甲斐駒ヶ岳(北沢峠からピストン〜〜3週連続北沢峠にて3度目の正直〜〜)
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 1,128m
- 下り
- 1,125m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
仙流荘から登山口である北沢峠までは、マイカー規制区間。バスを利用。 駐車場:戸台口仙流荘に登山者駐車場あり(約350台)。 林道バス:伊那市観光協会HPを参照。 http://inashi-kankoukyoukai.jp/cms2/archives/23087 ※林道バスは繁忙期には定時運行以外にも利用者がたまり次第、 臨時で臨機応変に運行している。(平成26年8月現在) |
コース状況/ 危険箇所等 |
☆登山ポスト:戸台口林道バス営業所にあり ☆トイレ:林道バス営業所付近、北沢峠、各山小屋にあり。 ☆コース状況、留意点 全体を通してバラエティに富んだルートで、飽きない。 頂上直下は巻道ルートのほうが初心者向き。今回は巻道コース。 ○北沢峠〜仙水小屋 ・北沢沿いに進むため、何度か丸太の橋で沢を渡る。 ・途中ロープのついた岩場を登るが、さほど危険ではない。 ・樹林帯で同じ風景が続くため、赤テープを確認しながらいく。 ・傾斜はさほど急ではない。 ○仙水小屋〜仙水峠 ・しばらく同じような樹林帯が続くが、沢からは離れる。 ・2200mを超えるあたりで樹林が一端切れ、露岩帯となる。 ・傾斜はさほど変わらず、振り返れば千丈ヶ岳が見える。 ○仙水峠〜駒津峰 ・今までの道とは一転、樹林帯の急登となる。 ・道はしっかりしているので、あせらず登る。 ・危険な箇所はとくにない。 ・3分の2ほど登ったところで、樹林帯を抜けてハイマツ帯になる。 ・ハイマツ帯になれば、森林限界となるので悪天候時注意。 ○駒津峰(6合目)〜甲斐駒ヶ岳頂上 ・六方石(8合目)までは、アップダウンが続く。 ・大きな岩が多いので多少歩幅が大股にならざるを得ない。 ・六方石を過ぎて少し登ると直登コースと巻道コースの分岐で、 直登コースのほうが岩稜帯が続き難度が高い。 ・巻道コースへ入り、しばらく行くと白い砂礫の斜面となる。 ・ここより滑りやすい砂礫が続き、悪天候時迷いやすい。 ・コース上に目印の赤い鉄板が設置されているので、 それをたどりながら進む。 ・摩利支天の分岐を過ぎると、最後の急登。 ○甲斐駒ヶ岳頂上〜駒津峰(6合目) ・来た道を戻る。 ・砂礫の下りはスリップしやすいので、慎重に下る。 ・ここにきての駒津峰への登り返しは多少きついかも。 ○駒津峰(6合目)〜双子山(4合目) ・駒津峰からの下りは、眺めのよい気持ちのいい下り。 ・晴れていれば正面に仙丈ヶ岳が迫っている。 ・傾斜はそこそこあるので、慎重に。 ・危険箇所もなく、駒津峰と双子山の鞍部を過ぎる。 ・双子山へ少し登り返すが、それほどではない。 ○双子山(4合目)〜北沢峠 ・ここから本格的な樹林帯、下りにとりつく。 ・斜面は急であるが、九十九折れの道なので歩きやすい。 ・単調な九十九折れの道が北沢峠まで続く。 |
その他周辺情報 | 戸台口の仙流荘では日帰り入浴可。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
ゴミ袋
メモ帳
エマージェンシーシート
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感想
まさか、3週連続で北沢峠に来ることになろうとは・・・。
というわけで、今回は先週登った仙丈ヶ岳から峠をはさんで反対側、甲斐駒ヶ岳へアタックしました。深田久弥が日本一のピラミッドと評した甲斐駒、南アルプスでは特異な存在としてそのピラミダルな山体が特徴です。天気はというと上々の予報。期待が膨らみました。
戸台口に到着すると、久しぶりに見る青空が。今日はよさげでした。もう慣れたもの、南アルプス林道バスに乗り込みます。道中、鋸岳も仙丈ヶ岳も甲斐駒ケ岳も全部見えるし。来てよかった・・・。
意気揚々と、北沢峠から登り始めます。仙水峠からはなかなかの急坂。しかし、いつも通り登りはコースタイムより大幅に速いペースで駒津峰に到着。甲斐駒がその美しい山体を現しました。甲斐駒頂上直下の砂礫帯は、どちらかというと楽に登ることができました。自分、岩稜よりこちらのほうが好きです。花崗岩と砂礫というだけあって、燕岳に似ていましたね。
そんなこんなで頂上。もう、最高の景色でした。360度の大パノラマ。富士山から始まり、北岳、間ノ岳、仙丈ヶ岳、鳳凰三山などの南アルプスの山々が山深くそびえ、中央アルプス、御嶽山、北アルプス、八ヶ岳連峰と中部地方の山々を一望することができました。空の雲のかかり方も、夕方にかけて天気が下り坂ということがあって、巻雲がきれいにできていました。雲がイイ感じにかかる空、大好きです。
まったりして下山。駒津峰を発つころにはだいぶガスが出てきました。しかし、あとは北沢峠までの下りだけ。先週と同じ午後2時には下山することができました。
総括として、甲斐駒ヶ岳は最高でした。今まで登った山の中で5本の指に入ります。多少、天気が良かったという補正もあるかと思いますが・・・。それでも、展望、山体の美しさなど素晴らしいです。特に甲斐駒ケ岳はコースが面白かった。沢沿い、ガレ場、樹林帯の急坂、ハイマツの登り、砂礫帯、稜線、九十九折れと非常にバラエティに富んだコースでした。難度的にもそれほど高いものではなく、仙丈ヶ岳と比べたら、幾分ランクが上かなと思えるくらいでした。今年の南アルプス、3度目の正直ということで、ようやく満足のできる山行ができたことと、素晴らしい山に出会えたことに感無量の1日となりました。
☆個人的山評価
・眺望、雰囲気の素晴らしさ:☆☆☆☆☆
・山体の美しさ、カッコよさ:☆☆☆☆
・登山道中、コースの面白さ:☆☆☆☆☆
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