【杢蔵山・八森山周回】山小屋泊まりのススメ

2020年11月14日(土) 〜 2020年11月15日(日)

• GPS: 27:01
• 距離: 19.8km
• 登り: 1,477m
• 下り: 1,479m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:44
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:44

13:06 山屋登山口
14:50 杢蔵山荘

2日目

• 山行: 9:03
• 休憩: 1:41
• 合計: 10:44

5:24 杢蔵山荘
5:54 6:29 杢蔵山
8:04 8:04 一杯森
9:30 9:47 八森山・西峰
9:52 9:52 八森山
11:25 11:25 一杯森
13:15 13:19 杢蔵山
13:50 14:25 杢蔵山荘
14:42 14:52 三角山
16:08 山屋登山口

※過去ログ

写真

11/14 12:55

新しく建てられたという案内看板。楽しそうで良いですね

11/14 12:56

さて、出発

11/14 13:08

まず沢を渡る

11/14 13:10

お、これが熊避けの一斗缶ですね

11/14 13:10

お父さんを叩けるし

11/14 13:10

クソジジイも叩ける。ストレス解消にも役立つ（笑）

11/14 13:11

序盤は杉の植林の道

11/14 13:21

約200年前に建てられた不動明王の碑。この下が一の滝。遊歩道もあるけど、今日はスルー。

11/14 13:27

道はちゃんと整備されている

11/14 13:35

良い感じになってきた

11/14 13:42

三の滝は上から良く見える

11/14 13:42

良いですねー

11/14 13:50

登山道と沢が近づく。岩魚を探しながら歩いたけど見つからず。これくらいの沢ならいるはず

11/14 13:56

ずっと並行していた戸前川を渡る

11/14 13:58

支流をちょっと登ると

11/14 14:01

いよいよ急登が始まる

11/14 14:07

おかみさーん、水場ですよ

11/14 14:19

先行パーティを発見。あの装備は泊まりですね。ということはご同宿

11/14 14:21

いよいよ七曲りの坂。それにしても先行パーティのザックがデカイ（笑）

11/14 14:33

おお！七曲りの後に心臓破りがあったのか！

11/14 14:37

結構キツイ。でももうすぐだと思うと足が前に出る

11/14 14:48

三角山からの道と合流。杢蔵山荘が見えた！

11/14 14:51

1681番でした

11/14 14:52

荷物を置いて前杢蔵へ

11/14 14:53

ベンチに座って新庄市内を眺められる

11/14 14:54

杢蔵山と杢蔵山荘。今日の宿

11/14 15:06

協力金は一泊500円。トイレの使用料が一回100円なので、1000円入れておきました

11/14 15:35

たくさんの人たちに愛されている山荘だというのが伝わってきますね

11/14 15:35

新しくなった薪ストーブ

11/14 15:35

マットや毛布もある。使わせてもらいました。
ブルーシートは、外にあったベンチを仕舞ったからでしょうね

11/14 16:18

陽が沈むと

11/14 17:25

新庄の夜景

11/14 19:02

今日は飲みやすいモルトがいいなーと思って、ド定番のグレンフィディックで

11/14 19:11

薪ストーブを囲んで、地元山形の3人と楽しい夜を過ごせた。皆さん、ありがとうございました

11/15 5:23

朝4時に起きて朝食を済ませ、5時頃外に出ると既に東の空が焼けてきていた

11/15 5:24

5時半前に同宿のパーティと出発

11/15 5:45

杢蔵山への登山道、尾根に出る手前の急登で足が止まる。鳥海山が雲海に浮かんでいた

11/15 5:46

反対側は月山、朝日連峰、葉山、蔵王

11/15 5:50

もう少し

11/15 5:55

鳥海山

11/15 5:55

頂上でご来光を待つ

11/15 6:16

まん丸の御来光

11/15 6:29

朝日に照らされる尾根道に踏み出す。
向こうが今日の目的地の八森山。左のトンガリが火打岳。その左に神室山も見える。
八森山の右奥には栗駒山

11/15 6:36

尾根道は細くて神経を使う場所も

11/15 6:43

思わず立ち止まる。

11/15 6:48

さて、眺めの良い尾根道から急な下りに。雪がズルッと崩れて滑るので疲れる

11/15 7:07

寒そうだけど、高気圧で覆われた今日はそれほど寒くない

11/15 7:12

降り切って鞍部から杢蔵山を振り返る。帰りはあそこを登るのか・・・

11/15 7:51

この辺りはやや歩きづらいトラバース

11/15 7:56

荻野口分岐。新しい標識ですね

11/15 8:05

一杯森山頂

11/15 8:07

地図を見て気になっていた破線はここ。かすかに残っているようにも見えるけど・・・

11/15 8:13

すぐに分岐。左に行くと時計回りに八森山。右に行くと沢を渡って八森山への近道。右へ進む

11/15 8:21

破線の道だけどしっかり刈り払いされていて歩きやすい。しかし沢の近くになるとちょっと危ない場所も出てきますね

11/15 8:26

何か気配を感じるなと思っていたらカモシカですね。ついさっき歩いたようだ

11/15 8:28

沢は小さくてもまさに神室の沢の雰囲気

11/15 8:28

この登りが雪と枯れ葉で滑る。急な場所は笹につかまりながら登る

11/15 8:58

登りはまっすぐにほぼ同じような斜度で続く

11/15 9:02

雪がザク、ザクと沈む。結構疲れる

11/15 9:22

おお、見えてきた

11/15 9:24

でも足が冷たい。今日も軽快性を優先してゴアテックスじゃないローカットの水陸両用シューズ

11/15 9:27

八森山（西峰）頂上手前で祠を発見。ここにあったのね

11/15 9:26

雨乞い祈願をした信仰の山だそうだ

11/15 9:27

そして山頂（西峰）。6月以来だから5ヶ月ぶりか。二回とも快晴。天気に恵まれた

11/15 9:38

鳥海山

11/15 9:38

手前が杢蔵山。あそこから歩いてきたわけね。
向こうが右から月山、以東岳、朝日連峰、葉山

11/15 9:39

いつまでも時間を過ごせてしまうけど、後ろ髪を引かれながら出発

11/15 9:52

本当はこの辺りが八森山頂上

11/15 9:53

そのちょっと先に薬師口と稜線の分岐。今日はすでにピストンで登った人がいたようですね

11/15 9:58

良い眺めですねー。トンガリ火打岳と、右は小又山

11/15 10:24

散歩道のような稜線を歩いて一杯森との分岐。この先は烏帽子山の登りがキツいんだよね

11/15 10:24

この標柱、6月にはなかったから、その後にこの山域に建てられたんですね。助かります

11/15 10:26

再び雲海に浮かぶ鳥海山。今日はずっと鳥海山に見守られているような感じ

11/15 10:33

雪で滑りながら下っていく

11/15 10:40

真ん中がこれから歩く道。右に鳥海山、左に月山

11/15 10:56

名も無きピークが印象的

11/15 11:03

そのピークで休憩。陽当たりがよく草も乾いていたので、今日初めて腰を下ろす

11/15 11:15

お、雲海が消えてきた

11/15 11:23

一杯森まで帰ってきた

11/15 11:24

この時間になるとだいぶ雪が柔らかくなってきて靴に染みる

11/15 11:29

荻野口分岐。わかりづらいけど、左に標柱が見える。これがなかったら、間違ってまっすぐ進んじゃうかも

11/15 11:54

杢蔵山が見えてきた

11/15 11:57

雲海はすっかり消えた

11/15 12:04

さて・・・
標高差200mの急登。後半でこれはなかなか・・・

11/15 12:25

しかも雪で滑る。まわりの木や笹を掴みながら、一歩一歩という感じで登る。疲れるし、時間がかかる

11/15 12:37

ボクが行きにつけた足跡しかない

11/15 13:00

よし、急登は終わり。もうすぐだ

11/15 13:08

見えた！

11/15 13:10

帰ってきたぞ、杢蔵山

11/15 13:12

月山、葉山方面

11/15 13:12

奥にちょこんと顔を出す栗駒山

11/15 13:19

さて、出発だ

11/15 13:26

傾いてきた秋の陽に照らされる月山。手前の電波塔が三角山。その手前に杢蔵山荘

11/15 13:29

この稜線手前が急登。なぜか一部笹原になる。ここが良い撮影ポイント

11/15 13:38

笹原が終わると斜度も緩くなる

11/15 13:40

金杢水。小屋から約5分

11/15 13:47

戻ってきたー

11/15 13:52

小屋の中。一階は4〜5人くらい寝られるかな

11/15 13:50

二階もある。こっちも4〜5人かな。毛布やマットがあるのが助かります

11/15 14:23

名残惜しい・・
でも帰ります。整備をされている方々、ありがとうございました

11/15 14:26

帰りは三角山方面へ

11/15 14:37

良い散歩道

11/15 14:43

電波塔。NHKですから

11/15 14:48

お、あの破線の道があるのか？

11/15 14:50

無かった

この破線を探したかった

11/15 15:07

林道は整備されていて、普通車でも大丈夫そう

例の破線を下から眺めてみる

11/15 15:12

やっぱり道はない

11/15 15:21

今、スカイツリーのてっぺん、と同じ高さにいます

11/15 15:36

謎の標柱。どこにも歩道はない。その向こうが大森山ですよね？

11/15 15:49

銀杢水

11/15 16:07

お待たせ！相棒

11/15 16:36

帰りは舟形町の若あゆ串刺し温泉へ。正式名称には串刺しは入っていないけど。
なぜモニュメントを串刺しにしたのか謎。

11/15 16:37

腹から見ると妙にリアル（笑）

11/15 19:59

帰りに尾花沢の星川製麺で買ってきた油そば。これが謎に美味すぎる。
もちろん、メインの蕎麦も美味い。その他、ラーメンなどもあるけどみんな謎なくらい美味い。
ホント、山形は謎が多い

撮影機器：

iPhone 11 Pro 256GB au Apple

感想

kozou17

※過去ログ

「杢蔵山荘？あそこはもう別荘だよ」
という登山用品店の店長の言葉通り、至れり尽くせりの山小屋でした。
ここに泊まりたくて、もうだいぶ前に立てていた計画をやっと実行。
日曜日は日本全体を高気圧が覆う穏やかな1日。
あそこを周回するにはこの日しかないでしょう。

杢蔵山荘は山小屋泊まりをしてみたいという方にオススメです。
小屋泊まりとなると荷物が重くなる。
例えば朝日連峰なら、そのザックを担いで半日歩くことになる。
でもここなら約2時間。
危ない場所もなく、それなりに急登もあるから、自分の体力を試すには良い。
マットや毛布があるから、もしシュラフが薄かったり、着るものが少なかったりしても凍えることはない。その経験も次回に活かせる。
天気が良ければ満点の星空や新庄の夜景を眺め、翌朝にはご来光を拝める。
ちゃんとトイレがあるのも良いですね。
なかなか一歩が踏み出せない人はぜひ。


■杢蔵山登山道（山屋口）
登山開始は午後1時過ぎ。今日は杢蔵山荘まで行くだけ。
よく整備された登山道で、迷う場所はなし。危ない場所もなし。
一の滝、ニの滝へは遊歩道で行けるらしいけど、この日はパス。
戸前川の渡渉も石伝いに渡れる。
そこから道は急登になる。
緩急がある道を進み、七曲りの坂。
7つ以上あった気がする。
一応、つづら折りなんだけど、勾配は急。
そこを過ぎると心臓破りの坂。
標高差100mを一気に登る。
そして三角山からの道と合流してすぐに杢蔵山荘に到着。

■杢蔵山荘
協力金は1泊500円。バイオトイレの使用料が1回100円。
築50年以上の古い山小屋ではあるけど、きちんと補修などもされていて快適。
新しくなった薪ストーブあり、マット、毛布、枕もあり。
収容人数は1階に4人、2階に5人くらいかな。
水場は徒歩5分の金杢水。
すぐ近くに眺めの良い前杢蔵山。
1日のんびりできそうな場所。
バイオトイレは臭いもしなくて快適。紙は入れてはいけないのでゴミ箱がありますが、できればビニール袋を持って行って、自分で使った紙は持って帰りたいですね。
とにかく新庄市民に愛されている山、山小屋なんだなということが伝わってきます。
薪ストーブ使わせてもらいました。ありがとうございます。

■杢蔵山荘〜杢蔵山山頂
翌朝は同宿のパーティと暗いうちに出発して山頂へ。
頂上までは約30分。
ブナの森が切れた笹原から鳥海山、月山方面が望める。
頂上からはさらに宮城方面も見渡せる。
山形、宮城の山々を眺めるなら、こんなにお手軽な場所はない。

■杢蔵山〜八森山（右回り）
しっかり刈り払いがされていて歩きやすい。
しかしこの日は足元に雪が残る。
これが濡れた土と枯れ葉の上に重なっているから滑りやすい。
今シーズンはこの日が最後のチャンスだったね。
もう少し降ると、通常装備じゃ厳しいかも。
標高200m下って鞍部。さらに登ったり下りたりで一杯森。
その先に分岐点。
左に行くと火打岳からの主稜線に出て、右に曲がって30分くらいで頂上。
右に行くと曲沢の源流を渡って八森山に直接登る。
行きは右を選択。
破線ルートなので藪漕ぎもあるかと覚悟していたけど、しっかり刈り払いがされていた。助かりました。
沢への下りはやや急でちょっと危ない場所もあるけど、問題ではないと思う。
沢から頂上までは標高差約250m。
急登というほどではないが、それなりの斜度の登りが休みなく続く。
焦らずゆっくり登る。
頂上手前に祠がある。雨乞いなどに使われたらしい。
八森山も信仰の山なんですよね。
そして八森山頂上。
ここも杢蔵山同様、最高の眺望。

■八森山〜杢蔵山（左回り）
頂上の看板がある西峰から八森山本来の頂上を過ぎたところの分岐を左へ。
それが主稜線。まっすぐいくと、薬師口の登山口。前回はそこから登った。
一杯森分岐までは散歩道。景色を眺めながらのんびり歩ける。
一杯森への道に入ったら下り。雪が緩んできてさらに滑る。
ここからは標高差50m前後のピークを登ったり下りたりで再び一杯森。
さらに下って鞍部から標高差200mの急登。
雪で滑りながら、一歩一歩進む。
急登を上り切って振り返ると、八森山や今まで歩いてきた道が見えるのが感慨深い。
そして再び頂上。

■杢蔵山〜杢蔵山荘
稜線からの下りは急だけどロープがあるので助かった。
登りは暗かったので気がつかなかった。
荷物を詰め直し、掃除し、ノートに書き込みをして山小屋を後にする。
本当に名残惜しい。

■杢蔵山荘〜三角山
もう、遊歩道です。のんびり気持ちよく散歩するだけ。

■三角山〜登山口
林道歩き。これがやたらと長く感じる。
実際、登山道より長い。
大森山の場所を知りたかった。
場所は分かったけど、稜線がつながっていると言えるのかな？
一応、神室連峰の南端ということなんだけど。
登山道はやはりないようだ。
林道歩きでなぜか腰が痛くなった。


■山形の3人組へ
楽しい夜をありがとうございました。
マットと毛布、片付けてくれたんですね。
ありがとうございます。
またどこかで会いましょう！