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Yamareco

記録ID: 5033885
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

【奥多摩最深部】酉谷山とウトウの頭【ビバーク覚悟】 〜東日原から周回〜

2022年12月28日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:51
距離
21.8km
登り
1,719m
下り
1,715m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:09
休憩
1:33
合計
10:42
6:53
2
6:56
7:01
98
8:39
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33
9:12
9:23
27
9:50
9:57
13
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10:11
9
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10:21
6
10:27
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3
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23
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15
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14:39
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15:06
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26
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17:19
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4
17:23
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9
17:39
17:40
2
17:42
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東日原町営駐車場 500円(1日)
・白線で区画されたスペースが約20台分あります
・料金はポストに投函
・1分ほど歩いた東日原バス停のトイレが利用可能です(24時間)
・携帯(docomo、au)は問題なく繋がります
コース状況/
危険箇所等
※積雪箇所もありますが、チェーンスパイクは結局使いませんでした

<ヨコスズ尾根(東日原〜天目山)>
・危険箇所、凍結箇所はありません
・一杯水避難小屋から天目山はやや道が不明瞭です

<長沢背稜(天目山〜酉谷山〜タワ尾根分岐)>
・主脈縦走路を歩く分には、危険箇所、不明瞭箇所はありません
・縦走路から外れた七跳山、滝谷の峰は道がかなり不明瞭です
・酉谷山、滝谷の峰の山頂手前は積雪がありますが、アイゼン等はなくても歩けます

<タワ尾根(タワ尾根分岐〜一石山神社)>
・破線ルートです。一般登山道ではないので、自己責任で
・全体的にコースが不明瞭です。小まめに方向の確認を
・「大京谷ノ頭」から「ウトウの頭」の間が最も道迷いしやすい区間で、注意が必要です
・コースを外さなければ、それ程技術的に難しい箇所はありません。コースを外さなければ…
・「大京谷ノクビレ」の岩場は南側に巻きます。過去に死亡事故も発生しているので、強引に突破するのは危険
その他周辺情報 下山が遅くなったので、温泉には寄らずに帰宅
(この日の「もえぎの湯」の受付は18時まで)
東日原町営駐車場からスタート。他に車は1台もありません。
2022年12月28日 06:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 6:49
東日原町営駐車場からスタート。他に車は1台もありません。
駐車料金(500円)はここに投函。以前は無料でしたが、いつからか有料になりました。
2022年12月28日 06:50撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 6:50
駐車料金(500円)はここに投函。以前は無料でしたが、いつからか有料になりました。
(以前は使えた)トイレは今では利用不可。ただし、1分ほど歩いた東日原バス停のトイレが利用できます。
2022年12月28日 06:50撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 6:50
(以前は使えた)トイレは今では利用不可。ただし、1分ほど歩いた東日原バス停のトイレが利用できます。
こちらが東日原バス停のトイレ。割とキレイです。
2022年12月28日 06:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 6:56
こちらが東日原バス停のトイレ。割とキレイです。
朝から絶好の天気。気温は氷点下で風は冷たいですが、天気が穏やかで歩きやすそう。
2022年12月28日 06:55撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 6:55
朝から絶好の天気。気温は氷点下で風は冷たいですが、天気が穏やかで歩きやすそう。
ヨコスズ尾根の登山口がこちら。奥多摩最深部の酉谷山までコースタイムは7時間超です。
2022年12月28日 06:55撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 6:55
ヨコスズ尾根の登山口がこちら。奥多摩最深部の酉谷山までコースタイムは7時間超です。
2時間ちょいで一杯水避難小屋に到着。この建物が「キン肉ハウス」に見えるとか、見えないとか…?
2022年12月28日 09:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 9:12
2時間ちょいで一杯水避難小屋に到着。この建物が「キン肉ハウス」に見えるとか、見えないとか…?
左側の扉が小屋の入口で、右側がトイレです。
2022年12月28日 09:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 9:13
左側の扉が小屋の入口で、右側がトイレです。
中は簡素ですが、広々としています。2005年頃に山賊(宿泊者を狙った連続強盗)が住み着いていましたが、今では静けさを取り戻しています。
2022年12月28日 09:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 9:13
中は簡素ですが、広々としています。2005年頃に山賊(宿泊者を狙った連続強盗)が住み着いていましたが、今では静けさを取り戻しています。
備品は銀マットくらいしかありません。昔は薪ストーブや毛布などがありましたが、例の影響なのか、今はシンプルなものです。
2022年12月28日 09:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 9:13
備品は銀マットくらいしかありません。昔は薪ストーブや毛布などがありましたが、例の影響なのか、今はシンプルなものです。
トイレが外向きなので、小屋の中が臭わないのは良いですね。水場は蕎麦粒山方面に少し行ったところにありますが、「一杯の水を汲むのも大変」と言われるくらい出が悪いので、この時期は枯れていると思います。
2022年12月28日 09:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 9:14
トイレが外向きなので、小屋の中が臭わないのは良いですね。水場は蕎麦粒山方面に少し行ったところにありますが、「一杯の水を汲むのも大変」と言われるくらい出が悪いので、この時期は枯れていると思います。
小屋から30分ほどで天目山(1576m)に到着。武田勝頼が最後を迎えた「天目山」とは別の山です。
2022年12月28日 09:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 9:49
小屋から30分ほどで天目山(1576m)に到着。武田勝頼が最後を迎えた「天目山」とは別の山です。
この山に登ると30分くらいの寄り道になりますが、天目山はこの日の周回コースで随一の眺望を誇ります。
2022年12月28日 09:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 9:49
この山に登ると30分くらいの寄り道になりますが、天目山はこの日の周回コースで随一の眺望を誇ります。
画像だと分かりにくいですが、雲取山の山頂付近は雪で白くなっています。
2022年12月28日 09:51撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 9:51
画像だと分かりにくいですが、雲取山の山頂付近は雪で白くなっています。
拡大していますが、富士山は一際存在感があります。
2022年12月28日 09:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 9:49
拡大していますが、富士山は一際存在感があります。
こちらは三頭山や御前山の方面。この山の眺望が良いのは、20年以上前に「ある人」が山頂の木を伐採したことが理由です。その人は「良いことをした」つもりが、自然公園法違反で罰金刑になったとか…。
2022年12月28日 09:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 9:49
こちらは三頭山や御前山の方面。この山の眺望が良いのは、20年以上前に「ある人」が山頂の木を伐採したことが理由です。その人は「良いことをした」つもりが、自然公園法違反で罰金刑になったとか…。
長沢背稜は平坦で歩きやすい道ですが、七跳山に寄るために尾根道を行きます。こちらは踏み跡が余りありません。
2022年12月28日 10:52撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 10:52
長沢背稜は平坦で歩きやすい道ですが、七跳山に寄るために尾根道を行きます。こちらは踏み跡が余りありません。
七跳山(1651m)に到着しました。スタートから4時間以上経過しましたが、ここまで誰とも会っていません。
2022年12月28日 11:00撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 11:00
七跳山(1651m)に到着しました。スタートから4時間以上経過しましたが、ここまで誰とも会っていません。
縦走路の方はほぼ無雪ですが、尾根道は雪がちらほらあります。
2022年12月28日 11:23撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 11:23
縦走路の方はほぼ無雪ですが、尾根道は雪がちらほらあります。
酉谷山山頂への分岐に到着しました。ここまで既に5時間かかっています…。
2022年12月28日 11:55撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 11:55
酉谷山山頂への分岐に到着しました。ここまで既に5時間かかっています…。
この分岐の下の方に酉谷山避難小屋がありますが、時間がないので寄らずにパスします。
2022年12月28日 11:56撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 11:56
この分岐の下の方に酉谷山避難小屋がありますが、時間がないので寄らずにパスします。
酉谷山の山頂手前はそこそこ雪がありますが、チェーンスパイクがなくても歩けます。ここで、この日唯一の登山者とすれ違いました。
2022年12月28日 12:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 12:04
酉谷山の山頂手前はそこそこ雪がありますが、チェーンスパイクがなくても歩けます。ここで、この日唯一の登山者とすれ違いました。
奥多摩最深部の酉谷山(1718.3m)に到着。スタートから5時間20分かかりました…。
2022年12月28日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 12:14
奥多摩最深部の酉谷山(1718.3m)に到着。スタートから5時間20分かかりました…。
苦労した割に酉谷山の山頂は狭く、眺望も今一つです…。
2022年12月28日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 12:14
苦労した割に酉谷山の山頂は狭く、眺望も今一つです…。
予定より30分遅れていますが、脚力に余裕がなくなったので、ゆっくり昼食を摂って回復に努めます。
2022年12月28日 12:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 12:14
予定より30分遅れていますが、脚力に余裕がなくなったので、ゆっくり昼食を摂って回復に努めます。
昼食後、滝谷の峰に行くか迷いましたが、来る機会の少ないエリアなので、寄ってみることにします。
2022年12月28日 13:38撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 13:38
昼食後、滝谷の峰に行くか迷いましたが、来る機会の少ないエリアなので、寄ってみることにします。
ほぼ踏み跡はありません。コース取りが悪かったのか、山頂手前はかなりの急登で苦労しました。
2022年12月28日 13:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 13:57
ほぼ踏み跡はありません。コース取りが悪かったのか、山頂手前はかなりの急登で苦労しました。
滝谷の峰(1710m)の山頂に到着。以前は山頂が分からず断念しましたが、今回は無事に辿り着きました。
2022年12月28日 14:07撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 14:07
滝谷の峰(1710m)の山頂に到着。以前は山頂が分からず断念しましたが、今回は無事に辿り着きました。
タワ尾根の分岐に到着。滝谷の峰で時間をロスしたので、予想以上に遅い到着になりました。
2022年12月28日 14:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 14:17
タワ尾根の分岐に到着。滝谷の峰で時間をロスしたので、予想以上に遅い到着になりました。
タワ尾根で遅れを取り戻せれば良いのですが、日没前の下山に黄色信号です。
2022年12月28日 14:17撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 14:17
タワ尾根で遅れを取り戻せれば良いのですが、日没前の下山に黄色信号です。
木材運搬用のモノレール。登山道を占拠しているので歩きにくい…。
2022年12月28日 14:25撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 14:25
木材運搬用のモノレール。登山道を占拠しているので歩きにくい…。
大京谷ノ頭でモノレールとはお別れ。ようやく歩きやすくなると喜んだのですが、この先が悪路でした…。
2022年12月28日 14:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 14:40
大京谷ノ頭でモノレールとはお別れ。ようやく歩きやすくなると喜んだのですが、この先が悪路でした…。
「大京谷のクビレ」でルートが分からずウロウロして、ウトウの頭(1589.7m)に到着したのは15時20分。日没まで後1時間20分弱です…。
2022年12月28日 15:20撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 15:20
「大京谷のクビレ」でルートが分からずウロウロして、ウトウの頭(1589.7m)に到着したのは15時20分。日没まで後1時間20分弱です…。
ビバークを覚悟しましたが、ウトウの頭を過ぎたら(道は不明瞭だけど)歩きやすくなりました。
2022年12月28日 16:01撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 16:01
ビバークを覚悟しましたが、ウトウの頭を過ぎたら(道は不明瞭だけど)歩きやすくなりました。
標識は見当たらなかったですが、人形山に到着。ペースが上げられるようになったので、頑張って下山を目指します。
2022年12月28日 16:16撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 16:16
標識は見当たらなかったですが、人形山に到着。ペースが上げられるようになったので、頑張って下山を目指します。
16時30分になりました。東京の日没時間まで10分弱ですが、意外とまだ明るいのがありがたい。
しかし、メロスのような気分になってきました。(走ってないけど)
2022年12月28日 16:31撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 16:31
16時30分になりました。東京の日没時間まで10分弱ですが、意外とまだ明るいのがありがたい。
しかし、メロスのような気分になってきました。(走ってないけど)
17時10分、一石山神社に何とか到着。最後の20分はヘッデン点けて下山しました。
2022年12月28日 17:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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12/28 17:10
17時10分、一石山神社に何とか到着。最後の20分はヘッデン点けて下山しました。
一石山神社から先は舗装路なので、クールダウンしながら30分ほど歩きます。
2022年12月28日 17:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
12/28 17:11
一石山神社から先は舗装路なので、クールダウンしながら30分ほど歩きます。
スタートから11時間近くかかって、駐車場に戻ってきました。余裕のない計画をしてしまったことは反省ですが、無事に下山できて良かったです。
2022年12月28日 17:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
12/28 17:42
スタートから11時間近くかかって、駐車場に戻ってきました。余裕のない計画をしてしまったことは反省ですが、無事に下山できて良かったです。

感想

奥多摩最深部の酉谷山。片道5時間超のロングコースだけに気軽に登れる山ではないですが、10年近く行っていないので、久々に計画しました。同時に、バリエーションルートですが「ウトウの頭」を通るタワ尾根を歩いたことがなかったので、併せて計画してみました。
とは言え、この周回コースの全長は20kmを越え、標高差は1700m以上。おまけにタワ尾根は未踏のバリルート。冬至を過ぎたばかりのタイミングで行くには厳しい条件です。一応ビバークの用意はしましたが、できれば日没前に下山したいところです。

本来ならタワ尾根を登りで使うべきですが、一石山神社からのアプローチが分かりにくいという情報もあり、出だしで躓きたくないので、ヨコスズ尾根からスタートしました。
途中までは良いペースで歩けているつもりでしたが、天目山と七跳山に寄ったことで時間と脚力を消耗し、酉谷山(1718m)に到着した時は予定より30分遅れていました。
昼食は行動食で済ませてサッと出発したいところですが、予想以上に脚力を消耗していました。まだまだ先は長いので、ゆっくり昼食を摂って回復を図りました。

休憩後、体力が回復したので、滝谷の峰(1710m)のピークを踏みに行きました。以前は山頂が分からず、やや心残りだった山です。今回は何とか山頂に辿り着けましたが、落ち葉と雪で踏み跡がほぼ消えており、予想以上に時間をロスしました。その為、タワ尾根分岐に到着した時には、遅れ幅は1時間に拡大していました。

ここからペースを上げなければならないところですが、バリエーションルートだけにそうも行かず、とにかく道が不明瞭で苦労しました。落ち葉がフカフカで踏み跡が隠されているので、時期も悪かったかもしれません。目印テープは時々ありますが、あまりアテになりません。
特に「大京谷ノクビレ」では大岩の越え方が分からず、踏み跡も広範囲に広がっていてウロウロしました。(よく探すと大岩の南側にルートがあります)
自分の感覚では、岩を乗り越えるのはかなり危険で、方向を合わせて巻き気味に突破しようにも傾斜が急で困難です。2016年には死亡事故(滑落死)もあった場所なので、正しいルート以外を通るのは止めた方が良いと思います。

「大京谷ノクビレ」を通過した後も、ウトウの頭(1588m)までの区間は、傾斜が急で道もかなり不明瞭だったのでペースが上がらず、遅れは更に拡大しました。こんなペースでは、とても日没に間に合わないので、ビバークを覚悟しました。
しかし、ウトウの頭を過ぎたら、尾根が広がって傾斜が緩やかになり、一気に歩きやすくなりました。ビバークはしたくないので、脚が攣りそうになりながらペースを上げ、最後はヘッデン点けて何とか下山しました。
ツェルトなどビバークの用意があったとはいえ、シュラフやテントマットは無いので、快適とは程遠い状態です。こんな寒い時期に山中で一晩を過ごさずに済んで本当に良かったです。

なお、ウトウの頭には、善知鳥(ウトウ)が描かれた陶器と木製の山頂標識があり、一見の価値があります。
以前は、この辺りにこんな派手な鳥が生息しているのかと思ってましたが、善知鳥(ウトウ)は海鳥で、山奥にいる鳥ではありません。そもそも北海道や東北の太平洋側で見られる鳥なので、関東は生息域ですらありません。なぜこの山がウトウの頭と呼ばれているかは、諸説ありますが、個人的には、あまりしっくりくる説はありませんでした。

今回は、余裕のない計画の上に未踏峰を踏みに行くなど欲張ってしまったので、ギリギリの山行になってしまいましたが、やはりタワ尾根を甘く見ていたのが原因です。
10年ほど前には、このタワ尾根がトレランのコースだったこともあり、バリルートとは言っても、大したことないだろうという先入観がありました。実際、道迷いがなければ、注意を要する区間は長くないですが、気が焦って強引に突破しようとすると危険です。やはり未踏ルートを歩く時は、時間と安全に余裕を持った計画を立てることが大事だと改めて思いました。

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