立山
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 667m
- 下り
- 1,303m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
研究室長と富山出張の機会を捉えて帰途立山再訪を計画した。H室長にとっては初めての本格的なハイキングとなる。
9/3 電鉄富山1334発に乗り、立山からケーブルカー、美女平からバスと乗り継いで夕刻室堂山荘に到着した。室堂山荘は山小屋と自称するにしては豪華な建屋であり、夏休みも終わったこのごろの主客層は個室ユースの家族連れである。相部屋となった登山客は2名しか居ない。夕食も豪華である。
9/4朝、0430頃に目覚める。同宿の1人は薬師を目指すとのことで早々と出発した。身繕いをして我々は0540に山荘を出た。
残念ながらすっきりとした晴天にはならなかったが雨の心配はなさそうである。雄山のピークはたまに薄っすらと望むことが出来る。
一ノ越への道をゆっくりと歩き始める。路傍には既に種となっているチングルマがあちこちに見ることが出来る。さぞや夏には広々としたお花畑が楽しめることだろう。
45分ほどの登りで一ノ越に到着し、前日富山駅のコンビニで仕入れておいた鱒の寿司の握りを頬張る。普通の握り飯より一寸高い180円の値段がついているがこれは美味であった。休憩中は少し晴れ間も見れ遠く槍ヶ岳を望むことも出来た。
そろそろ出るかと思った頃に一ノ越山荘より団体が既に支度を整えて現われ、不覚にも先に進まれてしまった。
一ノ越からは急登である。先行する団体の平均年齢は高く、途中で抜かさせてもらう。先頭に立ってペースを上げ雄山までの4分の3程度来たところで登山道の中央で2羽の雷鳥が砂浴びをしている光景に出会った。5m程離れた所で我々を含めて6人ほどで見物しているのだが中々去らず、実にのんびりと楽しんでいる。我々も珍しい光景を十分に楽しませてもらった。
雄山山頂には0750に到着した。更に本宮では0800より神官による御払いとお神酒を受けることが出来た。
雄山の標高は3003mとされている。雄山は立山連峰の主峰であるが、物理的には大汝山の方が3015mと高い。そこで計画外ではあるが大汝を空身で往復することとした。片道約15分である。
大汝の山頂に着いてみると何とも殺風景であり祠はおろか標識すらない。確かに雄山の風格には届かないが必要以上に不遇をかこっている様子である。
雄山に引返し、荷を背負って一ノ越を目指したがそこここに雷鳥の気配があった。
一ノ越からは立山の東面を見ながら黒部湖まで下ろうと言う計画である。
日帰りであれば立山縦走も良い選択だが、今回は余裕のある計画が欲しかったため、といって単なる室堂・雄山往復では物足りず、今まで歩いたことの無い東一ノ越経由の道を選んだ次第である。この経路沿いにはトリカブトが群生していると言う。トリカブトであればこの時期でも花が見られるかもしれない。
東一ノ越までは約45分、ほとんどトラバースの道である。確かにトリカブトが多く、真っ青な花が奇麗である。
東一ノ越で昼食とする。ここではやはり昨日富山駅の売店で買ったぶり寿司を食した。鱒の寿司で有名な源製で木製のたらいに入っている作りは鱒の寿司と同様である。これもまた美味。東一ノ越からは黒部湖を見下ろすことが出来た。
さて東一ノ越からの道のりはかなりな急坂であり、しかもかなり荒れていた。いかにも歩かれていない道であり、登山者には黒部湖まで誰一人として会うことの無い静かな道のりである。
歩道の整備には4・5人工事に当たっていた。
雄山・大汝の往復は計画外であったが、どうにか黒部平にはほぼ計画どおりの時間に着くことが出来た。
ここからはアルペンルートの交通機関を利用して扇沢に出た。結局は予定より1本早いあずさ10号で帰ることが出来た。
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