第30回日立会山岳部集団登山"三本滝から登る乗鞍岳"



- GPS
- 08:40
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,328m
- 下り
- 414m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 8:03
天候 | 9/20 晴れ 9/21快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所特になし |
その他周辺情報 | 乗鞍高原の民宿「青葉荘」に宿泊。おいしい料理に加えて、改装したばかりのお風呂はおすすめ。 |
写真
感想
30回目を迎えた日立会山岳部集団登山。今年は乗鞍岳をメインに2日目は美ヶ原散策。
乗鞍岳は、畳平からではなく、敢えて三本滝から登るコースを選択。3000m峰をしっかり歩いて堪能しようとコース設定した。
健脚コースと一般コースを設定し、募集時に各自の自己診断で参加コースを選択してもらった。結果は健脚コースの方が平均年齢60超で上回る。恐るべし常連の自信。参加回数の少ない方が一般となる傾向か。
9/19の夜に日立から出発し、一路乗鞍登山口の三本滝レストハウスを目指し、高速を走る。事故が発生したのは間もなく群馬を出ようかという上信越道場だった。結果的には大事に至らなかった事故であり、胸をなでおろす思いであるが、山岳部の陣容は大幅に戦力ダウン。若輩者の幹事としては、冷や汗ものの運営を余儀なくされた。
9/20早朝に登山口の到着。わずかな仮眠時間ののち、2班行動で募集した企画を1班編成に変更することを参加者に告げる。皆様予想していたのか特に異論もなくすんなり準備に移行する。とりあえず三本滝を往復することとして、先ずは、ウォーミングアップを兼ねた観光から始まった。
三本滝までは約20分ほど。水量、形ともに異なる三本の滝が一つも沢に落ちていく、珍しい滝である。乗鞍三滝、なかなかのものである。この滝の感想はあまり聞く機会がなかった。わざわざ加えた感じの設定であるが、皆様どう感じたのであろうか。
三本滝から一旦バスに戻る。計画では健脚組はバスに戻らずそのまま登山開始するはずだった。事後の感想を聞いた限りでは、ここから登らなかったことが良かった模様。事故がなければ計画の無謀さが露呈されていたのか。幹事としては複雑なところである。
バスで冷泉小屋まで上がる。計画では一般コースの登山開始地点だった場所。ここから全員そろって登りだす。集団登山の先頭は苦手だ。どんなに抑えていると思っても抑えたり無い。今年は体重が大幅に増加しているから大丈夫かと思ったが、やはり、速すぎると声がかかる。この抑えの利かないペースが全員登頂を阻んだことを思えば、幹事としては忸怩たる思いである。とは言え、この時点では登山が始まったばかり。
程なく位ヶ原山荘に到着。ここからは山頂方向がしっかり見える。登り初めには山頂方向の天気がわからず不安に包まれながらの登山であったが、ここからは意気揚々足取りが軽くなる。下見の時とは違い、増水時には車道を歩くように促していた看板も無く、確かにこの後、沢に水を見ることはなかった。
後ろを振り返れば、穂高連峰がそびえ、その北には槍の穂先も見えている。八ヶ岳連峰、南アルプス、中央アルプスも見えている。富士山は雲の中らしいが、これだけの眺望はなかなかない。下から歩いているからこそ、高度を上げるたびに変わる視界の変化を楽しむことができる。
この時期にも雪が残る乗鞍大雪渓。この時期にも滑り続けるヘビースキーヤーの姿がある。私はアイゼンをつけてもあの雪渓の上部に立つなど思いもよらない。そんなことを考えながら歩いていると、十数人後ろから大きな声で「倒れたぞ!」とのこと。急いで降りてみると、転倒し、眼鏡を曲げてしまったものの、特に怪我がある感じでもない。すでに2600mを超えてきている。思い通りに体が動かなくなってきているもかもしれない。とりあえず、部員を一人貼り付け荷物を預かり先頭に戻る。肩の小屋までは残り10分程度。ここからならば、そこまで行くのが最も安全。運営側としては幸いにも、最後尾に下がりながらも確かに歩く姿が確認できたため、とりあえずは全体の運営を心掛ける。程なく全員肩の小屋に到着し休憩とともに記念撮影。
肩の小屋からは登山客がぐっと増える。とは言え、事前に危惧していたほどではない。順調に高度を上げ山頂が近づく。とは、なかなかいかず、少しずつ遅れる人が目立ち始める。後方の部員が適切にサポートし、何とか歩みを止めずにいる様子なので、全体のペースを調整しつつ山頂を目指す。先頭に立ち山頂に無事登頂、そしてそこはスペースがあまりないため、個人的な記念撮影を終えたら下山を開始するように指示を出し下山開始。おそらく大多数の参加者が山頂で集合写真を撮らないことに残念に思ったことだろうが、あの先着の人と山頂の広さを思えば仕方なかったことと今でも思う。代わりに山頂直下の蚕玉岳山頂でみんなを待ち、記念撮影を行った。
肩の小屋に戻ってからは、我慢できずに生ビール。下見の時には故障で飲めなかったため、ようやく満足。肩の小屋からは未舗装道路を歩くのみ。途中富士見岳に登りたい人と分かれて、畳平の駐車場に到着。この日の行動を終えた。バスで宿まで移動するとあとはいつもの展開。今年は去年ほどの失態は犯さなかったはず。
9/21早朝から晴れ渡る。宿周りを散歩し、乗鞍三滝の一つ、番所大滝を見物。ほかにも数名見に来ていた。朝食後、美ヶ原へ移動。美ヶ原も晴れ渡り、周囲の山々がきれいに見える。ざっと数えただけでも、18の百名山ピークが見えており2000mながら物眺望を楽しんだ。
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