02撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 21:02
ガレ場には雪渓が多く残っていました。
この印は正しいのだろうか?
2014年07月16日 21:09撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 21:09
この印は正しいのだろうか?
とりあえず、本日の偵察はこれまで。
ここから下ることにしました。
2014年07月16日 21:22撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 21:22
とりあえず、本日の偵察はこれまで。
ここから下ることにしました。
岩角に持ってきた古いシュリンゲで支点をとって懸垂下降で降りる。
2014年07月16日 21:51撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 21:51
岩角に持ってきた古いシュリンゲで支点をとって懸垂下降で降りる。
この日の懸垂下降は3回ぐらいやった。懸垂で降りる必要もなかったけれど練習のためです。
2014年07月16日 22:08撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
2
7/16 22:08
この日の懸垂下降は3回ぐらいやった。懸垂で降りる必要もなかったけれど練習のためです。
ここは最終アタックの日の夜、自分の場所が特定できたあたり(だと思う)。
2014年07月16日 22:33撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
1
7/16 22:33
ここは最終アタックの日の夜、自分の場所が特定できたあたり(だと思う)。
古いアングルハーケン。
2014年07月16日 22:35撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 22:35
古いアングルハーケン。
8ミリのザイルにはルベルソ4とシャントがベストコンビ。
2014年07月16日 22:53撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 22:53
8ミリのザイルにはルベルソ4とシャントがベストコンビ。
ゆっくりと慎重に落石をしないように懸垂下降をする。
2014年07月16日 22:53撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
5
7/16 22:53
ゆっくりと慎重に落石をしないように懸垂下降をする。
ギャラリーから拍手がおこった。
2014年07月16日 23:12撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/16 23:12
ギャラリーから拍手がおこった。
ベースキャンプには5人スタッフがいるそうであるが、その一人のネパール人とお話をしました。彼は雑用でベースキャンプにつながる登山道を整備していました。
2014年07月17日 00:53撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/17 0:53
ベースキャンプには5人スタッフがいるそうであるが、その一人のネパール人とお話をしました。彼は雑用でベースキャンプにつながる登山道を整備していました。
やっぱり羊は草を食べるだけ。
2014年07月17日 01:22撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
3
7/17 1:22
やっぱり羊は草を食べるだけ。
ハイキング道の水の流れを調整する堰堤。
2014年07月17日 01:37撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/17 1:37
ハイキング道の水の流れを調整する堰堤。
マッターホルンはルートファインディングの難しい山であった。
2014年07月17日 04:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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7/17 4:10
マッターホルンはルートファインディングの難しい山であった。

感想

7月16日。快晴。
当初計画だとこの日にマッターホルンをアタックする予定でしたが、雪が多いのでアタックを延期しました。

そんな理由でホテルでゆっくり食事をしてから8時半ごろホテルシュワルツゼーを出発。ヘルンリ小屋まで行き、そこでハーネスとヘルメットを装着してヘルンリ稜のソルベイヒュッテよりもずっと下のクーロワールまで偵察してきました。

マッターホルンは、ソルベイ小屋まではルートファインディングが難しいと言われていますが、確かに非常に緊張してルートを探さないと上手に探せません。技術的な難しさはあまりないと感じました。
最高到達点からの下山は訓練のために3回懸垂下降の練習をしてみました。

下ってきて取り付きの壁のところまで来ると見学していた人たちから拍手をしてもらいました。その一人の男性が取り付きの雪のところまで来てくれて、「マッターホルンを登った人を初めて見ました」と言ってくれましたが、「いやいや登った訳ではなくて少し上まで偵察をしただけですよ」と照れ笑いで答えました。彼はドイツから来たコックさんで、工事中のヘルンリヒュッテで働いていて職人さんたちに料理を出しているのだとか。とても人の好さそうな人だったので美味しい料理が出されているのが想像できました。

同じように3人のスペイン人たちが偵察をしたあとでヒュッテの上の平らな場所で私が降りてくるのを観察していました。彼らはアルパインセンターの人の忠告も聞かずにビバークをしてアタックをかけるようです。キャンプは禁止ですがビバークなら黙認されるという考えなんでしょう。

3人のうちの一人だけが英語が堪能でしたが、あとの二人はあんまり英語ができませんでした。それでも最後には3人とも仲良くなり、「あんたもここでビバークして明日一緒に登ろう!」と言ってくれました。岩の上には3つのシュラフ。「私はどこで眠るのか?」と冗談っぽく言うと、「その岩のところでブルブルと震えて眠るのだ」と笑って答えました。スペイン人とかイタリア人とか、南欧の人たちは陽気でいいですね。

ともあれ、彼らがダブルアックスを使ったとしても頂上まで行ったとは思いにくいと私は考えています。しかしながら、天気は最高であったことはマチガイありません。

今年はヘルンリヒュッテが工事中のためその代替手段として2,900メートルあたりに「ベースキャンプ」という名前のテントでの宿泊施設が設けられていて、1泊150フランという高値で夕食と朝食がついていますが、マットにシュラフだけだということですので値段的には微妙な感じがしています。今日の帰りにその施設のスタッフのネパール人にいろいろ聞きましたが、どれだけの価値があるのか、何とも言えないのが私の正直な気持ちでした。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-489648.html
↑ヨーロッパ遠征2:ブライトホルン4164m登頂(+前日ヘルンリ稜偵察)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-490876.html
↑ヨーロッパ遠征4:メンヒ4107m登頂

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