唐松岳
- GPS
- 23:50
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 908m
- 下り
- 889m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.happo-one.jp/green/trekking/kurobishi.html 駐車場まで険しい林道だが、往復1,120円とお安い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
八方池山荘〜八方池⇒特に危険な箇所はない。木道が整備されており、非常に歩きやすい。散歩に来ただけ、というような軽装備の観光客も目立つ。 八方池〜唐松岳⇒岩がちの登山道。観光客はいないが、やはり人は多い。崩れている箇所もあるが、落石防止ネットや鎖が設置されているので安心。 |
その他周辺情報 | 八方温泉として、いくつかの日帰り入浴施設が存在する。北尾根の湯に立ち寄ったが、非常に狭く洗い場も1つしかない。まともに体を洗いたいのなら、麓まで降りた方が良い。 |
写真
感想
北アルプス入門レベルということで、唐松岳へ行ってみた。
途中までリフトで登れること、八方尾根はハイキングコースとして整備されていること、唐松岳頂上山荘は大きくてきれいだということ、それらの理由から唐松岳を選択した。
1日目は白馬村まで行き、適当なペンションで宿泊。スキーが盛んな土地なので、そのためのペンションや民宿には事欠かない。
5人1部屋で素泊まり3,000円/1人だった。
夜のうちに非常に激しい雨が降ったが、夜が明けると雨はほとんどやんでいた。
天候を考えて、少し遅めの出発とする。
2日目はコンビニで食料等を買い揃え、黒菱ラインのリフト乗り場へ向かう。
あまり天気は良くないが、往復のリフト券を買って元気に出発。
リフトを2本乗り継ぎ、下りた場所が八方池山荘で、そこから登り始める。
散歩をする観光客も多いのでペースはまちまちだが、木道が整備されているので非常に歩きやすい。
斜面もなだらかで、体力に自信のない人でも頑張れるだろう。
高山植物がたくさん咲いており、とてもきれいである。
八方尾根はケルンが多いのが特徴で、石神井ケルンのところにトイレがあり、八方ケルンを過ぎるともう八方池である。
天気が良ければ白馬三山が池面に写りこんで、非常に幻想的な画になるが、この日は残念ながら雲がかかっていた。
観光客はこの八方池までで引き返していくので、八方池で休憩を取る人が多い。
我々も少し休憩をして、景色を楽しむ。
八方池から先は、装備を整えた登山者だけになる。
登山道も岩と砂利の道になり、これまでとは様子が違うことがわかる。
樹林帯の中を歩くと、高山植物が多く咲いているのが目に留まる。
1時間ほど歩くと扇雪渓に到着する。
雪渓は珍しいので、ここで休憩とし、遊んだり昼食を食べたりする。
丸山ケルンから少し進んだ場所が見晴らしがよく、唐松岳の山頂から不帰キレットが良く見える。
天気が良ければ白馬三山が正面に見えることだろう。
高度を上げるに従って、岩が大きくなり、道の谷側が崩落している箇所が現れる。
ザイルや鎖が張ってあるので問題はないが、それらを利用しなくても通ることはできる。
また進むと、赤い壁の唐松岳頂上山荘が現れる。
非常に大きくてきれいで、標高2,600メートルにあるとは思えないほどの規模である。
予約はしていなかったが、5名で1スペースを与えてもらった。1部屋に4スペースあり、それぞれ7名が定員。
いったん部屋に荷物を置いて、空身で山頂を目指す。
山頂は山荘からも見えており、20分ほど登ると到着する。
山頂からは360°の視界が開けているが、天候の関係で白馬や五竜はほとんど見えなかった。
ただ西側は晴れており、立山や剣岳は良く見えた。
山荘へ戻り、ケーキセットをいただく。まさか山小屋にケーキセットがあるなんて思いもしなかったが、ケーキと紅茶、とても美味しくいただいた。
間をおかずに夕飯となったが、おかずも豊富で満足できるものであった。
夕飯後は時間があったので、山荘の周囲をうろうろしていた。
条件が良かったらしく、ブロッケン現象を見ることができた。
夜は星が出ており、都会では見ることのできない星空を堪能した。天の川を見たのは初めてではないだろうか。
翌日は下山するだけなので、比較的ゆっくり準備をしていた。
朝食をとって出発するが、前日よりも天気がよくない。
結局雲は晴れることなく、白馬は見ることができなかった。
下りはますます天気が悪化していき、石神井ケルンのあたりでとうとう雨が降り出した。
リフト乗り場まで30分ほどだったが、カッパを着ることとした。
雨の中をリフト乗り場に到着し、山行終了となった。
初めての北アルプスで、勝手がわからなかったが、入門コースということもあって無事に下山することができた。
登山コースも楽で、景色が良く、星空まで見れて、山小屋もとてもきれい。
非常に贅沢な山行であった。
次回は唐松岳〜五竜岳への縦走にチャレンジしてみたい。
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