鹿島槍スキー場から黒沢尾根経由で小遠見山を目指すも雪が深すぎて途中敗退

2023年02月06日(月) [日帰り]

• GPS: 12:33
• 距離: 14.8km
• 登り: 914m
• 下り: 914m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:45
• 休憩: 0:48
• 合計: 12:33

2:26 スタート地点
2:35 2:35 黒沢ヒュッテ
3:10 3:10 山頂リフト乗り場
4:00 4:00 山頂リフト終点
4:11 4:11 1546ピーク
4:48 4:50 1599ピーク
6:32 6:40 長見山(1665ピーク)
7:46 7:46 1633ピーク
9:00 9:24 1682ピーク
11:29 11:33 長見山(1665ピーク)
13:04 13:14 1599ピーク
13:59 13:59 山頂リフト終点
14:38 14:38 山頂リフト乗り場
14:59 ゴール地点

天候

1日中快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鹿島槍スキー場の無料駐車場に停めました。

コース状況／危険箇所等

1599ピークから先はノートレース。目印もなし。終始膝下くらいのラッセル。尾根が広いので道迷いには要注意!!!

その他周辺情報

今回はどこにも寄らずに帰りました。
近いのは大町温泉郷の薬師の湯です。

写真

2/5 19:06

今回は鹿島槍スキー場からスタートですが、登山届のポストがないので、大町駅横にあるポストに出しました。

2/6 1:17

近くの大町公園から見た夜景。真冬にここまで綺麗に晴れてよく見えるのは、非常に珍しいです。

2/6 2:00

途中の爺ヶ岳スキー場でのライトアップが綺麗でした。

2/6 2:20

闇夜に浮かぶ爺ヶ岳

2/6 2:20

夜中の2時半前ですが、もう既にゲレンデ整備が行われていました。

2/6 2:29

元ゲレンデだった所の端を直登します。先に見える明かりは黒沢ヒュッテの建物。

2/6 2:38

ゲレンデを一登りしたところ。満月なんで明るく見えますが、実際はこんなには明るくないです。

2/6 2:56

何度も言いますが、実際はこんなに明るくないです。満月でもヘッデンなしだと目を凝らせば見える程度です。
最近のiPhoneのカメラの性能にはびっくりします!!!

2/6 2:56

初心者用下山コースなので、超歩きやすい。
真夜中なのにこんなにきれいに写るなら、もう一眼レフはなくてもいいかもしれない。

2/6 3:10

山頂リフト乗り場付近まで来ました。リフトが出てないので、今シーズンは動く予定はなさそうです。

2/6 3:33

月明かりに稜線が浮かび上がります。

2/6 3:40

ウサギの足跡が多いなぁ。

2/6 3:53

ゲレンデ上部に出ました。眼下には大町の街並みが見えます。

2/6 3:53

すぐ下には青木湖。遠くの夜景は長野市街地かなぁ？

2/6 3:54

月明かりに照らされる雪原がなんとも幻想的。

2/6 4:00

ゲレンデの一番上まで来ました。

2/6 4:00

ちょっとピンボケですが、ここからいよいよ樹林帯の中に突入します。

2/6 4:07

ラッセル覚悟できましたが、スキーのトレースがあるので、取り敢えずそれを追います。

2/6 4:11

1546ピーク付近。GPSで現在位置を確認しながら、トレースを追います。

2/6 4:48

1599ピークからの爺ヶ岳。

2/6 4:48

同じく鹿島槍ヶ岳。まだ真っ暗なので実際にはこんなにはっきりとは見えてません。

2/6 4:48

木の向こうには五竜岳。

2/6 4:48

こちらは餓鬼岳と唐沢岳。爺ヶ岳東尾根の下の方にヘッドライトの明かりが見えたんだけど…画像で見ると雪なのか明かりなのかわからない。

2/6 5:09

スキーの古いトレースがかろうじてありますが、ここからはずっとラッセルです。深さは膝下くらいです。

2/6 5:54

サラサラのパウダースノーが気持ちいい。眼下には白馬の街並み。

2/6 5:55

月の光に映し出される雪原がなんとも幻想的。

2/6 5:55

東の空が白んできました。

2/6 6:19

見事なヴィーナスベルト

2/6 6:19

右手側は時々開けるので、圧巻の絶景に目を奪われて足が何度も止まります。

2/6 6:32

左手側はずっと樹林帯で、木々の向こうに山並みが見え隠れします。

2/6 6:35

熊棚を発見。背後には鹿島槍ヶ岳。

2/6 6:35

こちらは五竜岳。

2/6 6:36

後ろには餓鬼岳と唐沢岳。

2/6 6:40

ウサギが走り回った跡

2/6 6:44

五竜岳が赤く染まります。

2/6 6:47

浅間山の左からの御来光

2/6 6:54

これはカモシカの足跡かな？風がないので超快適です。

2/6 6:55

いやぁーめちゃくちゃキレイ!!!

2/6 6:55

ほとんど誰も来ない所なので、腰まで埋まる覚悟で来ましたが、意外と普通に歩けます。

2/6 6:59

遠くには八ヶ岳と南アルプスの甲斐駒が岳。

2/6 7:01

目の前の木が邪魔だわー。爺ヶ岳の東尾根に初めて行った時も今日みたいによく晴れて風もほとんどなかったなぁー。

2/6 7:01

木々の向こうには白馬三山。

2/6 7:01

こちらは頚城山塊

2/6 7:03

雪庇が張り出していますが、思っていたより育ってない。

2/6 7:46

またもや熊棚を発見。

2/6 7:46

と思ったらあっちにもありました。

2/6 7:48

中央左の手前のギザギザは戸隠山かな？

2/6 7:48

誰もいないので、この絶景を独り占めです。

2/6 7:49

こちらは五竜岳。最終目標はあそこだけど、遠いなぁー!!!

2/6 7:49

左の三角が天狗の鼻、右が天狗岳。この二つを縦走して更に奥に行くと、小遠見山で遠見尾根に合流します。

2/6 7:49

いやぁー最高の景色です。

2/6 7:50

こちらは鹿島槍ヶ岳。南峰がチラッと見えます。

2/6 7:50

爺ヶ岳は木々の向こう。

2/6 8:20

ん？もしかして日本海の海岸線が見えてる？

2/6 8:21

あの白い山は、雪崩事故のあった白馬乗鞍岳と天狗原かな？

2/6 8:23

熊の爪痕。細いので子熊かな？

2/6 9:01

1682ピークに到着。爺ヶ岳が迫力満点です。

2/6 9:01

こちらは鹿島槍ヶ岳。雪煙が舞い上がっています。

2/6 9:01

右の三角が天狗岳、左隣が天狗の鼻。

2/6 9:01

白馬三山もよく見えます。

2/6 9:18

五竜遠見スキー場と八方尾根スキー場の山頂リフトと地蔵の頭、八方池山荘が見えます。

2/6 9:22

下りかけましたが、正面の急斜面を登るにはスノーシューではしんどいと思われ、12本爪アイゼンとワカンを持ってきていますが、帰りの時間を考え10時には引き返すつもりでいたので、ワカンに履き替えてもすぐに撤退開始となり、またここでスノーシューに履き替えるのも面倒なので、少し早いですがここで引き返すことにしました。

2/6 9:22

次は天狗の鼻くらいまでは行きたいなぁー。

2/6 9:22

帰りは自分のトレースを追うだけなので楽ちんです。GPSも見なくても大丈夫。

2/6 9:22

4月になったら縦走したいと思っている白馬三山。

2/6 9:23

鹿島槍もまた行きたいなぁ。

2/6 9:23

爺ヶ岳。今日も東尾根から登山者が登っているんだろうなぁー。また行きたい。

2/6 9:23

遠くには鋸岳、甲斐駒、北岳、間ノ岳等の南アルプス。

2/6 9:23

こちらは八ヶ岳。雪の杣添尾根ルートも歩いてみたい。

2/6 9:24

左から雨飾山、焼山、火打山。

2/6 9:24

妙高山、乙妻山、高妻山、黒姫山

2/6 9:24

四阿山と浅間山

2/6 11:25

目印もなく、だだっ広い尾根なので、道迷いしないように来るときはGPSとにらめっこでしたが、帰りは自分のトレースを追いかければいいので、精神的にだいぶ楽です。

2/6 11:29

昭文社の山と高原地図には長見山と書かれている1665ピーク付近。周囲はこんな感じで標柱らしきものは何もないです。

2/6 11:33

この辺りが一番高そうですが何もありません。推定で3〜4mくらいは雪が積もっていそうです。

2/6 11:33

ブナ林の向こうには鹿島槍と五竜。

2/6 11:40

立派な白樺の木

2/6 11:42

最高に気持ちがいいです。

2/6 11:42

つい絶景に見とれて足が止まります。

2/6 11:55

木々の向こうに1599ピークが見えてきました。
この辺りから左手側のさのさかスキー場に下りていくルートがあるらしいですが、すっかり雪に埋もれて全くわかりません。

2/6 12:31

眼下には青木湖

2/6 13:04

1599ピークからの爺ヶ岳

2/6 13:04

同じく鹿島槍ヶ岳

2/6 13:04

同じく五竜岳

2/6 13:04

こちらは餓鬼岳と唐沢岳

2/6 13:05

有明山と常念岳

2/6 13:05

八ヶ岳

2/6 13:05

南アルプスの甲斐駒が岳、北岳、間ノ岳

2/6 13:14

白沢天狗尾根の向こうには蓮華岳

2/6 13:44

これは何の痕だろう？鹿が角でも擦りつけた？

2/6 13:45

そのすぐ横には熊の爪痕。立派な大人の熊ですね。

2/6 13:52

第五ゲレンデが見えてきました。

2/6 13:59

ゲレンデトップまで戻ってきました。

2/6 14:05

ゲレンデ上部は雪上車で圧雪されています。

2/6 14:05

ここからゲレンデとは離れて林間コースを歩きます。

2/6 14:38

来るときにはなかった雪上車がありました。

2/6 15:01

無事に駐車場まで戻ってきました。

2/6 15:13

最後に爺ヶ岳がお見送りしてくれました。

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX350 SONY

iPhone 14 Pro Max 256GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト カメラ ポール

感想

BNR32GTR

去年爺ヶ岳の東尾根を歩いたときに目についた黒沢尾根。
積雪期の五竜岳に登りたいなと思っていて、通常は五竜遠見スキー場からゴンドラとリフトを乗り継いで遠見尾根をピストンするのですが、リフト代とゴンドラ代がかかるし、ゴンドラの帰りの時間を気にしながら下りてこないといけないので、鹿島槍スキー場から黒沢尾根ピストンなら、帰りの時間を気にすることなく下りてこれるのではないかと考えて調べました。
がしかし、通しで歩いた記録がなくて、みんな1599ピークまでで戻ってきており、小遠見山から下ってくるルートは途中の天狗岳辺りでみんな滑り降りているし、唯一一人だけ長見山(1665ピーク)まで下りてきた人がいましたが、そのままさのさかスキー場に下りていたので、これはもう自分で行って確かめるしかないなと考えて決行しました。

一応計画では小遠見山まで行って帰ってくる予定でしたが、ほとんど誰も歩いていないので、ずっと一人ラッセルを強いられるのは容易に想像でき、場合によっては腰まで埋まることも覚悟していたので、予定の半分も行ければいいかなぁと考えてスタートしました。

想定していた通り一人ラッセル状態でしたが、膝下程度で済んだので全くトレースがなくてもスノーシューを履いていれば何とかなりました。
ただ尾根が広くて道迷いしやすい所だったので、行きは常にGPSとにらめっこ状態で中々思うようには進めませんでした。

それでも予定ルートを外れることなく1682ピークまで行けたのはよかったです。
せっかくつけたトレースも雪が降って消えてしまうと思うので、次回はなんとか天狗の鼻か天狗岳くらいまではトレースを付けて来月の五竜岳登頂に備えたいと思います。