五竜岳〜省悟
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,523m
- 下り
- 1,523m
コースタイム
13日(土)5:44五竜山荘ー6:41五竜岳7:10−8:02五竜山荘8:30−8:36白岳ー10:04大遠見ー10:50中遠見ー12:12地蔵の頭
天候 | 12日晴れのち曇り、13日晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
安曇野ICより47キロ 駐車場は無料、トイレはとおみ駅、アルプス平駅にあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
私のように慢心しなければ危険個所はなし。 |
その他周辺情報 | エスカプラザ2階の緑の食卓「はる」の白馬産そば粉を使用したぶっかけそばがおいしい。 ゴンドラはJAFカード提示で100円割引です。 |
写真
感想
天候不順や、仕事が立て込んでいたこともあって一か月以上山にいけてません。今回は北アルプスの五竜岳です。今春に八方尾根から眺めてからずっと登ってみたかった山です。八方尾根から縦走したかったのですが、一か月以上のブランクがあるため、今回は遠見尾根から登ることにして登山口まで白馬五竜テレキャビンを利用しました。
リフトの終点を過ぎると登山道です。地蔵の頭にはケルンがあり地蔵が祀られています。このあたりは一般の観光客がたくさんいます。
見返り坂から遠見尾根の主稜線を歩き小遠見に、ここの山頂は360°の展望ですがガスに邪魔され、鹿島槍は見えたり隠れたり・・・・・
地蔵の頭から1時間半ほどで中遠見に到着です。ガスが晴れれば五竜岳と鹿島槍が尾根を歩いている間ずっと見えていますが山荘はまだみえません。緩やかなアップダウンを繰り返し大遠見にたどり着きます。心地よい涼風がときおり通り抜け火照った体をクールダウンさせてくれます。五竜岳と白岳が眼前に迫り大迫力です。鎖場がはじまりザレ場をジグザグと歩き白岳にに着きます。ここからは唐松岳に続く登山道が眼下に見えます。
白岳からハイマツの道を下り五竜山荘に到着です。山荘の手前で唐松岳からの縦走路と合流します。
山荘に到着したころからガスが出始め山頂アタックは明日にすること・・夕食までの時間はもちろんお酒を飲んでまったりです。缶ビールを一本飲みましたが、なにやら寒くなってきたので私にしては珍しく熱燗をいただきました。山荘の食堂で景色を眺めながらチビリチビリと・・・渋すぎるぜ!銘柄は大雪渓、実にいい名です。夕食はおきまりのカレーでおかわり自由です。甘口ですがスパイシーでなかなかいけます。
宿泊した部屋は「鹿島」2階の和室でした。我々の部屋は夫婦3組計6人でゆったりと泊まることができました。皆、感じのいい人生の大先輩達で、海外トレッキングの話など楽しい会話が弾みました。みなさんありがとうございました。翌日(13日)は一畳に2〜3人と大混雑だったようです。
翌日は朝4時に起床してサブザックに荷物を詰め込み、5時から朝食をいただきました。和食でオーソドックスなメニューです。がっつりと御飯をおかわりしましたが、私には少し塩分過多でした。
メインザックを山荘にデポさせていただき五竜岳山頂を目指して出発です。山荘から山頂までのCTは一時間です。山頂への登山道は勾配が徐々にきつくなり岩場がつづきます。鎖場もありストックはつかわず三点支持慎重に登りました。山頂からの眺望はまさにワンダフルワールド!、右に唐松岳、正面に剣岳、左には先日登った鹿島槍ヶ岳が見えます。これだから山は堪りません!sajiyomeといつものハイタッチ・・・いつまでもここにいたいのですがそ〜もいきませんので下山します。
復路は往路を戻って美しい景観を眺めながら下山しました。となるはずでしたのですが・・・中遠見と小遠見の間で私が転倒して左顔面をざっくり切ってしまい大出血、リフト乗り場まで自力で下山し救急車を呼んでくれるようにお願いし、とおみ駅で救急車に待っていただき、病院へ・・・
のはずが、動脈が切れていて出血が止まらずこれはまずいということで救急ヘリで松本市の相澤病院に搬送されました。3時間におよぶ止血と縫合により翌日退院、帰宅することができました。迅速な対応をしていただいた白馬五竜テレキャビンの皆様方、救急隊員の皆様方、相澤病院の救急センターの看護師、医師の皆様方、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。そして本当にありがとうございました。
今回の事故を振り返ってみると、一か月以上のブランクによる筋力の低下、ここまでくれば下山したも同然という己の慢心、まさか自分がと思っていましたが・・・いろんな意味で深く反省しています。楽しいはずの夫婦登山で、たいへんな心配をかけてしまった嫁に「本当にすまないと思う」このような山行記録はアップすべきではないのかもしれませんが・・・、自分への戒めの意味で・・・
怪我の方は9/24に抜糸でほぼ全快です。後は心の傷が癒えたらまた山に行きたいと思い・・・ます。
sajimotoさん、こんばんは。
はじめまして。taroukajaです。
私も、同じ日程で同じルートを歩いていました。私は、テン泊でしたが。
そして、あの絶景の五竜岳の頂上でシャッターを押してもらいました。
とても素敵な写真で、感激しました。この場をお借りしてお礼させて下さい。
本当に、ありがとうございました。
が、しかし、その後そんな一大事になっていたとは、まったく気付きませんでした。
白岳の下りで、道を譲っていただきましたが、奥様を気遣りながら、慎重に下られているお姿が印象的でした。ズルっと足を滑らせている自分も、慎重に下らなければと気付かされたほどでした。
やはり、山は、すぐそこに危険があるのですね。
どうか、お大事にしてください。
そして、心の傷が癒えましたら、また、ぜひ、長野の山にお出かけください。
こんにちは、taroukaja 様
コメントありがとうざいます。
山頂からの眺望は最高でしたね!
怪我をしてしまいその後数日沈んでいましたが、やっと元気が出てきました。
お気遣いありがとうございます。
taroukaja 様のおっしゃるように、「山は、すぐそこに危険がある」を肝に銘じて
山と真摯に向き合っていくつもりです。
長野は名峰揃いなので10月中旬頃に心身共に万全の状態で訪れたいと思っています。
sajimoto様、こんにちは。
はじめまして、mitsuyamaです。
私は、以前 sajimoto様が計画されていた八方尾根から遠見尾根を下山するコースを歩きました。遠見尾根や五竜岳からの絶景、懐かしく拝見いたしました。
下山時の事故では、お二人とも大変でしたね。
どうか、お大事にしてください。
私は、冬山で滑落しましたが、幸いクサリ場の杭に引っかかり大事に至りませんでした。それからの登山は、慎重になりました。
早く完治されて、二人で登山を続けられますように願っております。
こんにちはmitsuyama様
暖かいお言葉ありがとうございます。
登山における遭難や怪我は絶対起こしてはいけない・・・と痛感しています。
今後は、人に迷惑をかけない安全登山をモットーに山を訪ねます。
こんばんはsajimotoご夫婦。
今日、sajimotoさんのこのレコを嫁が見つけました。
先日私達も五竜に行って来たばかりです。
遠見尾根の下りは長く脚に来ますね。
私も人事ではありません。
山は危険な所でもあり素晴らしい所でもありますね。
気持ちの整理もありますが、お山
またご夫婦の
kuniyanご夫婦こんにちは
温かいお心遣いありがとうございます。
自分の不注意により生きがいである登山で、皆さまに迷惑をおかけしたのが
残念でなりません。
怪我の方は若干腫れが残っていますが、体調は万全でいつでも山に行ける状態です。ひと月ほど充電して11月から山行を再開したいと思っています。
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