四ツ又山〜鹿 岳〔上州犯〕


- GPS
- 05:19
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,022m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 5:20
7:07 四つ又山登山口
7:36 天狗峠
7:58 四ッ又山
8:32 マメガタ峠
9:18 鹿岳(一ノ岳)
9:50 鹿岳
10:15 高原降下点
10:54 木々岩峠登山口
11:05 鹿岳登山口
11:07 南牧ハーブガーデン
11:48 オアシスなんもく
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
オアシスなんもく〜四ツ又山登山口 ほぼ車道。登山口手前に駐車スペースあり。 私有地を解放してくれているので材木が置いてあったりする。なので3台置けるかどうか。 四ツ又山登山口〜天狗峠 樹林帯の急登。途中で畑がある所だけ緩やかで上が開けた道でその後は峠まで再び急登 天狗峠〜四ツ又山 ひたすら登る、ほぼ樹林帯。 四ツ又山〜鹿岳 いくつかあるピークを越え急坂をマメガタ峠まで下る。マメガタ峠からは登り一辺倒に切り替わり、鹿岳の岩肌まで来るとトラバースしてコルまで登る。 一ノ岳の方が位置的に先に登れる。はしご有の急登。二ノ岳の方が高く、はしごも長い。同じく急登。 鹿岳〜木々岩峠登山口 他者もレコで記載していた通り、山頂から木々岩峠への道標などが無く、道中もほぼ皆無。最初は赤テープと踏み跡を追って急で滑りやすい下り、開けた場所に出るとそのまま尾根をまっすぐ行くと崖に出てしまう。崖に出る手前に右へ下っていく踏み跡があるのでそれを下りていく、その後再び滑りやすい急坂。一旦道が緩やかになると踏み跡が不明瞭に。下降点から先は赤テープなどをよく見て下山。急坂で滑りやすい土質なので滑落注意。 伐採地では登山道が木で隠されている場所が多くわかりづらい。 人によって伐採地の上を迂回して歩く人もいるようだが私は伐採地に残る切り株をたどって下りた。切り株にわかりづらいピンクテープがついてます。その後も伐採された木で覆われた登山道があるのでピンクテープのある場所へ向かう形で多少登山道を外れて下りるしかない。 木々岩峠登山口〜オアシスなんもく ひたすら長い車道歩き。 |
その他周辺情報 | 小沢橋の前にある商店 よろづや 自販機の缶ジュースが100円で良心的 芹の湯500円 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
レインウェア
ヘッドランプ
懐中電灯
ファーストエイドキット
シップ
解熱鎮痛剤
小はさみ
コンパス
熊よけ鈴
予備靴紐
スマホ予備バッテリー
山と高原地図
手拭い
手袋
帽子
登山靴
カメラ
時計
食料
飲料
予備食
地形図
|
---|---|
備考 | 反省点:地図の保管の仕方に改善の余地あり |
感想
西上州。
なんとも深いような軽いような不思議な響き。
そしてこの山域にある山々は正しくその通り、軽い低山のようでなかなかどうして手ごわい山の宝庫なのである。 少なくとも私にとっては。
いつものごとく道の駅にて車中泊。しずかなオアシスなんもくでは私以外に車は1台のみ。あまりにも静かで起きた時に車の中でびっくりしたくらい安眠できた。
今回歩いた四ツ又山・鹿岳のコースは過去レコを覗いてみると大久保登山口から周回してくるコースと風早尾根から大きく周回してくるコースの2種がメインのようだ。
しかし中身を調べるとどうやら風早尾根の荒れ具合が酷いこと。
更に二ノ岳から先、高原下降点までの道のりが不明瞭なこと。
木々岩峠登山口までの下山中で伐採地があり登山道が伐採された木で分からなくなっていることなどどうにも難題が多い。いつも以上に行くのをためらう私であった。
それでも下降点と伐採地の件は入念にレコを読み、ロガーにルートを登録して最悪鹿岳のコルまで戻り下山することも念頭に置くことにする。
しかし風早尾根の倒木荒れ放題に関してはスタートして序盤戦にして戦意喪失の可能性とどうにも荒れた道を歩くことに不安がぬぐえずこちらはボツ。
結果的にルート図の通り、オアシスなんもくスタートで大久保登山口イン、木々岩峠登山口アウトでひたすらオアシスなんもくまで戻るというコース設定とした。
四ツ又山まで思ってた以上に登りで疲れてどうにか山頂へたどり着いたその時は、低山とあなどるなかれの展望で達成感が心地よい。
それでも後半に待っている不明瞭な下山コースに心休まらずすぐ先へ向かうのだが…
次のコースタイムを確認しようと「山と高原地図」を見ようとしたが無いのです。
どれほど山に登ってきたのだ、俺。戻ろうかと思案したが6割くらいの確率で持参している地形図を今回は持ってきていたこと、合わせて一応もらっといた道の駅なんもくにあった「なんもくトレッキングガイド」があったのでここはそのまま進むことにした。
あ、でも山中にうっかりとはいえゴミを落としてきてしまったことは謝ります。
できればどなたかが拾ってそのまま使っていただけると私も救われます、2012年度版ですけど。
気を取り直して先を進み一ノ岳・二ノ岳の順に登頂。
思えばこちらの方面へ来る度にヘンテコな形のこの山をいつか登ってやりてぇ、と密かに憧れていた山。人によってはカシューナッツ、また別の人の感想では秩父にある二子山のよう、と両方ともうなづける山であった。「かなたけ」という読み方だけはうなづけないが。
でもって実はここからが今回の山行の核心部。
過去レコの皆さんがこぞって「不明瞭」と記載してる場所。それが高原下降点。
私はどうしても「こうげんかこうてん」と読んでしまい、間違わずに下りられれば牧場の牛がお出迎えしてくれるような妙な映像を頭に浮かべ、地形図をしっかり見て、まあ結局ロガーに登録したルート図に頼ったりしながら「おや?」と思ったら即確認を繰り返し間違わずに下山をしていけた。
伐採地に関しては倒木をよけるとどうしても登山道を外れるので、滑りやすい足元と降り立つべきずいぶん下に見える登山道を交互に確認しながら下りて行った。
車道に出るとあとはもうひたすらに戻るだけなのだが山道の予習に神経を使いすぎてこの車道歩きが長いことをてんで忘れていたことを、それこそ忘れたころにやってきた残暑にお見舞いされ、ぼんやりかつうんざりしながら道の駅へとひた歩いた。
ここから荒船の湯に浸かってそのまま世界遺産の荒船風穴見学ダー!と意気込んでみたのだが調べもせずに向かった温泉は休館日。途方に暮れて路肩で温泉検索してると急に鳴り響くスマホの緊急メール。その数秒後にグラングラン横揺れ。
近くに温泉施設を見つけたのでお風呂こそ堪能できたものの、風穴からは遠ざかってしまったので今回はパス。
地元に戻ってまだまだ初心者レベルのボルダリングで第2ラウンドダー!と意気込んでみたものの調べもせずに向かったジムはホールド替えの休館日。途方に暮れる間もなく別のジムに行こうかとしたが火曜定休日。
うっかりミスが続いた西上州ハイキングの一日。ずいぶんオトボケが連発したのでうっかり常習犯のレッテルを貼られてもなんもく、いや、なんの文句も言えない状況だ。
そういえば過去にこのすぐそばの物語山でもワタシ史上、最悪の部類に入る痛い目に合った場所でもあった。
西上州。
手ごわい山の宝庫である。
bo-tyu-zaiさん こんばんは。
全然知らない山だったのですが拝見するととても面白そうな山ですね。特に鹿岳の形が西上州特有の奇妙なオブジェの様な山容。山椒は小粒でもピリリと辛いって感じですかね。でも後半の不明瞭な道には焦りそう。
地震の時、山の上で無くて良かったですね。都内でもかなり揺れました。関東南部が震源だったからかなり揺れたでしょう?
yuzupapaさんこんばんは。コメントありがとうございます。
西上州という「山と高原地図」で初めて知った地域名を振りかざしてる私ですがこの山域は手ごわい山が多いように思います。奥武蔵や奥多摩とはまた一味違った、岩エッセンスが詰まった難しさを携えているように思います。南牧村のトレッキングガイドを入手したのでまだまだ訪問したい山が盛りだくさんです。
丁度荒船の湯の目の前でカーナビ検索してる際にいきなり緊急アラームがなりだしたのでびっくりしたのもつかの間、短時間でしたがグラングランしてました。
山中にいたらどうなってたんだろう、と考えたくもない疑問が生じたりもしましたよ。
bo-tyu-zaiさん、こんにちは〜。
すっかり山行回数が減っている私ですが、トレーニングはしてるのでご安心を。
西上州の山も当たり前だけど、いろいろあるんだなぁと見てると、赤のマーカーでの矢印なんかもついていてビックリ!
ビックリな地震の時は、日本酒の棚の近くにいたのでちょっと押さえたり、自動ドアをあけたりなビックリでした。
山の中でグラングランしたら…。想像するだけでちと怖い!
GARNET さん、ボケてるだけですよね?
赤い矢印は私が写真を加工して後から書いてるだけですから。
こんな親切且つ野蛮な道標は見たくないですね。
おひさしぶりで〜す、HandMどぇーす。
ちょっと高度感にやられて、頭がいっちゃいました〜
こんど北アにはいつ来るんですかー??
奥穂高のテント場あたりでばったり隣どおしでテントでも張りませんか??
もうじき冬の装いがはじまり、登れなくなっちゃいますから。
ではでは〜
ちゃうちゃう、本題を忘れてた。
上州は言葉には聞いても、私なんぞにはとてもとても・・遠征できる土地ではございませなんだ←どこの方言や??
ではでは
HandMさん、こんばんは。ずいぶんと突き抜けちゃってるコメントありがとうございます
今度北アに来る機会、実はすぐです。ホントもうすぐ。
奥穂のテン場でばったりですか、持ってないのでテント張るのはちょっと難しいですが気を張って登ってきますよ。もうだいぶ寒いようですね、レコを拝見させていた来ましたよ
西上州の山々は低山ですがなかなか味のある山が多くその中でも最も濃い味がするのはなんといっても妙義山でしょう。スリリングなルートは北アルプスにも劣らないとか。
ワタシには到底無理な山ですので妙義は外してそれ以外の西上州を着々と登っていきたいと思っています。
当然北アも着々と狙ってきますけど着々とお金が減っていくのも僕にとってはスリリングな場所です。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する