立山−剱岳(浄土山、竜王岳、雄山、大汝山、真砂岳、別山、剱前岳、剱岳)手書きログ
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- GPS
- 13:31
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,763m
- 下り
- 3,425m
コースタイム
- 山行
- 3:46
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:56
天候 | 雨のち曇り時々雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰り:馬場島からタクシーで上市、電車で富山に |
コース状況/ 危険箇所等 |
剣山荘から上は、岩場が多い。降りていないので見た感じですが、下りのほうが大変そうでした。「カニのたてばい」手前で、上の人が落としたと思われる落石あり。10個程度の10〜20cm位の石が落ちてきたが、幸い誰にも当たらなかった。落石は、落とす方にも、当たる方にもならないよう注意が必要。 |
予約できる山小屋 |
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写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
地図(地形図)
ヘッドランプ
携帯
タオル
カメラ
水分1L(これは
宿泊で天候が悪かったからで
宿泊でも日数×1Lは欲しい)
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感想
昨年の盆休み以降から行きたいと思っていた、立山、剱に行くことができた。今年は、仕事が忙しく、土曜出勤が殆どで日曜に雨が多かったので調整不足だった。
登りを減らすために立山からのスタートにした。
まず、移動日が台風だったので、来る前に行ってしまおうと早朝出発し、新幹線で順調に新大阪に着きサンダーバードに乗るが、通常、琵琶湖西岸を通るところを東岸に変更となった。途中で止まり、アナウンスで「三時間停止します」と言っている。台風は、まさに追いかけているのだから、三時間後動くと思えなかったが信じて待っていると台風に追いつかれる。五時間後くらいに「今から前の列車が動くので順次この列車も動く」というアナウンス。しばらくして、「川の水量が多い」「途中が暴風圏に入った」とか何時になるかわからない状態に。少なくとも暴風圏の予報は出ているので何時まで動けないか、ほぼ分かっていたはずなのに、JRに腹を立てながら、京都に戻ることを決めた時は止まってから六時間以上たっていた。
よって、初日は、京都からスタートだったので、室堂に着いたのは昼をとおに超していた。時間的に考え、内蔵助小屋に泊まることを早々と決めた。
室堂で始め小雨だったので、時間に少し余裕があったので、浄土山、室堂山、竜王山経由で行くことにした。まずは室堂展望台に行くが、もちろん景色は見えず、その後浄土山に戻る途中、道を横切っている黒い物体が見えた。よく見るとライチョウだった。しかも後ろから子供がついてきている。残念ながら、二匹ともこちらを見る写真は撮れなかったが、思わぬ幸運だった。
しかし幸運もここまで。浄土山から竜王山に向かう途中から、風、雨が強くなり霧も出てコンディションがかなり悪かった。しかもコンタクトをせず眼鏡だったので、小雨か霧のため、更に視界が悪かった。それもあり、竜王山への登りは、道を間違って、崖をよじ登ってしまい、途中で通常ルートに復活しました。一の越に着く頃には疲れ果てていて、うっすらと見える雄山が天にそびえる壁にさえ見えました。ルートが、よくわからず、外れたり戻ったりしながら、何とか、今回の目的の一つの山頂に。(最後の登りは、風が一層強くなったので荷物を置いて登りました)
その後は、惰性で今回の最高峰の大汝山へ、避難小屋でカレーヌードルを食べ、少し元気になり真砂岳を越え、内蔵助山荘に。部屋は、八人部屋だったけど天候悪化もあり、一人で占有できました。夕飯を食べ、次の日の計画を練り直すが、中々決まらず二十一時を過ぎてしまい消灯。ヘッドライトを点けるが、暗い。というわけで、明かりなしで歩ける四時出発にし剱岳までのルートだけ決め酒を飲み寝る。
二日目は、四時過ぎに出発。霧の中をiphoneのGPSと踏み跡を頼りに進む。すると月が見えてきて、霧の隙間から景色も少しづつ見えてくる。朝日も見えたけど、デジカメを変えたばかりだったのと記号が暗くて見えなかったので、丸い太陽は撮れず。
そうこうするうちに、別山北峰、南峰を越え剱御前小舎を通らない近道を選択したけど、道が急でよくなく、くねくね道だったので、通常ルートの方がよいかもしれません。
この辺りは、たまたまか、風も少なく花が多い穏やかな場所でした。剣山荘からは、久々の本格的な登りになる。崖も多くなり鎖場も。鎖はイメージと違い銀色のピカピカで、雨が降ると滑る感じだったので、滑り止めのグローブがあった方がよいかもしれません。一服剱、前剱を越えると一層迫力のある壁が、登り始めると「カニのたてばい」の標識があり、登り待ちをしているとガラガラという音とともに石が落ちてくる。幸い誰にも当たらなかった。順番が来たので登るが、思ったより楽に登れ、下りの「カニの横ばい」が見える場所があったので見ると、登りの「たてばい」より下りの「横ばい」に降りる場所の方が危険そうで、前に降りた人が次に降りる人に足の置き場所を教えてました。
頂上で雨がひどくなってきて、iphoneで降りる場所を確認しようと思っていたらiphoneが水死。アップルマークが出っぱなしで、ボタンが効かない状態になってしまいました。そうなると一刻も早く降りなければいけないので、早月尾根から馬場島まで降りることにしました。標高差2240mの下りです。
途中雨で、鎖が滑るので、岩を使い降りた。早月小屋に着く頃には雨も止み森林限界にも戻り、蒸し暑くなり、この山行で初めて、カッパを脱ぎました。普段GPS地図を見ながら、どれくらい降りたから、あとどれくらいと読みながら降りるのですけど、使えないので看板を見ながら降りましたが一本道で道もしっかりしており迷うこともありませんでした。馬場島で公衆電話でタクシーを呼び着替えて、剱岳を眺めながらアイスコーヒーを飲みながら、今回の山行の余韻に浸ったり、iphoneをどこの店に持って行こうかなんか考えたりしました。
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