荒川岳・赤石岳_遠く深くでっかいぞ。
- GPS
- 56:00
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 3,317m
- 下り
- 3,311m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:50
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:10
8:40椹島(サワラジマ) - 11:40清水平11:50 - 12:30見晴台12:40 - 14:40千枚小屋
【2日目】
4:50千枚小屋 - 5:40千枚岳5:50 - 6:30丸山 - 7:10荒川東岳(悪沢岳)7:20 - 8:15中岳8:30 - 8:40前岳 - 9:30荒川小屋10:00 - 10:40大聖寺平 - 12:00小赤石岳 - 12:30赤石岳 - 12:50避難小屋
【3日目】
4:40避難小屋 - 6:20富士見平6:30 - 6:50赤石小屋7:00 - 8:00樺段 - 8:50椹島
天候 | 【一日目】晴れ(雲多い) 【二日目】晴れ、夕方ガス 【三日目】高曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
1:30新東名「静岡SAスマートIC」 = 自家用車(a) => 3:40畑薙(はたなぎ)第一ダム夏季臨時駐車場7:00 = 東海フォーレストバス(b) => 8:00椹島(さわらじま) (a)区間はちょっとシンドイ路線。山越えを2山超えたもよう。道幅は狭くてよく振られる。登り下りが多く、暗い。また、コンビニは1軒も見当たらなかった。「新東名「新静岡IC」よりこちらのほうがよさそうとのことでしたが・・・(多分よかったんだろうけど)できれば使いたくないなぁ。 (b)は臨時便。通常この時期(9/1~終了日)は8:00,12:00,15:00発の3便。それと道はアスファルトでなくダートです。車酔いしやすい人は酔い止めを服用したほうがいいかも。バスは3千円のチケットを購入する。しかしフォレスト系列の山小屋でこのチケットで3千円として使用できる(半券を取られる)。山小屋の領収書が帰りのバスの乗車券として使用できる。この領収書がないと帰りのバスに乗れないらしい。 【戻り】 9:30椹島(さわらじま) = 東海フォーレストバス(c) => 10:30畑薙(はたなぎ)第一ダム夏季臨時駐車場10:45 = 自家用車(d) => 10:55白樺荘(日帰温泉)11:50 = 自家用車(e) => 13:40新東名「島田金谷IC」 (c)は臨時便。椹島で帰りのバスの整理券もらうこと(山小屋の領収書必要)。整理券で乗車順番が決まる。なお、通常この時期(9/1~終了日)は6:30,10:30,14:00発の3便。 (e)区間は特に問題なし。大井川沿いに進捗。道幅も片側1車線は確保されている。コンビニも数軒(4軒以上)あり。首都圏方面からでも「島田金谷IC」まで延ばしたほうがよさそう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●椹島→千枚小屋 川に沿って気持ちいい登山道を行く。吊り橋を渡ると急登になる。鉄塔を過ぎたあたりからなだらかな樹林帯の長い登りが続く。見晴台で展望を楽しんだらまた樹林帯になる。 ●千枚小屋→丸山 2,30分ぐらいで樹林がなくなり見晴がよくなる。千枚岳からはやせ尾根が続く。ちょっとあなどれない感じ。足元が見難い下りで中年の婦人が躊躇していた。「お先に」と言われて申し訳ないがお先させてもらった。 丸山は名前のとおり広くなだらな稜線で、気持ちいい。 ●荒川三山→荒川小屋 東岳への登りは難しいこともない。逆に中岳への下りは大きく切れ落ちているので集中集中。この三山と稜線は展望が広がっている。晴れの日に山行できたことに感謝。 中岳の分岐からはなだらかだけど、ザレているので注意。しばらくすると柵があり、その先にお花畑で素晴らしい。この時期は花は乏しいがもう少しすると草紅葉なんだろうな。 ●荒川小屋→赤石岳 赤石山頂までに水場なし。小屋を少し下ると水場があるので忘れないこと。大聖寺平まではゆるやかなトラバースを行く。(ここちいい) 大聖寺平からは小赤石岳、さらに赤石岳と急登となる。最後なんで休み休み行くとしますか・・・。 ●赤石岳→赤石小屋 山頂からの岩稜は急でどんどん高度を下げる。特に危険と思う箇所無かった。あと、富士見平まで登り返しが少しあるが突然視界が広がり展望が楽しめる。ここから30分程度で赤石小屋に着く。最後の水場とトイレとなる。 ●赤石小屋→椹島 樹林帯のくだり。意外と歩きやすい。調子にのらずに気を引き締めて、ひたすら下りましょう。 |
その他周辺情報 | 日帰温泉は「白樺荘」に立ち寄る。60号線沿い。駐車場から5分程度。食堂併設。 入浴料510円。無色でぬめりの湯(良好)。脱衣室、洗い場が少ない。 |
写真
感想
去年、ricalojpさんの「赤石、荒川、二軒小屋」「荒川岳の大お花畑に直行」を読んで「あっ、いいなぁ」って思ったのが7月。 その後なんやかやあって10月末になってしまい。そうだな、やっぱ7月の頃がお花畑なんかもよさそうだし・・・来年にしようって思っていて海の日の三連休をターゲットにしていたんだけど、天候がいまいちだった。そんなことで延ばそうってことに・・なにしろ、遠くて、深くて、でっかいぞってイメージがあったので、天候は気になってはいた。8月も計画したんだけど、やっぱ天候不順。yonoshikoさんが15日から19日に縦走したっていうヤマレコがあって「おお、やるな。」って、ますます行きたくなってしまった。っで、9月の13,14,15の三連休は天候はよさそう・・・「よし」ってことで行ってきた次第。
遠くて、深くて、でっかいぞって身構えていた分、もうむちゃくちゃよかった。初日は樹林帯のなかをウロウロしたもんで「なんかな・・」っていう気分だった。でも、夜明け前の千枚小屋から見えた一筋の光と富士山・・・。これにはまいったね。南アの南の舞台のプロローグって感じでワクワクしてきた。なにしろ、いい役者(ピーク)が揃っているっていう感じなのだ。それぞれ個性があるしね。千枚岳はちょっと小ぶりなんだけど、いい緊張感で脇を固めてるって思える。悪沢岳へと張り切るところで、「まぁ、ちょっと落ち着こうよ」っていうかのような丸山が気分をほぐす。そしてなんといっても悪沢岳(東岳)は前半のクライマックス。そこを緊張感を持続しつつズドーンっと下ると中岳、前岳が稜線歩きを堪能させてくれる。やがて稜線を外れて、荒川岳のカールに奥深さを感じ、お花畑にうっとりする。(花はあまりなかったけどね。でも心地いい風にはうっとりしたな。)そしてトラバースに足を踏み入れたころから大聖寺平の先にそそり立つ小赤石岳、赤石岳・・・。でっかい。ちょっと気持ちが折れそうになるところを赤石岳に吸い寄せられるかのように一歩一歩前へ。あえぎながら小赤石岳に来ると凛とした赤石岳が・・・。「まだまだ」って言われているかのような。無我夢中で取りついているとパッと視界が開けて爽やかなエピローグが広がっている。
・・・・・これってちょっと無茶ぶりな感想かも。でもですね。ワクワクで始まり、緊張したり、うっとりしたり、あえいだり、そして爽やかに終わったってことは・・・。これはホント。
近くて遠いって敬遠していたけど、来てよかった・・・。って、もちろんこれもホント。
南アの南。楽しませてもらいました。ありがとうです。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
TODAYさん
おはようございます!
椹島から赤石まで、ワタシは逆回りでしたが
まさにピッタリの表現ですね。千枚小屋の食事は確かにうまいっww(しつこくてすみません)
レコ拝見して、先月の感動を思い出しました。写真はまたゆっくり拝見させていただきます(。ゝ∀・)b
**追記**
赤石避難小屋が盛況だったようですね。
また行きたくなりました
こんばんは yonoshikoさん
今回は山小屋って決めていて、あたりまえって言えばそうなんだけど
テーブルに座ると食事あるっていうのがうれしかったな・・・。
それも驚くほどおいしんだよね。
テン泊は気楽でそれなりにいいんだけど、素直に食事は負けたって思ってしまいましたね。
>また行きたくなりました
はい。同感です。yonoshikoさんのようにゆっくり廻るっていうのもありかなって・・・。
TODAYさん、お天気も味方にして、本当に何よりでした。
3000mの赤石岳からの朝焼けは、本当に素晴らしいです。足繁く通っていても滅多に遭遇しませんから。
エノキダさんもお元気のようで、なにより、なにより。
ricalojpさん
うれしいな。コメ。
ありがとうです。
>お天気も味方にして
そうなんです。待ったかいがありましたね。
赤石岳に登頂したときは、lonさんみたいに山名表示に抱き着きそうになっちゃいました(笑)。でも、そんな思いにさせる山なんですね・・・。
ご紹介、ありがとうです。
TODAYさん こんにちは。
南アルプスの爽やかなレコを楽しく読ませてもらいました。
昔泊まった荒川小屋と赤石岳の稜線の写真は懐かしかったですね〜。
それにもまして2日間とも天気に恵まれ朝焼けと日の出と富士山の
写真は素晴らしいですね
羨ましいかぎりです。
南アの南。本当に良いところです
これからも爽やかで楽しいレコお願いします。
こんばんは soratokazeさん
>2日間とも天気に恵まれ
そうなんです。感謝感謝です。
でもっていてはなんだけど、この日をまだかまだかって待ちましたね。
軟弱者ものなんでせっかくの夏休みも全部棒に振っちゃいました。
待ったかいがあったなぁ・・ってうれしい山行でした。
どうもありがとうです。 (^o^)丿
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