記録ID: 5024570
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アイスクライミング
甲斐駒・北岳
黄連谷右俣（五丈沢から）2022年12月23日〜25日
2022年12月23日(金) 〜
2022年12月25日(日)
山梨県
雪華
その他2人
体力度
6
1〜2泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 18:54
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 2,541m
- 下り
- 2,510m
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1日目
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:35
距離 8.1km
登り 1,543m
下り 169m
2日目
- 山行
- 9:49
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 9:56
距離 4.3km
登り 825m
下り 822m
| 天候 | 強風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2022年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
途中で道の駅白州とかコンビニあり。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
1日目：前日からの積雪で刀利天狗（2047M）以降はトレース無し。膝までのラッセルで五合目小屋跡まで。 2日目：6時半スタート（積雪量から鑑みて上部までは無理と判断。 暗い中の沢下降だと危険度が増すため、明るくなってから出発） ●五丈沢下降：五合目から400Mの下降。積雪と沢水が凍っているミックス状態、沢から吹き上げる強風もあり、特に慎重を要す。ロープ使用。尾根線を下る記録もあり。 ●黄連谷出合：滝壺は凍っておらず、ここで足を濡らして退廃の記録もあるので、この滝は高巻き。凍っていない沢床なので、巻いた後も坊主の滝まで足を濡らさずすむルートを選び、ラッセルしながら進む。 ●坊主の滝（50M）：滝壺が凍るくらい！近年の記録の写真を見てもここまで凍っていた写真はないと思う。しっかり凍結しているので、サクサク登れます。 ★1P目は一段目の岩が露出している所まで進み、20�冂兇┘好�リュー2本で支点構築。 ★2P目は灌木で支点が取れる。 アイスピトン：ぺツルレーザースピードライト13��1本 BDウルトラライト16��2本 BDウルトラライト22��1本 師匠の21センチ位の2本 ロープ ：50M×2本（もともと途中で帰る予定なので、懸垂下降用で2本） ※坊主の滝、下降で50M連結だと長さギリギリ。60Mのほうが良いかもと思った。 ●左俣・右俣・六丈沢出合を見学して戻る。次回のリベンジとしていい下見となった。 |
| その他周辺情報 | ●道の駅白州 ●その向かいにある農協 ●シャルマンワインのワイナリー |
写真
2022年クリスマス寒波来る。
12月22日【企画前日】
各地で大雪。この時期の積雪量としては50年ぶりの模様。
12月22日【企画前日】
各地で大雪。この時期の積雪量としては50年ぶりの模様。
12月23日【アプローチ日】
日本に等圧線が5本あれば大荒れ・・・的な。
積雪は時折のみだったけれど、強風でしたね。。
日本に等圧線が5本あれば大荒れ・・・的な。
積雪は時折のみだったけれど、強風でしたね。。
12月24日【決行日】もともと上部まで抜けれないという想定だったので、坊主の滝を超えて六丈沢と二俣の出会いまで行ってみました。
12/25 18:54
12月24日【決行日】
もともと上部まで抜けれないという想定だったので、坊主の滝を超えて六丈沢と二俣の出会いまで行ってみました。
もともと上部まで抜けれないという想定だったので、坊主の滝を超えて六丈沢と二俣の出会いまで行ってみました。
12月25日【下山日】24日の夕方から五合目でテント泊するパーティが他に4組ほど。七丈小屋に向かう人もいて25日は甲斐駒ヶ岳に結構人が入っていた。
12/26 12:02
12月25日【下山日】
24日の夕方から五合目でテント泊するパーティが他に4組ほど。七丈小屋に向かう人もいて25日は甲斐駒ヶ岳に結構人が入っていた。
24日の夕方から五合目でテント泊するパーティが他に4組ほど。七丈小屋に向かう人もいて25日は甲斐駒ヶ岳に結構人が入っていた。
さて12月23日。小渕沢へ行く途中の車窓から。
平地にはぜんぜん雪がないぞ〜
平地にはぜんぜん雪がないぞ〜
刀渡り（1940M）からあたりから積雪が目立つように。
刀利天狗（2047Ⅿ）から上はノートレース。
刀利天狗（2047Ⅿ）から上はノートレース。
五合目（2150Ⅿ）到着。
だれもいな〜い。強風に耐えてテント泊！
だれもいな〜い。強風に耐えてテント泊！
目に見えないけど強風が吹き荒れています。
この日はアプローチのみ。
師匠は五丈沢の下見に。
この日はアプローチのみ。
師匠は五丈沢の下見に。
fさんは豪雪の谷川岳東尾根の超絶雪庇とか、1月の鋸岳縦走とか雪稜がお好きなパワフルなご仁です。
積雪の下は沢水がアイスバーンになったりしている。
時折懸垂をしたりして慎重に沢を下る。
時折懸垂をしたりして慎重に沢を下る。
この沢の下降だけでもスリリングで、これだけやって帰ってもいいなって思うくらい楽しい
黄連谷出合い（1730Ⅿ）。滝壺は凍っていない。ここで滝を登ろうとして、滝壺にハマってしまう記録も時折ある。
我々は安全第一で高巻く。滝のトラバースは斜面の雪がサラサラで足場が悪い。緊張しながら進む。
9時半前には坊主の滝（1800Ⅿ）到着。かなりの氷結具合。
ルート研究で数年間の写真を見てきたけど、こんなに凍っている坊主の滝は無かった。
3
12/24 9:27
9時半前には坊主の滝（1800Ⅿ）到着。
かなりの氷結具合。
ルート研究で数年間の写真を見てきたけど、こんなに凍っている坊主の滝は無かった。
かなりの氷結具合。
ルート研究で数年間の写真を見てきたけど、こんなに凍っている坊主の滝は無かった。
釜の上も、歩けるくらい凍っていた。
やっとアイスができる♩
わくわく
やっとアイスができる♩
わくわく
師匠が1P目が一番氷の状態がいいし楽しそうだよ、っておっしゃるのでリードさせて頂く。
時折突風。
当然氷の下には水流がある。
後続のfさんはアイス初めて。しっかりアックスが効くルートを取らねば。
当然氷の下には水流がある。
後続のfさんはアイス初めて。しっかりアックスが効くルートを取らねば。
いつもは奥入瀬のグリーンミレットとか宮古の大峠とかのバーティカルで、シャンデリアみたいなので練習しているので、こういう形状の滝って新鮮
12/24 10:00
いつもは奥入瀬のグリーンミレットとか宮古の大峠とかのバーティカルで、シャンデリアみたいなので練習しているので、こういう形状の滝って新鮮
スケールの大きい滝だから、この天気図なら私的にはここだけでも満足かな。
2ピッチ目もリードさせて頂くことに♩
坊主の滝の上からお二人を撮影
坊主の滝の上からお二人を撮影
右俣・左俣の出合い（1880Ⅿ）。左俣にもべっとり雪がついている
ゆっくりがんばって上がって、15時頃にテントへ到着
今日はクリスマスイブなのだ
今日はクリスマスイブなのだ
感想
数年前から行ってみたかった「黄連谷」。アイスでも沢登りでも楽しめる素敵な場所。
今回はアイスクライミングで行ってみました。
数年前からコツコツと地元のアイスや八ヶ岳のルートで練習を重ね、アイスの支点構築の講習会に参加したり、決行前にアックスやアイゼンも研いだり、アックス素振りを毎朝したり、万全を期して向かいます。
しかし今年は天候に恵まれず、上まで行けませんでした。。。
有休日を一日ずらせれば…。
実際、日曜アタックする方々もいたので、協力し合えばこの豪雪だって乗り切れたかもしれません。
ただ、しがないサラリーマンには年末最終月曜日に会社を休むことができない世知辛さがついて回ります(;つД｀)
そんな大胆なことをしてしまったら、今後の山行計画にめちゃくちゃ影響出そうなので諦めました。
あぁ…、加藤文太郎の気持ちがわかる。
かなり楽しくて後ろ髪がひかれる思い出の下山でしたが、次のためのいい下見になりましたし、自分のアイス力もちょっとわかって、自信がつきました。
アイスシーズンはまだ始まったばかり。
今年どのくらい行けるかわかりませんが、氷と遊ぶための技術を更に磨きたいと思いました。
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