百蔵山と扇山 - トトロに出逢う錦秋の道@猿橋


- GPS
- 06:47
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,329m
- 下り
- 1,380m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 7:00
天候 | 11/12:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
感想
市営総合グラウンドの歩き出しから急勾配な下和田住宅地を登っていく。
住宅街で標高差200m近いのは苦笑いしてしまう…夏場はとても歩けない。
吐く息は白いが、急坂の準備運動に少々汗がにじみ出す朝。
沿道住民の方からは「気を付けて行ってきて下さいね」など、温かいお声掛けを戴く。
トトロのオブジェにほっこりしながら、薄暗い植林帯に入っていく。
早い時間帯のうちは登山者少ないが、宮谷分岐あたりからすれ違う登山者が増す。
鳥沢駅から扇山を登頂してきた登山者たちだろう。
扇山の喧騒が嘘のように、犬目への南東尾根では誰一人と出逢う事のない静寂な道。
宿場町の面影を残す犬目集落から舗装路歩きとなる。
気象用語では立冬過ぎれば秋晴れという呼び方はしないが、
敢えて呼ぶとすれば今年最後の秋晴れとなりそう…。
週明けに木枯らしが吹く予報とはとても思えない陽気な一日だった。
大田峠を経て梁川へ抜ける山道は一見獣道のようで薄気味悪い道。
道端は露出した大きな木の根が多く、スズメバチが営巣していないか怖かった…。
やがて車道に出ると再び中央道の高架をくぐって国道に出る。
600mほど進むと梁川駅。下り列車は猿橋駅まで2駅7分の短い乗車、運賃200円。
少々の待ち時間でほぼ飛び乗り状態だったが、当行は長野駅行きというので驚く。
鉄路5時間の各駅停車の長旅は優雅な時間を過ごせるかもしれない…。
中央線沿線の桂川流域から眺める百蔵山と扇山は仲良く横並びに連なっている。
猿橋から見る百蔵山は山体が大きく見えるが実際は扇山の方がボリュームがある。
どちらの山頂にも草原が広がり、秀麗富嶽十二景の景観を満喫できる。
中央線沿線の山では滝子山や岩殿山と並んで人気が高く訪れる登山者も多い。
百蔵山だけでは物足りない場合は、
東に並ぶ扇山とともに歩けば充足感の得られるコースとなるだろう。
針葉樹の植林帯と落葉広葉樹のコントラスト
富士山の眺望に恵まれた広い山頂と草原の日向ぼっこ
フカフカに敷き詰められた錦秋の絨毯のような落ち葉あるき
旧甲州街道の面影を残す犬目集落など…
変化に富んだ見どころの多さが興味深い登行だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する