飯豊連峰


- GPS
- 31:45
- 距離
- 48.7km
- 登り
- 4,149m
- 下り
- 4,124m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:07
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 8:23
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 8:12
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 8:39
天候 | 17日:曇り、ときたま晴れ 18日:曇り、ガス、ときどき雨 19日:曇り、ガス、ときどき雨 20日:晴れ、ときたまガス |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
17日、近くのコンビニで朝食を食べ昼食のパンを調達して、県道280号線などで飯豊山荘近くの登山者用駐車場へ。(無料) |
コース状況/ 危険箇所等 |
○ポスト 丸森尾根、梶川尾根の各登山口にあります。 ○トイレ 各避難小屋にあります。 登山口には無かったようです。 飯豊山荘が開店していれば、利用させてもらえるかもしれません。 ○ルート状況 丸森尾根は歩きやすい登山路です。 危険個所はありませんが、下山に利用する場合、濡れていると滑って下りにくいかもしれません。 尾根筋は、歩きやすく迷うようなところはありません。 晴れていたら、最高のいいでぇ〜が待っています。 ダイグラ尾根は、ハードです。 アップダウンがキツイうえに、ザレ場のトラバースや岩場があり気が抜けません。 その後には、濡れて滑りやすい激下りの登山路となりました。 全体に、注意して歩けば問題はないと思います。 道も、草刈など手入れされています。 進んではいけないところには、木の枝が置かれ、迷わないようにしています。 ○小屋の水場等の状況 ■朳差小屋(えぶりさし) 雪渓が解けてしまったので、水場は30分ほど下ったところにありますと、ボードに書かれていました。 ■頼母木小屋(たもき) ポンプアップされた水が蛇口からふんだんに流れています。 快適です。 ■門内小屋 小屋の蛇口からは水は出ていません。 雪渓が解けてしまったので、水場看板を下りて左手奥にあるようです。 私は確認していないのですが、川崎から来られたおじさんが確認しています。 ■梅花皮小屋(かいらぎ) 40mほど行ったところに豊富に出ていました。 トイレは水洗できれいです。 ■御西小屋 50mほどのところにあるようです。 確認していません。 宿泊料は2000円と高くなっていました。 ■本山小屋 小屋の南東のテン場に水場の標識があります。 少し下るとありますが、水のでは良くありません。 コップ一杯に10秒ほどはかかったと思います。 |
その他周辺情報 | ○下山後の温泉 飯豊山荘で入浴しました。 源泉掛け流しですが、シャワーの蛇口が一つしかないので混んでいるときには避けた方がいいかもしれません。 泊まって、ビール飲んで寝たいと思いましたが、予約してなかったのであきらめて道の駅で車中泊しました。 |
写真
感想
みちのくシリーズ第8弾、飯豊連峰です。
テキトーな私ですが、この山は事前にしっかりかどうかは分かりませんが、それなりに情報収集していました。
縦走するのも面白そうですが、車の回収が大変です。
飯豊山荘から周回することにしました。
丸森尾根から登り、ダイグラ尾根で下ります。
丸森尾根では、飯豊山荘から出発した8人ほどのグループがいました。
このグループを追い越すと、仙台から来たという元山ガールの方が追いついてきて、しばらく話しながら歩きました。
朳差岳に登るというと、帰りたくなくなるくらいいいとこですよといっていました。
期待わくわく。
丸森尾根は歩きやすいところでした。
稜線に出るとガスっていました。
昭文社の標準コースタイムよりかなり早く歩くことができました。
飯豊版のコースタイムはかなりゆっくり目のようです。
目指す頼母木小屋には、丁度、正午に到着。
今までこんなことはありませんでした。
早く着きすぎたので昼寝。
しばらく寝て、外へ出ると晴れています。
朳差岳から小屋まで見えます。
明日に期待。
小屋は、私を含めて3名が宿泊しました。
2日目、18日はガスの上雨が降っています。
意を決して朳差岳へ向かいます。
空身では、なんと楽に歩けることか。
いいところですよといっていた山頂は、ガスの中で何も見えません。
写真を撮ってそそくさと帰ります。
行く途中、体の半分ほどあるリュックを担いだおじさんに出会いました。
この方とは、梅花皮小屋で同宿となりました。
荷物を置いていた頼母木へ帰ると、奥胎内から登ってこられた方がいました。
晴れの予報だったのにと言っていました。
御西の小屋の方がきれいだというので泊まろうかと思っていたのですが、この方から、ダイグラを下りるのなら、本山小屋まで行っていたほうがいいとアドバイスをいただきました。
石転び沢も登ったことがあると言っていました。
登るには、時期が早ければ早いほどいい。
夏になると、凍ってしまって、ピッケルが刺さらなくなることがあると。
昼を食べて、梅花皮小屋へ向かいます。
大きなリュックを担いだ重戦車のようなおじさんとは、門内小屋の手前で追いつき、ご一緒させていただきました。
大石ダムから入って、飯豊までのピストンだそうです。
そのため、門内小屋の水場を確認しに行きました。
梅花皮小屋での宿泊もこのおじさんと一緒でした。
その後、御西から来た親子が2人泊まることになって、小屋には4人の宿泊でした。
梅花皮小屋は、新しくてきれいでした。
綺麗な水洗トイレにも驚きました。
重戦車のおじさんは、川崎から来られたと言っていました。
以前、朝日連峰を5日かけて縦走したそうです。
大鳥池の小屋の前にテントを張り、釣りのために1日を割いたと言っていました。
バッタを捕まえて針に刺していたらイワナが2匹釣れて、刺身と塩焼きで食べましたと、まぶしくなるような笑顔で語っていました。
こんな山行にもあこがれます。
3日目もガスと雨でした。
日本海側から吹き上げる風が強く指先が凍ってしまいそうでした。
山形県側では風も弱まり、歩きやすくなっていました。
御西小屋に着き、昼のラーメンでもつくろうかと思っていたら、小屋番がいて、休憩ならリュックは小屋の外に置くように言われました。
外は雨で、登山者は誰もいないのに、少しむっとしました。
これでは、休むなと言っているのと同じです。
昼はあきらめて、リュックを小屋の前のベンチにデポして大日岳へ向かうことにしました。
ガスで何も見えないので逡巡していたのですが、重戦車のじさんが行くと言うので、では私もということにしました。
背中を押してもらったようで感謝してます。
おかげで、飯豊連峰最高峰に立てました。
このピストンも、コースタイム程にはかかりませんでした。
晴れていたら最高のいいでぇ〜が楽しめる稜線を歩きました。
確かに、起伏の緩やかな稜線は、青空の下で歩くと最高だと思えました。
この稜線では、ガスだけになり、最高とまでは言えないまでも楽しめました。
飯豊の山頂に立った時は嬉しさも一入でした。
本山小屋は、4名ほどの登山者がいたのですが、私の到着後続々とやってきて、結構な人数になりました。
この小屋は、火器の使用は4時までと張り紙がしてありましたが、小屋番がいないので、不自由なく夕食の準備ができました。
夜中、トイレに行ったときに、平野部の明かりが見えました。
明日は期待できるかと思っていたのですが、トイレから帰るときにはガスで覆われていました。
4日目は晴れていました。
東の空が赤く染まっています。
しかし、ご来光は、雲でかくれていました。
飯豊山頂では、寒さに震えながら展望を楽しめました。
最後に山の女神がほほ笑んでくれたようです。
いよいよ楽しみにしていたダイグラ尾根を下ります。
取り付が不安でしたが、すぐに分かりました。
後ろを振り返り振り返り、飯豊の姿を見上げながら下りました。
ダイグラ尾根は、最初のピークを過ぎてから、歩きにくく、集中していなければいけないところがかなりありました。
これも、面白いと思いながら下りたのですが、標高約1300mから1000mほどの下りにはしびれました。
濡れて滑りやすい泥の急坂です。
力を入れる足の指先がおかしくなりそうでした。
さらに、その後も激下りがあったのですが、こちらは、木の根が階段状になっていたので助かりました。
ダイグラ尾根も厳しいところでしたが、何とか歩けて、周回することができました。
この尾根を登って来る登山者が8名ほどいたのには驚きました。
飯豊山、晴れの天気予報でしたが、天候には恵まれませんでした。
下は晴れていても、2000m近い稜線はガスで覆われやすいようです。
最後には、晴れた山頂で展望を楽しむことができて満足です。
晴天のいいでぇ〜を満喫しに再訪したいですね。
コメント
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テキトーなtanosiku先輩、レコお待ちしておりました〜
エブリ〜と大日岳をピストンしてダイグラ尾根から下山するとはなかなか欲張りな周回コースですね
晴れ男不在でしたので、そんなもんじゃ〜い!!なお天気で残念でした〜
でも、最終日のダイグラ尾根から振り返った飯豊がイイデ〜
ワタクシも、例によって好青年だった頃に石転び雪渓から登ろうとしたのですが落石多発で立ち入り禁止だった為、止む無く梶川尾根から登りました
石転び雪渓、ご都合が合えば、是非に〜
ダイグラ尾根も憧れますなあ
先輩、メスティンで飯炊きとは流石です
ワタクシもメスティン買いましたが、なんせ滅多に泊りで山に行かないのでステラリッジ君と仲良く倉庫でお休み中です
では、神田岳はツェルト持参でお越しくだされ〜
こんにちは
早コメありがとうございます。
さすが、ヤマレコ24時間監視体制。
おっしゃるとおり、ダイグラから振り返った飯豊山はよかったですね。
下山したく無いような気もしました。
天気は残念でしたが、それなりに楽しめました。
石転び登ろうとされたのですか。
すごい。
石転びのチャレンジは、まず、ピッケルを買ってからですね。
もう少し先かも。
いつの日か、メスティン料理をごちになりたいのですが、その日は来るのかな?
やはり朝は豆餅ですかね。
味噌汁雑煮もいけるのですが。
私は、ビバークするつもりはありませんよ。
その日に下山します。
tanosikuさん、こんばんは。
飯豊連峰、そして東北遠征、お疲れさまでした。
晴れ予報なのに雲が湧く・・・飯豊連峰は雲がかかりやすいんでしょうかね。
まあ、ど快晴下の縦走はおあずけ、となったようですが、飯豊100名山PHおめでとうございます
それに、そこそこの展望も楽しまれたようで、よかったです。
私も、楽しませてもらいました。
何しろ、飯豊の思い出は雨、霧、雨、霧、最終夜の星空ですから。
私ももう一度登りなおしてみたい、いつの日か
次の遠征はいつ、どこですか?
楽しみにしています
hojinさん おはようございます
飯豊の状況はよくわからないのですが、東北は大気が不安定なせいもあるかもしれません。
しかし、雲はかかりやすいようでした。
蔵王から見た時も雲がかかっていました。
今回の遠征では、飯豊を一番の楽しみにしていました。
登ろうと思っていたところを、全部登れて良かったです。
飯豊登りなおすときは、石転び行きますか。
次は、娘が涸沢に行こうと言っているので、今月末から来月初めは行ってきます。
その後は、関東周辺の山をねらおうかと思っています。
tanosikuさん、おはようございます
やっぱり飯豊はいいで〜
奥深くて再訪したくなります。
エブリサシ岳も行ってみたい…
石転び沢もいつかスキーで滑ってみたいです
飯豊の縦走は、全部ピーカンなんてなかなか夢の話ですね…
でも、縦走全日どんなもんじゃいしたいものです
ごろんと果実は、これからの季節、ミカンもいいですね
あ、飯豊はフレさんと一緒に行ったのですが、コンパスを落とされたようです
どこかに落ちてませんでした?
これ、ホントの話ですから…
100mtさん おはようございます
晴れたえぶりさし行ってみたいですね。
飯豊の稜線もですけど。
石転び沢滑り下りますか、急斜面を考えただけで怖くなりそうですが。
確かにミカンもいいのですが、リンゴのいいところはお腹が膨れることですね。
コンパスですか、たぶん、接点が本山小屋から山頂の間しかなかったので、気が付かなかったですね。
もお、忘れ物ばかりするから、忘れ物病がうつってしまいました。
干してあったザックカバーを本山小屋に忘れてしまいました。
赤のオスプレーです。
山頂でご来光が見たい一心で、焦って小屋を出たのがいけなかったようですね。
もし、行くことがあったら回収していただけると助かります。
まじで。
今、会津です。
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