記録ID: 5080595
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アルパインクライミング
中央アルプス
冬季 麦草岳〜木曽前岳縦走ピストン
2023年01月08日(日) 〜
2023年01月09日(月)


体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 17:06
- 距離
- 26.2km
- 登り
- 2,861m
- 下り
- 2,857m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:12
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 5:15
距離 11.6km
登り 1,901m
下り 556m
15:06
2日目
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 9:29
距離 14.6km
登り 964m
下り 2,313m
15:48
ゴール地点
天候 | 概ね快晴だが1/9の12時から急速に天候悪化 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
このルートの通行はひたすら悪さとの戦いになる 快適な雪稜歩行やミックス登攀の要素はほとんどないので、藪山とかの類の理不尽さをわざわざ好んで楽しみに行く場所という印象である 福島Bルート側から冬季に木曽駒ヶ岳へ向かうための合理的なラインと考えてはいけない <麦草岳直下> かなり急な雪壁、西穂独標直下の核心部が30mくらい続く感覚で下りは中々に怖い ミックス帯を下まで繋げていくことはできないので雪質への信頼が必要 <麦草岳〜牙岩> いくつかの岩峰を巻く だいたい岩峰が崩壊地側にせり出しているので玉乃窪側を巻くことが多いが急傾斜のトラバースなので雪崩注意なコンディションだと通れる気がしない 支点になる藪は多いのでロープがあれば安心できそう 崩壊地側を巻くときは浮石に最大限注意が必要、大きな石でも容赦なく動く <牙岩> 麦草岳側からの登りはハシゴを掘り出して使用 不安定な感じはしなかったが固定は信用ならないので後ろに体重をかけるのは厳禁 ハシゴがなければほぼ垂壁を藪を掴みながら登っていくことになりノーロープでは無理 なお崩壊地側、玉乃窪側いずれもまともに巻けるルートはない、理不尽な地形である ある程度登りきったら玉乃窪側を巻いて牙岩裏側のルンゼ状を下降した <牙岩〜木曽前岳> 雪壁、ミックス、藪を掴んでの登りが入れ代わり立ち代わり 個々の要素が特別難しいわけではないがルートファインディングはそれなりに悩んだ <木曽前岳〜麦草岳(復路)> 牙岩〜麦草岳の巻き道で、一箇所復路で急な雪壁の登り返しに難儀して焦った 麦草岳への登り返しは全行程通してアイゼン・アックスが一番バチ効きしたので快適な登り(天候が悪化してきたので素直には楽しめなかったが) <麦草岳〜七合目避難小屋> ガスってると尾根に入るまでにルートを見失いやすい |
写真
感想
冬季の木曽駒ケ岳に福島Bコース側からの登頂を計画。
初日は避難小屋泊ということで装備をかなり軽量化し、モンベル#3シュラフでの泊まりを試してみた。
避難小屋内は明るいうちからかなり冷え、これはまずいか?不安になったが、重ね着とカイロをフル活用したら意外と凍えて全く眠れないというほどではなかった。
(避難小屋でご一緒した方にカイロを分けて頂きました。ありがとうございました。)
夏シュラフは冬用と比べて肩口周りに重点的に保温する設計になっていないので、そのあたりの対策が今後の課題と思った。
麦草岳〜木曽前岳間は崩壊により登山道が消滅した危険地帯だが、積雪期ならまだまともに歩けるのではないかと思っていた。
しかし実際には悪場の連続で体力・精神ともにかなり消耗し、時間もかかってしまったため木曽駒ヶ岳までは辿り着けなかった。
登山というよりアルパインな雰囲気で、それなりに充実はしたがリピートしたいルートでは無い。
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こんにちは、
避難小屋で同宿でした。
どこまで行かれたかなっ?と気になっていたのでレコを見つけれてとても良かったです。
翌朝の麦草岳の山頂付近から、細尾根の雪面をトラバースしているarles4gさんの雄姿が見えていました。大声で叫んで手を振ってみたけど。。。荷物を小屋にデポされて出掛けられたので、木曽駒までは行けないかなっとは思っていましたが、木曽前岳まで到達されたのは素晴らしいです。
私どもがちょうど下山するころ、稜線にかなりの雲が巻いていたので。。。どのあたりにいるかなっ?と。。。とにかくお疲れ様でした。さすが!素晴らしい。
こんにちは、避難小屋では大変ご馳走になりました。
コメントありがとうございます、ご心配おかけいたしました。
木曽駒まで辿り着けなかったのは残念でしたが、木曽駒から千畳敷に抜けて後日デポ回収という手もあったので実質登頂できたも同然と自分を納得させています(汗)
またどこかの山でお会いしましょう!
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