また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 509419
全員に公開
ハイキング
剱・立山

馬場島から剱岳 早月尾根で日帰り往復 標高差2239mはキツかった…

2014年09月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
14.5km
登り
2,337m
下り
2,317m

コースタイム

駐車場3:40→登山口3:50→標高1000m 4:20→標高1200m 5:00→標高1400m 5:25→標高1600m 6:15→「1920.7」三角点6:35→標高2000m 7:00→7:35早月小屋7:50→標高2400m 8:20→標高2600m 8:55→標高2800m 9:50→10:45山頂11:10→13:15早月小屋13:30→登山口16:15→駐車場16:25
【全体時間:12時間45分 歩行時間:11時間50分】
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東京都杉並区→練馬IC→関越道→藤岡JCT→上信越道→更埴JCT→上越JCT→北陸道→滑川IC→県道333号線など→林道伊折千石線→駐車場(馬場島荘手前)

※北陸道・滑川IC直前の「有磯海(ありそうみ)SA上り線」に午後11時30分頃に立ち寄りましたが、フードコート、売店、ガソリンスタンドが営業中でした。多くの土産物を置いているので、帰りに「下り線」で買って帰りました。
 ●有磯海(ありそうみ)SA上り線
  http://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=66
 ●有磯海(ありそうみ)SA下り線
  http://sapa.c-nexco.co.jp/sapa?sapainfoid=67

※滑川ICから馬場島に向かいましたが、IC前にはラブホテルが1軒建っているだけで、コンビニ、ファストフード、飲食店などが一切ありません。仮眠のための寝酒(寝ビール)が欲しかったのですが、馬場島までの間、道路でカモシカ、ウサギ、イノシシは見かけたものの肝心のコンビニは無く、結果、今年初めての休肝日となってしまいました。隣の立山ICを経由すると違ったかもしれません。
コース状況/
危険箇所等
【林道伊折千石線】
 よくある山間部のクネクネした急坂は無く、早月川沿いに馬場島まで緩やかに上っていきます。全線舗装されていて、水力発電所脇以外は道幅も広く危険なく走行できます。

【馬場島(ばんばじま)】
 林道の突き当たりにある馬場島荘は宿泊・キャンプ施設ですが、剱岳登山の出発拠点となっており、登山者向けに駐車場が無料開放されていて、レストランでの食事や日帰り入浴もできます。
 「公共駐車場」の表示がある建物前の駐車スペースは、30台弱の駐車が可能ですが、施設手前200mほどに2箇所の駐車場が設けられているほか、キャンプ場周辺の路上等にも多数の駐車車両がありました。

【登山口〜早月小屋】
 キャンプ場の奥にヤマレコでもお馴染みの「試練と憧れ」の石碑があり、更にその奥に早月尾根登山口があります。
 登山口からすぐ、ジグザグに取り付けられた急な階段を登ります。松尾平に差し掛かると、ベンチのある「松尾奥の平」まではほぼ平坦な道になります。
 その先からは本格的な急登です。標高1200mからは200m毎に標識が設置されていて、ペース配分や休憩の目安となります。小屋までは木の根が多い土道で、下りは特に滑りやすかったです。
 所々、手も使っての登りになりますが、左手(北側)には大猫山から猫又山に続く東芦見尾根が間近に見えますし、標高1600mあたりからは背後(北西側)に遠く能登半島や日本海が姿を現わします。
 更に急登を行くと、標高1800mあたりで右手後ろ(南側)に大日岳〜奥大日岳、前方にはこれから向かう剱岳の北方稜線にある赤谷山が視界に入ってきます。「1920.7m」の三角点からは、室堂平の地獄谷の蒸気や建物(ホテル立山かな?)がよく見えます。
 その先、小さな池を左手に見ながら歩くと、露岩の上のロープ場(傾斜はさほどではありません)です。そのすぐ先には小高い展望台があり、足元には早月小屋が見えます。小屋前にはベンチがあるので、休憩に使えます。

【早月小屋〜剱岳山頂】
 小屋のキャンプ場をすり抜けて樹林帯の急登を進み、高度を上げて行くと岩場が目立つようになります。ロープが渡された狭い岩尾根を渡る箇所がありますが、右手(北側)が切れており、距離は僅かですが結構高度感があります。その先も所々でロープや鎖が現れます。
 標高2600mは尾根上にあり、いよいよ目の前に剱岳に続く岩稜が一望できるようになります。左に続く剱尾根や小窓尾根の岩峰群と遥か下まで見える深い谷は、「特別な場所に来た」と思わせてくれます。
 尾根歩きは岩場のトラバースをしながら、いよいよ「カニのハサミ」が登場。岩稜を巻く足場の狭い場所に金属製の鎖が連続して取り付けられています。足元の岩が谷側に傾斜しており、高所恐怖症の方には辛い場所(そういう人はこないだろって?)です。
 「カニのハサミ」を抜けると最後のひと登り。剱沢方面からのルートと合流し、山頂は目前です。岩がゴロゴロした場所ですので、浮石と落石に注意しながら登っていきます。

【全体的に】
 早月尾根は冬季登山ルートとして特に有名ですが、無雪期に歩くには特別な技術は必要が無く、体力勝負であると思います。「山と高原地図」によると、往復の所要時間は約15時間半。私はできれば11時間を切りたいと考えていたのですが、自分を知らないと言うか、傲慢と言うか…。結局、標高2400mあたりで疲れてしまい、予定時間を大幅にオーバーしてしまいました。社会が整えてくれた基盤があっての登山です。謙虚でなくてはいけませんね。
 水場・トイレは馬場島と早月小屋(有料)にあります。早月尾根は水場が無いことで知られており、長丁場になりますので、特に暑くて消耗の激しい日には出発前の水の確保が重要と思います。
 私のau携帯は、林道伊折千石線に入ってからというもの、山頂まで全く電波が入らず「圏外」表示のままでした。早月小屋ではスマホで通話していた方がいらっしゃったのですが、他社の利用者でしょう。
その他周辺情報 ●馬場島荘
 http://www.town.kamiichi.toyama.jp/hp/kanko_turugi/babajimasou.htm

●湯神子(ゆのみこ)温泉
 馬場島から立山ICに向かうと手前にあります。(馬場島荘でも入浴できます)
 所在地:富山県中新川郡上市町湯神子25 営業時間:13:00〜22:00 料金:大人500円 定休日:無休
 http://www.yunomiko.com/
日暮れ前の下山を確実にするため、午前3時40分に駐車場を出発しました。ヘッデンつけて星を見ながらのナイトハイク。でも、間もなく5時頃には空が白み始めました。これは標高1200m付近から撮影した猫又山方面です。
2014年09月14日 05:14撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
5
9/14 5:14
日暮れ前の下山を確実にするため、午前3時40分に駐車場を出発しました。ヘッデンつけて星を見ながらのナイトハイク。でも、間もなく5時頃には空が白み始めました。これは標高1200m付近から撮影した猫又山方面です。
いつもボケボケ写真ばかりでお見苦しくてすみません。登山道はご覧のとおり木の根がびっしり。下りではとても滑ります。
2014年09月14日 05:25撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 5:25
いつもボケボケ写真ばかりでお見苦しくてすみません。登山道はご覧のとおり木の根がびっしり。下りではとても滑ります。
標高1400mの標識です。
2014年09月14日 05:38撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 5:38
標高1400mの標識です。
このあたりからは、振り返ると富山方面が見えます。遠くは能登半島と日本海です。
2014年09月14日 05:49撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
9
9/14 5:49
このあたりからは、振り返ると富山方面が見えます。遠くは能登半島と日本海です。
手前には馬場島。谷がだいぶ下に見えるようになってきました。
2014年09月14日 05:50撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 5:50
手前には馬場島。谷がだいぶ下に見えるようになってきました。
標高1600。急登が続いています。
2014年09月14日 05:52撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 5:52
標高1600。急登が続いています。
昨夜は遅くまで雨がポツポツ降っていましたが、今日の天気は良さそうです。付近の山もくっきり見えます。
2014年09月14日 05:52撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 5:52
昨夜は遅くまで雨がポツポツ降っていましたが、今日の天気は良さそうです。付近の山もくっきり見えます。
樹林帯の土道を登っていきます。まだ眺望は今一つです。
2014年09月14日 05:52撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 5:52
樹林帯の土道を登っていきます。まだ眺望は今一つです。
とは言え、所々で左手(北側)に大猫山から猫又山に続く東芦見尾根が良く見えます。歩き初めのうちは、この景色が「御馳走」です。
2014年09月14日 05:55撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
5
9/14 5:55
とは言え、所々で左手(北側)に大猫山から猫又山に続く東芦見尾根が良く見えます。歩き初めのうちは、この景色が「御馳走」です。
整備された道。
2014年09月14日 05:59撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 5:59
整備された道。
背の高い木から徐々に灌木に変わってきます。
2014年09月14日 06:03撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 6:03
背の高い木から徐々に灌木に変わってきます。
私の写真では分かりづらいと思いますが、右手後方には大日小屋の姿を確認できます。大日岳から奥大日岳までがよく見えるようになりました。
2014年09月14日 06:33撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
8
9/14 6:33
私の写真では分かりづらいと思いますが、右手後方には大日小屋の姿を確認できます。大日岳から奥大日岳までがよく見えるようになりました。
背後の富山方面。一段と良い景色になってきました。
2014年09月14日 06:39撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
9
9/14 6:39
背後の富山方面。一段と良い景色になってきました。
前方には、剱岳山頂から続く北方稜線の岩峰がそそり立っています。あれよりもっと高い場所を目指して行きます。
2014年09月14日 06:40撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 6:40
前方には、剱岳山頂から続く北方稜線の岩峰がそそり立っています。あれよりもっと高い場所を目指して行きます。
午前中は剱岳方面が逆光になります。
2014年09月14日 06:41撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
5
9/14 6:41
午前中は剱岳方面が逆光になります。
広場です。登りにずっと同じペースで歩かれていた関西方面からの3人グループが写っています。
2014年09月14日 06:56撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 6:56
広場です。登りにずっと同じペースで歩かれていた関西方面からの3人グループが写っています。
「標高2000m 早月小屋まであと1.0km」
2014年09月14日 07:03撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 7:03
「標高2000m 早月小屋まであと1.0km」
朝のうちは涼しくて、水の消費が少なくて済みます。前日の小雨で足元が湿っていますが、グチャグチャした場所はあるものの、登りでは特に問題ありませんでした。
2014年09月14日 07:10撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 7:10
朝のうちは涼しくて、水の消費が少なくて済みます。前日の小雨で足元が湿っていますが、グチャグチャした場所はあるものの、登りでは特に問題ありませんでした。
逆光。剱岳方面を見ますが、山頂は隠れてみえません。結構な急登を歩き続けてきたのに、まだまだあんなに登らなくてはなりません。
2014年09月14日 07:11撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 7:11
逆光。剱岳方面を見ますが、山頂は隠れてみえません。結構な急登を歩き続けてきたのに、まだまだあんなに登らなくてはなりません。
早月小屋が迫っているはず。左手に小さな池が現れました。
2014年09月14日 07:12撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 7:12
早月小屋が迫っているはず。左手に小さな池が現れました。
段々と岩が多くなってきます。
2014年09月14日 07:13撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 7:13
段々と岩が多くなってきます。
何度も見る猫又山。あそこから剱岳を眺めるのも気分いいでしょうねぇ。
2014年09月14日 07:23撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 7:23
何度も見る猫又山。あそこから剱岳を眺めるのも気分いいでしょうねぇ。
露岩帯に差し掛かりました。
2014年09月14日 07:29撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 7:29
露岩帯に差し掛かりました。
大きな一枚の岩が寝ています。この上を歩きますが、ロープに掴まらなくても歩けました。
2014年09月14日 07:30撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7
9/14 7:30
大きな一枚の岩が寝ています。この上を歩きますが、ロープに掴まらなくても歩けました。
そのすぐ上部に小高い展望台があり、すぐ下には早月小屋が見えました。ようやく到着。
2014年09月14日 07:37撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 7:37
そのすぐ上部に小高い展望台があり、すぐ下には早月小屋が見えました。ようやく到着。
皆さん、ここで写真撮影をしています。能登半島の先端の方まで見えます。ここからは360度の景色を楽しむことができます。
2014年09月14日 07:37撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
10
9/14 7:37
皆さん、ここで写真撮影をしています。能登半島の先端の方まで見えます。ここからは360度の景色を楽しむことができます。
早月小屋の全景です。塗装工事をするのでしょうか、足場が組まれています。
2014年09月14日 07:41撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
5
9/14 7:41
早月小屋の全景です。塗装工事をするのでしょうか、足場が組まれています。
小屋のおじさんに「コーヒーはありますか」と尋ねたら、「そこの保冷庫に入っているもの位しかないよ」とのこと。
2014年09月14日 07:42撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 7:42
小屋のおじさんに「コーヒーはありますか」と尋ねたら、「そこの保冷庫に入っているもの位しかないよ」とのこと。
錫杖ペンダントを販売していました。
2014年09月14日 07:42撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
5
9/14 7:42
錫杖ペンダントを販売していました。
小屋脇のベンチに腰掛けて、行動食をいただきます。
2014年09月14日 07:47撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 7:47
小屋脇のベンチに腰掛けて、行動食をいただきます。
「小屋で購入された缶のみ、ぺちゃんこにつぶして入れてください。」の看板。「ぺちゃんこ」がポイントですね。でも、自力での持ち帰りに協力したいものです。
2014年09月14日 07:47撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 7:47
「小屋で購入された缶のみ、ぺちゃんこにつぶして入れてください。」の看板。「ぺちゃんこ」がポイントですね。でも、自力での持ち帰りに協力したいものです。
左手はトイレ棟。小屋脇から登山道に沿って奥の方前がテント場で、この時点で30張余をお見かけしました。
2014年09月14日 07:51撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
6
9/14 7:51
左手はトイレ棟。小屋脇から登山道に沿って奥の方前がテント場で、この時点で30張余をお見かけしました。
テント場は平らで居心地は良さそうです。持ち主の皆さんは、今頃山頂にいるのでしょうか。
2014年09月14日 07:52撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
8
9/14 7:52
テント場は平らで居心地は良さそうです。持ち主の皆さんは、今頃山頂にいるのでしょうか。
早月小屋とテント群。テントがカラフルで綺麗です。
2014年09月14日 07:52撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
26
9/14 7:52
早月小屋とテント群。テントがカラフルで綺麗です。
「早月小屋 標高2200m 剱岳山頂2998mまで2.9km 馬場島760mまで5.4km」 まだまだ先は長いですね。剣岳は公式には標高2999mのようです。
2014年09月14日 07:53撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
6
9/14 7:53
「早月小屋 標高2200m 剱岳山頂2998mまで2.9km 馬場島760mまで5.4km」 まだまだ先は長いですね。剣岳は公式には標高2999mのようです。
ここからは岩が目立つようになりますので、風化でできた砂も多くなります。
2014年09月14日 08:06撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 8:06
ここからは岩が目立つようになりますので、風化でできた砂も多くなります。
ロープや鎖も所々に用意されています。
2014年09月14日 08:06撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 8:06
ロープや鎖も所々に用意されています。
ググッと登ります。
2014年09月14日 08:17撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 8:17
ググッと登ります。
北側の谷が一段と深くなってきました。沢は遥か下です。
2014年09月14日 08:20撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 8:20
北側の谷が一段と深くなってきました。沢は遥か下です。
標高2400mの標識。あと約600mの登り。私は段々疲れてきて、小休止が増えています。
2014年09月14日 08:22撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 8:22
標高2400mの標識。あと約600mの登り。私は段々疲れてきて、小休止が増えています。
室堂平がよく見えるようになりました。噴煙は地獄谷ですね。あれ?写真が斜めになっています。私のせいです、すみません。
2014年09月14日 08:32撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 8:32
室堂平がよく見えるようになりました。噴煙は地獄谷ですね。あれ?写真が斜めになっています。私のせいです、すみません。
剱岳は更にこの先右手方向に登ります。まだ着かない?
2014年09月14日 08:32撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 8:32
剱岳は更にこの先右手方向に登ります。まだ着かない?
振り返ると早月小屋が小さく見えます。ここで小屋とは暫しの別れとなります。毎回同じギャグで、しかも林家木久扇さんと被っているのですが、「小屋の屋根が見えるのって、ヤーネ」。
2014年09月14日 08:33撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
12
9/14 8:33
振り返ると早月小屋が小さく見えます。ここで小屋とは暫しの別れとなります。毎回同じギャグで、しかも林家木久扇さんと被っているのですが、「小屋の屋根が見えるのって、ヤーネ」。
三点支持で登っていきます。しかし、私でも体を引き上げて登ったり、段差の大きな場所を下るのが大変なのに、私よりチビっ子の山ガールが私を追い抜いていきます。スゴい体力と根性ですね。登山をすると「女子は強い」と実感します。
2014年09月14日 08:43撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
13
9/14 8:43
三点支持で登っていきます。しかし、私でも体を引き上げて登ったり、段差の大きな場所を下るのが大変なのに、私よりチビっ子の山ガールが私を追い抜いていきます。スゴい体力と根性ですね。登山をすると「女子は強い」と実感します。
切り立った岩稜を進みます。この写真のピークは山頂ではありません。まだずっと先です。
2014年09月14日 08:43撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 8:43
切り立った岩稜を進みます。この写真のピークは山頂ではありません。まだずっと先です。
逆光ですが、山頂方面を撮影しました。カニのハサミはこの先です。
2014年09月14日 08:59撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 8:59
逆光ですが、山頂方面を撮影しました。カニのハサミはこの先です。
標高2600mの標識です。剱岳山頂へは、残り1.6km。体が疲れて重くなってきました。
2014年09月14日 08:59撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 8:59
標高2600mの標識です。剱岳山頂へは、残り1.6km。体が疲れて重くなってきました。
北方稜線の岩稜。怪獣の背びれみたいです。
2014年09月14日 09:04撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
8
9/14 9:04
北方稜線の岩稜。怪獣の背びれみたいです。
歩いてきた方向を振り返って。あの小ピークの裏側下に早月小屋があります。海側から雲が流れてきています。
2014年09月14日 09:21撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
10
9/14 9:21
歩いてきた方向を振り返って。あの小ピークの裏側下に早月小屋があります。海側から雲が流れてきています。
北方稜線。また撮っちゃった。 (´艸`o)゜.+: ウフッ
2014年09月14日 09:23撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
6
9/14 9:23
北方稜線。また撮っちゃった。 (´艸`o)゜.+: ウフッ
さて、次はどんな場所かな?
2014年09月14日 09:27撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 9:27
さて、次はどんな場所かな?
またまた岩場を登り、岩稜を巻いていきます。
2014年09月14日 09:28撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 9:28
またまた岩場を登り、岩稜を巻いていきます。
そして長い岩場をロープを頼りに登ります。ここは崩れやすく注意が必要です。
2014年09月14日 09:39撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 9:39
そして長い岩場をロープを頼りに登ります。ここは崩れやすく注意が必要です。
写真左上の尾根に人がいるのが分かるでしょうか。あそこまで登って更に右へ進みます。
2014年09月14日 09:47撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 9:47
写真左上の尾根に人がいるのが分かるでしょうか。あそこまで登って更に右へ進みます。
いよいよ、標高2800mです。
2014年09月14日 09:54撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 9:54
いよいよ、標高2800mです。
もうあとチョッと(と思いたい)。体は疲労蓄積していますが、いよいよこれからが核心部です。
2014年09月14日 10:01撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 10:01
もうあとチョッと(と思いたい)。体は疲労蓄積していますが、いよいよこれからが核心部です。
室堂平を見下ろすようになりました。
2014年09月14日 10:05撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
8
9/14 10:05
室堂平を見下ろすようになりました。
高度感のある尾根を進んでいきます。
2014年09月14日 10:05撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 10:05
高度感のある尾根を進んでいきます。
登ってきた道を振り返ったところ。よくこんな所を歩いてきました。日本海側には雲が目立ち始めます。こうなる前に登頂したかったなぁ。(´_`。) でも、本当にいい眺め。ご褒美ですね。
2014年09月14日 10:15撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
12
9/14 10:15
登ってきた道を振り返ったところ。よくこんな所を歩いてきました。日本海側には雲が目立ち始めます。こうなる前に登頂したかったなぁ。(´_`。) でも、本当にいい眺め。ご褒美ですね。
では、カニのハサミに取り掛かりましょう。ここから鎖の連続です。足場の岩は谷側に傾斜しています。
2014年09月14日 10:21撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
11
9/14 10:21
では、カニのハサミに取り掛かりましょう。ここから鎖の連続です。足場の岩は谷側に傾斜しています。
横歩きが終わると、上へ。ペンキの指示に従ってどんどん進みます。
2014年09月14日 10:22撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7
9/14 10:22
横歩きが終わると、上へ。ペンキの指示に従ってどんどん進みます。
今度は縦に鎖場を登ります。
2014年09月14日 10:23撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
16
9/14 10:23
今度は縦に鎖場を登ります。
そしてまた横歩き。足場が狭いので注意します。
2014年09月14日 10:25撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
13
9/14 10:25
そしてまた横歩き。足場が狭いので注意します。
この岩場を登り詰めていきます。
2014年09月14日 10:26撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7
9/14 10:26
この岩場を登り詰めていきます。
続く鎖場。左上に先行する登山者が写っています。
2014年09月14日 10:29撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
6
9/14 10:29
続く鎖場。左上に先行する登山者が写っています。
左手から岩稜を巻いていきます。
2014年09月14日 10:29撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 10:29
左手から岩稜を巻いていきます。
結構な勾配がありますね。ただし、手がかり・足がかりは沢山ありますので、慎重に歩けば問題ありません。
2014年09月14日 10:31撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
7
9/14 10:31
結構な勾配がありますね。ただし、手がかり・足がかりは沢山ありますので、慎重に歩けば問題ありません。
谷を見下ろすと怖いです。なんと、私の汚い靴が写っています。失礼。
2014年09月14日 10:33撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
12
9/14 10:33
谷を見下ろすと怖いです。なんと、私の汚い靴が写っています。失礼。
やっと、残り僅かとなりました。゜.+:。クラ(@O@)クラ゜.+:。
2014年09月14日 10:39撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
6
9/14 10:39
やっと、残り僅かとなりました。゜.+:。クラ(@O@)クラ゜.+:。
道標が見えました。ついに、剱沢方面からの別山ルートとここで合流します。
2014年09月14日 10:43撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
9
9/14 10:43
道標が見えました。ついに、剱沢方面からの別山ルートとここで合流します。
あとひと頑張り。ガレガレの山頂直下。岩を落とさないよう注意します。
2014年09月14日 10:46撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
10
9/14 10:46
あとひと頑張り。ガレガレの山頂直下。岩を落とさないよう注意します。
おぉ〜っ! やっと剱岳神社の祠が目の前に登場されました。
ヾ( ̄∇ ̄=ノ バンザーイ♪ 
2014年09月14日 10:51撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
10
9/14 10:51
おぉ〜っ! やっと剱岳神社の祠が目の前に登場されました。
ヾ( ̄∇ ̄=ノ バンザーイ♪ 
手前に剱尾根を見下ろします。いや、しかし長かった…。今一つ解放感が無いのは、下りが残っているからでございます。早月小屋に泊まる方が、じっくり山を味わえて喜びが大きいかもしれませんです。
2014年09月14日 10:51撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
11
9/14 10:51
手前に剱尾根を見下ろします。いや、しかし長かった…。今一つ解放感が無いのは、下りが残っているからでございます。早月小屋に泊まる方が、じっくり山を味わえて喜びが大きいかもしれませんです。
親切な方に写真を撮っていただきました。絵面が悪いので顔出しは自粛しているのですが、折角ですのでアップさせていただきます。皆様、ご勘弁を。
2014年09月14日 10:54撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
62
9/14 10:54
親切な方に写真を撮っていただきました。絵面が悪いので顔出しは自粛しているのですが、折角ですのでアップさせていただきます。皆様、ご勘弁を。
北方稜線はかっこいい。
2014年09月14日 10:56撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
8
9/14 10:56
北方稜線はかっこいい。
日本海からは、どんどん雲が湧いてきます。
2014年09月14日 10:58撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 10:58
日本海からは、どんどん雲が湧いてきます。
この時間、南側はガスで真っ白。カニのタテバイが眼下に見えます。順番待ちの登山者が列を作っています。
2014年09月14日 11:11撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
12
9/14 11:11
この時間、南側はガスで真っ白。カニのタテバイが眼下に見えます。順番待ちの登山者が列を作っています。
ちょっとだけひいてみると、帰路(カニのヨコバイ)にも順番待ちの行列が見えます。
2014年09月14日 11:12撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
9
9/14 11:12
ちょっとだけひいてみると、帰路(カニのヨコバイ)にも順番待ちの行列が見えます。
さあ、間違えて別山ルートに入らぬよう、気をつけて早月尾根に戻ります。両ルートへの下山者が混在しているためか、道を間違えそうになって迷っている方を複数お見かけしました。
2014年09月14日 11:15撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
8
9/14 11:15
さあ、間違えて別山ルートに入らぬよう、気をつけて早月尾根に戻ります。両ルートへの下山者が混在しているためか、道を間違えそうになって迷っている方を複数お見かけしました。
カニのハサミの下りは、登りより緊張しました。しかし、慎重に行けば問題なし。馬場島まで先は長いです。
2014年09月14日 12:23撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
6
9/14 12:23
カニのハサミの下りは、登りより緊張しました。しかし、慎重に行けば問題なし。馬場島まで先は長いです。
南斜面は真っ白でしたが、北側はかろうじて晴れ間が残っています。名残惜しいのですが岩稜にお別れです。
2014年09月14日 12:23撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 12:23
南斜面は真っ白でしたが、北側はかろうじて晴れ間が残っています。名残惜しいのですが岩稜にお別れです。
一部、痩せ尾根を経由します。
2014年09月14日 12:35撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 12:35
一部、痩せ尾根を経由します。
ワープして小屋まで戻りました。新たにテントを設営している方がいらっしゃいます。この後、登山口までに多くの登山者とすれ違いましたが、皆さん、小屋泊まりなのでしょう。
2014年09月14日 13:17撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
5
9/14 13:17
ワープして小屋まで戻りました。新たにテントを設営している方がいらっしゃいます。この後、登山口までに多くの登山者とすれ違いましたが、皆さん、小屋泊まりなのでしょう。
もう一度ワープして、標高1800mを過ぎたところです。沢が見えてきてホッとします。それにしても…標高差が2000m以上あると下りが特別に長い感じがいたします。
2014年09月14日 14:48撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 14:48
もう一度ワープして、標高1800mを過ぎたところです。沢が見えてきてホッとします。それにしても…標高差が2000m以上あると下りが特別に長い感じがいたします。
更にワープして、松尾平のすぐ上です。この辺りは巨木が多くなります。
2014年09月14日 15:39撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 15:39
更にワープして、松尾平のすぐ上です。この辺りは巨木が多くなります。
4度目のワープ完了。これは松尾平を過ぎて、登山口までの下りです。往路では夜中にヘッデンつけて歩いた場所で、よく分かりませんでしたが、右:白萩川、左:立山川に挟まれた場所です。
2014年09月14日 16:11撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 16:11
4度目のワープ完了。これは松尾平を過ぎて、登山口までの下りです。往路では夜中にヘッデンつけて歩いた場所で、よく分かりませんでしたが、右:白萩川、左:立山川に挟まれた場所です。
最後の下りはジグザグの階段。そうそう、「いきなり随分と急に登るなぁ」と感じた場所です。
2014年09月14日 16:13撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 16:13
最後の下りはジグザグの階段。そうそう、「いきなり随分と急に登るなぁ」と感じた場所です。
登山口が見えてきました。
2014年09月14日 16:16撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 16:16
登山口が見えてきました。
あ〜、疲れた〜。もうそれしかありません。(´Д`;)
2014年09月14日 16:17撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
6
9/14 16:17
あ〜、疲れた〜。もうそれしかありません。(´Д`;)
登山口の標識です。
2014年09月14日 16:17撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
2
9/14 16:17
登山口の標識です。
駐車場からだと登山口の直前にある、お馴染みの石碑です。
2014年09月14日 16:18撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
5
9/14 16:18
駐車場からだと登山口の直前にある、お馴染みの石碑です。
「剱岳は岩と雪の殿堂である」と。雪のある時は、遠慮させていただきたいと存じます。
2014年09月14日 16:18撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
5
9/14 16:18
「剱岳は岩と雪の殿堂である」と。雪のある時は、遠慮させていただきたいと存じます。
石碑の前からキャンプ場を見たところ。奥に馬場島荘があります。
2014年09月14日 16:19撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
9/14 16:19
石碑の前からキャンプ場を見たところ。奥に馬場島荘があります。
キャンプ場奥は林道の突き当たりなので、遠慮なさっていない駐車車両が沢山でした。
2014年09月14日 16:19撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 16:19
キャンプ場奥は林道の突き当たりなので、遠慮なさっていない駐車車両が沢山でした。
振り返って。山には暑い雲がかかっています。右奥が剱岳への登山口、左は赤谷山・猫又山への登山口です。
2014年09月14日 16:21撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 16:21
振り返って。山には暑い雲がかかっています。右奥が剱岳への登山口、左は赤谷山・猫又山への登山口です。
馬場島荘の前にある「公共駐車場」です。30台弱が駐車可能ですが、昨夜は満杯状態でした。富山県警・山岳警備隊の緊急車両も見えます。
2014年09月14日 16:23撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
3
9/14 16:23
馬場島荘の前にある「公共駐車場」です。30台弱が駐車可能ですが、昨夜は満杯状態でした。富山県警・山岳警備隊の緊急車両も見えます。
馬場島荘から林道の先に、無料駐車場があります。
2014年09月14日 16:24撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
1
9/14 16:24
馬場島荘から林道の先に、無料駐車場があります。
駐車場は2箇所。広くて助かります。
2014年09月14日 16:26撮影 by  Canon IXY 410F, Canon
4
9/14 16:26
駐車場は2箇所。広くて助かります。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ

感想

暦の上では3連休。しかし、初日の土曜日は仕事です。残り2日の有効活用のため、日曜は日帰りの遠征登山、月曜は所用をこなすことにいたしました。
行きたい場所は、以前から気になっていた剣岳・早月尾根。私はもう「若い世代」とは言えませんが、それでも体力のあるうちにチャレンジしておきたいのです。

東京都杉並区で仕事を終えたのが、午後6時過ぎ。急いで食糧を調達し、マイカーに積み込みます。
天気予報は「3連休は晴れ」だったはずですが、いつの間にか「列島に寒気が近づいていて、前半は大気の状態が不安定・月曜日は安定した晴れ」に変わっていました。
案の定、関越道の藤岡JCTから先は激しい雷雨です。その先も、群馬→長野→新潟→富山と時々強い雨。「これはタイミングを間違えたかな」と不安になってしまいました。

北陸道に入ると、糸魚川から先は高速道路に並行する北陸新幹線の橋脚が見えてきました。更に暫く走行すると真新しい「黒部宇奈月温泉駅」の駅舎もばっちり見えます。報道では「北陸新幹線は、平成27年3月14日に開通」とのことですね。
早月尾根は富山県内の上市町内にあり、東京からだと車で5時間以上かかりますが、新幹線が開通するとアクセスも楽になることでしょう。もっとも、馬場島へのバス便が無いので、最寄の上市駅からタクシーを利用することになりますが…。

 ●北陸新幹線は2015年3月14日に開業です(富山県)
  http://www.toyama-shinkansen.jp/

午前0時30分に馬場島到着。まだパラパラと雨が降っています。でも、仮眠後の3時には満天の星空になっていました。やっぱり、思い切って出かけてみるものですね。ヘッデン装備して、気持ちも上がります。

早月尾根は「コース状況欄」にも書きましたが、無雪期に利用する場合は特別な技術が必要ではなく、純粋に体力勝負であるように思いました。
北アルプス三大急登。日本有数の標高差を誇るだけに、各地から猛者が集まったといった感があり、皆さんスピードが速いのなんの。登りで追い抜かれ、「えっ!もう山頂から下りてきたの?!」という人が何人もいらっしゃいました。

それだけのロングコース(距離はともかく、時間がかかります)だけに、日帰りされる方は駐車場を午前3時台には出発(早い人は1時台)していました。まあ、星を見ながらの登山も、また良いものですね。

天気は昼前には雲がかかり始め、私が山頂に到着した頃には南側は真っ白。立山方面が見えないのは残念ですが、それにしても特別な場所に来たという感じがあるのは、切り立った岩稜の景色と体の疲労からでしょうか。「いつかまた、この景色を眺めに来るぞ」と心に刻みます。

しかし、本当に下りは長く感じます。下山は午後4時過ぎ。なんとか明るいうちに戻ってこられました。もう疲労困憊。このルートの日帰りは今回で最後にしたいと思いました。あとは自宅でゆっくり眠ることが一番の望みです。
帰路、有磯海SAで「ます寿司」などをお土産に購入しました。ます寿司は「常温20℃以下で直射日光を避ければ、冷蔵しなくてもお持ち帰りになれます。」とあります。「トランク内はダメだけど、室内でエアコンを使用していれば問題ありません。」と。日持ちは2〜3日。自宅で美味しく食べることができました。

富山県は学生時代に鉄道旅行をして、「随分遠くまで来た」と感じた場所ですが、車で登山に来ることが出来るとは…。ただし、確かに遠かったですね。
それにしても、思い出に残る良き山行とすることができました。

私はヤマレコのプレミアム会員ではないので、今月の写真登録量はこれが限界でございます。
今月後半は、テントを担いで南アルプスにでも行こうかな。皆さまも素晴らしい登山ができますように…。(人´㉨`)♡

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:12344人

コメント

お疲れ様でした
山頂での写真を撮らせて頂いたfoozinと申します。山頂で私の写真も撮って頂いてありがとうございました。(標高2800mの写真にも心霊写真になって映り込んでますね^^)
きつい山でしたね〜今まで行った中で一番疲れました(衰えのせいかもしれませんが)・・・弾丸登山で挑戦したのですが、早月小屋ですでに疲れ果て。そこから先は苦行の連続でした。
山行記録も詳しく内容も写真充実してして素晴らしいですね〜私なんか自分の記録用にアップする程度で、すぐに面倒になっていつも薄い内容になっております。
次回の山行も拝見させて頂きます。
2014/9/17 11:05
Re: お疲れ様でした
foozinさん、お疲れ様でした。そして、写真撮影ありがとうございました。
山頂&往き帰りの早月尾根上部でご一緒でしたね。私は2400mあたりまでは順調だったのですが、そこからパッタリと足が止まってしまい、結局foozinさんについていけませんでした。道中に声をかけていただいて、とても励みになりました。ありがとうございました。

「自転車界のヤマレコ」にも記録をされているようですね。活動的で素晴らしいです。私は今のところ、登山くらいしか趣味がありません。

山行記録には過分のお言葉を頂戴して恐縮です。
初めて行く山は不安なもので、私は皆さんの山行記録を拝見して情報収集しています。ですので、御恩返しのつもりで情報提供を念頭につたない記録をとっています。
書き込みは頻繁ではありませんが、皆さんの関心が特に強いと思う百名山を中心にヤマレコに書き込んでいます。

今回は本当にキツい山行で(何度か心が折れそうになりました)、しかも遠く富山まで遠征したこともあり、思い出に残る登山になりました。foozinさんとのご縁もこうして記録に残すことができます。お世話になりました。
2014/9/17 19:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [2日]
剱岳/早月尾根ルート/馬場島起点早月小屋経由
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [日帰り]
馬場島〜三ノ窓〜剣岳〜早月尾根〜馬場島
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら