奥穂高岳【白出沢日帰り】


- GPS
- 11:10
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 2,157m
- 下り
- 2,146m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 11:10
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道と白出岩切道までの登山道はよく整備されていて危険箇所はありません。 岩切道から上部はところどころに梯子や鎖があります。また落石の危険もあります。 白出沢から穂高岳山荘の間はコース表示が非常にわかりづらいです。また、細かい浮き石の箇所はとても滑りやすいです。 |
その他周辺情報 | 中崎山荘・奥飛騨の湯 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25
000地形図
コンパス
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
エアーサロンパス
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
ツェルト
携帯バッテリー
熊鈴
コンロ・ガス
座マット
手袋
帽子
タイツ
靴下
Tシャツ
アンダーシャツ
靴
|
---|---|
備考 | iphoneの予備バッテリーは助かった。(気温が低いとすぐバッテリー切れに・・) |
感想
今年はいろいろと忙しくて山に行くモチベーションもなかなか保てなかったのですが、白出沢からの奥穂だけは10月に入る前になんとかやりたい思っていました。
やるなら今週中に、と思い天気予報と仕事の状況とをにらめっこしていましたが、金曜日晴れそうだったので思い切って決行しました。
およそ12時間前後の行動時間になると予想されたので、遅くとも無料駐車場を4時スタートのつもりで段取りしましたが、結局4時20分頃のスタートになってしまいました。そのため、白出沢登山口あたりまで暗闇の行動を覚悟していましたが、スタートが遅れた事もあり穂高平小屋のあたりでだんだん明るくなってきました。
テクテク林道歩きを続けてそろそろ嫌になった頃に登山口に到着です。ここからはよく整備された歩きやすい登山道が沢に出るあたりまで続きます。
そして、沢へ出るあたりで「ここから白出岩切道」のレリーフに出会い、まもなく木の橋と木の梯子を上ったら岩切道が始まります。
岩切道はその名の通り岩を削ったような片側が切れ落ちた道で、山側に鎖がはわせてあり、なかなか高度感があります。
そして白出大滝が眺められるあたりから鉱石沢の付近まで、「落石注意!速やかに通行!」の看板があり、とても崩れやすそうな崖の縁を歩く事になります。
鉱石沢そして荷継沢を超えしばらくするといよいよ白出沢の登りが始まります。
どこからこんな岩石が集まったのかと思う程のゴーロで、他の方々の記録にもあるようにコース表示が非常にわかりにくく、自分で歩きやすいルートを見つけながら登っていかなくてはいけないので、体力とともに神経も使います。
ただ、自分的には思った程きつくはありませんでした。
アビナイヨ岩で小休止し、1時間程の登りで白出のコル(穂高岳山荘)に到着です。
ザックをデポして奥穂山頂を目指します。
ザックを背負わない空身はとても動きやすく、調子良く山頂までたどり着く事ができました。
とても良い天気で山頂からは絶景が望めます。
圧巻は何と言っても西穂方面の岩稜帯にそびえる、ジャンダルムの勇姿です。
遥か彼方には富士山も見えます。
ちょっと冒険で、西穂方面の偵察に望んでみました。馬の背が見えるあたりまでいってみましたがとても怖そう。でもいつかはチャレンジしたいと思いました。
穂高岳山荘前のテラスで食事と大休憩。お決まりのピールのつまみに、今日は粗挽きチーズハムステーキを準備してきました。
ゆっくりした時間を過ごした後、片付けと出発の準備を整えて、11時30分下山を開始しました。
白出沢の下りは、登りよりもコース表示がわかりやすく、結構楽に下る事ができました。そして順調に下り続け、14時20分に登山口到着です。
小休止の後、林道を歩きます。
途中、穂高平小屋からの夏道ショートカットを通ってみる事にしました。
ショートカットには違いありませんが、結構急峻な登山道で、時間的にまた体力的に本当の意味でショートカットかどうかは不明です。自分的には今後も使わないと思います。
その後も長くだるい林道歩きを続けて、ようやくゴールへたどり着きました。
天気にも恵まれ、非常に素晴らしい山行きになりました。
駐車場までの下山途中で目にとまった、「中崎山荘・奥飛騨の湯」でゆっくりと温泉につかり、帰路となりました。
ちなみに、自分はいつもiPhoneでGPSソフトや写真の撮影を行っていますが、今回、低温になったためか途中でバッテリー切れを起こし、GPSログが中断してしまっていました。バッテリー切れには気がついたので予備バッテリーで充電し写真撮影は行っていたのですが、まさかログが中断しているとは・・・(-_-;)。
iPhoneを使っておられる方は、低温でのバッテリー切れにご注意を。
コメント
この記録に関連する登山ルート

はじめまして。
Turkeyさんの登られた前の日に新穂高温泉から槍ヶ岳日帰りを行いましたが、朝、白出沢で出会った方から、奥穂高に日帰り登山に向かうという話を伺い興味を持ちました。
ただ、危ない箇所もあるということで、高所恐怖症気味の自分の入る登山道では無いと思った次第ですが、Turkeyさんのご実感としては如何でしたか? レコを読ませていただく限り、自分は止めておいた方が良さそうな印象を持ちましたが、あくまで、参考意見としてお聞かせ下さい。
pokepikaさん、こんにちは。
コメントいただきありがとうございます。
槍ヶ岳日帰り。素晴らしいです。
実は、自分もいつかはそれにチャレンジしたいと思っていました。
その経験をお持ちでしたら、白出沢の奥穂日帰りは問題ないと思います。
高所恐怖症気味と言っておられるのがどの程度かはさておいて、槍へ登られた程ですから、一般ルートの梯子や鎖のある場所ならまず問題ないと考えます。であれば、白出沢コースも全然問題ないと思います。
しいて言うならば、そういった問題よりも、マイナールート故の登山者が少ないという寂しさとか、コース整備の不十分さとか、でしょうか?
でも逆に言えば、静かな登山というか、自分だけの自由な時間に浸れるのも魅力かと思います。
何れにしても、例えばちょっとした不注意で転んでケガをしたとか、そういった事で大きな事故になる可能性はゼロではありませんが、それはどのコースを選んでも多かれ少なかれあると思いますので、あとは自己の責任の範囲で判断されれば良いと思います。
今後もお互いに楽しい登山生活をエンジョイしていきましょう。
宜しくお願いします。
おはようございます、Turkeyさん、
早速ご回答いただき、ありがとうございました。
とても参考になるご意見でした。
実は槍の穂先(特に最後の垂直状のはしご)はもう二度と行きたくない、と思っているレベルです。
皆さまの貴重な体験談を伺った上で、夢の奥穂高へ。
お互いに安全で楽しい登山が続けられると良いですね。
こんにちはTurkeyさん、新穂高の温泉でお会いした者です
日帰り白出沢ルート大変参考になりました。
温泉では色々な山の日帰り登山話、楽しかったです
今後も日帰り登山レポ楽しみにさせていただきます
spopo883さん、こんにちは。
さっそく、アクセスいただいてありがとうございました。
温泉での話、本当に楽しかったです。
またいつかお会いする機会があれば、その節はよろしくです。
今後とも、お互いに楽しい登山生活を送りましょう。(^^)
それではまた。
Turkeyさん、はじめまして!
山行記録、大変役に立ちました。
先日、奥穂高岳に19年ぶりに登ったのですが、おかげさまで初めて通る白出沢ルートを不安なく下ることができました。
ありがとうございました。
rokko931
rokko931さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
自分もこのコースは初めてだったのですが、他の方々の記録を参考にチャレンジしました。本当にヤマレコの皆さんの記録は貴重なデータですね。(^^)
自分の記録も多少なりとも貢献させていただけたと思うとすごく光栄です。
また機会がありましたらよろしくお願いします。
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